カンボジア鉄道

カンボジア鉄道2016

16年7月31日公開投稿56 カンボジア鉄道2016

プノンペン~シアヌークビル間旅客車運行 投稿者:山田さん

カンボジア鉄道2016投稿者:山田さんChiang mai Bullet train&Commuter rail

プノンペン~シアヌークビル間旅客車運行 14年ぶりの旅客運行再開
ポイペト・アランヤプラテート国際列車復活間近 アジア開発銀行の支援で着々と進行中


プノンペン駅と貨物列車 旅客輸送というよりシアヌークビルの港湾からの石油輸送が当面の目的のようだ。

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カンボジア鉄道2016 びー旅編集部から

2016年7月31日(日)

いつも情報いただいている山田さんからのカンボジア鉄道とタイ国鉄ブルートレイン情報。2016年のクメール正月期間限定(2016年4月9日~17日)で、プノンペン~シアヌークビル間の14年ぶりのカンボジア鉄道旅客運送再開とのこと。山田さん、いつも情報ありがとうございます。写真右は新装したプノンペン駅。

以下投稿情報で山田さんのご指摘の通り、カンボジア政府は旅客輸送という観点からでなく、港湾都市シアヌークビルから石油などの物資輸送としての鉄道に着目している。それらの貨物輸送は首都圏開発物資輸送の生命線でもある。旅客はLCCで代替できるが、石油や鉄鋼は鉄道でしか効率のいい輸送ができない主要インフラ物流。カンボジア政府も特に力を入れているのがうかがえる。

また現在プノンペンからポイペト、アランヤプラテートへの鉄道再開へ向けての工事も進行中。このルートはプノンペンからバンコクへの国境を越えての直通ルートになり、同時にタイ・カンボジア国際列車開通へと展開する。さらにその先を考えると、ベトナム、ブンタウからミャンマー、ダウェイに抜ける昨今話題のインドシナハイウェイを構成するルートにも重なる。やはり鉄鋼や石油という産業基幹物資大量輸送はトラック輸送よりは鉄道がむく。鉄道インフラは日本の得意分野との認識が私にはあるが、日本はこれらの流れにどこまで絡んでいけるのだろう。カンボジアは大変な親中国家で中国資本の進出が著しい。今回のシアヌークビル路線も中国の関与が大きい。今後の展開でインドネシア新幹線の二の舞は避けたいところだ。


以下 山田さん情報



プノンペン駅 この機関車は展示用で現役ではない 鉄道ファンへのサービスか

カンボジアで鉄道旅客車運行再開 投稿:山田さん

カンボジアで鉄道旅客車運行が期間限定(2016年4月9日~17日)で一時復活しています。貨物列車は2012年から運行していましたが。区間はプノンペンーシアヌークビル間264キロを8時間かけて運行しています。2002年頃まで細々と運行していたカンボジア鉄道旅客車両運行ですが、利用者が少なかったため休止していました。カンボジアでの鉄道旅客列車運行は14年ぶりです。

プノンペン~シアヌークビル間の途中駅はタケオとカンポトに停車。料金はプノンペンーシハヌークビル間6ドル。冷房車もあります。プノンペン発朝7時発です。

今回、試験運行のような形で旅客運行を定時で復活させたのはニーズのあがるカンボジア正月まで(2016年4月9日~17日)で、今後のプノンペン~シアヌークビル間の旅客車の定時運行は様子見状態です。なので現時点で「カンボジアの列車に乗りたい」と観光客が現地入りしてもいつでも乗れるわけではないようです。あくまでも、メインは貨物列車です。この鉄道貨物運行には日本の日通も支援しているみたいです。




プノンペン駅 構内

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ポイペト・アランヤプラテート国際列車


さらに現在、アジア開発銀行の支援でかつて列車が走っていたタイ国境のポイペトそして、タイ側のアランヤプラテートまでの路線の修復作業を行っています。

アランヤプラテートからバンコクまではすでにタイ国鉄が1日2便旅客列車を運行させていますので、両国が相互乗り入れするにしてもしないにしても、プノンペン~ポイペトルート開通で、プノンペンからタイのバンコクまで、タイ~カンボジアの国境を越えた国際列車が通じることになります。両国の仲の悪さの懸念はあるにせよ、遅かれ早かれ相互乗り入れは間違いないでしょうけど。

アジア開発銀行の支援が順調にいけば、早い時期に復活するとのことです。タイ国鉄もアジア開発銀行の支援ならということで復旧に前向きです。恐らく、旅客ではなく、貨物が主体かと思いますが。



国境クロンルーク(アランヤプラテート)ロンクルア市場脇の線路 カンボジアのポイペトへ続く 2015年2月


シソポン郊外の鉄橋 プノンペン~ポイペト鉄道路線は当初2015年完成といわれていた。

2015年12月カンボジアのフンセン首相は、タイ訪問時プラユット暫定首相らと会談。2016年末までに、バンコク~プノンペン間の鉄道建設を再開することについて合意している。

カンボジア内戦で途切れていたタイ・カンボジア国際列車が約40年ぶりに復活しようとしている。シソポン郊外の鉄道工事は2012年頃から始められており、当初2015年開通といわれ、かの国のお約束で延期再延期が続いている。

一方、中国中鉄(China Railway Engineering Corporation)が、プノンペン北西20km郊外のバッデーン Bat Doeng からベトナムの国境近くの町ロクニン(Loc Ninh)までの255kmの路線とその先、ロクニンからホーチミン128km も路線工事を計画している。


ポイペト国境 タイ側はクロンルーク(アランヤプラテート)



タイ国鉄 ブルートレイン

タイ国鉄寝台車リニューアル2016

タイ国鉄は中国の車両メーカーから寝台車39両が新車で先日納入されました。まずはバンコクーチェンマイ線に8月から運行すると発表がありますが、多くのタイ鉄道ファンの方。恐らく、バンコク発18:00発の列車での運用が濃厚かと思いますが、もしかしたら、19:30発の日本のブルートレインで運用している列車も新車に変わるかもしれないので。鉄道ファンの方はご注意を。

40年以上走っていた車両ですがリニューアルをしていますので、まだ廃車はありませんのでご安心を。

新型寝台車と、いっていても内部は現在使用されている韓国製の車両と設備はあまり変わりません。2段寝台で下段が広め。上段は窓無し。といった具合です。チェンマイ線で利用されるので揺れは多少減るかもしれないですね?…


この3列車シート車は2等座席車です。主にバンコク発18:00のチェンマイ。14:45?発ハジャイ。2000発のノーンカーイ行きなどタイ国鉄の看板列車に連結されています。かなり快適です。タオルケットも貸してくれます。座席の後部は車椅子専用シートです。知名度が少ないせいかどの路線もガラガラです。



エアアジアジャパンの復活来年2017年に伸びるようです。エアアジアジャパンを意識してかフジドリームが名古屋(小牧)-札幌(丘珠)就航の発表があると噂です。

(注)株式会社フジドリームエアラインズは、日本の地域航空会社。 静岡空港を拠点に、2009年7月23日から運航を開始した。




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プノンペン 中国資本で開発が進む


プノンペン駅前のキョロちゃんビル


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タイ鉄道 3等車内


ノスタルジックな3等車内


ポイペト国境のモーチット行国際バス タイ側クロンルーク Ban Klong Leuk に向かう。



プノンペン オルセーマーケット前



JRではない。国鉄なのだ。


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