第16回 ネパール1
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格安海外旅行情報 ネパール1 基本情報



 ネパール カトマンズの喧騒 安宿街タメルストリート 2008年11月12日撮影

◆ネパール連邦民主共和国     ネパール旅ログへ  ネパール2へ

カトマンズとは対照的 ソルクーンブ 山の名前はタウチェ
私は2008年11月の訪問の時まで日本からネパールのカトマンズに直行便がなくなっていることに気づかなかった。ビーマンバングラのバンコク経由各駅停車鈍行便が成田に来なくなったのは知っていたが、関空発のロイヤルネパールまでが運行休止になっていたのは知らなかった。

もともと距離のわりには費用も時間もかかってしまう国だったが、以前よりさらに行きづらくなっている。安く行こうとすると香港やバンコク経由で乗り継ぎ時間余分にとってのネパール入りにならざるをえない。現状では日本からネパールのみをピンポイントで訪問する場合は思ったように安く行くことは出来なさそうだ。

今はバンコク経由でチケット現地調達という方法が円高バーツ安のおかげで2008年秋以降旨みを増してきている。ただそういうチケットは日本からは「格安」手配は出来ない。

手配自体はできるのだがカオサンで自力で手配するよりかなり高く、どうしても日本人料金になってしまう。ネット表示は一見安いが、+tax分の意味不明の追加料金が高く、実際の支払い金額は日本から直行するのと変わらない金額になってしまう。香港やバンコク乗り継ぎを面倒なトランジットと考えずに、バンコクもネパールも楽しむという考えがあれば旅の内容は変わってくる。そういう放浪タイプの旅にはおいしい格安のワザが入り込む余地がたくさんある。

また2008年5月28日ネパールの国王、ギャネンドラ国王が退位されている。240年間続いた王制がなくなったとのこと。国の名前も2008年7月28日に「ネパール連邦民主共和国」(Federal Democratic Republic of Nepal)が正式名称となる。政情が不安定で定期的に騒ぎが勃発していたことは知っていたが、そこまで激変していることは今回訪問時には全く知らず、詳細は帰国後知った。バスでジリ入りするヒマラヤ訪問観光客から挨拶料徴収することで、節約トレッカーに評判の悪かったマオイスト系の政党も連立内閣に参加する議会制の新政権になっている。

お知らせ
  • ネパールの1人当たりのGDP、1,400US$がカンボジアの1,700$(ともに2003年統計)よりも低いことに驚く。多分ソルクーンブに限定すればさらに低い。ちなみに年度は違うがタイが3,720$、日本が34,300$(2007年)
  • カトマンズの夕方の停電は毎日あるわけではなく、毎日だったり、そうでなかったり。大体夕方2~3時間の様子。まともなクラスのホテルでは自家発電で対応している。
  • 2008年11月タメルのインターネット1時間50Rp。ミネラルウォーター1000mlが20Rp。
  • 空港から市内までタクシー料金は交渉制。一般観光客料金500Rpだが地元料金は200Rp。空港外の道路まで出ればローカルバス走っている。

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ネパール基本情報 2010 版
国名 ネパール連邦民主共和国
国土面積 140,800km² 日本の約1/3
人口 2950万人(2008年)
公用語 ネパール語 国内に50を越える言語がある
宗教 ヒンドゥー教80.6%, 仏教10.7%, イスラム教4.2%他
時差 日本マイナス3時間15分(遅れ)
電源 220V 50Hz プラグタイプBまたはC
季節 6~8月が雨季、9~5月が乾季
国際電話 国番号977 現地で日本の国際携帯が通話可能

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◆ビザと空港税                                 ネパール旅ログへ  ネパール2へ
ネパール入国にはビザがいる。2008年7月よりビザの料金が変更(右)している。日本からエアではいる場合、ビザは事前取得の必要はなく現地の空港で申請書(英語)を書くだけで比較的簡単に取れる。写真が1枚必要。サイズは適当。申請は手荷物受け取る前にしなければならないので空港でビザを取る場合はビザ用の写真を預け手荷物のほうに入れずに手元に準備しておく。現地滞在先を記入する欄あるので、宿の予約がない場合、事前にネットかガイドブックで適当なホテル名とその住所チェックしておく。記入したからといって実際にそこに泊まる必要はない。申請書は機内で配られることもあるが、入国管理ブースの前に用意してある。
ネパールビザと空港税 2009年版
15日マルチ 25$
30日マルチ 40$
90日マルチ 100$
国際線空港税(出国時のみ) 1,695Rp
国内線空港使用料(利用ごと) 170Rp

