ロック島1周遠泳+絶壁ジャングルトレッキング
19:42 2017/01/30
タイ時間
今朝、朝の軽い散歩のつもりで沖のサンゴ礁エリアシュノーケリングに出た。今宿泊のテントからビーチまでは徒歩10秒。シュノーケリングといってもマスクもフィンもなく、先日20バーツショップで買った水泳用ゴーグルつけてただ泳いでいるだけなんだけど。
ほんの30分くらいで引き上げるつもりでいたのに海底のサンゴのテンションが高くいつの間にか遠泳態勢。透明度は30~40mはありそう。こういう透明度の海で泳ぐと空を飛んでいる気分。サンゴの状態もいい。魚影はタイのほかの島に比べれば多い方。
スピードボートでよるシュノーケリングスポットまで1kmほど泳ぎ、そのまま隣のビーチのレムソンビーチ Leam Son Bayまで泳ぐ。レムサンビーチは完全無人。ビーチを歩いて行くと島の東の果てにたどり着く。照りつけていた太陽が背中に回ったので島の果てを回り込んでいるのだと判断。ロック島はさほど大きな島ではなかったはず。このまま島1周しようとなんとなく考える。
日に日に黒くなっていく
キャンプ場近くを徘徊するオオトカゲ。しっぽ入れると体長1.5m。
ロック島遠泳と絶壁岩トレッキング
しかしそこで引き返すべきだったのだ。そのあと地獄の特訓遠泳。絶壁ジャングルトレッキングとなる。島の反対側はビーチのある側とは全く別の様相。直角に切り立つ絶壁の岩の連続。しかも外洋に面していて波が荒い。湖のような国立公園ビーチ側の海とは全く違って岸壁に打ち寄せる荒波。
最初は岩場で海岸伝いに歩いて島を1周できる感じだったので岩場を歩いて行く。しかしその岩場もすぐに途切れ道なきジャングルになる。波があれて潮の流れが読めなかったので獣道?のような道になっていないジャングルの草のない部分を進む。軽い朝のシュノーケリング態勢なので上半身裸のサンダル履き。手持ちはゴーグルだけ。喉乾いても水も飲めない。
ロックノック島キャンプサイト反対側の海にはそこそこ波があり、泳ぐには若干進みにくい。タルーベイ Tha Lu Bay
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ジャングルの草がパイナッポーの葉っぱみたいにとげとげがついていて(写真左上)、触ると痛い。崖の上なのにマングローブのような木が生い茂る。60度の急坂なのでその木をつかんで登ろうとするのだがその木にまでとげとげのある意地悪仕様。海パン一丁にサンダル履きなのでとげとげや虫に対する防御皆無。足場も腐葉土状態ズボズボで全く先に進まない。これじゃあ泳いで行った方が早いなと思い海方向へ行くとサスペンスドラマの最後に出てくるような切り立った断崖絶壁の上。まじかよ。もう少しロック島の情報調べてから島1周決行すればよかった。
戻るにしてもかなりの距離を歩いて泳がねばならない。これはこのまま1周したほうが早いなと判断。絶壁の岩場の部分を選んで降りて行って泳いで先に進むことにする。あのとげとげマングローブ腐葉土の激坂をサンダルで苦労して1m進むくらいなら、同じ1mを泳いでひとかきですむ海路がましと考える。
キラキラビーチ、マンサイベイ Man Sai Bay。この先の岬を回って岩場を500mほど行くとレムソンビーチ Leam Son Bay に出る。
で、島の反対(北)側の荒波を泳いでいくことにする。90度の垂直絶壁がそのまま海に入って水深5mの海底まで続く。波打ち際は波が荒れているうえ牡蠣(カキ)がびっしり。島にあがろうと試みるも波が荒くてわずかにある岩の上にたっていられず。
波に押されてこけると牡蠣殻と接触し手も足も血まみれ。仮に上陸してもあの絶壁よじ登るのは無理。この状況は国立公園ビーチの反対側のタール―湾まで2kmほどを休まず泳ぎ続けろよということなのだ。島の反対側には人も船も皆無。たとえおぼれても誰も助けてはくれない。
仕方がないので荒波の中ひたすら泳ぐ。選択肢は二つ。泳ぎ続けるか。溺死するか。とにかく必死。こういう状況で重要なのはあせってパニック状態にならないことだ。2kmは泳がねばならないのだから無駄にあせって体力消耗させずに、冷静に着々とクロールし続けることだ。右上地図はロックノック島遠泳とトレッキングのルート。5kmほどの距離なのだけれど。垂直岩を甘く見すぎた。
関連リンク
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ロックノック島 国立公園テント前のビーチ マンサイベイ Man Sai Bay
びー旅ロード207. ロック島行き方
透明度は高いので海底の地形はよく見える。なので流されずに進んでいることは確認できた。垂直岩から20mほど離れた波にもまれない水深5mの位置を黙々と泳いだ。行けども行けども目的の岩が一向に近づかない。弱音を吐いている余裕もない。
今ここでこうしてこの特訓情報を書いていられるのは、黙々遠泳の結果、反対側の湾タルーベイ Tha Lu Bay にたどり着けたから。ヘロヘロだった。牡蠣殻で手足流血し、絶壁岩沖で波にもまれているときにはまじ死ぬかと思った。手足流血時、去年ペトラ島外洋サイドで「鮫がいるのでここでは泳げない」と船頭さんに泳ぐの止められたこと思い出す。流血状態で泳ぐと血の匂いが鮫を呼び寄せるとのことなので、ヘタレの私はいったん岩に上陸し血が止まってから遠泳再開した。
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朝焼けの無人のビーチでページ制作 マンサイベイ Man Sai Bay
6:39 2017/01/31
