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コートジボワール 列車国境越え
ワガドゥグからアビジャンへの国際列車情報
コートジボワールビザ取得条件変更 アフリカンインパクト12
ワガドゥグ ブルキナファソ
◆2011年11月30日(水) 現地時間14時43分 前へ 次へ |
インスタントコーヒー1杯100F(16円) |
今日午前中に駅に行ってコートジボワールのアビジャン行の列車のチェックをしてくる。残り時間を使ってニジェールに行くのは時間的に無理そうなので大回りにはなるが帰る方向のコートジボワール経由のアクラ帰還が現実的と考える。
ブルキナファソ側ワガドゥグの駅の名前はシタレイル SITARAIL。アビジャン行の運行は火・木・土の週3便。朝の7時半ワガドゥグ発。 |
チケットは毎日駅で発売しているようだ。土曜の便に乗るとアビジャン到着は月曜の朝との事。実質48時間という感じ。1等寝台が35,000F(5600円)。チケット売り場は駅構内入ってすぐ。フランス語のみで英語は通じない。
これなら何とかギリギリアクラの帰路便に間に合いそう。アビジャンからアクラは結構遠いので、その日のうちにガーナ国境へ向かった方がよさそう。ただそれ以前にコートジボワールビザが即日発給されなければ土曜日の列車には間に合わないのでコートジボワール経由の帰還はできない。明日のガーナビザを受け取り次第、コートジボワール大使館へ行ってビザを即日発給してもらえるよう頼むしかない。
ただコートジボワールはかつてのビザアンタント諸国のひとつなのでブルキナファソビザのように半日で取れる可能性は高いと楽観的には見ている。去年の今頃内戦状態になって今現在も外務省の退避勧告エリアのコートジボワール北部に突っ込んでいくことになるが、地元の方に確認すると「いつの話だ?もう沈静化している。気にすることはない」と一様に笑いながらの返事。 |
残り時間を有効に使うために現地の航空券手配会社に行ってニジェールのニアメー行きも模索する。陸路では時間的に無理なのでエアを確認するとワガドゥグからニアメー往復するとエアブルキナで220,500F(35,280円)。ニアメ陸路で往復してワガドゥグからアクラへエアで帰ると片道179,500F(28,720円)。やはり値段的にもコートジボワールのアビジャンへ列車で行くのが最も効率的。
先日グーグルマップで西アフリカ諸国の位置確認していたら大西洋側に大きな島影が現れた。 |
首都なのに大きな空き地があるワガドゥグ |
あれ?こんな所に島なんてあったっけ?と思ってひいてみたら島ではなく南米のブラジルのフォルタレイザ、レシフェ、マセイオなどのある東海岸部分だった。西アフリカからだとブラジルは予想以上に近い。ニューヨーク~パリの半分以下。
せっかくなのでこの辺から南米へ安く飛んでいるフライトがないかサンパウロやリオデジャネイロへのフライトを確認してもらった。するとワガドゥグからはブラジル方向へ直行する便はなく、パリ経由でエールフランス利用になるとのこと。ヨーロッパ経由でエールフランスじゃ調べなくても高いのはわかるので値段までは聞かなかった。 |
日付 |
出費詳細 |
宿代 |
合計 |
11月30日(水)
快晴 |
j地元定食350F 屋台コーヒー100F Tシャツ7000F 3000F ピュアウォーター50F コーラ500F ネット2時間500F 焼肉1000F 水600F |
ワゾーブル
8,000CF |
日本円合計
円 |
1CFA=0,16円 |
ワガドゥグ駅 現地名シタレイル SITARAIL
◆2011年12月1日(木) 16時2分 日本2日深夜1時2分 前へ 次へ |
雲のない空と廃墟ビルが渋いコントラスト |
ようやく今後の旅の方向が決まる。ガーナビザが正式に発給されるまでは日本に予定通りに帰れない状態だったが今日ようやく手に入れる。時間指定なく3日後に来いと言われたので営業時間と思われる9時に大使館へ行くも11時半にできるのでまた来いといわれる。そんなんなら最初から「11時半に来い」と指定してくれ。何で意味なく何度も往復させるんじゃ。 |
3日も待たせたんだから朝一で渡せばええんとちゃうんか。今日も無駄にガーナ大使館タクシーで2往復。11時半に行った時も渡すだけなのに30分ほど待たされる。変な言いがかりつけられて「やっぱり発給できない」となるんじゃないかと気をもむ。しかし3日待たされ意味なく何往復もさせられたが、とりあえずガーナビザを手にする。これで帰りのFIX航空券無駄にせずにすんだ。ビザ申請料は17,700Fのはずだが2万F((3200円)渡してお釣りはなし。原則発給不可なのに発給してもらっているので文句も言えず。
その足ですぐにコートジボワール大使館へ行く。ガーナ大使館前でタクシー捕まらず炎天下結構な距離歩く。場所がわからないのでタクシー捕まえねばコートジボワール大使館に行けない。何とか捕まえて大使館へ。昼過ぎていたが昼休憩はいる直前に滑り込んだ感じだった。 |