ネパール トリブヴァン国際空港
到着便によっては混雑するので入国に時間がかかる場合はあるが、ビザなしで行って入国できないということはない。日本で代理店通して取ると15日ビザが3,000円~8,000円とのこと。円高昨今25ドルは2,250円。ぼるのは現地のぼったくりマンのみでないことのいい例。

空港税は国際線の場合、出国時のみ必要。1,695Rpと思ったより高い。出国までにルピー使い果たさぬように注意がいる。チェックインカウンターとは別に空港税支払い窓口がある。支払いにクレジットカード使えるが数パーセントの手数料がかかる。ドルで払うと割高になりおつりはでない。南アジア(SAARC:インドなど)へ出国の場合は1,356Rp。国内線空港税も同様に窓口で170Rpでチケット買って搭乗時に係員にそれを手渡す。

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日本からインド・ネパール方面行きの往復格安航空券2010年7月10日現在の最安料金
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カトマンドゥ(ネパール) 80,000円 62,000円 53,000円 85,000円
コルカタ(インド) 79,800円 62,000円 53,000円 85,000円
デリー(インド) 59,000円 60,000円 53,000円 63,000円
バンコク(タイ) 32,300円 28,800円 33,600円 28,500円

カトマンドゥはこちらへ      コルカタはこちらへ      デリーはこちらへ     バンコクはこちらへ

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上の金額に燃油追加税等別途かかる。リンク先の予約ページで予約を入れて席を確保した上で、電話やメールで最終的に振り込む金額を確認する。安いチケットほど検討している間に予約が埋まってしまったりする。ネット予約の段階ではキャンセル料は発生しない。

◆ネパールの物価上昇の本当の所                      ネパール旅ログへ  ネパール2へ
ネパールの物価は上昇している。しかし仮に5割の値上げだったとしても、もともとの物価が激安なので実感としては微妙。沈没組ならともかく、日本から高額のエア代ではいる一般旅行者にとって宿代が100円から150円に値上げしていてもあまり変わりはない気はする。円高で相殺しておつりがくるのではないか。またすべてのものが一様に値上げしているわけでなく、山での宿代やカトマンズの自転車タクシーの値段など値段そのまま、あるいは微増といったものもある。「その情報は古い、現地の物価は上がっている」は現地の高額日本人料金ツアーの営業トークの一面はありそう。50円の値上げを10万円の価格差の口実にするにはいささか無理がある。

2008年11月現在、カトマンズからカラパタール往復、日本人用ツアーだと1人1,500US$、個人で行けば360US$(収支詳細は以下の表で)で行けるのだからその価格差の穴埋めトークとしては力不足だ。

ただ物価が上がっているのは事実で、特に山方面で顕著。宿代は1泊100Rp(120円)からと変わりないが、食事やミネラルウォーター、コーラがかなり高い。03、04年には1日総額出費500~600RPですんでいたが、今回08年は1日1000Rp越えることがほとんどだった。ぬるま湯シャワーが50Rpから200Rpになっていたり、シェルパの皆さん方はただでケータイ充電し放題なのに、同じコンセント利用でPCやデジカメ電池充電1時間150Rpとられたりと、いたるところに以前にはないぼったくりの罠がちりばめられていた。コーラ代や充電代は上に行くほど高くなる。ゴラクシェプでは充電1時間300Rp。タメルで20Rpの1リットルミネラルウォーターが280Rp。トイレットペーパー150Rp。これらが宿代1泊分より高いという構造もここ特有の味のある現象。

カトマンズの自転車タクシー タメル~ジョッチェン片道50Rp~。

それでも10泊11日の山の滞在で使った総費用は10,105Rp(12,126円下表参照)だった。カトマンズ~ルクラ往復航空券代入れると32,634円。ドルで362.6US$。2004年カラパタールとゴーキョピークをゾンラパス経由で回った時にはガイド代込み総額で12泊13日320US$位だった。参考までにその時の日程表も追加しておく。また2008年のトレッキングはガイドポーターなしでの収支。もしガイドかポーターを雇っていたら、雇う日数にもよるが、さらに50$~100$かかっていたと予想される。

