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カンボジアの日常風景




バンテアスレイへの道の途中で

国境を越えたとたんにアイスミルクコーヒーがうまくなる。豆をひいたコーヒーをコンデンスミルクで割る1500R(45円)。なぜかタイ側はインスタントでまずい。これの現地名は
カーフェー ダッコー タッコーク
 
アンコールワットに個人で安く行く方法
バンコクから陸路でカンボジア国境を越え、アンコールワットへ
日本からの往復航空券込 7泊8日 約6万円

アンコールワット基本情報                   次のページへ

カンボジアにある誰もが知っているとても有名な遺跡。12世紀前半にクメール王国によって建てられたヒンズー教寺院。カンボジア北西部のシェムリアップと言う都市が観光の拠点となる。日本からたくさんのツアーも出ている。私はもともと遺跡なるものにはあまり興味がなく、ここに来るまでは遺跡に足を運ぶと言う発想は旅のオプションにはまったくなかった。しかしその私の旅のスタイルを見事にぶち壊してくれたのがアンコールワットだった。年代的にはそんなに古くないのであるが、崩れかけていくせつなさのようなものが漂っていて遺跡に興味のない私ですら初めての訪問の時は強烈な衝撃を受けた。

有名なのはアンコールワットなのだが、周辺には他にも多くの遺跡が点在していて、それらがまた独特のテンションを持っている。そういった遺跡群を一通り回るには1日ではとても無理なので、最低3日は滞在して数日かけて遺跡めぐりをすることをお勧めする。

カンボジア基本情報
カンボジアの旅行地としての旅のしやすさや安全状況は10年前と今とではまったく違う。あまり最新の情報に触れる機会のない方にとってはカンボジアが今なお渡航先として安全ではないようなイメージをもたれるかもしれないが、内戦や地雷といった一昔前のイメージから想像されるほどカンボジアは危険な地域ではない。特にバンコクから陸路で国境を越えてシェムリアップへ行くルートは、貧乏旅行に経験のない旅行者にもわりと旅しやすいおいしいルートだ。パックとは一味違うびんぼっ旅デビューにはどんぴしゃのお勧めルートともいえる。確かにまだタイ国境の郊外にはン〜百万個の地雷は残っているらしいのだが、観光客が普通に旅をする限りその手の危険にさらされることはほとんどない。

またカンボジアは東南アジア屈指の物価の安い国でもあるのでそういう意味でも地元料金での暮らしは実にドスがきいていて楽しい。最近タイ、特にバンコクやプーケットなどは妙にこぎれいになりすぎて、本来アジアの持っているおもちゃ箱をひっくり返した雑然とした感じが減って物足りなさを感じてしまうが、その辺もカンボジアは余裕でクリアしている。

地元料金で旅をした場合はバンコクから陸路で4泊5日で行った場合、遺跡の拝観料(3日間)、ビザ代、4日分の宿代、往復の移動代すべて込みで1万6000円ほどあれば十分だ。


行き方も無数にあってどう行ってもそれなり楽しめる。ただバンコクやホーチミンから現地発の飛行機を使ってシェムリアップに行く場合はこういう値段で行くことは難しい。特にバンコクからシェムリアップ行きのエアは他の路線と比べても飛びぬけて高い。だから無理に個人で行って現地発のエア使うくらいなら日本からツアーで参加したほうが安くつく。エアでシェム入りのようなスタイルは私の得意分野でないのでここはバンコクから陸路で安く行くことにこだわっていくつかの方法を紹介する。


バンコク発4泊5日でアンコールワットを観光した場合の大まかな旅費
旅費名目  現地通貨  日本円
 ビザ代(ネット取得の場合)  25US$  2600円
 遺跡拝観料3日間  40US$  4160円
 移動代(BKK→シェム)  300B(9.4US$) 990円
 移動代(シェム→BKK)  12US$  1248円
 宿泊費4泊分(5$x4日)  20US$  2080円
 食事代4日12食分  24US$  2496円
 バイクタクシー3日分  18US$  1872円
 合計 148.4US$ 15434円
1$=104円  1B=3,3円  1US$=32Bで計算    2008/03/06現在   

