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子供とピピ島個人旅行

子供とピピ島投稿情報
  • びー旅ドットコムスタイルのようなドスのきいた格安旅行ではなく、もっと現実的な旅の実録情報を公開。びー旅ドットコムへの投稿情報を元に作りました。送っていただいたメールの原文そのまま掲載しています。より役に立つお得情報満載。






投稿ピピ島2 子供とピピ島個人旅行
家族でピピ島へ 年明けにピピさん
びー旅ドットコムに投稿された情報で作られています。
2007年年明けにピピさんからの投稿情報 2007年1月

お子さん連れでピピ島を格安旅行。    投稿「熟年ピピ島一人旅」へ
物価の安いタイを賢く旅されるお子さん連れの個人旅行の実録情報。
タイでは安い宿泊施設でも十分ファミリー宿泊できる快適な旅ができます。



■家族連れでピピ

ピピ島はびー旅くんで紹介されているように、衝撃的に海の透明度が高く、日本でも知名度はどんどん高くなってきていますが、いざ、家族旅行で滞在に行くとなると、手頃な宿泊ツアーがなかったり、移動がたいへんで、とてもスーツケースをゴロゴロ押しながら行けないんじゃないかという心配で断念する人も多いんじゃないでしょうか。 たしかに移動がたいへんな面もありますが、もし1週間程度の休みがとれて、パトンには3~4回滞在したことのあるような旅慣れた人には、家族で少し長めの滞在をする価値の高いところだと思います。

しかし、家族連れでピピに行く場合、多くの方にとって、びー旅くんで紹介されているようなバックパッカースタイルの旅は現実的ではありません。違いとして、

●小奇麗なところで(女性が快適と感じるところで)ないと泊まれない

●荷物を減らせない(化粧品や子供のおもちゃ、ウェットティッシュ etc.)

●エアコン必要、蚊の対策必要(子供がグズると・・・)

ということなどが避けられない検討材料になってきます。最低これらを満たさないと奥さんの理解を得られないでしょう。それでも、ハイシーズンでもピピでは小奇麗なバンガローに数千円で泊まれます。最高の透明度のビーチを楽しみながら、ビーチフロントのバンガローに一泊数千程度で滞在するのは、かなりお手頃でお得な旅だと思います。そういうスタンスで旅する方々の参考になるように、この投稿を書きたいと思います。

■家族連れにとっての「安い」

今回私たちは夫婦と4歳の男の子の3人で、びー旅くんで紹介されているピピのロングビーチに4泊してきました。(平成19年1月4日~)バックパッカースタイルではなく、特大のスーツケースと小さめのスーツケースも運びながらの移動でした。予算的にも、バックパッカースタイルではなく、一般に考える「家族で海外旅行」にかける宿泊費の2分の1とか3分の1ぐらいの感覚を採用(?)しています。 具体的には、宿泊費では一泊数千円程度(7~8千円、1月4日からのハイシーズン、エアコン付ビーチフロント・ダブルルーム、朝食付き)でした。

https://www.paradiseresort.co.th/rates.htm
の、Superior A/C 1 Double Beach Front の 2400 BT 朝食付き です。

ハイシーズンにプーケットでヒルトン、シェラトン、マリオットクラスの「高級」なところに宿泊すると、一泊3万円から5万円程度必要なことを考えると、少ない出費で済むだけでなく、透明度の高い海のビーチフロントということで、大規模ホテルには無いワイルドな付加価値(?)を楽しむことができます。

食事はトンサイの町の小奇麗なレストランやピザ屋さん、ホテルのレストランなどを利用。パッタイというタイ風焼きそばが、60バーツから90バーツ程度、ほかの麺類やチャーハンもその程度なので、昼食だと家族3人で7~800円ぐらいの感覚です。

夜の食事は海沿いの、観光客がウジャウジャいるレストランで家族で食べて、生ビール2杯ぐらい飲んでも2000円程度で済ませられます(ロブスターとか高いのはダメですが、そういうのを奮発しても4000円以内で収まるだろうと思います)