2008年11月 ガイドポーターなしのカラパタール往復の日程と実費
日数 行程 食事代その他の物価 日付 天気 宿泊 宿代 総額
1日目 朝カトマンドゥからルクラへフライト。往復210$。
その後モンジョへ。トップヒルロッジ泊。日記詳細
11/2
(日)快晴
モンジョ 200Rp
240円
1,080Rp
1,296円
2日目 モンジョ~ナムチェ。ジョルサレの検問所で1,000Rpの国立公園入場料払う。タワロッジ泊。日記詳細 11/3
(月)晴
ナムチェ 100Rp
120円
780Rp
936円
3日目 朝道間違え無駄に2時間放浪する。1日曇。宿到着後ガスで5m先も真っ白に。タシデレロッジ泊。日記詳細 11/4
(火)曇
タンポチェ 200Rp
240円
1,265Rp
1,518円
4日目 タンボチェ~パンポチェ(上村)この日も曇り。
ヒマラヤンロッジ泊 日記詳細
11/5
(水)曇
パンポチェ 100Rp
120円
2日間で2,120Rp
2,544円
5日目 移動なし。アン待ち。近くの丘に登る。高度順応兼ねる。
ヒマラヤンロッジ泊 日記詳細
11/6
(木)快晴
パンポチェ 100Rp
120円
6日目 パンポチェ~ディンボチェ経由~ロブチェ。トゥクラ満室泊まれず。ロブチェ、カラパタールロッジ3人部屋に1人泊。 日記詳細 11/7
(金)快晴
ロブチェ 300Rp
360円
1,100Rp
1,320円
7日目 カラパタール登頂。ロブチェへ戻れずゴラクシェプ泊。
ヒマラヤンロッジ泊。パンボチェの同名宿とは違う宿。日記詳細
11/8
(土)快晴
ゴラクシェプ 150Rp
180円
870Rp
1,044円
8日目 ゴラクシェプからパンポチェまで下山。帰りはペリチェ経由。
アンに再会。ヒマラヤンロッジ泊。日記詳細
11/9
(日)快晴
パンポチェ 100Rp
120円
1,200Rp
1,440円
9日目 パンポチェ~ナムチェ。ナムチェの食事に当たって派手に下痢。タワロッジ泊。日記詳細 11/10
(月)晴
ナムチェ 100Rp
120円
1,020Rp
1,224円
10日目 ナムチェ~ルクラ6時間半もかかって下山。以前より明らかにメタボ化を実感。日記詳細 11/11
(火)晴
ルクラ 100Rp
120円
670Rp
804円
合計 宿代食事代込みで1日1,000Rp(1200円)はかかる感じ。充電1時間150RpかかったりしたのでPC持ち歩かなければもう少し安くなりそう。私は高いミネラルウォーター飲み続けたが煮沸水にすればさらに安く上がる。 1,450Rp
1,740円
10,105Rp
12,126円
. ルクラへのフライト往復210US$(最安は200US$)と国立公園入場料1,000Rp、往復の国内線空港利用料340Rpあわせてカトマンズからのカラパタール往復10泊11日にかかった費用総額は1$=90円、1Rp=1.2円として32,634円。ドルで362.6US$。「ヒマラヤン」とか「タシデレ」とか同名の宿があるが、村が違う場合は別の宿。

 
ナムチェ                                   タンボチェ

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2004年10月 カラパタール~ゾンラパス~ゴーキョピーク放浪の日程
1日目10/3 朝カトマンドゥからルクラへフライト。その後モンジョへ。 モンジョ泊 50Rp
2日目10/4 ナムチェ素通りでクムジュン経由サナサへ。 サナサ泊 100Rp
3日目10/5 晴れ待ちと高度順応で1日サナサでゴロゴロ。 サナサ泊 100Rp
4日目10/6 サナサ~タンボチェ~パンポチェ(上村) パンポチェ泊 50Rp
5日目10/7 アンを雇ってパンポチェ~トゥクラ トゥクラ泊 20Rp
6日目10/8 トゥクラ~ゴラクシェプ。後、1度目のカラパタール往復。 ゴラクシェプ泊 250Rp
7日目10/9 朝2度目のカラパタール登頂。その後ロブチェへ。 ロブチェ泊 100Rp
8日目10/10 ロブチェ~ゾンラへ ゾンラ泊 150Rp
9日目10/11 ゾンラ~タクナック~氷河横断~ゴーキョ 6時間トレッキング ゴーキョ泊 100Rp
10日目10/12 ゴーキョピーク往復。後、ドーレまで走り降りる。 ドーレ泊 100Rp
11日目10/13 ドーレ~ナムチェ ナムチェ泊 100Rp
12日目10/14 ナムチェ~ルクラ 翌日カトゥマンドゥへ ルクラ泊 100Rp
無計画に放浪した結果こうなってしまったという感じ。このルートカトマンドゥ発のツアーだと21日かけて1,200US$もかかると帰国後知った。
私の出費はカトマンドゥからの往復エア代・宿代・ガイド代・食事代すべて含めて12泊13日総額300US$ちょっとだった。


