アンコールワットに個人で行く方法 2010年版
バンコクから陸路でカンボジア国境を越え、アンコールワットへ

2009年11月現在、ポイペト〜シェムリアップ間の道路の舗装がほぼ完成している。残念なことにここの名物だった車内でロデオ大会が延々続く悪路はなくなってしまった。また09年10月チェックのカオサンバスシェム行が230B(600円)〜になっていた。しばらく閉鎖していたeビザページも復活したようだし、その辺もあわせてバンコクからの陸路移動の事情最新状況に合わせて更新する。
 |
アンコールワットへのバンコクからの陸路移動で旅行者側に必要なものは以下の二つ。
1.日本からトータルで7日以上の旅行日数
2.地元目線の旅を「味」と笑える気持ち
1.日本からトータルで7日以上の旅行日数
バンコクからシェムリアップの陸路は360km。バンコク〜プーケット間(700Km)の半分、日本で言えば東京〜大阪間(400Km)よりもずっと短い。時速60キロの安全運転でも計算上では6時間で着く距離。舗装が完成したので以前のような道が悪くて時間はかかるという口実はなくなったが、それでも600円でシェムまで行けるカオサンバスを利用する場合、9時間から12時間はかかると見ておいたほうがいい。国境でのもたつきや、バックマージンレストランでの時間つぶしは今でも健在。朝8時にカオサンをでて午後5時〜8時に到着という感じ。
なので実質移動に丸1日かけることになる。カオサン宿泊しての手配に1日、遺跡観光に3日、往復移動に2日と考えると最低6日、余白1日とって7日。余白は時間がないことで足元を見られないために多ければ多いほどいい。なおいまだにネット上には「カオサンバスは深夜到着」というガセ情報が出回っているが舗装完了の今はどう頑張って時間稼ぎしても夜の8時ころにはシェムについてしまう。 |
2.効率の悪い地元目線の旅を「味」と笑える気持ち
陸路移動の効率の悪さにキーっとなるなら最初からそういう移動を選択しないことだ。これは例えていえば観光客が日本国内のキャンプ場に行ってエアコンや冷蔵庫、TVを求める状況に似る。そういうものが必要ならキャンプなどせずに普通にホテルに泊まればいいのに。キャンプするならそれらを一切排除して、そのスタイルにどっぷりつかったほうがらしい世界を味わえると私は思う。
陸路移動国境越えは舗装完成したとはいえ、効率の悪い時間のかかる移動方法だ。時間がない場合、例えば「4日の休みでアンコールワットへ」などという場合には陸路移動はむいていない。無理にバンコクからバスなど使わずに日本からシェムリアップへエアで直行した方がいい。
旅行者からのぼったくりのさかんな土地柄「時間がないのに陸路移動?」という矛盾が足元を見られる元凶になる。ぼられる金額は小額だがその過程で不快な思いをするのが難。またピックアップトラック利用の場合はポイペトから頻発するのは早朝から朝10時頃にかけてなので、昼国境到着のような場合は台数が減りポイペト1泊する覚悟で交渉しないと足元を見られた料金になってしまう。 |

地元民の足 ピックアップトラック .
危険なのでよい子はまねしないでね . |
| バンコク発4泊5日でアンコールワットを観光した場合の大まかな旅費 |
| 旅費名目 |
現地通貨 |
日本円 |
| ビザ代(eビザネット取得) |
25US$ |
2250円 |
| 遺跡拝観料3日間 |
40US$ |
3600円 |
| 移動代(BKK→シェム) |
250B |
675円 |
| 移動代(シェム→BKK) |
9US$ |
810円 |
| 宿泊費4泊分(5$x4日) |
20US$ |
1800円 |
| 食事代4日12食分 |
24US$ |
2160円 |
| バイクタクシー3日分 |
18US$ |
1620円 |
| 合計 |
136US$+250B |
12915円 |
| 1$=90円 1B=2.7円 で計算 2009/11/08現在 |
陸路で早く行くにはポイペトから乗り合いタクシー(1台約60$交渉制)という手がある。しかしそもそも急ぐなら、無理に陸路で行かずに、日本から直行なり、バンコクエアウェイズ(PG)で行くなり他に手があるような気もする。独占路線堅持のPGはこのルートの完全舗装に戦々恐々か。片道料金17,500円と600円の差は、インドの国内線外国人料金と鉄道料金の差より強烈だ。
バス利用のもう一つの方法はプノンペン(PHN)からシェムリアップに入る方法。バンコクからよりずっと安く早く行ける。料金5$(2万リエル:450円)所要6時間。ただカンボジアのバスやピックアップトラックは午前中に出発が集中するのでプノンペンに昼到着のような場合にはそこで1泊が必要。シェム行最終バスは14時。プノンペン発キャピトルバスの時刻表はこちらへ。バスは他数社が競合している。なおピックアップトラックや地元系ミニバンバスに時刻表はない。

これまた蛇足だが、10年前の悪路を飛び上がりながら進むロデオ大会を体感したい場合はバンレム(パイリン)国境経由ならそういう道がまだ健在。カンボジアでは観光客ルートを外れればいたるところでお目にかかれる。あまり外れると600万個の地雷が歓迎してくれるので注意を。バンレム国境からはバッタンバン経由でボートでシェムリアップへ行ける。こちらは日本からの所要10日ほどあったほうがいいかも。バンレム国境情報はこちらへ |