2012年12月14日(金)9時15分
帰国して日本にいる。自宅で作る自作のカレーがうまい。やはり日本はいい。日本食はいい。日本のテレビ番組を日本語で見るのもいい。激寒なのがつらいところだけど。
羽田から自宅まで1時間ほどは深夜気温2度の中短パンにサンダルで帰る。ただ終電には余裕だったのでランニングの必要はなかった。
定刻23時00分羽田到着のクアラルンプールLCCT発エアアジアXは予想に反して45分も予定より早く22時15分に到着。この時間なら手荷物受け取りでよほどもたつかない限り終電逃すことはない。私には預け荷物はないので逃げ足はいっそう早い。
今年2012年6月、バリ島からのフライスルー便で、KL発羽田行きエアアジアの1時間のディレイで終電がなくなり、京急蒲田駅前からタクシーで4040円で帰った痛い経験ある。その時の実録はこちら。その後ネットで調べたが、蒲田からでなく羽田空港出口から自宅(目黒区)までタクシー使ったら6,000円以上かかることも知った。なので余裕あるとわかっていても急いで京急羽田国際線駅へ。
預け荷物がない私は機内出て駅に行くのに所要15分。22時30分頃には京急蒲田までのチケット買う。自販機の前で「日本円はどこだ」ともぞもぞしないように、しっかり機内でポッケに日本円準備。22時39分の蒲田方向行の京急線に乗る。 京急蒲田駅からは東急蒲田駅までは10分ほど歩かねばならない。厳寒の中短パンにサンダルでの修行トレッキング。寒いよう。タイの長距離バスエアコン対策用の上着は着ているけどね。そして無事自宅へ生還。 中継地クラルンプールのLCCTフードコートで食べた地元定食にあたり、その生還後もしばらく食中毒症状。機内でも2回トイレに行く。LCCT~羽田は3席独占でずっと横になれていたので助かった。 |
帰っても真夏から真冬へというこの気温差も影響してか1日下痢が続き、気分も悪かった。これがもし旅の最中なら当日公開が2~3日中断していたかも。約1ヵ月半の放浪の中で一番深刻な食中毒症状が帰国してからというのも味がある。それでも米のとぎ汁水様便でふらつき、熱がでて食欲なくなるというようなところまではいかず。日本で遭遇する食中毒と同程度で私の経験の中では軽いほうだった。
帰国早々クレジットカード会社から韓国ソウルでのカードキャッシングの請求が来ていた。予想通り今回も現金よりカード利用のほうが得という結果に。その結果を見る限り特にインチョン空港出口での両替レートが悪い。私はその両替屋の隣に据付のATM(写真右真ん中)を利用した。途中からこのサイト見た方には「タイやカンボジア放浪していてなんで韓国やねん」と思われるかもしれないが私はバンコクへ発つ直前にソウルを弾丸で訪問していた。
私の訪問時ネット公開されていたレートは 1円=13.65072 KRW、100 KRW = 7.3256 円(2012/11/01 9:10)、このレートだと1万円替えて13万6507円。
これがインチョン国際空港で1万円を変えると12万8,000ウォン。ミョンドンの両替屋(写真右端)だと13万6,000ウォン。金利手数料込みのクレジットカードキャッシングだと13万8274ウォンになる。インチョン空港の両替に比べると1万円替えて1万ウォン以上カードで現地通貨をおろしたほうが得という結果となる。
私の今回の場合換算レート0.073円、金利年率18.000%、手数料210円。意外なことに韓国では日割り金利以外に210円のATM手数料が取られていた。
反面今回キャッシングした日が〆日間近で日割り金利があまりかからなかったということはある。にしても金利プラス手数料込みでクレジットカードのほうが空港両替より1万円替えて1万ウォン(約730円)以上得というのは鋭いのお。
三井住友VISAカード 海外旅行にクレカ必須。ショッピング、LCCネット予約や海外ATM利用に。 |
エポスカード 年会費無料の丸井のクレカ。海外ATM利用可。海外旅行保険自動付帯。 |
