投稿情報びーたびんちゅ12-3 バンコク・ホアヒン家族旅行3
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子連れでホアヒンとバンコク個人旅行
投稿情報12-3 年明けにピピさん投稿 2009年8月実録

 ◆2009年8月9日                        ホアヒン1へ    ホアヒン2へ
この日はソンテウタイプの車両をチャーターしたのですが、4時間程度で1200バーツでした。ホテルに頼むと割高なのはわかっているのですが、その日の気まぐれで予定を組む場合、わざわざ安い車を探すためだけに街中に出て行くのが面倒になって妥協しがちになります。

その価格交渉もすんなりとは行かず、最初ホテルに1200バーツでOKした時はミニバス・タイプの車両が来てしまいました。


【ソンテウタイプのTAXI】

ソンテウタイプの車両のほうが後ろの荷台に乗れて子供たちの思い出に良いと思ったのでそうリクエストしたのですが、レセプションの女性には意味がよく伝わっていなかったようです。来たミニバスを断り、もう一度男性に説明して意図を理解してもらい、改めてソンテウタイプの車両を呼んでもらいました。

ソンテウタイプと言っても、前にドライバーを含めて4人が乗れるエアコン付きで、後ろの荷台の左右がシートになっていて8人ぐらいが座れるものです。これを「ソンテウ」と呼ぶ人もいれば「タクシー」と呼ぶ人もいるようです。ちなみにハイエースのようなヴァンは「ワン」と発音しなければ通じません。ほぼ希望どおりの車両が来たので改めていくらか聞くと1500バーツと言います。1200に値切って交渉成立しましたが、本来は車のタイプ的にはもう少し安いはずです。油断できません。


 ◆2009年8月10日(月)                     ホアヒン1へ    ホアヒン2へ

【カオ・タオ Khao Tao のお寺】
親戚のうち、早く帰る必要のある2人が先に帰りました。タクシー代の2000バーツですが、前日にランドリーに立ち寄った際に「デポジット」と称して先に500バーツ徴収されました。この日朝に迎えに来たセダンには3人が乗っており、そのうち2人が降りて、「500バーツを今くれ。残りの1000バーツは空港でドライバーに払ってほしい」と言われました。きちんと空港まで送ってくれたからいいですが、2者に中間搾取されドライバーの手取りは最終1000バーツということがあからさまにわかって、気分的には最悪の部類です。

とことこ探せばホアヒンからバンコクまでセダン1台1000バーツで帰って来れるということになり闘争心も湧いてきますが実際にはなかなか根性の要る作業です。何が適正価格か、何がボリボリなのか、よくわからないところです・・・



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2009年8月11日(火)~12日(水)                   ホアヒン1へ     ホアヒン2へ

【バナナボートとジェットスキー】
残った親戚といっしょにプールなどでのんびり過ごしました。バナナボートやジェットスキーに実際に乗ったのはこの日です。夜は日本食のFuji に行きました。

8月12日(水) 6人でバンコクに移動しました。ミニバスタイプの車両でホアヒンからバンコク市内のホテルまで2300バーツ(ガソリン、高速代込み)、時間はちょうど2時間半ぐらいで着きました。6人ぐらいで荷物があると、エアコン・バスでバンコクに行くのと比べてそれほど割高感はありません。ターミナルからホテルまでの移動も節約できます。

また、ホアヒンからバンコクの戦勝記念塔への乗り合いミニバス(ロット・トゥー)の料金を調べたところ1人200バーツだそうです。

利用者は100%タイ人で英語も通じず、大きなカバンは別料金を取られることがあるということでパスしました。バンコクでの宿泊は一泊だけで、しかも観光でほとんど外出する予定だったので安宿(一泊2,000円レベル)でも十分と考えたのですが、この時一緒だった初タイの親戚は安宿への免疫力がほとんどなく、つらい旅行にしても申し訳ないので一泊4,000円レベルの中級のところを予約して行きました。シャングリラやペニンシュラのあるリバーサイド地区の中級ホテルで「ボソテル bossoteli nn 」というところで、朝食付き税サ込みで4,050円を、やはりagoda で予約しておきました。






