なぜ海外旅行に行くのか なぜ旅に出るのか
旅に出る理由は人それぞれ。理由なんかない。楽しいからだ。行きたいから行くんだ。日本にいてもつまらないし…あたりが最も妥当な回答。
また海外に行ったことがない人の考える理由と、初めて海外へ行く人の理由、ツアーで海外に行く人と、個人で行く人のそれぞれの理由は違うとも思う。私自身もハワイが楽しくってしょうがなかったころと、ハワイに飽きて南米やアフリカを旅するようになったころとの理由も微妙に違うような気がする。「理由なんかない。楽しいから」で終わると寂しいのでびー旅独自のなぜ旅に出るのかの掘りこんだ私的考察。2019年8月16日(金)
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イグアスの滝 ブラジル側
潜在領域のスイッチを入れる
海外へ旅する理由
私の場合のなぜ海外旅行に行くのかの理由を簡単に一言でいうと「自分の潜在領域のオフになっているスイッチを入れるため」だ。
そのスイッチは日本にいて同じことを延々繰り返す日常生活をしている限り絶対にオンになることはない。そしてそのスイッチは一つだけでなく様々なスイッチがあり日本の日常生活では常にオフになっている。少なくとも私の場合は。さらに潜在領域にあるので自分の意志でオンオフできない。というか、自分でもオンになるまでそういうスイッチがあることに気づくことすらない。それは海外渡航などのこれまでとは全く違う特殊な環境に身を置くことで初めてオンになる深層にある本能的なものだ。予定調和に支配されたぬるま湯では決してオンになることがなく、気づくことすらない。
マンタと泳ぐ。10m潜水でも入るスイッチがある。
4000mスイッチと断食スイッチ
スイッチのもっとわかりやすい具体的な例として、例えば私の場合の2例。「4000mスイッチ」と「断食スイッチ」だ。
私はアスリートでも何でもないただのメタボのおっさんなので心肺機能も血液中のヘモグロビン濃度も平均かそれ以下。日本での登山やトレッキング経験もない。そんな私にいきなり5000mを超えるヒマラヤトレッキングは身の丈以上の無謀な挑戦のはずだった。案の定3000m前後の森林トレッキングでは高校運動部の夏休み合宿で先輩にしごかれる1年生状態。
「とろとろすんな。気合い入れんかぼけ」と言われながら必死に坂道を上る感じ。実際は同行者もガイドもポーターもおらず1人で登っているのでそのように激励する人はいないんだけど。まさにポンコツヘロヘロ状態で無様なゾンビの行進で周りの元気な欧州組トレッカーに追い越されっぱなし。その状態で3日ほどたって森林限界を超える4000m以上の高度になるとそのスイッチが入る。5000mを超えると酸素濃度は地上の半分になり多くのトレッカーはその辺から高山病症状訴え始める。なのに4000mを超えてスイッチが入った私はポンコツ状態から急に元気いっぱいになって高山病で萎える欧州組を追い越しバリバリ5000m超える先へ進む。ちなみに私は高山病の薬
Diamoxの類は一切飲まない。まさに仮面ライダーの変身。なぜそうなるのか自分でも不明。正直に話すと私は高山病予防の薬があることを3回目の訪問くらいまで知らなかった。
ウユニ塩湖 ボリビア
4000mスイッチが入る理由
ヒマラヤの山は4000mを超えると森林限界を超えて木々がなくなり、周りの氷壁の山々のテンションが異様なほど高い。酸素が薄いのでトレッカーズハイになるせいなのかもしれない。そのスイッチが入ると途端に無様なゾンビの行進状態が一変し、異様に元気いっぱいになり奇妙な力が湧いてくる。そしてこのスイッチは4000mを超えないと入らない。酸素分圧が地上の半分になり本能的に生命の危機を感じて入るスイッチなのかも。ヒマラヤへは複数回行っているが次の訪問時も4000mまでは何回行ってもポンコツトレッカー。また下山して4000m以下になるとそのスイッチはオフになる。富士山の標高は3776mなので、私が富士山に登ればきっとポンコツトレッカーのまま頂上往復することになる。残念ながらまだ登ったことないけど。
何度も言うがこれは私の場合限定。人によってはスイッチはいるどころか高山病になってひっくり返って高額救助ヘリで強制下山という場合もなくもない。
