Serendipity walk

バターワース ハジャイからクアラルンプールへ

Butterworth to Kuala Lumpur

バターワース ハジャイからクアラルンプールへ

ハジャイからクアラルンプールへButterworth

パダンブサール発クアラルンプール行高速鉄道特急ETS満席で乗れず、コミューターとバスでバターワース経由クアラルンプールへ

マレーシアの高速鉄道ETS (Electric Train Service) は中国製高速鉄道で1000mm ゲージで最高速度176kmは他に類を見ない。マレーシア郊外高速鉄道初の電化路線。2015年9月8日からクアラルンプール~パダンブサール511kmの高速鉄道旅客輸送を開始した。工費も完成後の維持費もかからないので現地の負担が少なく、旅客運賃は日本の新幹線の5分の1ですむ。

この高速鉄道、2017年2月現在土日は満席で席が取れないほどの盛況ぶり。やはり中国は現地の需要を把握する力に長けている。2017年第4四半期に入札が決定するシンガポール新幹線の強敵だ。


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パダンブサール駅のタイ国鉄車両 日本製中古車両で非電化


Butterworth

7:19 2017/02/19
タイ時間

ハジャイ駅でパダンブサール行947列車に乗っている。効きすぎたエアコン冷気もたまにあたるとありがたく感じる。

明日朝クアラルンプール発のエアアジアフライトなのにまだタイにいる。今日1日でクアラルンプールまで行かねばならない。さっきまで午前中のパダンブサール行は9時半発だと勘違いしていた。出発前に前回の自分の記録を読んでいると7時半発と書いてある。やべえ。記憶違いだ。慌てて荷物まとめてチェックアウト。プエンルアンホテルからハジャイ駅までは急げば徒歩8分。7時10分に駅についてチケット確保。70THB。ホームに出て3分で947列車がやってくる。危なかった。

今日はマレーシア入国してそのままクアラルンプールまで行く。噂の高速鉄道を使って。ハジャイ発のバスで行けば450THBなのだがネタ欲しいのであえて料金高めの鉄道移動にする。パダンブサールからクアラルンプールまで535kmを5時間40分とのこと。噂の高速鉄道に乗って、2月13日朝の金正男襲撃殺害で喧しいKLIA2(クアラルンプール国際空港第2ターミナル)に向かい、エアアジアBIGの無料フライトに乗る。らしい展開。行き先はシェムリアップ。アウトランドオンライン、カンボジア編始動。

今7時半時間ぴったりに列車はハジャイを出発した。記憶違いのせいで駅での待ち時間は少なくて済んだ。窓から差し込む朝日がまぶしい。


バターワース駅コミューター 中国中車株洲電力機車有限公司(中車株機)製


バターワースバスターミナル クアラルンプールまで32リンギ4時間45分。


関連リンク
チェンマイ新幹線  インドネシア新幹線  アロースター2009
サダオ国境ビザラン失敗  マレー鉄道  タイ・マレーシア国境

マレー鉄道2013 夜行列車でパダンブサール国境越え
サダオ国境越えバスとPUDUセントラル
プルリス~タンマラン国境越えボート   スンガイコロク2013
バターワースからハジャイまでのロットゥー
ブケタ国境・タクバイ国境・スンガイコロク周辺国境
マレーシア国鉄公式サイト

バターワース経由クアラルンプールへ

16:38 2017/02/19
マレーシア時間

今クアラルンプールTBS行のバス(写真右)に乗っている。自分でも旅の展開が読めない。しかし予想外の展開ではあっても、なんとか今日中にクアラルンプールにたどり着き、明日のエアアジアフライトには間に合いそうだ。