【ボソテルのエントランス】
この地域を選んだのは、高速の出入り口に近いので帰りに空港へのタクシーを使うのに便利なことと、日中の王宮観光で交通渋滞をさけ、チャオプラヤー・ボートを足に使いたかったからです。また、BTSのサパーン・タクシン駅にも近く、親戚をサイアムへショッピングに連れて行くのにも便利だと思いました。ホテルは客室は結構古かったですが、ロビーまわりは綺麗でそれなりに満足できるレベルでした。

しかし、近辺はロビンソン・デパート周辺を含めて屋台などで予想以上にゴミゴミしており、また、サパーン・タクシン駅までの近道になるペニンシュラ・ホテルの脇道などが薄暗く、おまけに駅の階段付近でたむろしている赤い目のノラ犬がかなり印象悪かったようです。

一緒だった親戚からは、正直に「暑い、汚い、怖い」を連発されて苦笑しました。中学生の女の子曰く、「ホアヒンがどれだけいいところなのかが良くわかった」そうです・・・。


2009年8月12日(水)                       ホアヒン1へ      ホアヒン2へ
王宮(ワット・プラケオ)とワットポー観光も猛暑の中での観光となりました。チャオプラヤー・ボート(一人13バーツ)で降りるところをうっかり1つ間違ってしまい、ずいぶんと遠回りして体力を消耗してしまったのが失敗でした。家族連れ観光客丸出しの我々にひっきりなしに「タクシー?」の声がかかるのはいいのですが、「今日は祝日で王宮は閉まっている」とか「1時で観光受付は終わりだ」というウソを平気で言ってくる輩が多数。

私が無視して歩いていても、同行している親戚の中学生の子供に日本語で話しかけてくる連中がいて、純真(?)な中学生が反応してしまい無視させるのに一苦労です(なぜ無視しないといけないのかわからないので無理は無いですが)。 特に手にビニール袋を持っていて日本語で声をかけてくる連中は、わざと袋をこちらの体にぶつけてきて落として中身を割り「今夜お母さんに持っていくはずだった高級ワインが・・・」とやられないかヒヤヒヤです。あまりに多いので時間をとって、そういった連中がほぼ100%ウソつきで油断のならない悪者であることを説明してあげると、やっと自分たちが「カモネギ」状態であることを理解して怖がっていました。

2009年8月12日(水) ターボメータータクシー実録           ホアヒン1へ     ホアヒン2へ
極め付きは、王宮観光が終わってワットポーに向かう時でした。猛暑の中を皆で歩き回るのに疲れ果てて、もう、数百円ならボラれてもいいからと覚悟を決めた上でワットポーまで全員でタクシーで行こうと思い、王宮の出口で行列をつくっているメーター・タクシーに「ワットポーまでいくらだ?」と聞くと「メーターで行く」とメーターを指差しました。

普通はこちらがメーターで行けと行っても値段交渉してくるのに、日本でも乗車拒否されそうなこの距離をメーターで行くと自分から言い出すとは拍子抜けです。また、こちらは大人3人、子供3人の6人の人数オーバーで、一番小さい子供を助手席で膝に乗せて出発しました。

運転手がメーターのボタンを押し、初乗り運賃らしき10バーツ程度の小さい数字が表示されたのも確認しました。動き出してすぐ話しかけてきます。「どこから来た?」「日本」「いつバンコクに来た?」「昨日ホアヒンからこっちに来た」「ワットポーに行くんだな?」に続けて「ワットポーは遠いですよね」と不気味なことを口にします。我々が乗ったところからワットポーまでは歩いても10分程度のところなのに、「ワットポーは遠いですよね」とは、「わざと遠まわりします」と言っているようなものです。

クギを刺すつもりで「遠い?ワットポーはすぐそこですよ」とワットポーの方向を指差すと、車は素直にそちらの方向に向かいました。まもなくワットポー近辺に着き、降りようとしてメーターを見ると何も表示されていません。目をこらしてもう一度よく見ていると運転手がメーターに着いている小さなボタンを押し、突然、「250」と表示されました。そして平然と「250バーツ」と言うではないですか。250バーツは空港からカオサンまでの距離、40分ぐらい乗った場合の料金です。「やられた!」と思いながら「ほんのそこからここまでの距離だ。なんで250バーツもかかるんだ!」と文句を言っても「メーターは250バーツだ」と言って話になりません。

