Mon Village Homestay -Sangkhla Buri, Thailand
バンコクから北西358kmにあるタイミャンマー国境サンクラブリー、個室ツイン1泊200THBトイレシャワー付の少数民族モン族の村ホームステイ解説。
サンクラブリーはバンコクの北西358km。カンチャナブリ経由で行く。
2020年12月15日(火)
タイ、バンコクの北西部350km、ミャンマー国境手前18kmにサンクラブリー Sangkhla Buri という町がある。少数民族と言われるモン族の住む地域だ。山と湖に囲まれたタイの山岳リゾート地(標高は206mだけど)でもある。
サンクラブリー郊外にあるパヤトンズ国境はかつての第2次世界大戦中旧日本軍の作った泰緬鉄道ルート(ノンプラドゥック~タンピュザヤ)の国境でもあった。しかしこのパヤトンズ国境は現在はタイ人、ミャンマー人しか通過できず、日本人含めそれ以外の外国人がこの国境を通過することはできない。また現在鉄道は途中のナムトック駅までしか運行していない。
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サンクラブリー湖畔のホテル 最安1泊400Bはトイレシャワー共同。他はだいたい1泊1000THB前後と湖畔ホテルは高い。3500円なんだけど…
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サンクラブリーにはサンパスップ Sampa Sup という3つの川が合流する湖(カオレム湖上流:サンクラブリー湖)があり、湖畔にはホテルも複数ある。
リゾートホテルのある湖岸の対岸にはモン族の村があり、そのモン族の村にも「ホームステイ」を掲げる地元宿がある。しかもコスパのいい1泊200THB(700円)という激安宿。タイの山岳少数民族の村で格安ホームステイが体験できるのだ。ただこの宿は基本タイ人向けの宿のようで英語は全く通じない。村のデフォルト言語はモン語。宿のおばちゃんはタイ語とモン語しか話さないのが難点。一方湖畔のホテルは英語可だが1泊800B~と高め。私が宿泊したのは湖畔ホテル2泊含めて2017年12月17日~23日の6泊7日。
モン橋(ウッタマーヌソン橋:奥の部分)は327mもある木製の橋。車やバイクは重量オーバーで通れない。対岸へ車で行けるコンクリート製の橋は別にあるもかなり遠回りになる。サンクラブリーバス停からディー・ドーセ・ホームステイにはこの橋を渡って徒歩で行く。所要30分。途中わんこ歓迎有。
左下の D. Dose Home stay が私の泊まった1泊200THBの宿
山岳少数民族の村ホームステイは間にツアー会社を入れると「特殊体験エコツアー!」の類の名前になってとんでもない中間マージンがとられるので格安滞在は不可能。それを可能にするのは自力で行って宿を当日自力確保のびー旅スタイルのみ。少数民族の村は普通、チェンマイあたりから近場の村に日帰りで団体で行って、通過するのがガイドブック推奨の既成ツアースタイル。
モン族の村格安滞在
Feeling like traveling abroad at home
山岳少数民族ホームステイというのでピピ島にあるような木製のボロバンガローを期待していたのに普通の住宅という感じの快適環境で意外。地元食堂も市場も徒歩圏内。
バンコクからサンクラブリーへはカンチャナブリ経由で行く。バンコク~カンチャナブリの距離は116km。鉄道100THB、バス100THB、ロットゥー120THB。トンブリ駅発の鉄道が味があっていいと個人的には思う。