日本から行く場合、上に示した費用プラスバンコク往復の航空運賃がいる。燃油追加税込みで最安で行って約4万円。なので最安時期の格安航空券を使ってバンコク経由で陸路で行く場合、3泊余分にタイで滞在するとして、7泊8日、6万円あれば3日間のアンコールワットツアーを堪能できる。ただしお盆やGWにしかまとまった休みが取れない事情がある場合にはこういう値段で行くことはできない。格安海外旅行にはみんなが休んでいる時期に働いて休みをずらしてもらうとか、有給を有効活用するとかの工夫がいる。

いずれにせよここで紹介するスタイルの旅をする限り、航空券手配済みなら旅に持っていく財布の中身はぼられまくったとしても3万円あれば十分だ。上の表の中でも特にビザ代、移動代、バイタク代はやり方によって金額は大きく変わるのでその辺の要領も必要。なお旅行掲示板でさかんに宣伝している日本人専用のバンコク発の2泊3日アンコールワットツアー(4000B位)風にビザ代、遺跡拝観料抜きで上の表の計算すると4泊5日宿代込の往復で2630B(8674円)になる。


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びー旅格安情報
  • カンボジアeビザのページが閉鎖中。復旧の見通し未定。当面空港や国境での自力手配を。カオサンでの手配は代理店によってまちまち。だいたい900Bくらいから。
  • シェムリアップ行カオサンバスが値下げ。2008年3月3日現在キキキGH主催のカオサンバスが300B。
  • 東芝ポータブルDVDプレーヤー ポータロウ 39,800円
  • 2007年10月30日公開アンコールワット順路規制実録情報、カオサン発シェムリアップ行バス搭乗実録情報はこちらへ
  • スワンナプーム空港ビルに市バス乗り入れが開始。乗り場は空港ビル1階。詳細はこちらへ

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アンコールワット 2007年2月2日撮影


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日本からタイ・カンボジアまでの往復格安航空券2008年7月18日現在の最安料金
格安航空券一覧  東京  名古屋  大阪 福岡
バンコク 28,400円 31,100円 29,700円 30,000円
シェムリアップ 53,000円 68,000円 49,800円 45,500円
プノンペン 43,800円 44,000円 31,800円 47,500円
ホーチミン 33,900円 42,000円 31,800円 38,000円

バンコクはこちらへ      シェムリアップはこちらへ     プノンペンはこちらへ     ホーチミンはこちらへ

その他の東南アジアへはこちらへ       その他世界各国へはこちらへ

上のサイトでの検索した金額に悪名高い燃油追加税等別途かかる。とりあえずネットで予約を入れて席を確保した上で、電話やメールで最終的に振り込む金額を確認することをおすすめする。安いチケットほど検討している間に予約が埋まってしまったりする。ネット予約の段階ではキャンセル料は発生しない。

エアを使ってシェムリアップへ入る場合、バンコクやホーチミンから無理に現地手配でエアを使うより日本から直接シェムリアップまでエアで行くの方が安いし面倒がない。上のページの上から6行目くらいのところに「価格が安い順」という項目があるのでそこをクリックすると価格は安い順に表示される。最安を希望ならネットに表示の値段ではなく、ネットで予約した後に旅行代理店に実際に電話をして、燃油追加税込みの値段を聞いた上で判断されたい。取り扱う会社によって追加徴収される料金は若干違う。ネット予約の段階ではキャンセル料は発生しない。

ここで紹介するような陸路移動でアンコールワット観光をする場合は7日くらいは期間があったほうがいい。それ以下だと現地で足元を見たぼったくり攻勢に巻き込まれる可能性が高くなる。バンコク〜シェム間の陸路移動に丸1日かけられるようにしておくと快適にびんぼっ旅が楽しめる。4日や5日しか休みが取れない場合はバンコク経由はあきらめて日本からシェムリアップへ直行した方がいい。4日なら下のようなツアーがある。

JTBで行くアンコールワット4日間 大阪発69,000円〜 名古屋発73,000円〜 東京発79,800円〜 



トンレサップ湖上空
またバンコク〜プノンペン間を飛行機を使って、そこからバスや船でシェムリアップへへ行く場合、エアエイジアのバンコク-プノンペン片道税込6,626円(税抜き499B:2007年5月11日調べ)というのもある。ただ事情があって1ヶ月前の予約が必要。チケットシステムの詳細、予約はエアエイジアのチケットの買い方へ。