プーケット・ピピ島格安ホテル情報へ

バンコクホテル格安情報

   

移動はもっぱらボートタクシーで、トンサイベイの船着場あたりからロングビーチまでは一人80バーツでした。(4歳の子供は無料でした。また、夜6時以降は100バーツに値上がりします)毎回の値段交渉や、ある程度ボラれるのも覚悟していたのですが、この辺の料金は協定があるようで、どのボートに乗っても吹っかけてくることは私たちの場合はなかったです。夜などボートに乗って少し沖からピピ島を見るのも、なかなか幻想的で忘れられない光景となりました。

ただ、人が少ない場合などは、3人だけでロングビーチに行ってくれと船頭さんに言うと、相乗りで行く他の客が見つかるまで待たないといけない場合があります。目ぼしそうな人を見つけて、「ロングビーチ?」とか何度か声をかけていると、客引きになった気分が味わえます(笑)




■特大スーツケースを持ってのピピへの移動
ピピへのチケットは(たしか)750バーツぐらいで入手できました。(パトンのホテルへの送迎付き)パトンのロイヤルパラダイスホテルのまん前にある「ハッピーツアー」

https://www.phuket-happytour.com/

というところで購入しました。日本人スタッフ常駐で、とても親切でお勧めです。4歳の子供はチケットなしで大丈夫でしたが、何歳から本当は料金がかかるのかは不明。欧米人に比べて日本人の子供は小さいのでチケットなしで大丈夫だろうとのアドバイスで、無事乗船できました。

プーケット、ピピ間は大きな船会社が2つ就航しているようで、私は行きは「PP Family」という船会社のチケットでした。ハッピーツアーでバウチャーを発行してもらい、乗船の際にそれを係りのおじさんに渡すと、帰りの船のチケットを渡されます。もうひとつ、Chao Koh グループという会社が運営している船もあって、午前と午後で会社が違うようで、チケット受け渡し手順や、船内での無料飲食サービスなどもいろいろ違いがあるようでした。

パトンに滞在していた私たちを迎えにミニバスが来た時には、すでにわれわれ3人分の席以外は他の客で埋まっていました。荷物も社内は満載状態で、私たちの特大スーツケース、小さいスーツケースなどは屋根の上のキャリアに乗せられ、ヨタヨタ状態で港に着きました。結構たくさんの人が乗船していくのですが、大きなスーツケースを持っている人は、スタッフがそれの積み込みを引き受けてくれます。(モタモタしていると船の出港時間が遅れるからでしょうか)しかし、目的港についたときは、あまり手助けは期待できませんから、船の甲板から岸に渡るところぐらいは自分でできる程度の重さでないとだめです。手助けが必要ない人たちはスーツケースも自分たちで船底の荷物室から引っ張りあげているし、手伝ってもらっている人もいて、スタッフの対応は場当たり的でした。

ピピ島のトンサイベイに到着し、岸に上がると、とたんに「ホテル?」と声をかけてくる客引きが待ち構えてます。

「ボートタクシー」と言うと、
「どこのホテルだ?」
「パラダイスリゾート」
「予約はあるのか?」
「イエス」

この時点で持っていたスーツケースを持っていかれます(笑)  
あわてて、

「ハウマッチ?」
「80」
これで、ヨーロピアンがすでに6人ほど乗っているロングテールボートに乗り込み(押し込まれ?)5分後にはパラダイスリゾートの前の砂浜に到着しました。重いスーツケースを浜に下ろしたり、子供をだっこして降ろしたりするのは手助けしてくれますが、もちろんそこから先は自分でやらないといけません。スーツケースをホテルまで運ぶのは早々に断念して、一人でホテルのフロントに行き、ホテルのスタッフに荷物を運んでもらいました。