この強烈風景がスイッチを入れる。同行者もガイドもなし。たった一人でまさに山の神とのさしの対話。撮影地点の標高は5545m。
4000mのスイッチの実録 ヒマラヤインパクト
ガーナ アクラ
断食スイッチ
もう一つは断食スイッチだ。ダイエットスイッチともいう。主に南国の途上国の旅先で食欲がなくなって断食状態になりどんどん体が縮んで痩せていく日本では絶対にありえない体験だ。私は日本では3食、4食飯食ってもまだ食い足りないという食い意地のはった典型的メタボのおっさんで、日本で飯を抜くなんて一食たりとも不可能だ。酒もたばこもやらないのでストレス解消が食べることに行ってしまう典型的メタボ体質。
しかし私は以前ミャンマー南部放浪の旅で体調すぐれず、飯がまずくて1日1食も食えなくなる体験をする。衛生状態も悪いので下痢も続く。体調のせいなのか飯がまずいせいなのかとにかく食欲がなくなるのでダイエット通り越していきなり断食ゾーンに入ってしまう。やろうと思ってそうなっているのでなく、連日ミャンマー語との格闘含むエキセントリック体験でおかしなスイッチが入って自然にそうなってしまっている。痩せるというより体が縮んでいく悲しい疑似カヘキシー体験だ。同じ体験はインドネシアのスラウェシ島でも、パプア州でも、ベトナムのコントゥムでもしている。そしてこの状態は日本にいては絶対にならない。日本ではどんな重病になろうと食欲だけはなくならない。
海外旅行ダイエット 断食スイッチビフォーアフターの写真
エジプトエアから見るスーダン上空サハラ砂漠。火星ではない。
そしてこの類のスイッチは上の2パターンだけでなく無数にある。さらにヒマラヤやミャンマーだけにあるのではなく、南国サンゴ礁のビーチにも、ジャングル奥深くの遺跡にも、リオのカーニバルにも、セレンゲティにも、ウユニ塩湖にも、パリの美術館にも同様に存在する。人によってオンになるタイミングも場所もそしてその効果も全然違う。確実に言えることは、私の場合、日本の日常生活にはその場所もタイミングも全くないということだ。
ではなぜ潜在領域のスイッチを入れる必要があるのか。私の場合と限定してあえて答えるなら、そうした方がいいと本能的に感じるからだ。上のような体験をした後、「これはいかないと損でしょ」と純粋に感じるからだ。その感覚は快感や快楽という類でなくもっと危険でやばい依存性に近い。
タンザニア セレンゲティ アルーシャ発の4泊5日ロッジツアー
私は酒もたばこもやばい薬もやらない。競馬もパチンコもマージャンも無縁。一般的に言われる悪魔的依存性のある群雄割拠の面々に一切縁がないのに、唯一この旅の依存性にやられてしまっている。潜在領域のスイッチが旅の依存性に火をつけるのだ。ギャンブルやクスリの持つ依存性吸引力をそこで使い切ってしまっているのでそういうことをする余白がないのかもしれない。要は旅ジャンキーってこと?
日本の生活での惰性と予定調和と陳腐な日常が人間に本来必要な生命力を摩耗させていく。おかしくもないのに義務で笑う状況は人間を卑屈にさせる。そうではないんだとそこから脱出して元気になる。腹の底から笑える笑顔が戻る。潜在領域のスイッチをオンオフすることで精神的にも肉体的にもきらきらを取り戻せる。生きていてよかったと理由なく思う。ドン曇りの暗い空よりきらっきらの快晴のほうがいいよねという状況に似る。それが私の海外に行く理由だ。
純粋な衝動に駆られて地平線や水平線に向かう。海を越えて知らない世界へ行く。ここじゃないどこかへ。先史時代から人間はずっと旅をし続けてきた。日本人の祖先も雲南省から旅をし続けて日本にたどり着いた。一部の長旅組はベーリング海峡、アラスカ、北米経由で南米まで旅をしてそこに定着した。
さらに広く知られていることだが、類人猿からヒトへの進化には重い肥大化した脳を脊柱で支えられる直立2足歩行が必須だった。そしてその2足歩行への進化を促したのが一部の類人猿の森林から平原への旅立ちだった。その「旅」がなければサルからヒトへの進化はなかったのだ。旅へ出ようとする衝動は人間の本能的な領域から生じる必然的な欲求なのかもしれない。
昔の東横線車両はタイを走る メークロン駅
今の東急東横線2019年8月 タイムトラベル?パラレルワールド旅?