日本からプノンペンへ行ってそこからシェム入りという方法もある。プノンペンからシェムまでは地元系のバスで4US$、4〜5時間で行くが、現地に入ってバスチケット手配等若干手間が要る。ボートもあり雨季には琵琶湖の10倍の大きさになるというトンレサップ湖経由で4時間、20〜22US$。プノンペンの安宿ならどこでも扱っている。

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びんぼっ旅基本情報

パック旅行でない場合は航空券の手配から、宿の確保まで自力でしないとならない。宿の予約は通常はしない。カンボジアの地元系の安宿は予約と言う概念が浸透していない。宿の予約もなしに知らない外国の土地に行くことに抵抗はあるかもしれないが、バンコクやシェムリアップで予約がないからといって宿が取れないことはまずない。供給過剰というほどの宿がひしめいていて、「どうしても2$の宿しかやだ」のようなわがままを言わない限り予約なしで現地へ行っても宿を確保できないと言うことはない。繁忙期に行ってコストパフォーマンスが若干悪くなる程度。

英語もカンボジア語もしゃべれればしゃべれたことに越したことはないが、このルートであるならさほど言葉の問題はない。たくさんの日本人を含めた旅行者が行き来しているのでその中に混じっていれば自然に目的地にたどり着けるといった感じだ。ただ地元料金<英語料金<日本語料金の順に旅にかかる出費は上がっていくので、片言でいいから地元の言葉がしゃべれれば旅の中身はかなり違ったものになる。地元の人のいいおじちゃん、おばちゃんたちはまず現地の言葉しかしゃべらない。ちなみにタイはタイ語、カンボジアではカンボジア語が話されている。観光地では英語が通じる場合もあるが、街中で英語で話しかけてくるカンボジア人がぼったくりマンの可能性は92%(個人的統計)。数字とよく使う旅の会話を丸暗記していくだけでかなり違う。タイ語とカンボジア語はまったく違う言葉だが、数字だけは若干似ている。またカンボジア語には声調がないので会話本のカタカナそのまま読めば大体通じる。ただこのルートの旅では言葉の習得はさほど重要ではない。カンボジア語も英語もしゃべれなくても最終的には何とかなると思っていていい。


ネットで手配できるタイ語・カンボジア語・英語旅行会話集

タイ語はこちらへ              カンボジア語はこちらへ             英語はこちらへ


これまでびんぼっ旅スタイルの紹介に「持ち物はパスポートと財布が基本」だの「現地の言葉を覚えていく」だのあまり現実的でない言い回しばかりしてきたので、今回はもう少し実際の旅に即した現実的な対応を具体的に挙げてみる。間違ったことを言っているつもりはないのだが、ツアーで行くか個人で行くかと迷っている旅行者に、1週間しか滞在しない国の言葉を数ヶ月かけて習得するのには無理があるなと最近気がついた。

とりあえずクリアしておきたい2つの注意事項

バンテアスレイへの道の途中で
個人手配で上に示したような金額で旅をするために事前に念頭においておいたほうがいいことは以下の2点。それぞれ事情はあるだろうが、この2点をクリアできればかなり快適な節約自由旅行が楽しめる。
1.荷物をできるだけ少なくする。
2.所持するお金をできるだけ少なくする。

1.荷物をできるだけ少なくする。

私は自分がバックパッカーと言う自覚はないのだが、リュックを背負って旅をするスタイルが一番効率はいいと思っている。荷物はできるだけ少なく、10kg以内にまとめて、リュックサックタイプのかばんにまとめるといろいろと都合がいい。このルートに関して言えばキャスター付のかばんはゴロゴロと引けるような道がないので避けたほうがいい。当日に宿を探す場合はそれらの荷物を持って30分くらい徒歩で放浪する場合もごくたまにある。でっかいトランクなどを持っていればコミッション目当てのぼったくりマンの案内で連れて行かれる条件の悪い宿に泊まらざるをえない等、行動範囲にはかなり制約を受けるので同じく避けるべきだろう。また荷物をそのくらいにまとめておくとエアに乗った時も、すべての荷物を機内に持ち込めるので、チェックイン時や到着時に長蛇の列に並んだり、荷物が出てくるのを待つ必要もなくなる。加えてバンコクで空港から市内へ行く場合も市バスを気軽に利用できる。