2004年ゾンラパス横断実録はこちらへ       カラパタール情報へ       ヒマラヤ在住のガイド予約 詳細はこちらへ


パンボチェ上村の丘から見るローツェ(右)とヌプツェ(左) この山並みの向こうにエベレストがある。  2008年11月5日


パンボチェから見る朝のタムセルクとカンテガ。  2008年11月6日


タムセルクとカンテガ

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◆トレッキング許可証TIMS                       ネパール旅ログへ  ネパール2へ

タメルストリート周辺
一部の情報によると、2008年1月からトレッキング許可証TIMSというものをルクラに行く前に手に入れていかねばならないようになったとある。ところがよくよく調べるとこやつが結構奥の深い仕組みになっている。確かに今回2008年11月のカラパタール往復の時に何度か「カードは持っているか?」と聞かれたことがあった。もともとネパールに行くかどうかさえはっきりしない状態での日本出国だったので、トレッキングにそんなものがいるとは全く知らず、「何のことだ?」と問いかえすも、めんどくさそうに「なんでもない」と説明してもらえなかった。きっとカンボジアのeビザのように国立公園入場券がネットで取得できるようになったんだろうなと勝手に思っていたが、帰国後ネットで調べてようやくその正体が判明した。

何でも表向きは国立公園入場者管理のために始めたシステムでトレッキングの際には持たねばならないものとなっているらしい。「もって行かないと罰金取られる」と脅かしているサイトもあった。私の場合は公園入場料1,000Rp払う時に「カードは持っているか」とは聞かれたが、「もってない」「ああそうか」ですんだ。

取得を促しているのが現地の旅行代理店協会なのが若干胡散臭い。要は現地のフリーガイドを安く自力確保できないような仕組みを作りたいようで、「個人で安く行かずに私たちの高額ツアーに参加しろ」って意図が見え隠れする。TIMSに関しては代理店協会が一方的に所持を義務付けているだけで、なくても特に支障はない。少なくとも08年11月の私のトレッキングでは罰金もお咎めも全くなかった。

2010年5月追記:10年4月1日からTIMS申請料、ツアー10$、個人トレッキング20$に値上げ(その前は双方とも100Rp:120円)。ただ仕組みは上にあげた個人で安く行かせないための代理店協会への挨拶料状態なので、個人で行く場合に正直にとっていくかどうかはそれぞれの判断。またTIMSとはまったく別の国立公園入場料1000rpの支払いは必須でジョルサレの検問所で必ず払わねばならない。

話は違うがエクスペディション(6,000m以上の山の登頂)の場合はネパール政府に正規の許可が必要で、料金も跳ね上がる。エベレストの登山料が2002年5月に1人7万ドルから2万5千米ドルに値下げしたとはいえ、円高の今でも225万円。失敗しても返金なしとのこと。クーンブエリア以外にはそれぞれ別のトレッキング許可料金の設定がある。

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1室料金なので2名利用の場合は1人当たりは半額になる。日本語サイト。

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ディンボチェからトゥクラへ。冬ゲレンデによさそうだが止まり損ねたら坂の切れ目(写真左端)の断崖絶壁で100m滑落する。


トゥクラ上の坂を上がった所 個人で安く行っても山は旅人を差別はしない。 2008年11月7日 

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カトマンドゥ(ネパール) 80,000円 62,000円 53,000円 85,000円
コルカタ(インド) 79,800円 62,000円 53,000円 85,000円
デリー(インド) 59,000円 60,000円 53,000円 63,000円
バンコク(タイ) 32,300円 28,800円 33,600円 28,500円

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