2021年味宿ランキングの続き 第7位~第10位
2020年12月31日(木)
味宿(あじやど)とは味のある宿のこと。前のページでタイの味宿第1位から第6位までの解説をしたので引き続きタイの味宿第7位以下の解説。せっかくなので11位から20位までも公開する。味は趣味によって変わるのでランキング下位でも人によっては光るものがある可能性あり。右は圏外第12位、スパンブリーのマインドホテル1泊250バーツ(875円)。ちなみに1位から6位は以下の通り。
2021年タイの味宿ベスト10
●第1位 ロッブリー アントンホテル 1泊200THB
●第2位 スリン ニューホテル 1泊160THB
●第3位 サンクラブリー ディードーセホームステイ 1泊200THB
●第4位 ナコンラチャシーマー ファーサーンホテル 1泊150THB
●第5位 トラン コーテンホテル 1泊200THB
●第6位 プレー トーンシーパイブーンホテル 1泊160THB
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2021年タイ味宿ベスト10 第7位~第10位
第7位 ピッサヌローク ロンドンホテル 1泊100THB
第7位のピッサヌロークのロンドンホテル トイレシャワー共同だが個室で1泊100バーツ(350円)とおそらく2021年現在タイ最安宿。ネパールの山の中には個室50円宿あるけれど。ここはフロントで英語が通じる。Wi-Fiあり。2020年3月にも泊まろうとしたが満室で入れず。宿代はそのままだった。
ロンドンホテル宿泊実録2016
ロンドンホテルの100THBの部屋、右は共同スペース。部屋から出ずにネットにつながる。Wi-Fiは基本1日20バーツらしいが、初日に20バーツ払い、翌日また払おうとすると「もういいよ」とそれ以降無料になった。
100THBの部屋と窓から見える青空。窓が大きいのは角部屋のみ。
ピッサヌローク Phitsanulok とはタイ北部の都市。県の名前でもあり町の名前でもある。バンコクからタイ国鉄北本線でチェンマイ方向へ北上した時、ちょうど中間にある町。バンコクからの距離は370km、チェンマイまでは340km。鉄道で行く場合のスコータイ遺跡の拠点でもある。
鉄道駅は町の中心にあり、空港は鉄道駅から南へ6.8kmにある。バスターミナルは新、旧2つあり、スコータイ行は旧(第1)、バンコクへは新(第2)。旧バスターミナルは駅から2.2kmなのでソンテウもあるが歩ける距離。モーチットからの一般的な長距離バスは駅から8km離れた新ターミナルに着く(旧に着くバスも一部ある)。ピッサヌロークはコスパのいい地元宿の宝庫で、ロンドンホテル以外にも複数の味宿が存在する。
ピッサヌローク旧バスターミナル脇の地元宿1泊150THB。トイレシャワー付でロンドンホテルの3倍の広さがある。快適さはたぶんこちらが上。
ピッサヌロークには旧ターミナル脇に上のような150THB の快適地元宿が複数ある。こちらはロンドンホテルの3倍の広さでトイレシャワー付、無料Wi-Fiあり。コスパはこちらのほうがよさそう。
ロンドンホテルは部屋数が少なく、最近(コロナ前だが)長期滞在者が占拠して満室の場合が多い。この手の宿は予約なしの当日確保原則なので満室の場合はそちらへ行った方がいいかもしれない。
ロンドンホテル近くにもパンソンバートホテル1泊150Bという地元宿がある。また駅前にも1泊200B~の地元宿がある。バスターミナル2(新)脇にも170THB
からの地元宿がある。「味」ではなく「価格」勝負ならピッサヌロークが上位に躍り出る。
★YouTubeおとちゃんねる
旧バスターミナル脇地元宿からの中継動画2020
第8位 メークロン ロイヤルランドホテル 1泊250THB
タイの味のある宿第8位はメークロンのロイヤルランドホテル。トイレシャワー付ダブル1泊250THB(875円)。メークロンはバンコクから東へ約80kmの地方都市。市場に日本の日立製作所製旧東横線東急車両(気動式改造車)が突っ込んでいくので有名になったメークロン市場(駅)から徒歩5分の宿。
第8位ロイヤルランドホテル。トイレシャワー付1泊250THB(875円)
メークロン市場はバンコクからツアーで行くとミニバン利用で日帰りで1400バーツだが、市場の上を走るメークロン線(鉄道)の運賃は10バーツ、35円。その鉄道を使ってバンコクから片道合計37バーツ(約130円)で行ける。
メークロン線とはバンコク郊外のタイ国鉄独立路線。1日に4往復しか列車がないため終点メークロン駅に隣接する市場が列車が往来しない時間帯に線路の上を占拠している。列車運行時間帯になるとその時間だけ店を引き上げ、列車が通過するとまた店を再開するという味のある市場として有名。
いや、これはアウトでしょ。線路の上じゃなきゃマイペンライ?