2.所持するお金をできるだけ少なくする。       海外旅行用のバックパック 30〜55L はこちらへ 60L〜 はこちらへ

今回のようなアンコールワットにバンコクから陸路で往復するような場合は多くても日本円で総額で3〜4万円。気合の入った節約旅行者ならこのルートをビザ代、観光代込みで2万円くらいで往復する。所持する現金が少ないということはトラブルがあったときにそれだけ被害が少ないということにもなる。トラベラーズチェックは街中では全く使えないので持って行っても無駄になる。持って行くと小額の両替にいちいち銀行まで行って高額の手数料という悲しい展開となる。クレジットカードも街中でほとんど使えないが、いざと言うときのために1枚だけ持っていくのもいいかもしれない。効率の悪い間抜けな換金になるが、銀行まで行けば引き落としが出来ないわけではない。タイに入ればカードの通用度はややましになるが、同じく意味のない手数料を取られるので使用は極力控えるべき。

現金はすべてまとめて持つより、少なくとも2ヵ所に分けて持つといい。財布を落としたり、すられたりした時に、現金の控えが全くなくなると身動きが取れなくなるので、そういう時に備えて財布以外にリュックの中に手持ちの現金の3分の1から半分位分けて持っていく。クレジットカードは実際の支払いには使わないので、財布に入れるよりリュックに控えとして準備しておく感じのほうが現実的。カンボジアの銀行でのクレジットカードによる現金の引き落としは、100$の場合、5$の手数料がかかり実際の受け取りは95$となる。カード会社の金利は別途、要パスポート。

また私の場合は出歩く場合(特に夜間)は、所持金のほとんどを宿において小銭(10$以下)だけを持って出かける。旅先でのお金の管理に関しては信頼できる宿を見つけることが大事なのだが、そういうことは実際泊まってみないとわからないことが多い。なのでもともと持っている金額を少なくしておけば、なくなったとしても深刻なダメージにもならないし、全財産を安宿に放置して気軽に遺跡めぐりもできる。大金を持ってびくびくしていると、それだけでカモを待つハイエナ君のアンテナに引っかかってしまう可能性もあるので、そういう意味でも所持金額は極力抑えたほうがいい。


貴重品の取り扱いについては人それぞれスタイルがあるし、行き先や状況によっても変わる。南米の長期放浪にはある程度の現金の所持は避けられないし、泥棒宿とうわさの立つような宿に全財産放置して行くのも現実的ではない。今回のような旅の場合は上の対応で十分だと思うが、最終的には状況に応じた自己判断で対処されたい。宿に放置しようが貴重品袋に持ち歩こうが、なくなる時にはなくなるし、盗難に遭う時には盗難に遭う。またカンボジアで財布やパスポートをなくしてしまうと非常に面倒なので、なるべくそうならないように配慮するべきだろう。私が実際に体験したカンボジアでの2007年2月のあまり緊張感のない財布紛失騒動を実録で公開している。なくなるとどうなるのか、どう対処すればいいのか詳細は以下のページで。

http://b-tabi.com/namalog02.html

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昭和初期の風景ではなく、2007年1月の風景。国境の町ポイペト郊外の夕暮れの下校の様子。

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地元料金旅行で得られるおいしいこと
カンボジアの通貨単位はリエル、すべて紙幣で硬貨はない。気合の入ったボロボロの米ドル紙幣も通貨として出回っている。カンボジアで地元料金で旅ができているかどうかはポケットの中に100リエル札があるかどうかで判断できる。100リエル札をおつりとしてもらっているなら地元料金での生活ができているといっていい。通常外国人観光客に地元のツアー関係者が100リエルをおつりとして渡すことはない。以前は50リエル札もあったが最近は見かけなくなった。

