びー旅ロード 2012年 No.78 エアアジアジャパン
格安海外旅行術 びー旅 .

エアアジア機内食メニュー
エアアジア羽田線の機内食メニュー。羽田発には1200円の弁当しかまともなメニューがないので搭乗前に弁当買って持ち込むほうがいい。ナシレマックは15リンギ(375円)だが激まず。日本円で払うと割高になる。


羽田・関空線で唯一まともな機内食の「魚照り焼き」15R(375円・写真上)はクアラルンプール→羽田・関空便にしかないようだ。

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空港からKLセントラル9リンギ
エアアジア運行のスカイバス



ペトロナスツインタワー


エアアジアジャパン就航

ジェットスタージャパン、ピーチアビエーション

日本LCC大戦2012開幕

LCCTのエアアジア
クアラルンプール LCCTのエアアジア エアアジア予約解説へ

◆2012年1月24日(火)エアアジアジャパン   前のびー旅ロード  次のびー旅ロード
今年2012年エアアジアジャパン、ジェットスタージャパン、ピーチアビエーション、3社の和製LCCが世界の潮流にかなり遅れてこの3月から順次就航する。既存のスカイマーク、スターフライヤー、エアドゥ交えて今後格安航空会社(LCC)の戦いが激化しそう。スカイマークなど既存3社は開戦前夜迎えて戦々恐々なのではないか。

日系LCC生き残り条件はきわめてシンプル。それはコストパフォーマンスに厳しい格安旅行者からの支持だ。見方を変えると航空会社経営が追い込まれるのは利用者から見放された時でもある。格安=低品質では誰も選ばない。昨今旅にお金をかける旅行者は「お金持ち」と見られるよりただ単に「要領の悪い方々」と見られる傾向もある。

エアアジアジャパンのかかげる目標が「既存路線の半額から3分の1の低価格運賃実現で黒字を目指す」。それに対してジェットスタージャパンは「他社より安いプライス・ビート・ギャランティー(最低価格保証)」と就航前から子供のけんか状態の安値合戦。なんでそんな値段で利益が出るのに今までやらなかったのかと思うのは私だけ?
羽田空港のコンビニ
羽田空港のコンビニ エアアジア搭乗前に弁当確保
エアアジア羽田線の機内
エアアジア羽田線A330-300の機内 3-3-3列

日本航空スーパー先得2012年3月羽田発片道、福岡11,800円、札幌13,200円。これを見る限り国内線もそれなりに割安感はある。ただこの値段で利用するには条件があり、自分の行きたい時にこの値段で利用するのは難しい。正月など混雑時期には福岡も札幌も片道4万円、往復8万円になるという。これは一人料金なので家族で利用すれば人数分、支払い総額は結構な金額になる。



羽田空港 国際線ターミナル エアアジアカウンター



  ガーナ・ブルキナファソ国境パガのバオバブ
ネット検索で国内線料金の最安値は簡単に出てくるが、ピーク時の最高値がいくらになるのかはなぜかなかなかたどり着けない。私は日本国内線はほとんど利用しないのでその料金には疎い。ネットあきらめ知人に確認してようやく実態知る。

盆、暮れ、正月、GW。みんながいっせいに休みを取る悪習から抜け出せない日本では多くの方々はその時期に高くても利用せざるを得ない。

2012年1月現在、日系で羽田~福岡、往復航行距離2300km、ピーク時8万円。一方DELTAで18000km成田~ロス、往復燃油込み6万円が出現中(すべて概算)。混雑期と閑散期プロモ料金を比較する意地悪はしているが、DELTAならロスまで8倍の距離を飛んでも福岡より安いというのは紛れもない事実だ。いうまでもないがDELTAはLCCではない。機材も777。これまで私が日系航空会社に縁がなかったのはこういう理由から。

スカイマークのスカイバーゲン羽田~福岡片道5,800円。この料金はJAL、ANA相手だと安さ強調できるが海外から参入する本格LCCには微妙。アジア線エアアジアのプロモなら羽田~福岡1,200kmと同距離なら0円~200円で飛ぶ。背景には通常料金で80%埋まれば残りはただで乗せても採算取れる状況が隠れている。80%埋まることを前提に、激安席を数ヶ月前にネットで利用者直で売り出すのがLCCのプロモ席だ。


クアラルンプール LCCTのエアアジアX

エアアジア予約方法解説へ

エアアジアが日本に来るのは大歓迎だが、個人的にはエアアジアのいいところが日本では消されてしまうのではないかと危惧する。先日羽田でエアアジア搭乗の際、事前に自宅のパソコンでウェブチェックインがすんでいて荷物は機内持ち込みだけなのに1時間も列に並ばされ、さらに意味のない厚紙搭乗券を渡されてなんとなくそう感じた。反対側のLCCTでの搭乗では並ばされず厚紙搭乗券も持たされなかった。

