2月28日、日本に帰国。今目黒の自宅。帰国便のエアアジアは定刻より20分早く22時頃羽田について終電なくなることなく、無事電車で帰宅する。帰国して明けた次の日に春一番が吹く。関東地方は今週3月7日以降は最高気温が20度以上になりゴールデンウィーク頃の気温になるそうだ。でも…、寒い。蒸し暑くて寝られなかった数日前が夢の世界。
タイでは3月1日深南部ナラティワート(スンガイコロクのある県)で、2日パッタニーで爆破テロがある。パッタニーの爆破テロでは2人死亡。また私の帰国直前に遭遇していた連日の豪雨で2月27~28日にはナラティワート県では家屋1600棟が浸水する洪水被害が出ている。これらの現地新聞情報はいつものことではあるのだけれど。写真右上はカラフルになった2013年のハジャイ駅。
エアアジアの帰国便ではチェンマイに冬の間90日滞在されていた日本人の年配男性の方の隣になり、旅の話をしていたのでフライト時間6時間半はいつもより短かかった。その方はフライスルー便でチェンマイからのエアアジア利用とのこと。 タイの日本人のビザ無し滞在期限は2011年に60日から90日になることが決められたがまだ実施にはいたっていない。一方で韓国人と中国人にはすでに観光ビザ無し90日滞在が実際に認可されているそうだ。以前日本人ばかりだったチェンマイのタイ語教室は中国人のリタイヤ長期滞在組が3分の2だったとのこと。ちなみにマレーシアは日本人査証なしの場合、陸路でも空路でも90日滞在が許される。 |
隣になったその方に「チェンマイに90日も滞在されたならビザラン大変だったでしょう?」と問うもビザランは1回もしていないという。観光ビザ60日をとってその後は期限前に1900Bの30日延長申請しての90日滞在らしい。チェンマイなら100Bも出せばメーサイ・タチレクミャンマー国境に行けるが陸路入国になるので1回出国すればその後の滞在期限は15日になってしまう。
その方は放浪でなく1点滞在なのでホテルでなく月払いのアパートをご夫婦で借りていたそうだ。チェンマイの月極めアパートの相場はエアコン付の部屋で1日換算で200~500B。街中にはまだ100Bのゲストハウスはあると言われていた。チェンマイ周辺にはテンションの高い観光地がないのが難点。この時期朝が冷え込むのも微妙。写真右はチェンマイ発の山岳トレッキング。カラパタールに行った後だったのでテンション激低だった。
丘の上のメーサイゲストハウスでのゆるゆる滞在は味はあるのだけれど。クラダン島のテントは1泊300Bもするがテントの前が写真下の海なので余分に宿代払う価値は十分あると私は思う。
エアアジアの帰路便ではその隣のチェンマイ帰りの方が「このナシレマ(写真左)はそこそこうまい」とおっしゃるので再度トライしてみる。私の記憶ではナシレマは「激まず」だったはずなのに。しかしネット上の評判にも「ナシレマがおいしい」というのがあった記憶があるので再確認。うまいといわれて食べてみると「う~ん、そういわれてみるとそういう見方もあるかな~」という感じ。
私は各国の屋台料理も生ものも食べるし、さそりもクモのフライもおいしくいただく。現地屋台のしゃれにならない激まず料理には多数遭遇してある程度の耐性はあるつもりだ。少々まずくてもたいていのものはおいしくいただける自信がある。そんな私が食べてもこのナシレマはそんなにおいしいものではないと思うのだが。食べられないほどまずいということはないが、ただ15リンギの価値がないことは間違いない。それならその朝に食った3リンギの地元定食のほうがまだ量も多くておいしい。現地にはナシレマ以外においしい地元料理はいくらでもあるのに、何でよりによってナシレマが登場するのかとても不思議だ。
前々回食べてうまかった隠れメニューのチキンマサラは在庫無し。ポテトカレーはメニューからなくなっていた。ナシレマの料金15リンギに水はつかずペットボトルの水をつけて18リンギ(540円)だった。
帰国して早速タイで利用したATMの請求が来ていた。今回は2回のATM利用で両方とも150Bの現地ATM手数料がとられていた。電子決済レートも2年ほど前、まだ150Bとられていなかった頃のレートほどおいしいレートでなくなっていた。 私が現地ATMを利用する理由はひとつ。現金両替より得になるからだった。しかしここ1~2年ほどタイでの利用に限ればATM利用したほうが損になるようになってしまった。 現地銀行が「観光客においしい思いさせるか。おいしい部分は我々がいただく」と、今までPLUSやCirrusの利用客転嫁禁止ポリシーではねられていた自分の取り分の150Bを必死になって確保するようになったのが原因。 |
カード会社にとられる金利を相殺するべき有利な電子決済レートの設定も以前ほどこちらに有利ではなくなった。今の状況ならタイでATM利用する意味がない。2年前(2011年4月頃)まで私の利用するカードでは現地ATM手数料150Bは加金承諾画面は出てきて了承しても実際には請求段階ではねられて取られることはなかった。ただこの状況は個別のカードによって変わる。一部のクレジットカードや国際キャッシュカードなどでは150B手数料がとられると決まった2009年4月時点からずっと取られていたようだ。
