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バオバブ ボルガ滞在 ガーナ
ガーナ北部国境の町パガとボルガ
ハルマッタン到来 アフリカンインパクト14
バオバブにはこういう実がなる
◆2011年12月5日(月)朝7時6分 日本16時6分 前へ 次へ |
昨日ガーナ再々入国。ボルガの1泊16セディー(800円)のファン部屋でパソコンに向かう。朝の気温は低いがブルキナファソほどではない。
昨日朝宿をチェックアウトして前日に確認指定おいた乗りあいタクシー乗り場へ向かう。宿から歩いて20分ほど。客は既に3人たまっていたが満員になるまでしばらく待機。7時半から8時40分まで1時間半ほど待って乗客が9人になったところで乗りあいタクシーポー出発。料金750CF(120円)、距離15km。30分ほどでブルキナファソ側国境ダコラに着く。ガーナ側パガまでは1kmほど歩くのでその距離をバイタクに乗せていこうとしつこく勧誘される。かわして徒歩でブルキナファソ側イミグレへ。 |
パガ郊外のバオバブ. |
そこで欧州組バックパッカーがビザ申請書を書いていた。ブルキナビザは国境で取れたのか?自分のことでいっぱいいっぱいで確認する余裕なし。
ガーナ側も入国手続きはすぐすみ、ガーナ側国境パガのタクシー乗り場へ。この辺にクロコダイルポンドという所があると聞いていたので、1人でタクシーチャーターしてそこへよってバオバブの画像でも撮りながらボルガへ向かおうと思う。
10時から12時までの2時間チャーターでいくらか聞くと60セディー(3,000円)という。「来たとき乗り合いで4セディー(200円)で来たぞ。ふっかけるなら乗り合いでボルガまで行く」と返したら25セディ(1,250円)になった。 |
ガーナ~ブルキナファソ パガ国境
クロコダイルポンド 入場料7セディ
クロコダイルポンドはボルガでなくパガにあるという。どんな大ワニがいるのか期待していたら車で1分ほどいった幹線道路の脇のただの池に着く。
看板はクロコダイルポンドとあるがセメント製のワニがいるだけで生きたワニは見えない。入場料が必要との事で7セディ(350円)。 |
ポー~国境乗り合いタクシー750F ドライバー入れて10人乗り |
入り口に胡散臭そうなおじいさんがいてさかんに営業トークをまくし立てる。「本当にここがクロコダイルポンドか?ワニはいないではないか」とおじさんに言うと「7セディー払えば見ることができる」。 |
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水族館のイルカショーじゃあるまいし。見る価値ないと判断して入場料払わずにバオバブ撮影に向かう。
往路時には乗り合いタクシーがとばすのでじっくり画像撮れなかったバオバブだがチャーターなので好きなところで好きなだけバオバブ画像が撮れる。パガ~ボルガは40kmくらいなので2時間あれば画像撮るには十分。
でかいバオバブのある場所にタクシー停めてもらって写真を撮っていた。2箇所目くらいで遠くから怪しげな老人が声を張り上げて寄ってくる。何でも自分たちの土地で写真を撮っているのが気に入らないらしい。 |
現地語とカタコトの英語だったのでドライバーに訳してもらうと「神聖な土地だ。写真撮るなら金払え」とのこと。最初はファイブサウザンド(5,000、セディなら25万円)払えといっていた。セディーでなくフランだったのか、英語表現力不足でセディとサウザンドを間違えていたのか不明。しばらく「私は金は持ってない。金は払えない」ともめていたら5セディ(250円)になった。
後日追記:ガーナでは2007年7月1日にデノミが行われていて1万セディが1セディになっている。そのせいもあったかも。とすれば要求額は25円?払いすぎた?