びー旅つぶやき 16:49 2019/08/12
ジェットスターで成田発下地島往復予約する。下地島とは沖縄の南の果てにある先島諸島宮古島の脇にある島。成田からは片道1,900km。上海より遠い。ネット表示は片道5,990円だったのに空港税とカード手数料1200円入れると往復の支払い合計は15,020円だった。とはいえ宮古島に成田から片道7,500円ならまあ許容範囲か。出発が成田朝6時55分なので、東横線の始発では間に合わず。前日深夜成田へ向かって空港難民になって夜明かしのパターンだ。直行便なのに往路3時間半もかかるのはなぜだ。復路は2時間半。
ジェットスターは今セールやっていて成田関空3,390円プロモが出ている。関空高知1,990円もある。成田関空3,390円って。なんでみんな3倍払って新幹線に乗るんだ?わしゃ不思議でしょうがない。
10:42 2019/08/12
山田さんよりバンコクの地下鉄追加情報。MRT ブルーライン(ホアランポーン駅からチャオプラヤ川の下を通ってワットアルン方向へ延伸する地下鉄)の延伸区間の運行時間がAM
7:00からPM 9:00に13日から変更のようです。運転間隔は8分おきは変わりません。また車両はファラムポーンで乗り換えです。ファラムポーンに着いたら反対側の車両に乗り換えとなります。とのこと。山田さんいつも情報感謝です。
ジェットスター成田から下地島空港1900km週3で片道5,990円~。ちょっと前の那覇から宮古島290kmの料金の3分の1。石垣島→宮古島123kmのRACフライト代より安い。独占して高値維持の悪習路線にLCC爆弾直撃。石垣宮古のフェリーはなくなったそうだ。下地島から宮古島市14kmには伊良部大橋3,540mでつながっている。現地には1泊3000円台の民宿ある様子。行こうか迷う。沖縄の年間日照時間47都道府県中42位。東北各県と張り合っている。タイミングによっては台風実況報告になりかねない。ハワイにモルディブに宮古島。おまえはOLか。モルディブのデフォルト言語ディベヒ語。シンハラ語に近いというがありがとうはウルドゥー語と同じ。
20:05 2019/08/06
山田さんからのバンコク地下鉄情報。先月7月29日からMRT ブルーラインの延伸区画が試験開業しています。延伸区間の停車駅はHua Lamphong~Wat
Mangkon~Sam Yot~Sanam Chai~Itsaraphap~Tha Phra。10時から16時までの8分間隔で、ファラムポーンから乗車は一律16バーツ。ワットマンコーンからタープラ間は無料です。正式開業は9月29日です。車両を3両から6両編成にこれを機会にしてもらいたいものです…とのこと。ホアランポーン駅から地下鉄でカオサン、ワットアルンやトンブリ駅に行けるようになる。サナームチャイ駅からカオサンは1.5km、イサラパップからトンブリ駅は2kmほどと少し遠いけど。トンブリ駅発の蒸気機関車によるカンチャナブリ観光列車は幻で終わるのだろうか?山田さん情報ありがとうございます。
8月7日梅雨明け炎天の渋谷ストリーム前
8:38 2019/08/05
いつも情報いただいている五十嵐さんから台湾女子旅情報いただいた。バイアスかかりまくりのびー旅情報に良識目線の旅情報が加わる感じ。五十嵐さん貴重な最新情報ありがとうございました。
台湾って女子に人気らしい。なんで?タピオカのせい?一度行ったことあるけど私はいまいち楽しくなかった。物価高いしでかい公園テンション低いし。人気の理由が私には不明。五十嵐さんに聞くも教えてもらえなかった。秋田在住の彼女にLCC東北就航ラッシュで恩恵あるのか聞いたら、秋田から仙台まで道のりで250kmもあるのでさほどでもないらしい。東京から名古屋までの距離だ。庄内は118kmだけど遠いことは遠い。タイでは結構な地方都市に飛んでいるのに。エアアジアジャパンはよう秋田に飛ばんかい。
成田でもなく関空でもなくセントレアから秋田は渋すぎか。ただ私は当初名古屋~千歳の需要なんかあるのか?早々撤退では?と思っていたがふたを開けたら現在トリプルデイリーで絶賛運行継続中。「高いので乗らない。安ければ乗る」の潜在需要は思っているより多いのだ。東京梅雨明けで猛暑が続く。先日の雨季のタイより今の東京のほうが確実に暑い。
代官山 梅雨明け猛暑 8月7日東京最高気温36℃