びー旅スタイル5大原則アジアバージョン

びー旅スタイル5原則b-style 5 principles

びー旅スタイル5原則　アジアバージョン2017

海外格安旅行耐性のある方限定処方　2016年9月7日

1. エアアジアを使う
2. 全荷物を7kg以内にする
3. 乾季に行く
4. 予約をしない
5. ガイドブックを持たない

海外格安旅行耐性とはハエ、蚊、ゴキブリ、ネズミを厭わない。野良犬にからまれた時に適切に対処できる。現地の下痢、熱病に立ち向かえる生命力があることを言う。さらに加えてあったほうがいい推奨環境として現地語（英語ではない）習得。言葉が通じないと若干のガッツと余分な小銭がいる。

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びー旅スタイルが役にたつとき

予定調和と旅のテンション

私も海外旅行初めてまもなく、ハワイや欧州の旅が楽しくてしょうがなかったころ、インドの旅のよさはわからなかった。ハワイがこんなに楽しいのに何でインドなんかにと思っていた。

ただハワイ10回目くらいから最初の感激も薄れ、ありきたりの旅にもの足りなさを感じ始めるようになった。3回目くらいで感じる方もいれば永遠に感じない方もたぶんいる。逆にハワイに1回も行く必要なく感じている方もいる。それでいいのだ。

そしてもし、ハワイの青い空が当たり前のものになって、予定調和の旅がもの足りなくなった時にこのびー旅スタイルのページはきっと役に立つのだと勝手に思っている。

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ニューデリー　パハールガンジ

①エアアジアを使う　びー旅スタイルアジア編

LCCプロモと格安航空券

エアアジアでなく他社LCCでもいい。大手の格安航空券でもいい。要するにネット上にあまた出回る激安航空券を使って自力で現地入りするということ。

物価の高い日本から激安物価の世界に脱出する第一段階だ。現地物価の恩恵を受けるには自力脱出が不可欠。アジア圏なら現状エアアジアが最も手頃。

行き先がバンコクやその近隣諸国なら成田発、関空発、福岡発、千歳発など出発空港によっても手ごろな航空会社は変わってくる。エアアジアのほかスクート、ジェットスター、香港エクスプレス、マカオエア。LCCのみならず経由便だが荷物代不要で無料機内食の出るベトナム航空や中国国際航空、中国東方航空、チャイナエアラインなども安い。

ただ東京、大阪発で荷物が少なくできる旅行者ならやはり直行便エアアジアが頭一つ抜けている。プロモを狙えばバンコク往復総額2万円で行ける。通常期でも4～5万あればタイや周辺国へ往復できる。福岡発ならジェットスター、那覇発なら上海経由の中国東方航空。千歳発ならエアアジアでクアラルンプール経由のフライスルー便。これらは地方空港から現地へ直行するので、地方在住の場合、わざわざ成田、関空に出向く必要がない。

さらにこれらの勢力に押されてJALやANAも以前よりは国際線料金が下がってきているのでかろうじて選択肢に入ってくる感じか。IATA運賃バンコク往復30万円はどこ行った？

エアアジア予約方法　　エアアジアプロモ確保術

ゾンラパス　ネパール　ガイドポーターなしの場合、荷物は軽い方がいい。

②全荷物を7kg以内にする　びー旅スタイル

★荷物の量とカモ指数

旅に必要なものはパスポートとお金と着替え。その気になればスーパーのレジ袋ひとつでも十分長期海外旅行はできる。現地のぼったくりマンが旅行者をカモにするかどうかの判断の一つは荷物の量。荷物の量がそのままその旅行者のカモ指数なのだ。

加えて全荷物を7kg以内に収めることができればLCC利用の際に預け荷物代を追加で取られない。現地空港についてターンテーブルの前で無駄に待たされることもない。

私の先日の99日間炎天放浪の際の空港での全荷物軽量ではパソコン、デジカメ入れて6.79kg。パソコンやACアダプター取り出せば5kgほど。私にはびー旅の現地からの実況中継があるのでパソコン周りはどうしても外せない。スマホにすれば重量は減るが、しかしおそらくスマホでSNS書き込み程度だと長期間放浪できるネット収入は得られない。逆に定額外ローミングぼったくりの罠にはまって帰国後高額請求されるのが関の山。