このパターンでの金の請求はこれまで何度もあったが紙一重で切り抜けてきた。しかし今回は無駄に出費する。アフリカの写真撮影は気を使う。前回2003年のセレンゲティのように無人の草原でシマウマやライオンの撮影なら問題ないのだが。アフリカ紹介の他サイトで画像が少ない理由を体感する。でも画像がないと単なる行ったことのない達人の創作作文との比較ができなくなる場合もありそう。 |
生物の常識を裏切った構造をしているバオバブ
ドライバーに聞いたら同じ国の人間から写真撮られる場合には彼らも抵抗はないが、違う国の人間(多分黒人以外の国の人々)からだと嫌がる場合もあるとか。でも本人にカメラ向けているわけでもないのに。一方で「撮ってくれ」という方々もたくさんいるのでややこしい。さすがにここで「魂を抜かれる」はないが、写真撮影を金の請求の口実にする方々がいることは確かだ。車を停めて長時間撮影することがなければそういうトラブルもない。大きなバオバブの下では警官が検問しているのでドライバーに許可を取ってもらえば気兼ねなくバオバブの写真撮れる。警官からの金銭請求もない。 |
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その後ボルガについてタクシー紹介の今のこの宿につれてきてもらう。1泊ファン部屋16セディ。昨日のポーの宿の倍の広さがある。バスターミナルまで20分ほど歩くやや郊外にある。ここも断水が頻繁にあるがでかいポリ容器に水が汲み置いてあるので不自由はしない。
チェックイン後、アクラへのバスを確認すると夕方4時~6時の間に複数の夜行バスが運行しており値段は26~37セディ。STCのアクラ~タマレは35セディなのにより遠いボルガの方が安い。 |
Booking.com
◆2011年12月5日(月) 16時24分 日本翌6日深夜1時24分 |
ボルガのゲストハウスに夕べ1泊。さらにもう半日分払って今日の18時発のアクラ行きナイトバスを待っている。当初はチェックアウト時間12時半過ぎると1泊分必要だとのことだったがママさんに頼み込んで半日料金滞在。10セディ(500円)なんだけど。シャワー浴びて直前までゴロゴロでき快適なのでたとえ1日分16セディ(800円)払っても宿にいた方がいい。 |
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今日はハルマッタン到来なのか抜けるような青空という感じでなく少し白みがかった空。ペットボトルの水は全く飲まなくなり100%ピュアウォーターになってしまった。ここでは1袋5ペソエス。冷たくて変な味もしないし、何より飲んでも下痢をしない。
そろそろ時間だ。宿をチェックアウトしてバスターミナルへ行くとしよう。今日はナイトバスで車中泊。明日はアクラ。フライト前日にアクラ入りになってしまった。明日はたまった分の転送ができそう。 |
ガーナ ボルガの地元系ホテル |
キングズアンドクイーンズゲストハウス |
ファン16S |
バスターミナルから徒歩20分
BP 36 BOLGA
TEL 020 823 6621 |
住所に番地ないがもともとないらしい
日付 |
出費詳細 |
宿代 |
合計 |
12月5日(月)
快晴 |
地元定食1.5S ピュアウォーター0.05S 0.05S 0.05 ビスケット0.3S 0.3S アクラバス35S |
キングズアンドクイーンズゲストハウス 半日10S |
47.25S
日本円合計
2363円 |
1S=50円 |
今回利用したバスはOAバス ボルガ~アクラ35S |
今アクラのキングズコートホテルで天上ファンに当たりながらパソコンに向かう。昨日の夕方18時半にボルガを出発した夜行バスはなんと19時間かかってアクラに到着。朝の5時に着くとかいってたのに着いたのは昼の13時半だった。
前日チェックした26セディのバスは見当たらず、35セディの大きめのバスに乗せられる。フライト日が迫っているのでアクラに行ければいいやという感じ。 |
車内は上着がないと寒いエアコンガンガン車。中国製のバスで車内温度と車外温度が表示されるようになっていて出発時は車外32度車内22度だった。
予定より大幅に遅れた理由はボルガ周辺のファイヤーフェスティバルというのに当たってしまってボルガを出て1時間ほどでたいまつを持って狂喜乱舞する群集に遭遇。バスの通る道が彼らに占拠されて通行できない。仕方ないので脇道に入って祭りが一段落するのを待つ。夜行バスの車内に外国人は私一人だけ。他の乗客も「しょうがねえなあ」という感じで待つ。 |
現地では有名な祭りのようで地元のガーナ人なら知らない人はいない。ただボルガ周辺限定のお祭りでアクラ在住のガーナ人は存在は知っていても詳細は知らないらしい。 |
ボルガ郊外地元の方々でで燃え上がるファイヤーフェスティバル。 |
ファイヤーフェスティバルは1年に1回だが、北部ではヤム祭りだとか年中祭りをやっているらしい。日本人の私には全く聞いてないよ情報。遠くから炎上道路を見ると戦火のように見えなくもない。1日余裕を持ってアクラに向かってよかった。 |
というよりフライト日前日にフライトのある都市の240kmも離れた所にいること自体危なっかしいことなんだけど。ただ眠かったのもあってあまりその火祭りに取り合ってる暇なくうとうとしていたので気がついたらその火祭り最中の道路をゆるゆるバスが進んでいた。フライト日は7日なので6日の今日中にアクラについてくれれば問題はないんだけど。
アクラはハルマッタンの季節到来で先日訪問の時より空が白んできていた。ハルマッタンとは黄砂のサハラ版でサハラ砂漠からの細かい砂塵で空が覆われる現象のこと。 |