ロイヤルランドホテル宿泊2016 メークロン行き方
★YouTubeおとちゃんねる
ロイヤルランドホテルでの体験「ネコとネズミのリアルな関係」
第9位 トラート ガーデンゲストハウス 1泊150THB
第9位のガーデンゲストハウス。トラートバス停からは4km程。
タイ味宿第9位はトラートのガーデンゲストハウス、トイレシャワー共同の6畳部屋1泊150THB(525円)。上の写真のように平屋建てで一見普通の民家風。トラートには周辺にも同様の格安地元宿が散在している。
トラートはバンコクから南東へ319km。エカマイ発バス(230B前後)で5時間15分。ただ途中渋滞すると6時間以上かかる。欧州組に人気のチャン島やクッド島の拠点となる町。ハートレック-ココン国境の中継地点でもありカンボジア方向にも抜けられる。なおパイリンに抜けるバンレム国境、パッカード国境の拠点は少し手前のチャンタブリーとなる。
ガーデンゲストハウス宿泊2015 ガーデンゲストハウス宿泊2018
第10位 パンガー ラタナポンホテル 1泊250B
第10位パンガーのラタナポンホテル1泊250B(875円)1B=3.5円で計算
タイ味宿、第10位はバンコクから南762kmにあるパンガータウンのラタナポンホテル。パンガーというとジェームズボンド島(ピンカン島)のパンガー湾が浮かぶが、かのピンカン島はパンガーの町からは直線距離で20kmも離れている。パンガーの味宿は海から離れた内陸の直立奇岩の間にある。パンガータウンはバンコクよりプーケットのほうが89kmとずっと近い。
パンガーホテル宿泊2018 パンガーホテル宿泊2012
タイ味宿ベスト10 第11位~第20位
●第11位 パヤオ ターントンホテル 1泊230THB
パヤオとはバンコクから北へ695km 離れたタイ北部の県の名前。パヤオの町の中心部までチェンマイから163km、プレーから147km 、チェンライから101km。谷間にある市街地の標高は約300m。
観光の場合チェンマイからバスで行くのが一般的。ターントンホテルはバスターミナルから徒歩15分と歩ける距離。町の物価は安いが、目だった観光地はなく、パヤオ湖は汚くてサンクラブリーのように泳げない。
パヤオ宿泊実録2020 YouTubeおとちゃんねるパヤオの宿
●第12位 スパンブリー マインドホテル1泊250THB
スパンブリーの1泊250バーツ(875円)のマインドホテル。
バンコクから北西に100kmの町スパンブリー。マインドホテルは上のように高そうな外観なのに1泊250バーツ(875円)。それで金持ち気分味わえるコスパ三重丸ホテル。外国人皆無、宿泊客も少なく静か。バスターミナルからは徒歩2分の距離。周辺にはドラえもん寺や鉄道駅あるもテンション激低。スカイツリーも味あり。何もない地方都市でのゆるゆる滞在には最適。まさに味宿。
マインドホテル宿泊2017
Booking.com
●第13位 メーサイ メーサイゲストハウス 1泊300THB~
川沿いのバンガロー1棟1泊300バーツ~。ここは地元宿でなく外国人用宿で英語が通じ、アゴダで予約ができる。
予約・詳細はこちら
かつてメーサイゲストハウスは2つあった、しかし以前にあった丘の上のメーサイゲストハウスはかなり前になくなっている。ここで扱うのは現在まだある川沿いのメーサイゲストハウスのほう。宿のおじさんはこっちのほうが古くてオリジナルだといってた。宿前の川の向こうはミャンマー。歩いて渡れる水深で子供たちは歩いて行き来していた。