1US$は約4000リエル。100リエルは約3円。夕方に出現する総菜屋さんのビニール袋入りのご飯が200リエル。マーケットで付きまとってくる物乞いのおばあさんを黙らせるのに有効な金額が100リエルだ。ここで間違って1$なんて渡そうもんなら逆に周辺がパニックになるので100リエル札がポケットにない状態なら物乞いには取り合わないほうがいい。

ポイペトのマーケット付近

日本から持っていく通貨は、タイの場合は日本円でいいが、カンボジアの場合は日本円より米ドルのほうがいい。現地ではリエルとともに米ドルも通貨として流通しているので、所持金の3分の2は米ドルに両替していくことをおすすめする。ここで紹介するタイプの旅をする限り両替する金額は1週間くらいの滞在なら200US$あれば十分。不安ならおまけ分を日本円で持って行く。米ドルへの両替の際に注意することは1$紙幣を大量に混ぜてもらうこと。遺跡の入場料以外で20$以上の紙幣は使うことはまずないので、両替のときに小額紙幣でもらうように頼む。安宿の支払いは通常小額の米ドルで1日ごとにするので1$札が20枚くらいあってもすぐになくなる。また食事代やお小遣い用に20$を現地通貨に両替しても、かなり贅沢して4〜5日はもつ。1週間くらいの滞在なら間違っても100$分とかを現地通貨に両替してはいけない。リエルの支払いのときでも1$を4000Rとして受け取ってくれる。

地元系の節約生活を希望する場合は入国して適当な時期に20$くらいをリエルに両替しておいくといい。1$レートだと4000Rだが、20$レートは4100R位になるので20$で両替すると大体サトウキビジュース4杯分(2000R)お得。両替屋は街中、特にマーケット周辺にたくさんある。またコーラ(1500〜2000R)もミネラルウォーター(500R)も地元系の定食屋さんの支払い(1500R〜)も、リエル払いが基本なのでびんぼっ旅には地元通貨への両替は必須。



ポイペトにはこういうトラックだらけ                          1月でも日本の真夏の暑さ                  アランヤプラテート朝のスクールバス




一般の観光客はドル払いのおつりで1000リエル札を手にすることはあっても、100リエル札を手にすることはなかなかない。それでも日本円にすればわずかな金額の1000リエルは地元では結構な大金だ。日本からツアーで行く場合は現地通貨がリエルであることも知らないまますべてドル払いで旅が終わってしまうこともあるようだ。


ポケットに100リエル札があるということはびんぼっ旅スタイルの旅で、かなりハイレベルをクリアしているといっていい。そしてそういう地元生活で接するパンチのきいた日常は、カンボジアにしかない貴重な体験のような気がする。カンボジアではすべての日本人がお金持ち体験ができるが、それに甘んじていると逃してしまう日本では決して味わえないおいしい日常が思いのほか多かったりもするのだ。

日本人に花粉症が増えたのは衛生管理が行き届きすぎて、寄生虫の類が絶滅してしまったためと聞いたことがある。これは衛生管理に象徴されるものが行き過ぎたために、基本的な生命力のようなものに狂いが生じているということなのではないか。びんぼっ旅とはそういった基本的生命力を活性化させてくれる空気に触れる手っ取り早い方法のひとつでもある。「かわいい子には旅をさせろ」の真意はこういうところにあるのかもしれない。


 




2002年頃のスラスラン 2007年現在水草一掃されていて湖面が波立ってこの風景はなかった。


シェムリアップ 今日のお天気
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今週のシェムリアップのお天気

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アンコールワット訪問は乾季に

雨季のアンコールワット この時期は蚊も多い。2005年6月撮影
カンボジアを含めたインドシナ半島の国々では雨季と乾季がはっきりしていて雨季に行くとたいてい雨が降る。遺跡のテンションは曇っているとかなり落ちるのでできれば乾季の訪問をおすすめする。カンボジアの雨季は5月下旬から10月下旬。ピピ島などのタイ南部と違って内陸部のシェムリアップは乾季に行けばかなり高い確率で連日快晴になる。逆に言えば雨季にほぼ間違いなく連日天気が悪いので訪問は極力乾季にしたほうがいい。11月上旬から5月くらいまでが乾季だが、3月4月は暑さが強烈。日本の真夏の炎天下プラスアルファというような気温の中での遺跡めぐりはかなり気力と体力がいる。遺跡内で結構な距離を歩くので予想以上にヘロヘロになる。とはいえ雨季に行くよりは天気がいい分ましだろう。そういう意味からびんぼっ旅君の独断と偏見で決めるベストシーズンは12月から2月くらいまでの間。