■ロングビーチでの宿泊
ロングビーチにあるホテルは、トンサイに近いところから順に、

「パラダイス・パール・バンガロー」
「パラダイス・リゾート」
「ロングビーチ・リゾート」
「ザ・ビーチ・リゾート」
「ピピ・ヒル・リゾート」               の5つがあります。





パラダイス・パール・バンガローとパラダイス・リゾートは経営は別らしいのですが兄弟リゾートみたいで、上記写真でもパラダイス・リゾートとひとくくりにされてます。トンサイに近い部分半分がパラダイス・パール・バンガローで、遠い部分にパラダイス・リゾートがあります。

パラダイス・パール・バンガローは会社による組織だった運営、パラダイス・リゾートは、老年のイギリス人によって経営されているプチホテルという雰囲気があります。


このうち家族連れで泊まるのにお勧めできるのは、「パラダイス・パール・バンガロー」、「パラダイス・リゾート」、「ザ・ビーチ・リゾート」の3つだと思います。 「ロングビーチ・リゾート」はびー旅くんで詳しく紹介されている宿ですが、若者バックパッカー向けですので、正直な感想として家族連れには(特に女性には)少し(?)つらいものがあると思います。 「ピピ・ヒル・リゾート」や「マプラオリゾート」は一見しただけですが、更にチャレンジャーな人向けに見えました。

 ●パラダイス・リゾート

私たちはここに滞在したので、このホテルを最初にレポートします。ここは先に書いたように、老年のイギリス人が経営している、こじんまりとしたところです。HPがあること

https://www.paradiseresort.co.th/rates.htm

に加えて、オーナーがイギリス人ですから、メールのやり取りが完璧な英語でできることが便利です。このクラスのホテルのタイ人は英語があまり得意ではありませんから、メールを送っても返事がなかったりしますが、ここからはすぐに、的を得た返信をもらうことができます。


【レストラン】


【ビーチフロントルーム】



【フロント・レセプション】


【バンガローのすぐ前のビーチの様子】


タイ人の従業員は、必要最低限の英語しか理解できません。少しぶっきらぼうな態度が多いですが、仕事はちゃんとやってくれます。ビーチフロントのダブルルームは、外見は写真のような外観です。室内は「普通に」質素ですが、エアコン、冷蔵庫付きで、ホットシャワーのお湯はチョロチョロの水圧です。私たちが泊まったのは、確か405だったと思いますが、トイレのドアはきちんと閉まりませんでした。シーツは清潔で、掃除もきちんとやってくれますが、なにせ目の前が砂浜なので、子供が裸足でそのあたりで遊んだりするとすぐに部屋の床に砂がパラパラと進入してきます。あと、無線LANの設備があるのでWi-Fiのカードがあれば部屋からネットに繋ぐことができるはずですが、私たちは部屋からはうまく繋げられませんでした。 ロングビーチはどこでもだと思いますが、電話はありません。電気はどうしているのかよくわかりませんが、ノートパソコンにタッチすると、少しピリピリして、手を浮かせてキーボードを打つ必要がありました(笑)まあ、施設やサービスはこの程度ですが、私は十分満足でした。日本人的感覚から言えば、「海の家バンガロー」ですが、びー旅くんで紹介されている部屋に比べれば貴族の館です(笑)ハイシーズンで7~8千円なら、十分お得だと思いました。(嫁は水圧の低いシャワーに不満あるようでしたが、私はお湯が突然水に変わったりしないことに感謝していました)

 ●パラダイス・パール・バンガロー

上記のパラダイス・リゾートよりもトンサイベイ寄りにあります。名前が紛らわしく、かつ、両替などはこちらが受け持っていたりして兄弟施設のようですが、経営は別らしいです。