ミャンマー入国1日パーミッションが2週間パーミッションになっているみたいだが、そのパーミッションではヤンゴンまでは行けない。VISAがあればヤンゴンまで行ける。コロナ直前まであった日本人VISAなし入国施策がコロナ明けにどうなるか不明。ただVISAがあってミャンマーに入国しても、シャン州界隈は山岳少数民族エリアで外国人の陸路移動が制限されており、チェントンから先ヤンゴンやマンダレイ方向には空路でしか移動できない。
メーサイゲストハウス宿泊2016
●第14位 ウボンラチャタニー スリイーサンホテル2 1泊200B
スリイーサンホテル2 ファン部屋トイレシャワー付ツイン1泊200B
ウボンラチャタニーはイーサンの果て、ラオスのパクセーへのチョンメーク・ワンタオ国境の拠点となる町。タイ国鉄東北線の終着駅がウボンラチャタニー駅。バンコクのホアランポーン駅からは約600km。直行便は往路復路ともそれぞれ1日6本。所要実質9~12時間。すべて特急、急行、快速で、最も安い普通(鈍行)のバンコク直行便はない。
1日4便あるウボンラチャタニー発普通列車でバンコクまで行くには途中乗り換え必須で、同日乗り換え不可、1泊2日かけて行かねばならない。じゃあ急行使えよってことなんだけど。またウボンラチャタニー駅はウボンラチャタニーの町にはなく町の中心部から4kmほど南のワリンという町にある。長距離バスはもっと頻発している。というより遠いので一般的にはLCCフライトを使う。
ウボンラチャタニ宿泊2016 ウボンラチャタニ宿泊2007
後日追記注意:スリイーサンホテル1も2も2023年現在コロナ休業中。
ウボンラチャタニ2022年11月滞在の様子はこちら
●第15位 ハジャイ プエンルアンホテル 1泊300THB
ハジャイ鉄道駅 キャサイは10分、プエンルアンは15分程駅から歩く
ハジャイはタイ南部の都市。バンコクからは南へ945km。マレーシア国境に向かうタイ国鉄南部線が通っていてバンコクからは鉄道で行ける。スンガイコロクとパダンブサールへの分岐駅。リペ島やブロン島の拠点都市でもある。
プエンルアンホテルは1泊300B。タイ人向けの地元宿。ハジャイには英語の通じる外国人用のキャサイゲストハウスがありこちらも1泊300B 。他ネット予約のできるホテル多数。ハジャイの物価は高い。昨今マレーシア人観光客が増えている。
ハジャイからクアラルンプールまでは535kmとバンコクよりずっと近い。国際バスは450THB。国境手続きいれて所要8~9時間。
プエンルアンホテル2017 プエンルアンホテル2013
プエンルアンホテル2009
●第16位 アランヤプラテート アランガーデンホテル 1泊230B
アランガーデンホテル1泊230THBトイレシャワー付ファン部屋
後日追記注意:2023年現在アランガーデンホテルはコロナ消滅している。ここから徒歩5分のアランガーデンホテル2は健在。
2022年12月宿泊実録へ。
アランヤプラテートはバンコクからカンボジアのシェムリアップへ向かう時にカンボジア国境手前の拠点となる町。バンコクからはカオサンバスやローカル長距離バスが頻発している。最安は鉄道3等。
越境するアランヤプラテート・ポイペト国境はタイ東北部の外国人越境可能な国際国境。正確にはタイ側の国境の町はポイペトから6km東のクロンルーク。
アランガーデンホテル宿泊
第17位 パッタルン ホーファーホテル 250THB
ホーファーホテル Ho Fah hotel トイレシャワー付ファン部屋1泊250B。フロントでワイファイが使える。部屋まで電波は届かない。
タイ国鉄南線の駅があり、その鉄道駅から徒歩3分。宿泊客が少なくのんびりした感じ。物価も安い。夕方以降駅の近くに味のあるナイトマーケットが出現する。