とはいうもののカンタス出資100%、燃油税のあるLCC、ジェットスターが日本航空と共同出資でLCCというのは「ああそうなの」という感じだが、エアアジアが全日空と共同出資でLCCは「え?」と思った。水と油の印象あったので。JALのLCC展開に対抗しての思い切った決断と思うが、ブランド借りただけで中身かわらずでは80%超の搭乗率維持はたぶん無理だ。

LCCの利用には搭乗側にも最低限自分のことは自分でやる当たり前のことが要求される。たとえば払い戻し不可やフライト変更や荷物に関する決まりごとを了承した上での自力ネット予約など。

KL発インド路線デリー行のエアアジア機内   .

インド路線機内食はうまい。ネット予約で10R当日15R

1時間フライトでの機内食や機内エンターテイメントを期待するとか、あるいはすべて人任せでいろいろわがままをいいたいという旗振り殿様ツアーをフライトで望むならこれまでどおりの航空会社を選択したほうがいいかもしれない。


羽田空港 エアアジア搭乗ゲートのバス乗り場

2012年LCC大戦 参戦陣
社名 ハブ空港 出資 就航
エアアジアジャパン 成田国際空港 全日本空輸とエアアジア 2012年8月から国内線、同年10月から国際線
エアバスA320
ジェットスタージャパン 成田国際空港 カンタスグループ、日本航空、三菱商事が3分の1づつ 2012年末に日本国内線、成田、関西、札幌、福岡、沖縄2013年に国際線を予定。
ピーチアビエーション 関西国際空港 全日本空輸 と香港の投資会社 First Eastern Investment 2012年3月1日関空 - 新千歳、福岡5月1日に仁川就航。エアバスA320-200(180席)
エアアジアXが羽田乗り入れでエアアジアジャパンのハブが成田?


    LCCT インド デリー行エアアジアX
駄々こねたほうが得をするという風潮のクレーム大国の日本で、乗り遅れチケット買いなおし状態に追い込まれた乗客が再度の支払いを拒み、空港で爆発している状況が今から目に浮かぶ。超過荷物課金でも小競り合いありそう。ネット予約時に約款読まずページを先に進みたいために「同意しました」をクリックするのは良くあることではあるのだが。

LCCは合わない方には合わないので乗って文句を言うくらいなら最初から利用しないほうがいい。エアアジア日本就航前のアジア線でも散見したが自分に合わないのにLCCを無理に利用するのは見ていても痛々しい。

もともとの料金が安いので、機内食・ドリンク類有料や毛布有料のほか、座席指定や預け荷物まで有料だったりと、知っておかないと少しカチンと来るエアアジアの小銭稼ぎ追徴料金の仕組みがあることも確かではある。

日本路線エアアジアXを快適に利用するために、搭乗前に気をつけておくべきことについて書くつもりでいたのに長くなったので2ページに分ける。本題のエアアジアXクアラルンプール行関空線・羽田線搭乗注意事項はこちらへ


Booking.com


はみ出し情報
  • 2012年4月6日公開 エアアジアその後に… 2013年版クアラルンプール格安ホテル予約
  • 1月25日よりスカイマークが関空~新千歳・那覇片道780円プロモ展開。WEB予約限定。3月1日にはピーチが関空~新千歳・福岡就航。2012年日本LCC大戦開幕。
  • エアアジアジャパン国内線就航は2012年8月。ピーチアビエーション3月1日、ジェットスタージャパンが年末。
  • ピーチが1月5日より250円フライトプロモキャンペーン展開。公式サイトに2日で30万人が集中。用意された席はわずかなのでほとんど完売後に殺到したと思われる。
  • エアアジアジャパン就航予定は2012年8月成田~新千歳・福岡・那覇。2012年10月成田~仁川・釜山。
  • JR新幹線のぞみ東京~博多距離約1,200km、22,120円、所要5時間15分。この料金設定ならLCC利用のほうがいいと思う利用者もたぶんいる。のぞみには強烈なプロモ料金設定ないのが痛い。飛行機なら1時間45分。ちなみにバスでは14時間20分とのこと。
  • 777-300ERと比べると先日乗ったエアアジアXのA330-300座席改造3-3-3機内は狭いしモニターないし確かに格安便仕様だった。ただ1~2時間のフライトなら気にならないかも。国内線で使われるのはエアバスA320。


クアラルンプール パサールスニ
KL パサールスニ


クアラルンプール格安ホテル


   


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