タイ時間
ロックノック島のビーチで水平線に上る日の出を見ながらパソコンを開く。ロック島2泊目の朝。テントエリアには蚊が多くて蚊帳付テントの中以外でパソコンいじりできない。この時間ビーチにほとんど人はいない。テント泊しているのは春節休暇の中国人グループと欧州組2組。潮が引いて砂浜エリアが広がって今完全ビーチ独占。静かだ。10m先をカニさんが横歩き。日焼けでかなり黒くなる。
コンビニも電気もWi-Fiもないけど。昨夜の通電時間は午後18時から21時半までだった。もちろんテント内に電源コンセントなどない。
そうであっても涼風を受けながら朝のビーチでパソコンいじりでき、昼間は透明度30mの海で1日ぷかぷかできるこの環境はやはり極楽だ。日帰りツアーで2時間で引き返すにはもったいない島だ。離島耐乏生活は強いられるけど。
ロック島 2017年1月31日(火)晴 放浪79日目
- 出費詳細
- 缶コーラ30 お湯10 昼晩には何も買わず。
- 宿泊代
- ロック島ナショナルパークテント 420
- 合計
-
460 THB
- 日本円合計
-
1 THB = 3.2円で計算 1,472 円
1円 = 0.30984 THB / 1 THB = 3.2275円 2017/02/01 22:15
こういうのを専門用語でキラキラビーチという
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朝のビーチでページ制作
6:55 2017/02/01
タイ時間
今日も朝人のいないビーチでパソコン開く。この時間引き潮でサンゴが海面に顔を出しそうなほど潮が引いている。なので夜中聞こえていた波音も起きるころには消えている。やっと今日が島流しから解放の日。3泊4日の激動の滞在だった。1泊目くらいまでは30m透明度の海に感激しているが、3泊するとやはり島流し?のような感じになる。虫よけ対策万全で来たのに蚊に食われまくった。正直ほっとしている。
昨日は早朝のビーチでのページ制作の後、朝飯前の運動に目の前のロックナイ島まで泳ぐ。沖合にある近接2島間の潮の流れは速いことが多いので気を使いながらだった。また昼間はひっきりなしにスピードボートの往来しているエリアなので昼間横断は少し危ない。スピードボートツアー第一弾がやってくるのは9時45分ごろから。午後3時には再び閑散ビーチになる。距離は300m位。ただロックナイ島の砂浜間際が砂浜なのにビーチ直前まで水深30mという感じでいきなり砂浜ドロップオフ状態。引ききった時間帯に横断したので潮の流れは思ったほど強くなかった。私もスリン島のような川の流れのような潮の流れ状態では横断はしない。
絶壁岩トレッキング
帰って持ち込みのカップラーメンとコーラで朝飯済ませてロックノック島南端の岩場に行って日焼け。すると近くに遊歩道ルートのようなものがあり、ロックノック島最南端部分の絶壁岩に登れるようだ。行ってみる。急な階段が延々続く。でも昨日のような道のない腐葉土ジャングルの坂でないのでずっとまし。10分ほどで絶壁岩の頂上に着く。ピピ島でもクラビでも絶壁岩の頂上にロッククライミングせずにたどり着ける絶壁岩はないのではないか。真っ青な海がテンションあり。絶壁岩からの飛び込んだら確実に死ねる足のすくむような岸壁頂上からの眺めは秀逸。
そのまま進んで島の国立公園事務所のある湾の反対側のタルーベイ Tha Lu Bay に出る。このルート本当はこのタルーベイ方向から登るのが正規のルートのようだった。ビーチエリアに戻ると日帰りツアー客で混雑しはじめていた。春節の最後っ屁の混雑。ラオリアン島やペトラ島にも春節時期に訪問したが中国人は皆無だった。それだけロック島は最近急に知られるようになった人気の観光地のようだ。特にランタ島からの日帰り客が多い。日本人にはなぜか全く遭遇しなかった。
昼間のロック島国立公園テント前 マンサイベイ Man Sai Bay
ランタ島 2017年2月1日(水)晴のち曇り 放浪80日目
- 出費詳細
- お湯10 缶コーラ30 チップ100 肉野菜炒め定食50 フライドチキン25 ビッグコーラ1L20 ポテチ20 トランロットゥー300 水7 缶コーヒー13
- 宿泊代
- アンシーンバンガロー 400THB
- 合計
-
975 THB
- 日本円合計
-
1 THB = 3.2円で計算 3,120 円
1円 = 0.30984 THB / 1 THB = 3.2275円 2017/02/01 22:15
ロック島の宿泊施設
テント脇に写真右の一般住宅?のような立派なバンガローがある。いつもガラガラなのでいくらか聞いたら1泊4000THB。6人宿泊可能とか。ガラガラの理由納得。タイの国立公園公式サイトから予約ができるそうだ。
午前中から動き回って昼前にはヘロヘロ。絶壁岩トレッキングが思いのほか疲れた。帰ってテントで少し休んでパイレーツキングの昼飯食って午後はいつもの静かなビーチでごろごろ。たまに沖のシュノーケリングポイントまで500mほど泳いで行って海中散策。シュノーケルギアなどなく水泳用ゴーグルだけなのでただ泳いでいるだけなんだけど。ちなみに使っているのは20バーツショップで買った20バーツのゴーグル。ロックノック島1周もロックナイ島往復も20バーツゴーグル使った。自分の別にあるが使い込んでいるのでグラス部分がくもっていて新品の方が海底がきれいに見える。日が上がったので朝の大済ませて今日もロックナイ島までひと泳ぎしてこよう。
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