タイ・マレーシア・インドネシア放浪6 2009年9月 乾季の空を求めて南へ
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缶コーヒー2.1R約56円

 

クアラルンプール旅行記 マレー鉄道の旅

タイ・マレーシア国境越え国際列車 寝台車両乗車実録


ハジャイ発クアラルンプール行きマレー鉄道寝台車 上段のほうが安い490B

09年9月9日(火) 午後7時12分  前へ  次へ
今クアラルンプール行のマレー鉄道夜行列車の中。今回は寝台車両。なんとエアコン車。ハジャイからクアラルンプールまでで490Bは安くないか?到着が遅れるだろうと思っていたのにこの列車はハジャイ発だった。入り口から見て一番奥の4番ホームの端っこに4車両だけあってイメージしていた国際列車と違っていた。

ハジャイ発なのでほぼ定刻に出発。国境駅パダンベサールには4時前に着く。出入国手続きはいったん荷物もって下車する。そして駅舎の中にあるイミグレ通るが、あっけないほど簡単に済む。この列車を使って国境越えをする人自体が少なく、ほとんどがマレーシア人。外国人ブースは僕とタイ人のおばちゃんの2人だけ。

今回利用の寝台列車 ハジャイ駅で。.

マレーシアの入国カードを入国審査直前に渡されて審査官待たせるような感じで書いていたら、「もういいからこっち渡して」とカード記入未完成のまま入国審査通過。でもあんなにハジャイにたくさんいた欧米人観光客はみんなハジャイからタイへUターンなのか?イスラム教国で酒飲めないのが彼らには厳しいのかな。麻薬所持で死刑になる国柄も不良外人にはいづらいのかも。国境通過した後はいつの間にか10両編成以上の連結になっていて地元民がたくさん乗っていた。



また、バンコクからクアラルンプールまで直通が日に2本あると思っていたが早朝ハジャイ着の国境越え列車はバターワースまでしか行かないとのこと。

ハジャイ空港ホテル検索


 やはり寝台車は座席よりずっと楽だった
クアラルンプール到着は明日の朝の6時45分。16時間もあるので座席車両はきつそう。やはり横になれるこの寝台車は楽だ。乗った時はこの寝台車両には僕1人。国境で1人乗って、今もちらほら客はいるがガラガラ状態。

インドスタイルで昼間は普通に座って夜になるとベッド組み立てるのかと思っていたら、最初から2段ベッドで固定されていた。座って背を伸ばすと頭を打つが、深セン~桂林間の寝台バスよりはスペースは広い。ところで今の日本に寝台列車ってあるのかな。

効率を優先させると消えていくのはわかるんだけど。でも寝台車って独特の「旅のおもちゃ箱感」があっていい。そういえばタイ側ではあんなにしつこいほど売り子が行き来していたのにこの車両にはまだ1人も現れない。飯どうすんだろう?さっき持ち込んだせんべい食っただけ。まあ最近うまいもの食いすぎなので、16時間の断食なんかちょうどいいメタボ解消になるか。

午後8時50分 午後8時前にバターワースに到着、8時ちょうどにバターワース出発。ハジャイからは所要5時間半。なぜかそこでスイッチバックのように進行方向が逆になる。何で料金の高い寝台車が、ローカル3等車両の後の一番最後の車両なのか気になっていたがこれで先頭の客車になった。

飯が食えないことを除いて快適な車内。周りにも人で埋まりだした。カーテンを閉めれば人目を気にせずにパソコンいじりができる。


蛇足情報
  • クアラルンプールは朝から快晴。日差しは強いが空は青くなく白っぽい。乾季の空を求めての旅は続く。
  • タイとマレーシアには1時間の時差があることを入国してしばらくして気づく。+1時間の時差。タイの朝6時はマレーシアの朝7時。
  • 現在チャイナタウンの30リンギの宿に宿泊中。でも明日はもうデンパサールに発つ。前回のシパダン島のあまりのリンギのみで足りてる。まだ1回もマレーシアリンギットに両替していない。


タイのたこ焼き25B



マレーシアではアダプターがないとコンセントは使えない
   



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タイ・マレーシア国境駅 パダンベザール いったん下車して駅内のイミグレで出入国手続き。乗ってきた列車も一度消える。



クアラルンプール チャイナタウン 2009年9月10日朝8時頃 上の道は高架鉄道


宿近くの地元食堂で 思ったより英語が通じる      タイの食堂より量が多い。上のメニューで4.8リンギ



9月10日(木) 午後6時18分                    前のページへ

トラベラーズムーンロッジ緑色のが看板 トイレシャワー共同、ファン30R
今日早朝にクアラルンプール到着。今はトラベラーズムーンロッジという1泊30リンギ(約800円)の宿にいる。ファン部屋でトイレシャワー共同。

今朝はぐっすり寝込んでいたところを窓をたたく音で起される。一瞬自分がどこにいるかわからなくなる。「ここはどこ?私は誰?」状態だ。ハジャイ発クアラルンプール行の列車は予定より2時間早い朝の4時45分(タイ時間)にセントラル駅に到着。既に他の客はみんな降りてしまって一人だけぐっすり状態のところを起された。やはり寝台列車は楽でいい。気がついたらもう到着。14時間があまり苦にならない。