ハジャイ発国境パダンブサール行列車は予定より5分速く国境駅に到着。タイ出国とマレーシア入国の手続き済ませ駅2階のチケット売り場に向かう。

「クアラルンプールまで特急1枚」。しかしなんと売り切れで席がないという。1日7便あってすべて満席?確かに今日は日曜だけど。このクアラルンプール特急はそんなに大人気なのか?というよりここから先に行けないっていうこと?クアラルンプール発のフライトは明日なのに。ちなみにパダンブサールからクアラルンプール(KLセントラル)までの特急の料金はプラチナ102リンギ。ゴールド76リンギ。でも東京大阪間の距離を2600円は日本の新幹線の5分の1の料金。



このバンコク発マレーシア方面行の特急031はパダンブサール終着となり、ここより先(以前はバターワースまで)のマレーシア側に相互乗り入れはしていない。


特急列車乗車実録公開予定していたのに予想外の展開に若干あわてる。実録公開以前に今日中にはなんとかクアラルンプールまで行かねばエアアジアフライトがパアになる。ハジャイまで戻って450THB、9時間で確実にKLに行けるバスがまず浮かんだ。ハジャイまで戻ろう。しかし待て。よく考えると両国のイミグレはすでに通過している。

マレーシア側の列車の運行状況がタイ側で全く確認できない状況が裏目に出た。タイ側で満席ということがわかっていたら最初から国際バスにしていたのに。

特急が満員で乗れない事情を話して、「ハジャイまで戻りたい」とマレーシアのイミグレの係官に頼む。そうすると入国して20分もたってないのに出国スタンプを押してくれた。タイ側に戻る。今の出国なかったことにできないか事情を話す。しかしなんとここで再入国拒否。ビザラン禁止令で2年ほど前にできた陸路国境同日再入国禁止ルールに引っかかった。明日なら再入国できるといわれるもフライトは明日の早朝klia2発なんだってば。マレーシア出国してもタイに再入国できない状況に。ハジャイには戻れず。クアラルンプールにも行けない袋小路に。



バダンブサール駅の食堂。若干高い。2階にある。

いやしかし待て。特急は満席でもバターワース行コミューターは1日14本出ていたはず。あれは全席自由席なので乗れないということはない。バターワースまで行ってそこからバスや乗り継ぎ列車でクアラルンプールに行く方法が浮かぶ。再度マレーシア側イミグレに行ってタイに戻れない旨話して今度は今押してもらったばかりのの出国スタンプのキャンセル手続きしてもらう。

再度チケット売り場に行ってバターワースまで指定するとチケット確保できた。バターワースなら駅とバスターミナル間は歩ける距離。で、そのまま10時25分発バターワース行コミューターでバターワースまで行く。所要約2時間。

バターワースではチケット売り場に行って即クアラルンプール行バスチケット確保。32リンギ。待ち時間10分ほどでバターワースを発つ。そして今こうしてクアラルンプールに向かっている。ばたついたが何とか窮地脱出。

今クアラルンプール郊外のバトゥーに到着。ちょうど17時。



パダンブサールからの列車到着で混雑するバターワース駅。


クアラルンプールバスターミナルTBSから見るKLIAトランジット駅



Terminal Bersepadu Selatan at Bandar Tasik Selatan

クアラルンプール レッドドラゴンホステル1泊35リンギ

11:40 2017/02/22
マレーシア時間 追記

バスがクアラルンプールのTBSに到着したのは5時43分。バターワースからの所要は4時間45分だった。到着時クアラルンプールはものすごい土砂降りの雨。これで外歩かされるのはたまらんなと思っていたらバスの昇降場所は屋根があったので濡れなかった。

TBSは1年ほど前にPUDU他の発着バスが一同押し寄せてきたので、前回2年ほど前に利用した時と大違いで見違えるように混雑していた。



プードゥー他発着バスが移動してきて2年前よりずっと混雑しているTBS

TBSの市内プードゥー行市バスに乗り込んで2リンギ20分。チャイナタウンに着く。市バスがつくころには雨はやんでいた。降りた場所から歩いて3分のレッドドラゴンホステルに空きを確認したら35リンギファン部屋窓なし独房シングルに空きがあったのでそこへもぐりこむ。トイレシャワー共同で部屋は強烈に蒸し暑い。電源しっかりあり部屋から出ずにネットできるのが救い。

ベッドに寝ていたら首の後ろに異様なかゆみと蚊に食われたような水ぶくれ。たぶん南京虫(トコジラミ)かなんかがいたのだとおもう。私は各国の安宿泊まり歩くし、レッドドラゴンもこれまで10回以上宿泊しているが南京虫体験は今回が初だった。話には聞いていたけど。ん?これは貴重な体験なのか?