カンチャナブリからサンクラブリー215km。直通ロットゥーで175THB、3時間30分。ノンエアコンバス130B、エアコンバス160B。鉄道では途中のナムトックまでしか行かない。ナムトックからはバスかロットゥーになる。ただカンチャナブリー~ナムトック間の山岳路線は遊園地気分の車窓でお勧め。
サンクラブリー・パヤトンズ国境は現在外国人越境不可。以前あったミャンマー1日パーミッション制度もなくなっていてタイ人、ミャンマー人しか越境はできない。ミャンマービザがあっても外国人越境不可。2020年12月現在コロナ終息までは他国境同様、国境自体が閉鎖されている可能性が高い。
サンクラブリーの標高は206m。カンチャナブリから距離は215km。パヤトンズ国境までの距離は18km。
モン族の村ホームステイ 私の泊まった1泊200THB(700円)の宿
D. Dose Home stay ディードーセ ホームステイ。普通のタイ人の家庭にホームステイしている気分だった。
ホームステイ先の1泊200Bの部屋。トイレシャワー付ファン部屋ツインを一人で使う。なんと無料Wi-Fi、朝食付。ただWi-Fiはたまに使えなくなる。それでもバンコクのカオサン独房トイレシャワー共同の5倍の広さでコスパ秀逸。
2017年12月19日 モン族の村ホームステイ実録ページ
モン族の村滞在 1泊200THB(700円)
サンクラブリーの宿泊は予約サイトからネット予約のできる外国人用のホテルがたくさんある。そういう宿は外国人歓迎で英語も通じる。ただ1泊800THB~と若干高い。
そんな中、モン族の村真っただ中にあるホームステイ宿は1泊200THB(700円2017年12月)と激安。
バンコクで1泊200THBの個室宿は独房トイレシャワー共同の3畳部屋だが、モン族の村ホームステイの宿は普通の庭付一般住宅の一部屋に宿泊している感じ。トイレシャワー付のファン部屋ツインで、カオサン独房の4倍の広さで清潔な12畳部屋。Wi-Fiあり。簡単な朝食あり。とても1泊700円の宿とは思えないコスパだ。マーケットも地元食堂も近い。モンブリッジまで徒歩10分。湖畔の400Bのトイレシャワー共同部屋よりずっと居心地はよかった。
宿の電話番号はあるがタイ語とモン語しか通じないので掲載は控える。この手の地元宿は予約なし当日確保が原則。満室だったら近隣の地元宿を確保すればいいだけ。それに不安を感じるならこのスタイルの旅は向かない。下のようなネット予約のできる英語の通じる外国人歓迎宿に宿泊する方がいい。
ディー・ドーセ・ホームステイの難点は宿で英語が全く通じないこと。宿のWi-Fiルーターにはつながっているがゲートウェイ以降のトラブルでたまにネットにつながらなくなること。部屋が2部屋しかないこと。ただ私が行った時には常時がらがらだった。ここに宿があること自体が知られていないので。
●こちら P Guesthouse は湖畔の宿で英語も通じる
P Guesthouse 1泊400B(1400円)の湖畔の丘バンガロー 。私が初日と2日目に泊まった400Bの部屋はファン、ツイン、トイレシャワー共同。無料Wi-Fi
あり。朝食なし。無料コーヒーあり。チェックイン時300Bのキーデポジット要(鍵を無くさなければチェックアウト時戻ってくる)。宿の前が湖で徒歩30秒。レンタル自転車1日100B、バイク200B。エアコン部屋は950B。バスターミナルまで2km。歩ける距離だが送迎20B(帰りのみ)あり。
2017年12月17日 P Guesthouse 宿泊実録ページ
外国人歓迎ホテルの入り口 だいたい1泊800THB~。湖畔ホテルは高い。
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モン族ホームステイ宿行き方
D.Dose Home stay, Mon Village.