遺跡観光の場合は天気は大事だと思うのだが、なぜ「雨季に行くとテンション低いよ」というような大事なことをみんな黙っているのだろう。アンコールワットを目玉に旅する側にとって天気は一番肝心なことではないのか?大体雨季の天候に関する質問は、現地の情報を持たない旅をする側が聞いてツアー主催関係者が答えるパターンが多い。だから大抵「雨季でも夕方スコールがあるくらいで天気の心配はないですよ」的な回答になってしまう。しかし雨季に行って遺跡のテンションが落ちるのは避けようのない事実だ。雨季にも確かに晴れ間は覗くが、私が実際雨季にこの辺を複数回旅して「今日は天気がいいな」と感じたことは残念ながらあまりない。日本から行く場合、海外の行き先の選択は無数にあるので、どうしても雨季のカンボジアに行かねばならない事情がある以外はその時期は避けた方が無難。

ただ雨季に行けば全くつまらないかというとそういうわけでもなく、遺跡以外のカンボジアの味は1年中堪能できるのでおすすめではないというわけでもない。特にドリアンをはじめとする気合の入った南国フルーツは雨季が旬だ。洗濯物が乾かなくて苦労はするが。カンボジアやタイが雨季の期間はバリ島やハワイが乾季で天気がいい。ヨーロッパもベストシーズンを迎える。東南アジアではマレーシアのボルネオ島方面が乾季なので天気を優先させたい場合はそちらへ行ったほうがいいかもしれない。



   雨季は雨は降らなくても空はこんな感じ             雨季にしかお目にかかれない鉛色の空(シアヌークビル2005年6月)        雨季の晴れ この後1時間後に大雨


「雨季はスコールがあるだけで後は天気はいい」のような言い方されるが間違い。100%日の光がないわけではないが日本の梅雨のように延々連日ドン曇という場合の方が多い。
雨は降らなくても大体空は鉛色の曇に覆われている。ひとつ確実にいえることは上の写真のような遺跡のテンションは雨季に行くとないということだ。

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格安航空券一覧  東京  名古屋  大阪 福岡
バンコク 28,400円 31,100円 29,700円 30,000円
シェムリアップ 53,000円 68,000円 49,800円 45,500円
プノンペン 43,800円 44,000円 31,800円 47,500円
ホーチミン 33,900円 42,000円 31,800円 38,000円

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蛇足情報 蚊対策

7年前のプノンペン行ボート 今は屋上にはのれない
安宿滞在で事前に準備しておかねばならない重要事項のひとつが蚊に対する防衛策だ。タイもカンボジアも1年中蚊がいる。現地にもおなじみの渦巻き型の蚊取り線香(1500R)が売っているが日本のものより効果は薄い。いろいろ試して私が最終的に行き着いた防蚊対策は以下の通り。

     1.アースノーマット60日         2.どこでもベープ

1はコンセントのAC電源で稼動するリキッド(液体)タイプの電気蚊取り。タイ・カンボジアは220Vで厳密には変圧器が要るのだがこの5年ほど変圧器なしで使用して何の問題もない。コンセントの形は日本のものと同じなのでアダプターも必要ない。60日持つので長期放浪にも便利。私の経験上最も効果のある防虫対策。一般的に日本の蚊取りグッズに海外の蚊はめちゃ弱。安宿で大量の蚊に刺されてかゆくて目が覚めるという最悪のパターンから救ってくれている。

2はAC電源が必要なく、電池で稼動し携帯に便利だが1より若干パワーが落ちる。南米やアフリカでは電気がなく、これじゃないとだめな場合があるが、カンボジアではどんな安宿でもコンセントはあるので予備といった感じ。屋外ではやや効果ないが締め切った部屋ではかなり有効。停電の時、屋台での食事やネット屋での蚊対策に有効。もちろんこれらは現地で買うことは出来ないので、出国前に日本で買ってもって行く必要がある。

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