パッタルンはバンコクの南600kmの地方都市。ハジャイからトランへのバスやロットゥーで経由する。
パッタルン宿泊2013 パッタルン宿泊2015
第18位 ラノーン
シンタウィーホテル 240 THB
タイ中南部ミャンマー国境の町ラノーン。チャーン島、パヤム島の拠点。ラクサワリン温泉も有名。
2019年12月訪問時、13年に泊まった宿ラタナシンホテルが改装工事中で宿泊できず。シンタウィーホテル(右)に泊まる。ラタナシンホテルは13年当時1泊200BでWi-Fiもあったのだが、かなりきれいな改装をしていたので宿代はあがりそう。13年に250Bだったアジアホテルは健在だが最安360Bと言われる。
ラノーン宿泊2019 ラノーン宿泊2013
第19位 ナコーンシータマラート チョクチャイホテル 1泊220B
チョクチャイホテル 1泊220Bの部屋 タイローカルのリアルな味宿
ナコーンシータマラートはタイ南部にある市(thesaban nakhon)の名前でもあり、県 (changwat)の名前でもある。バンコクからは南へ約780km。タイ国鉄南部線が通っているもプーケットやクラビの反対側で海も泥海。観光の真空地帯で観光客が少ない地域でもある。タイのローカル体験にはもってこいの地域。
市はタイ南部2位の人口の都市(南部1位はハジャイ、3位はスラタニ、プーケットは圏外)。県はクラビ県のマレー半島の反対側に位置する。
県のほとんどは森林地帯で、タイ南部最高峰の1,835m のルワン山がある。ルワン山周辺はカオルワン国立公園に指定されている。海岸線にはパークパナンビーチとタルムプック半島がある。
ナコーンシータマラート宿泊
第20位 サトゥン リエントンホテル 1泊250THB
Rian Thong hotel
タイ南部マレーシア国境の町 サトゥン県サトゥン。国境側は山脈にさえぎられている。サトゥン南8kmにマレーシアのランカウイ島へのフェリーの港のあるタンマラン港がある。ランカウイ島はサトゥン県の海岸から最短18kmの距離にあり、マレーシア側のプルリス港(24km)よりも近い。沖のタルタオ島とランカウイ島の最短距離は7.5km。
ラング―までは通りにある乗り場からロットゥーで50THBで行ける。距離40kmほど。
サトゥン宿泊2017実録
サトゥンの風景
びー旅つぶやき
18:47 2020/12/27
今期はコロナで「わたり」ができない。この時期に日本にいるのは久しぶり。寒いの苦手なのでへこむが、冬を日本で過ごすのは悪いことばかりではない。まず冬野菜を好きなだけ食える。春菊や白菜やダイコンをこの時期に死ぬほど食うことは南国に行ったらまずない。ここ数年冬旬日本食を食うことがなかった。春菊とか久々に食うと異様にうめえ。なんか懐かしい味。
祐天寺の三和で泥付きネギ大量に買って連日ネギ地獄。でかいの8本入り199円と安いので買うも消費が大変。味噌汁もいいけど、脂ののった焼きサバに大根おろしと生刻みねぎは最高じゃ。食った後の骨を再度残り油で焼いての「骨せんべい」カリカリ食うのは一人飯ならではの特典。複数いたらたとえ家族でもいったん食った後のつば付き骨を再び焼くのはたぶん抵抗ある。特に今コロナだしふつう捨てるよね。でも魚って骨食わなきゃカルシウム取れないんだけど。今年のクリスマスは焼きサバと骨せんべいだった。私はかぼちゃの種の仁もぱきっと割って食べるタイプなのだ。
ミカンは若干高いので手が出ず。日本のミカンはタイの種ありミカンの10倍はする。パイナップルが1個198円だったので丸ごと買う。夏野菜のトマトが安いのはなんで?部屋にこもってページ制作と動画制作で勝手に旅気分。