上の地図のようにD.Dose Home stay 以外にもモン族の村には複数宿あり。
1泊200THBのディードーセホームステイはカンチャナブリ方向から到着したバス停やロットゥー乗り場からは2.4km(徒歩の場合)も離れている。車やバイクでも行けるがモン橋渡れないので5.1kmとかなり遠回りになる。
バスやロットゥー降りてバイタク使うのもいいが、歩く場合はモンウッドブリッジ(ウッタマーヌソン橋)を目指す。橋を渡ってモン族の村に入って、お土産屋メインストリート直進し、突き当りを右に30mでたぶん見つかる。
バイタク使う場合は「ムーバーン モーン、タラート ワットワン(モン族の村、ワットワン市場)」を指定し、ワットワン市場の手前80m、進行方向左側に
D.Dose Home stay がある。市場まで行って1分ほど来た道を戻る感じ。
ロットゥー乗り場からホームステイ宿までバイタクで行くと5.1km、9分。歩いて行くとモン橋渡って2.4km、31分。途中わんこの歓迎有。木製のモン橋はバイクは渡れない。モン橋たもとまでバイタクという手もあり。
サンクラブリーマップはこちら
クワイ川の戦場にかける橋を渡るタイ国鉄ナムトック行
サンクラブリーへのおすすめの行き方
Mon Village Homestay
バンコクからはサンクラブリーにはカンチャナブリ経由で行く。カンチャナブリは戦場にかける橋のクワイ川橋や泰緬鉄道でも有名なのでカンチャナブリに途中宿泊がお勧め。バンコク~カンチャナブリの距離は116km。個人でそこへ行くには①鉄道、②バス、③ロットゥー、④カオサンバスの4つの方法がある。料金は④カオサンバス以外あまり差がなく100B前後。
バンコク南バスターミナルのサーイタイマイから直通ロットゥーでサンクラブリーという手もあるが、泰緬鉄道ルートにタイ国鉄(右上)が走っているのでそれを利用してカンチャナブリ経由でいく方が楽しめそう。泰緬鉄道やクワイ川橋を堪能するには、カンチャナブリに1泊以上した方がいいと個人的には思う。カンチャナブリの宿は1泊200THBからあるが安宿コスパは悪い。カンチャナブリはタイの定番観光地なので500B以上出せば快適ホテルは多数ある。
鉄道使ったバンコクからの行き方は、バンコク(トンブリ駅)→カンチャナブリ→ナムトック→サンクラブリー。鉄道はナムトックまで。
泰緬鉄道 カンチャナブリ~ナムトック間 奥がカンチャナブリ方向
カンチャナブリ行き方 泰緬鉄道乗車実録2017
びー旅ロード212. 泰緬鉄道に乗る方法
戦場にかける橋通過中
タイ国鉄ナムトック線(旧泰緬鉄道)でナムトックへ
カンチャナブリーからタイ国鉄ナムトック線で終着駅のナムトックまで行って、そこからロットゥーやバスでサンクラブリー入りする。カンチャナブリー宿泊しない場合は、バンコクトンブリー駅発の列車にそのまま乗っていればナムトックまで行ける。ナムトック手前の山岳鉄道部分はここの写真のようにかなり味があるので乗る価値あり。ナムトックにも宿はあるが高め。
ウッタマーヌソン橋 通称モンウッドブリッジ
びー旅つぶやき コロナインパクト渦中
19:57 2020/12/09
今年はコロナで海外へ出られないのでYouTube動画を部屋撮りで撮って公開。先日つくった動画は24分。長くするつもりはないのだけど気がついたら長くなってた。テレビならCM抜いた30分番組じゃん。長いと編集が大変。部屋撮り合成なのでいろいろ面倒。
コーディングに55分もかかる。編集ソフトは無料のAviUtl なので動画制作費ほぼゼロ。海外ネタいっぱいあるし。今年の正月は気温30℃のミャンマーにいたなんて信じられん。いろいろあってもう遠い昔のことのように感じる。勝手に旅動画作って勝手に旅気分。ブラウジング機能で自分の動画の脇にAKBや乃木坂出てくるので意味なく元気が出る。紅蓮華もお気に入り。鬼滅ってどろろのフレーバーあるよね。私は若いころ(中学高校時代)はアイドル聞かずにアニソンばかり聞いていた。
最近トマトやブロッコリーがやっと安くなってきた。冬なのになんで?寒いとテンション下がる。今年の冬は日本で年越しになりそう。あ、ブロッコリーは冬野菜か。失礼しました。
公開中の24分の動画。部屋撮りクロマキー合成と現地撮影動画を合わせる。え?わしひょっとしてユーチューバー?
この動画視聴はこちら。
パヤトンズ国境のスリーパゴダ