あわてて下車するもクアラルンプールは始めての地。右も左もわからない。加えて「行けば何とかなるさ」で来ているので、目覚め早々ピンチ到来。外はまだ真っ暗だ。出口らしき所にカモ待ちタクシーはいるものの、タクシーで安宿直行は味がない。せっかくなのでセントラル駅を徘徊する。

とりあえずチャイナタウンに安宿があり、高架鉄道で一駅の「バサールスニ」ということまで、本屋のガイドブック立ち読みでわかっていた。そこに書いてあった「LRT」というキーワードでその乗り場を探すも見当たらない。正式名称がそうだったとしても、駅に表示がない名前出しても、何の役にたたねえじゃねえか。ピントはずれで名高いガイドブックをあてにする自分が悪いんだけど。

駅の職員に聞くと「RAPID KL」とある乗り場へ行けという。なるほど「LRT」はないが「RAPID KL」はデカデカと表示がある。しかしまだシャッターが下りたまま。朝早すぎたのだ。時計を見るとまだ5時前。気持ちが折れてタクシー乗り場に向かいそうになると、なんとシャッターが上がり始めた。そうなのだ。タイとマレーシアには時差が1時間あり、タイ時間の5時はこちらの6時だったのだ。無事その「LRT」でバサールスニまで行く。一駅だが結構遠く真っ暗な中歩くのは無理そうな距離。1リンギ。


より大きな地図で クアラルンプール を表示


チャイナタウンの安宿だいたい1泊30リンギから         パサールスニ駅          マンゴスチン1kg5リンギ130円

宿を探していた時にはまだ真っ暗で、知らない町で、おまけにマレー語全く話せず…。毎度おなじみ顔が小学生状態。

ただパサールスニ駅から徒歩圏内に安宿はたくさんありすぐ見つかった。最安は駅から一番近かった「WHEELERS GUEST HOUSE」のファン、シングル、トイレ、シャワー共同25リンギでその他は大体30~40リンギ。ただ窓も通気口も全くない完全な独房宿もあったりするので部屋は見せてもらった方がいい。ここは30リンギで最安ではないが角部屋で窓があるので決定。でもトイレシャワー共同で30リンギは高い。

ちなみにパッカー宿のドミなら10リンギからある。屋上ドミもあったがエジプトなどの雨の降らないところでは屋上ドミはわかるが、ここは雨結構降るはずなのにどうすんだろう。泊まる気ないのでどうでもいいか…

セントラル駅のRAPID KL線(プトラLRT)自動改札口.

今日はやや雲は多いもほぼ1日晴れ。お昼寝をして夕べの移動の疲れを取る。さっき3時頃起きだして待ちを徘徊すると急にスコール。1時間ほどでやむ。帰りにしっかりマンゴスチン1㎏買う。何気なく買ったプリンらしきものを食べてみるとマンゴープリンでめちゃうまかった。2リンギ。後街中で思ったより英語が通じるのが助かった。どうも私が日本人に見えないらしくタイ語や中国語で話されたりもする。酒屋も普通にあり、架橋系のおっさんが昼真っから酒飲んでたりもした。シリアのような厳格なイスラム教国とは違うようだ。かつてアブダビでシャレのみやげで買ったノンアルコールビールを知人に飲ませた事がある。感想は一言「まずっ」。アブダビの方々はそうまでしてビール飲みたいのかな。飲まないので気持ちがいまひとつわからない。


早朝のセントラル駅徘徊の時に1階だか地階だかわからんがエレベーターで降りたところに空港行きのバスが待機していた。

クアラルンプールの国際空港は2つ、フラッグキャリア用とローコストキャリア用がある。エアアジアはそのうちのローコストキャリア用で発着する。通称LCCT。その待機のバスがLCCT行のバス。赤い方がエアアジア直営バスでネットで事前申請で割引料金で乗れる。通常9R。黄色い方は8R。
セントラル駅発空港行(LCCT)エアアジアバス         LCCT空港バス8リンギ        . 

さっき宿のお兄さんにいろいろ聞いたが正規の国際空港(KLIA)は市内から77kmも離れているそうで、バスで2時間位かかったりするとか。セントラル駅からの鉄道もある。エアアジアのLCCTはもう少し近く90分くらいらしい(後日後記:この情報は間違い。実際は両空港ともKLセントラルから43Km)。エアアジアの躍進の影にはこういった発着料の安い第二空港を建設するなど、国家を挙げてのバックアップがあっての事なんだなと改めて思った。ところでクアラルンプールってどこか観光するところあんのかな?



町並みは思ったよりきれい。英語も結構通じる。書き文字がアルファベットのせいもあるかもしれない。ここまで南下すると東南アジアの雨季エリアの雲の流れの影響も心なしか少なくなってきているような感じ。でも何で早朝でなく夕方にアザーン聞こえるんだろう。早朝やられるよりはいいんだけど。高そうなホテルと安宿が近かったりして不思議感かもし出している。

ネットは宿が無料ワイファイ提供していてくれていたただ。PWも無料でくれる。ただこの部屋まで電波が届かない。フロントまで行かねばネットは見れない状況。ホテルによっては1日5リンギ取られたりすると宿の兄ちゃん。

南へ来て天気がいいと暑い。でも天井ファンの風は心地よい。

クアラルンプールって高いビルがたくさんあるそうだが高いもので452mって。エンジェルフォールの半分もないんじゃん。せっかくなので帰りにでも…とも思うがペナンやランカウイとの選択を迫られるとやはり削られてしまいそう。


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