クアラルンプールチャイナタウンのレッドドラゴンホステルシングル1泊35リンギ


シェムリアップ行のフライトが朝の6時50分発なので空港に行くには5時15分に空港に着くスターシャトル利用せねばならない。クアラルンプールの空港は遠く市内から60km以上ある。通常バスの所要は90分見る。するとちょうどいいバスはプードゥー発は3時45分になる。起床は3時半?これは寝たらたぶん寝過ごすなと思いそのままネットしながら3時まで過ごす。シャワー浴びて3時半にチェックアウト。

徒歩5分のプードゥーの乗り場行くも真っ暗。人気なし。それでもその暗がりにしっかりチケット売りのおじさんがいて12リンギのチケット確保して待つこと5分で空港行スターシャトル登場。乗り込んで空港へ。早朝でタクシーにぼられることなく無事格安バスでの空港行を果たす。私も60kmは歩く気はしない。


●スターシャトル早朝便時刻表

プドラヤ7時45分発以降は30分おき出発。私の乗ったプドラヤ3時45分発は時刻表ではklia2まで所要90分となっているが実際は55分だった。


クアラルンプール 2017年2月19日(日)曇時々晴一時豪雨 放浪98日目

出費詳細
パダンブサール行列車70 以下リンギ バターワースコミューター11.6 国境定食6.5 水1.5 トイレ3 クアラルンプールバス32 サービスエリア砂糖パン2.2 TBSプードゥーセントラルバス2 マトンカレー8 缶コーラ2 カットマンゴ1.5 缶コーヒー2.6 水1
宿泊代
レッドドラゴンホステル 35
合計

70THB+ 108.9リンギ

日本円合計

1 THB = 3.2円で計算  2946.5円

1 JPY = 0.31009 THB/ 1 THB = 3.2248 JPY 2017/02/18 6:59
1 JPY = 0.03946 MYR/ 1 MYR = 25.3438 JPY 2017/02/18 6:59


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マレーシア高速鉄道コミューター混雑車内。一時はもっと立ち乗車客が多く混雑していた。パダンブサール発特急は満席で乗れず。


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ハジャイ発タイ側車両は国境まで1日2本。ハジャイ出発時間7:30, 13:00。厳密にはバンコクからの特急列車入れると3本だがハジャイから国境行乗客は乗れない。


パダンブサール発クアラルンプール行特急発車時刻。土日は満席で乗れないことも。パダンブサールからクアラルンプール(KLセントラル)までの特急の料金はプラチナ102リンギ。ゴールド76リンギ。時刻表詳細はこのページの下。


逆方向KLセントラル発車時間


国境でのフライドチキンとチャーハン8リンギ。水2リンギ。


国境からバターワース行コミューター乗車券


国境駅パダンブサールからバターワースまで11.4リンギ。距離160kmを所要2時間、270円。


パダンブサールからクアラルンプールまで約505km。鉄道ルートだと511km。東京~大阪間のおおまかな道のりが510km


レッドドラゴンホステル35リンギ


バターワースからクアラルンプールまで32リンギのバス。所要4時間45分。


バターワースのチケット売り場


チケットには42Rと表示もなぜか支払ったのは32リンギ。TBSとはクアラルンプールのバスターミナルのこと。


TBSのプードゥー行市バス


TBSからPUDUまでの市バスチケット2リンギ。