「ノー」とだけ言い、後部座席に乗っていた連中に降りるように指示し、私も車から降りようとすると声を張り上げてきます。50バーツだけ渡して立ち去ろうとすると「100バーツ以下はダメだ!」と大声で言ってきました。手の込んだイカサマに腹が立ちましたが、ホアヒンでトゥクトゥクに毎回100バーツ払っていたのと総勢6人の乗車で多少の上乗せ金額を払うのを覚悟でタクシー利用を決めていたので、この金額で妥協することにしました。睨みあいながらの料金支払いです。

後から地球の歩き方を見るとこういったメーターへの細工は少し紹介されていましたが、今回はちょっと油断があり、下調べが不十分だったせいで後手に回ってしまいました。夕方からはBTSでサイアムへ出かけ、「バンコクでも普通に綺麗なところもあるやろ」と説得しながらサイアム・パラゴンのフードコートで食事し、ホテルに戻りました。

2009年8月13日(木)                         ホアヒン1へ     ホアヒン2へ
今日は夕方帰国の日です。前日はサパーン・タクシン駅の階段で寝そべっていた犬に親戚の母親のほうが拒絶反応を示していたので、ホテル前のタクシーで出かけることにしました。また、6人の中でBTSが無料になる身長(120センチ以下)が1人しかおらず、サパーン・タクシン駅からサイアム駅までは30バーツx 5人=150バーツの片道合計料金に対し、タクシーは200バーツで6人乗車OKと言うことで、料金的にはほとんど変わりません。ホテル前のタクシーと交渉せずに通りで流しを拾ってメーターで行けばもっと安く行けるのでしょうが、6人で歩き回ってまた犬の群れと遭遇すると意味がありません。

タクシーについては親戚のお母さんが「また昨日みたいなダマしのタクシーとは違うの?」と不安がっています。「今日はすでに適正にボラれているから大丈夫」と説明しようとしましたが、説明になっていないので止めておきました。

中学生の女の子が友人向けのおみやげを買いたいというので、雑貨などの店が多いMBK(マーブンクロン・センター)に行きましたが、タクシーを降りた途端にまた、「今日は祝日でここは閉まっている」とか、「2時をすぎないとオープンしない」と次々に声がかかります。20Mも歩けば建物の中の人影が見えてバレバレなのにもかかわらず、お構いなしで声をかけてきます。「戦いの連続やろ」と親戚に声をかけると、深くうなずいていました。

無事買い物を済ませてホテルに戻り、またタクシーで空港に向かいました。今度は荷物満載で2台、空港まではメーターでOKでした。我々はマレーシア航空、親戚はタイエアと別々の便にて帰国し今回の旅行の終わりとなりました。

旅行の天候全般については今回比較的恵まれていたと思います。個人的な経験として、バンコク近辺やプーケットは雨季でも6月下旬~8月上旬は結構晴れると思っているので、予想通りといった感じでした。ホアヒンでは午後にスコールがあって夜まで雨だったのが1日だけで、残りの日は、「晴れ7割・くもり3割」の日と「くもり7割・晴れ3割」が半々といったところです。曇りの時でも、https://b-tabi.com/diary/road/028rainyseason.html にあるような黒く垂れ込める雲には今回は会いませんでした。

家族での自由旅行は今までにも何度も経験しているのですが、今回は自分の家族3人だけでなく親戚も含めた8人の大人数だったので予想以上にたいへんな部分もありました。あまりに切り詰めると苦情も出ますし、イヌ、サル、悪徳タクシーと、ネタのフルコースを行ってしまいました。帰国後は気を遣ってか「なかなかできない貴重な体験ができた」と言ってくれますが、本心からであることを願うばかりです。(確かに帰国後にタイの話をすると、良くも悪くも話題はイヌ、サル、悪徳タクシーで盛り上がります)。また、びー旅ドットコムのようなスパルタンなサイトに家族旅行でボラれまくりの情報を投稿するのは恥ずかしいのですが、人数が多いと正直これぐらいが限界かもしれないとも思います。同じような旅を計画する方の何かの参考になれば幸いです。

この旅ログの著者「年明けにピピさん」の前回07年1月投稿情報 「子供とピピ島個人旅行」はこちらへ

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