ここの酸素濃度地上の半分なので荷物が重いときっときつい。

③乾季に行く

東南アジアや南アジア諸国のほとんどははっきりとした乾季と雨季の区切りがあり、そこそこ楽しい旅を希望するには乾季の時期の訪問が必須。

雨が降る、ドン曇りになるとわかっていてビーチや遺跡観光に向かう意味はあまりないように思う。テンションの高い旅に天気は重要。「雨季なのに晴れました」は要領悪い旅人の自己満足でしかなく何の自慢にもならない。

もちろん雨期であることを知ったうえで、最初からその味を楽しむ気があるならその限りではない。雨季にも晴れ間はなくもないがキラキラ感の全くないどんよりとした晴れ。写真右上のような雲一つないド快晴になることは100%ない。乾季の青空は理屈抜きで連日テンションの高いキラキラを提供してくれる。最近のびー旅の写真に青空が多いのは、私の普段の行いがいい訳ではなく、私が乾季を選んで現地入りしているため。

2016年9月20日チェックの秋の連休のバンコクの天気

タイの8月～10月は雨季の中でも特に雨が多い。私が現地の長期滞在を「極楽」と言い切れないのは半年続く雨季があるため。ゴーゴーバー巡りに天気は関係ないけれど。

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④予約をしない

私は日本から現地までの往復航空券以外、ホテルも現地移動も現地ツアーも予約はしない。理由は簡単。自由がなくなり、つまらなくなるから。私の場合は旅のルートがあらかじめはっきりしない放浪なので予約のしようがないという事情もあり。予約したらその予約のためにその場所へその日時に行かねばならない。その不自由さが嫌なのだ。

また宿の予約するかは場所にもよる。アフリカや南米には予約なしで現地入りするが、ハワイや沖縄にはなぜか宿の予約はしていく。

ただタイやその周辺国にホテルの予約をしていくことなどとても考えられない。とはいえ予約なしで現地入りして、現地で宿が見つけられずにパニックになるタイプの方には予約は必須だ。1泊数万円する高級ホテルに宿泊する場合なども別。この方法は旅の趣向というより体質による。向かない方には向かないので無理に取り入れる必要もない。

ただ現地語しか通じない現地民仕様の地方宿に泊まるのは、外国人のご機嫌をとった予約サイトの格安ホテルにはない独特の味がある。観光客に配慮しない地元の生の空気に触れることもできる。それらを味わえるのは予約をしないびー旅スタイルの旅人だけだ。

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⑤ガイドブックを持たない。

重さ分の価値がない。持つと陳腐でつまらない旅になる傾向もある。海外初めての場合には役に立つのかもしれないが、びー旅スタイルの旅人には情報の質が違いすぎて、無駄になるというより、かえって邪魔になる。出版物なので掲載内容が古いうえにライターの力不足のためかコアな情報にはガセが多い。持ってマイナスになる情報は持つ意味がない。

また日本人に定番のガイドブックを片手に現地を歩くと「私はカモです。何もできません」と周りに宣言していることになることは知っておいた方がいい。日本人に多い「ガイドブック片手の達人」スタイルが現地ぼったくりマンに最もなめられるいでたちなのだ。市販ガイドブックに書いてある程度の情報はネットで十分。びー旅スタイルの旅人に本当に役立つ最新の現地情報は、現地の方からしか得られない。

びー旅スタイル実行の可否

びー旅3大目的

①キラキラすること
②キュンキュンすること
③腹の底から笑うこと

びー旅スタイル実行の可否は上の3大目的を達成できるか、もしくはできたかによる。「私はできる」とやってみたら初日からぼこぼこという場合もなくはないのでそういう場合は見るだけ読むだけにとどまる方がいい。

人生観は変わらなくていいけど、せっかくの海外旅行でキラキラ、キュンキュン、ニコニコしなければきっと悲しい。