バス荷物置場に10匹の子ヤギ |
乾季とともにやってくる。強烈な日差しは照りつけているんだけど空が雨期明けのときのように青くない。ボルガでもバオバブ画像を撮った次の日は空の色が大分白みがかっていた。ハルマッタン到来前の青空の画像が撮れてラッキーだったかも。
宿にたどりついた後にたまった分の転送を近くのネット屋からする。接続速度が遅いのでいろいろ細かな部分の更新までてがまわらない。ネット代1時間1セディ(50円)。今日は移動で疲れたのでもう寝る。明日からはフライトで19時間。アフリカ脱出。 |
クマシの渋滞 朝の7時ころ
日付 |
出費詳細 |
宿代 |
合計 |
12月6日(火)
曇りのち晴 |
サービスエリアヤム芋フライとフライドチキン、ピュアウォーター2.5S ホットドッグ1S 缶コーラ1.3S タクシー7S ネット屋2時間2S チップ0.5S 晩飯パスタサラダとバンカー4.5S コーラ1.5S ピュアウォーター0.1S |
キングズコートホテル30S |
50.4S
日本円合計
2520円 |
ATM100GHSおろす 1S=50円 |
◆2011年12月7日(水) 朝7時22分 日本時間16時22分 前へ 次へ |
アフリカ出国の朝。変更なければ今日の昼過ぎのフライトでアクラを発つ予定。エアアジアを使ってのバンコク経由西アフリカ格安放浪はテンションバリバリだった。
今日は朝から雲多め。ハルマッタンの砂塵はいっそう勢い増しているみたいで空の青さはますますよどんでいる。今回の西アフリカ訪問は雨季終わりで強風吹いて砂塵舞い上がる前のきれいな青空の見える時期に訪問できたようだ。
西アフリカには缶コーヒーがない。軽食スタンドにコーヒー自体ははあるがネスカフェ。ホットのみでアイスはない。なぜかレッドブルだけはどこでもある。 |
12/7宿泊キングズコートホテル1泊30S |
アフリカなのになんでこの辺でコーヒー作らないのだろう。アフリカコーヒーってキリマンジャロしか聞いたことはない。ベトナムでもカンボジアでもうまい地元産の豆コーヒーがあるのに。バリ島はまずいけど。
アフリカに来てからついに日本人に一人も出会わなかった。欧州組の旅行者も少ない。連日自分以外の人間がすべて地元の方々のみという日が続いた。そういう旅をしているんだからしょうがない。いつもの旅と違うのは地元の方々が100%アフリカ黒人の方々だったということか。
連日1000人の黒人の中に黄色人種の自分がたった1人いる状態。なぜならそういう場所しか行かなかったから。彼らは独特の波長があり、交わっていると必要以上に明るくなり、らしくない陽気な自分になってしまう。だってあんなに力いっぱいのテンションでリズム感つけて挨拶されたらそれにあわせざるを得ないじゃん。小銭をめぐってのバトルも声でかいし、迫力あるし強烈で手ごわかった。 |
現地にはスパゲティもパンもご飯もある。白いのはバンカーという |
西アフリカに危ない方々が多いのは確かだがその一方で親切な方々はそれ以上にいる。そういう点から見ると特に他のエリアと変わったことはない?…いや、それでもツアーでハワイしか行ったことのない知人にアフリカ個人旅行は勧められない。多分楽しむ以前に不快な思いやひどい目にあうだけと想像するから。 |
運が悪ければ現地の日本大使館を煩わせることにもなる。高い金出して苦労して行ってひどい目に遭うのはいささか「う~ん」だ。西アフリカに行く金でハワイには6回行ける。ただいろいろな意味で旅はしにくいがその分テンションはバリバリ。
ハワイに100回行って飽きた、ある特定の刺激を好む生命力のある人向き。ここに載せてあるアフリカ情報は珍しい生き物の生態、ノンフィクションとして見るだけにした方がいい。よい子向けではないので決してよい子はマネはしてはいけない。悪い子の場合はその限りではないが当サイトはその後の成り行きは一切関知しない。 |
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ガーナ国旗
びー旅おまけ情報 |
- ピュアウォーターはタクシーがガソリン入れる時にスタンドでもらうとタダ。ボルガの地元店では5ペソエス(2,5円)。ガーナのピュアウォーターでは(私は)下痢しない。
- アフリカの地方都市での写真撮影にはいろいろと配慮が必要。もめたりからまれたりがいやな場合はカメラは持参しない方が無難。
- ボルガからはアクラに直行バスが複数出ていてバスターミナルでの客引きが熾烈。26S~37S。午後4時~6時発のナイトバスで翌朝アクラ着き。
- ガーナの地元食。キャッサバととうもろこしで作ったものがBANKU、とうもろこしで作ったものがKENKEYという。あえて日本で例えれば粘り気のない柔らかいお餅みたいな感じ。汁物と混ぜて手で食べるのが現地流。
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ガーナ北部国境地図
バオバブと2ショット
ボルガ発アクラ行きナイトバス
地元定食1,5セディ(75円) ご飯とスパゲティがミートソースの下に。うまいとうほどでもないがとりあえず食えるし下痢をしない。 |
キャッサバ
12月5日宿泊中のボルガのキングズアンドクイーンズゲストハウス。1泊ダブルファン部屋16セディ。バスターミナルからはやや遠くわかりずらい場所にあるので、初回はタクシー(2セディ)に宿名指定してつれて行ってもらったほうがいい。 |
12月6日利用したアクラのATM
ATMの撮影も本来は禁止
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