今回の放浪ではミャンマー国内をメインに回ろうとしたが現地でPLUS、Cirrus対応ATMが見つからず手持ちの現金がなくなりミャンマー出国余儀なくされた。結局ミャンマーには10日しか滞在せず。 私は西アフリカでさえ問題なく現地通貨が引き落とせたのだからミャンマー程度なら引き落とせて当然だろうとなめてかかっていた。 周辺国ではPLUS、Cirrus対応ATMは常識、アフリカやインド、ネパールで使えるATMがミャンマーでこれだけ遅れたのはここ10年米国の軍事政権に対する制裁対象になっていた影響。制裁国に金が流れるシステムを米国が導入するわけがない。しかしその制裁も米国が2012年11月16日大半を解除した。 |
PLUS対応ATMはミャンマー大手3行と提携し、来年2013年1月からスタートする。Cirrus対応ATMは2012年9月から既にミャンマーに導入されている。今後外国人旅行者が現金引き落としのできるATMが、3年前のカンボジアのように雨後のたけのこ状態で出現するのも時間の問題。
予想外の展開でミャンマーフォルダなのに半分以上はタイやカンボジアの情報になってしまった。しかしピピ島もアンコールワットも状況激変していて、現在びー旅で公開している内容とかなり違う状況になっていた。ちょうどいいページ更新のタイミングになりそう。ミャンマーを深く掘り下げられなかったが結果オーライになっているのでまあいいか。
バガンにもアンコールワットにもシミランにもピピにも行って、現地のうまいものを激安現地料金で食って、日本がこの寒い時期に真っ黒に日焼けして文句言ったら罰が当たる。ちなみに私がミャンマーでマスターカードATMが利用できるようになっていたのを知ったのはミャンマー出国後だった。残念。
今回の1ヵ月半の放浪でも軽い食中毒症状はあったがガッツリ寝込むほどの危機的なものは帰国してから昨日までの食中毒だけだった。 ◆国の1人当たり国内総生産順位リスト
|
上の表から今回訪問した国の中で最も先進国に近い優等生国家がマレーシアだというのがはっきりする。私はそのマレーシアのさらに空港という先進エリアで今回最も深刻な食中毒の大当たりを引き当てたことになる。
右の写真がLCCTフードコートの私が実際に利用した地元定食屋。このおかずを選んでご飯の上にのせる。食べる時に魚から若干危険なにおいはしていた。うかつにもそこでストップかけなかった私にも落ち度はある。しかし他の地元の方々もその魚を食べていたが彼らは下痢はしないのだろうか。
マレーシアより貧しいとされ、衛生状態も悪いとされるミャンマーやカンボジアでの地元定食ではほとんど下痢することなく快適な食事ができて、そこそこ裕福な優等生国の空港でしかも13.5リンギ(340円。クアラルンプール市内の地元定食の倍)も出して食べた地元定食で食中毒になる。カンボジアの地元定食は今回当たった定食の4分の1の値段。
これはある意味格安旅行のありがちな罠を象徴している。本当の徹底した地元目線の旅どっぷりでなく、中途半端な格安旅行での方がぼったくりや食中毒のような面倒に遭遇する機会が多い。私もクアラルンプール市内のチャイナタウンで食べる6リンギの定食で食中毒になったことはまだない。
そしてさらにもうひとつ。腐ったものを食べれば国や場所は関係なく下痢をする。当たり前なんだけど。今回の放浪の旅ログはこれでおしまい。エアアジアの解説を新しいバージョンにあわせて更新せねばならない。面倒じゃ。
ミャンマー国内をメインに回ろうとしたが現地でATMが使えず手持ちの現金がなくなりミャンマーには10日しか滞在せず。ミャンマーで2012年9月から既にマスターカードでATMが利用できるようになっていたのを知ったのはミャンマー出国後。空港になく街中の外国人用スーパーの脇にぽつんとある。まだATMの総数は少ない。
景福宮 キョンボックン ソウル
ソウル市内には観光客用の無料巡回シャトルがある。バンコクの無料の赤バスみたい。背景は違うけど。
仁寺洞の脇道。キョンボックンからミョンドンへの帰り道にこの界隈に迷い込んだ。ここがインサドンという観光スポットだということを私は帰国してから知った。
ミャンマーの風景
シミラン島 タイ南部
ピピ島
このLCCTフードコート地元定食の魚に当たって羽田までのフライトはかなり気分悪かった。帰国してもまだ食中毒症状。写真一番上の魚を食っていたときに「なんかこれやばいな、大丈夫か?」と思いながら食っていた。地元ぶっ掛けに13.5リンギも出して腸内洗浄かい。地元定食などにせずにマクドナルドのハンバーガーにすればよかった。
LCCT出口のパスタ屋ではスパゲティがパン付で5.5リンギ。