窓口へ通されビザを発給して欲しいというと2011年9月からコートジボワールのビザの発給条件が変更されたとのこと。窓口の前に張り紙がされていてそこにビザ発給条件が書かれていた。それによるとビザ発給にはホテルの予約を証明する書類や現地からの招待状が必要とある。 |
ワガドゥグのコートジボワール大使館. |
去年の内戦から一段落して外国人へのビザの発給条件がナイジェリア並みに厳しくなっているようだ。私は明後日土曜朝のアビジャン行きに乗れなければ帰路便には間に合わないので、明日までに発給してもらえねばコートジボワールには行けない。これからホテルの予約をして書類をそろえて持参する時間はない。張り出してあった情報はフランス語でざっと流し読みしただけだったが、そういう感じでは明日までに発給はとても望めないなと判断。コートジボワール行きを断念する。 |
ワガドゥグのコートジボワール大使館前の通り タクシーが流れてこない
Booking.com
ワガドゥグ 中央市場オブジェ |
かつて(去年の内戦の5年くらい前まで)はコートジボワールを含めた5カ国周遊できるビザアンタントなるものがあってそのビザひとつで気軽に5カ国(コートジボワール、ブルキナファソ、ニジェール、トーゴ、ベナン)をまわれた。しかし今年の9月から激変。去年派手な内戦があったので激変もしょうがない。日本でとるにしても退避勧告エリアになっているのに観光ビザ発給してくれるのか?
コートジボワールに行く気満々だったので出鼻をくじかれた感じ。肩を落として大使館を出て炎天下ホテル方向へとぼとぼ歩く。コートジボワール大使館は市中心から遠くはないが辺鄙な所にあるのでタクシーが流れてこない。 |
歩いているうちに市中心部まで来てしまいここまで来たなら宿まで歩こうと徒歩で宿までたどりついてしまう。帰りにパティスリあったのでエクレアとマフィン買う。炎天下トレッキング途中で飲んだに冷えたコーラはしみた。
西アフリカの放浪は思うようにいかない。もう少し事前にビザへの細かい配慮が必要だったなと反省。トーゴとベナンで国境で簡単にビザが取れたのでみんなそういうものかと誤解した。今回のような感じで周辺放浪するなら少なくともゲートとなる国のマルチビザは必須だと実感。
日本出国時にアフリカへの航空券もアフリカのビザも何も持たずに出国というのはいきあたりばったり過ぎだったかも。しかし「危険だから行くな」といわれている退避勧告エリアに行けない事でなんでこんなに落ち込むんだ? |
ワガドゥグにモスクは多いがペナン島のようにアザーンで早朝起されることはない
それでも本当はブルキナファソ在住者にしか発給できないガーナビザを何とか発給してもらえて帰りのエジプトエアには乗れるんだからそれをありがたいと思うことにしよう。結局ガーナビザシングルを3回とる羽目になってしまった。それでも日本でマルチ取るより料金は安い。一方で時間のロスが多いのが難。パスポートが手元に戻ってようやく拘束状態から解放された。 |
日付 |
出費詳細 |
宿代 |
合計 |
12月1日(木)
快晴 |
タクシー1,000F 1,000F 1,000F 1,000F 地元定食350F コーラペット400F 400F ファンタペット400F 水小ペット250 エクレア800F マフィン600F ネット屋1時間半300F 焼肉1000F |
ワゾーブル
8,000CF |
16500F
日本円合計
2640円 |
1CFA=0,16円 |
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コートジボワール国旗
びー旅おまけ情報 |
- 2010年内戦状態で日本大使館員も引き上げる事態になったコートジボワール。現在なお外務省退避勧告エリアになっている。しかし一方現地の方からの複数の情報によると2011年12月現在「アンダーコントロールで問題ない」とは言っている。
- 2011年9月から外国人に対する周辺国でのコートジボワールビザ取得条件が厳しくなっている。ホテルの予約確認書の提示が必須となる。ビザアンタントで自由に行き来できたのは数年前なのに。
- 今からビザを取って週3便しかない列車でアビジャン経由のアクラ入りは確実にFIX帰路便に間に合わなくなるので断念。去年内戦はあったものの元来コートジボワールは西アフリカの優等生国家なので、今訪問強行するより数年後もっと落ち着いてから再訪する方が問題は少なそう。
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2011年12月2日現在
外務省安全情報
コートジボワール
ナイジェリア
南アフリカ
後ろの建物は劇場
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