ちなみに今回のATM利用は2回。それぞれ1万バーツで合計2万バーツ(6万円)。2012年11月の放浪で、利用したカードに問題はあったものの、金利以外の手数料取られまくっていたので今回は「150B加算は免れないな」と予想して小額を複数回に分けずにまとまった金額を回数を少なくしておろした。 40日滞在でビーチリゾートを回ってホテル代移動代食事代すべて込みで6万円なら許容範囲。ただ今回は前回のあまりの現地通貨が結構たくさんあったのも幸いした。 今回の旅で最後にあまったタイバーツは1080Bだった。クレカをショッピングで使ったのは2回。トランでのデジカメ購入とハジャイでの日本食食べ放題。 |
タイランドアイランドと題してタイ南部ビーチを回ったが振りかえってっみると、インパクトがあったのはスンガイコロクとコートーンなどビーチと関係ないところだったりする。ただリペ島もクラダン島もムック島もけっしてはずれではなく、十分訪問の価値はあると感じた。ラノーン沖のパヤム島は若干微妙。天気がいまいちだったこともあるが透明度が致命的。せっかくラノーン付近まで行くなら少し高くつくがクラブリまで行ってスリン島に行くほうがずっとテンションはある。
タイ政府は現地の経済に貢献しない無目的なニート沈没滞在を嫌う。かつて(2008年12月の変更前まで)30日だった査証免除の陸路入国滞在期限が15日になったのも彼らを減らすためともいわれている。
ここでこのビザランでの滞在延長は永遠に繰り返しても入国拒否されることはないのか?という疑問がわくが、2013年現在は何回でも繰り返せることになっている。以前は一時、欧州のシェンゲン条約のように「ビザランを延々繰り返してのリミットは90日」となっていたが、08年12月に撤廃され、事実上無制限に繰り返してもかまわないことになった。
写真右上はスンガイコロク国境タイ側イミグレ2013年2月。この国境はスンガイコロクの宿から国境まで歩いてビザランができる。諸事情で沈没組からも敬遠される国境なのでいつもガラガラ。
空路入国の際、査証免除入国の条件となる「30日以内の予約済み帰路航空券所持」は形骸化して提示を求められることは私の知る限りない。
たとえば片道航空券や帰路便まで30日以上あるFIX航空券でタイ入国する場合には規則を厳密に適用するとビザが必要になる。
しかしこれまでの複数の私の実録が示すとおり実質不要。「査証免除入国の場合の帰路航空券のチェックの可能性はゼロではありません」の達人の言葉を信じて清く正しく規則どおりにビザを取って入国するのも自由。また陸路入国の際に必要となる予約済みの出国航空券提示も実質必要ない。
そういうことを言う以前に私が今回行った陸路入国は入国時点で30日以内のタイ出国航空券を持っていないので厳密に言うと査証免除入国の条件にはあてはまらない。なので今回の私のようなエアアジアを使ってのタイへの陸路入国でのビザの条件模範解答は「タイにはビザを取って入国しましょう」が正解。ビザ無し入国をした後に言うなよと自分でも思うけど。事前にビザを取ると2回のビザランは不要になり、放浪は楽にはなる。しかし今回の放浪実録でスンガイコロクとコートーンの部分が抜けるのは悲しくないか?
かつての米系2万マイルバンコクセーバーや、現地ATM150B手数料や、査証免除入国の穴など銀行や大手航空会社や政府のバグの報告サイトになってないか?びー旅.comは?修正されると困るのは私だ。おいしいネタだとついつい公開してしまう。私はきっとスパイには向かない。
エアアジアの機内食のナシレマ15R(450円) 水3R(90円) 水は単独で買うと4R 氷無料
パサールスニ地元定食。かなり量があって3リンギ。水無料。
今回もウェブチェックインは1週間ほど前に自分のパソコンでするもプリンターがないので搭乗券はプリントできず。予約番号はコンビニレシートの裏にボールペンで書いて提示して搭乗券確保。前回ヤンゴンでのチェックインには時間なくて予約番号は手に書いた。
LCCTのフードコートでは持ち込んだ3個1リンギのドーナツ食べてネットする。
海外放浪はメタボ解消に効果的。よく海外長期滞在で男性はやせて女性は太るといわれるが、確かにここ半年の旅で私の体重は減った。出ていた腹の分だけ。去年8月の健康診断で中性脂肪値は投薬治療が必要な状態といわれていた。
クラダン島やムック島拠点のトランまではバンコクからエアアジアで往復1万円弱でいける。バスや列車でも行けるが。リペ島まではエアアジアがジョイントチケットをウェブ上で受け付けている。
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