同じビーチフロントのバンガローでも少し建物の外観が質素な感じがしました。



【ビーチフロントルーム】

ただし、こちらのほうが経営は大きいようで、広いレストランが2つあり(ビーチ沿いとフロントロビーの周辺の2箇所)、プーケットから到着するようなサイズの船がホテルの前に停泊して、そこからヨーロピアンの団体さんがぞろぞろ入っていく光景も目撃しました。フロントの横のところに書棚があり、フランス語、英語、ドイツ語などの棚の最下段に「日本語」のスペースが30センチぐらいあり、日本語の本が並んでいたところを見ると、時期によっては割りと日本人も来るのかも(?)しれません。


【海沿いのレストラン】

価格的には、私たちがパラダイス・リゾートに一泊2400バーツで泊まった時に、こちらはビーチフロントのダブルルームが2100バーツと表示されていました。ですから値段的には1~2割、パラダイス・リゾートより安いと考えていただいていいと思います。
料金表をくれと言うと、コピーがないから手書きで写してほしいと言われました。
インターネットは衛星インターネットなので、曇りの日は繋がらず、空を指差して肩をすぼめる従業員に苦笑しました。スタッフの英語レベルは必要最小限でしたが、こちらのほうが少しスマイルがあったような気がします。ちゃんとコンタクトが取れるかどうかは定かでないですが、こちらでホテル情報とレビューが見れます。

 ●ザ・ビーチ・リゾート

ロングビーチでの「最高級」ホテルです。
https://phi-phi.com/hotel/thailand/koh-phi-phi/long-beach/phi-phi-the-beach-resort/
私たちがピピに行った1月4日の時期で、一泊1万4~5千円していました。パトンのクラブアンダマンなんかが3万円ぐらいする時期にこの値段なら安いと思える方向けのホテルです。ロングビーチで唯一プールがあるホテルですが、子供が少し遊ぶのに「拝借」しても、何も言われそうになかったです。 施設はまあまあで、ここぐらいになると従業員に話しかけると笑顔で応対してくれる時が多く、流暢な英語を話すタイ人もいました。


【ホテルのプール】


【ホテルのレストランとインターネットコーナー】


【海を臨むように斜面に立てられたスタイリッシュなバンガロー】


■その他注意点
細かいことまで書くと限りなくあるのですが、とり急ぎ子連れの場合に一番気がかりな、宿泊と移動に関して書いてみました。アクティビティーなどについてはびー旅くんのほうに詳しい情報がありますので割愛させていただきます。 その他注意点を思いつくままに書いてみると、

●蚊が多い時期があるので、殺虫剤や虫除けスプレーは強力に用意していったほうがいいです。ピピのドラッグストアでも売っています。

●ピピの港についてから両替しようなどと考えていると、すぐにスーツケースをタクシーボートに積み込まれてホテルまで送られてしまい、両替のタイミングをなくします。ホテルの両替レートは市中のレートより相当悪いです。

●夕方4時ぐらいには引き潮で、トンサイからロングビーチのかなり近くまで浜の浅瀬を歩いていけますが、最後のところは岩場を乗り越えていくところが避けられず、子供が足を滑らせるとかなり危険だと思いました。尾根を越えていくルートは試さなかったのでわかりませんが、岸沿いのルートは子連れの方はやめておきましょう。

●注意点ではないですが、トンサイの街中をたまにスーツケースを載せたリヤカーが通っています。たぶん、ある程度のホテルになると港まで荷物を運びにきてくれるのでしょう。車が走っていない島ということで、港からホテルまで重い荷物をどうやって運ぶんだろうという不安のある方は、ホテルにこういったサービスを頼めばいいと思います。

●宿泊にクレジットカードは使えないと思っておいてください。到着時にすぐに 現金での宿泊費前払いを要求されます。到着した時に部屋でゆっくりしたいのに、いきなりまたボートタクシーでトンサイの銀行まで往復するか、ホテルの非常に悪いレートで大金を両替をするか迫られるのでご注意ください。

ということで、スーツケースを持っての移動は少したいへんですが、パトン界隈とはまた違った楽しみがたくさんありますので、是非何日かの滞在を楽しんでみてください。






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