アカ族民家宿泊 チェンライ

アカ族の村新年会　2014年1月20日（月）公開

２０１３年の最終日、大晦日。

タイの少数民族は意外とキリスト教徒が多く（かなりの山奥にも、教会が建てられている）、西洋式の２０１４年新年を祝う村祭りに招待されたのだ。

この村では、他に「村独自の（アカ族の）新年祭」、「タイの新年祭（ソンクラーン）」と合わせて、３回の正月祭りが行われ、その第一回目に招かれたことになる。

村はチェンライの近郊、それでも幹線道路からは２５ｋｍほど山奥に入った、結構な標高の山肌に貼りつくようにあった。

チェンマイから、バイクで約３時間。

初めて訪問する村だったけれど、Ａ４の紙に、マジックで大きく村の名前をタイ文字で書いておいたので、山道でもすれ違う人々にそれを見せながら走り、難なくたどり着くことができた。（携帯の電波も届かない）

村に着いたら、今度は、招待してくれた友人の名前を、村人に伝えて、家まで案内していただく。　遠くから村祭りの笛や太鼓の・・・・じゃあなかった、カラオケのスピーカー音が聞こえてくる。

アカ族の村　チェンライ郊外 Aka community Chiang Rai Province

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アカ族の村　滞在実録

出迎えてくれた友人に聞いてみる。 「電気、来たばかりなんでしょ？」 「うん、４日前よ♪」 「え！？　２７日なの！？」 げ、ホントに電気が間に合って良かった～。　ギリギリじゃん。 家々は写真のような、風流、優雅、趣のある家ばかり。「るるぶ」風に言えば、お洒落な隠れ家風コテージか？？壁の隙間からは、外気が常に導入され、空気清浄器いらず。二階に案内されたが、隙間から階下が見えるし、音も良く通るので、階下の人と話もできて便利である。

普段チェンライやチェンマイで働いている親戚も、この実家に泊りに来ているのに、友人はわざわざ、我が夫婦の為に、個室一部屋を与えてくれた。　持つべきものは「友」である。

見れば、おぉ、老夫婦にはありがたい、マットに毛布まで！　ありがたや、ありがたや。

子供たちが、村を案内してくれる。小さな、戸数数十軒の村でも、数軒の大きな家にはソーラー発電があり、屋根瓦がある。 格差社会は日本だけではない。 村でただ一軒のスーパー、いや、よろずや（万屋。今の人は知らないだろうなぁ～。　要するに何でも売ってるお店です）がある。　電気がなかったので、冷蔵庫が無く、アイスは無し。　駄菓子は売っている。　今日は祭りなので、村人が来てラオカオ（米焼酎）を買っていく。　もうすでに千鳥足である。　まだ３時だ。　陽が高い。　あのオッサン、夕方まで持つのか心配である。

案内してくれた子供たちが、急に川でシャンプーを始める。用意が良いというか、手際がいいというか、初めからそのつもりで道案内してきたというか・・・・。コラコラ、おじちゃん・おばちゃんの案内はどうなったのだ。

え！？　降りて来て一緒にやれと？　冗談じゃあない、この冬、チェンマイですら、朝１２℃という日もあったほどの異常寒波。　幾らかましになった年末でも、朝晩は長袖に薄いセーター着ていたのだ。　ここチェンライは更に寒く、とてもではないが・・・、これ、水をかけるでない！

よろずやさん　　　　　　　　　　　　　　　　　　川シャンプー

ゲスト用の葉っぱテント？です。孫など連れて帰ってくるので、実家に泊る部屋が無い人もいるとか。でも、焚火のすぐ脇だし、カラオケの前だし・・・・。

アカ族祭り会場

やがて陽が落ち、そのころには、こっちで「まあまあ、ご献杯」あっちで「ほー、日本人ねぇ、まあ、とにかく一杯」と攻撃にさらされ、初めビールが入っていたコップには、上から焼酎が、時にはウイスキーが注がれ、今や色も味もわからぬ奇妙なる液体に変わってしまっていた。

祭り会場にはちゃんと舞台が作られ、そこでは、時々「演芸」みたいなものがあり、アカ族夫人部？のダンスに、お子様よれよれ踊り、おじさんカラオケ大王の演歌、などなど、次々に登場し、飽きることがない、素晴らしい、興味深いと、友人には言っておいた。

広場で盛大に焚火を起こし、舞台ではいつ果てるとも知れぬ演芸大会。

あぁ、一年前にエアーアジアの策略で、隣り合わせになった”びー旅”にも見せてあげたかったなあ～と、感傷にひたりつつ、ふと夜空を見上げれば、正に、満天の星空。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上　老パッカー

翌朝、朝霧に包まれた静かな村　昨夜の狂乱は何処へ。

◇老パッカーさんからの追加情報

行き方、村の名前など、載せても意味は無く、ＨＯＷ　ＴＯに欠ける記事にて、申し訳なし。例え載せても、友人や知人がいないと、泊れません。 ただ、タイのような「誰でも行ったことがある、もう飽きちゃったよ的な観光大国」でも、まだまだ面白い所はたくさんあるんだよという事がわかっていただければ幸いです。 北タイには、こういう小さな少数民族村が沢山あるので、バイク・ツーリングに行ったり、あるいは都市で、働きに来ている彼らと友達になったりしてから行くのが良いと思います。

もし、泊めていただく幸運に恵まれたなら、その家の長である、お父さんかお母さんへ、何かプレゼント（食糧・酒など）持って行くと喜ばれます。他に必要なのは、笑顔と、カタコトでも良いので、タイ語。

その部族の言葉（今回はアカ語、去年の投稿ではモン語）は喋れた方がいいに決まっていますが、発音がムズカシ過ぎます。　チェンマイやチェンライで、Hill tribal languege会話集が売っていますので、持っていれば役にたちます。（１６０Ｂから）

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投稿情報2010～2012　　　　　　　投稿情報2006～2009

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