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エジプト格安情報1 ギザのピラミッド

エジプトへ個人で格安に行く方法

エジプト格安旅行基本情報 10日間でエジプトを格安に放浪する

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日本からエジプトは遠い。しかしエジプトは東南アジアに負けないくらい物価が安く、格安旅行をするにはとてもおいしい場所でもある。ネックとなるのは航空券代なのだがこれもまた気が向いたかのようにアエロフロートという航空会社が4万円台の往復航空券を出したりする。2006年関空発のカタールエアで3万円未満というのもあった。これらは期間限定のいわゆる掘り出し物チケットなので常にこういう値段でエジプトに行けるわけではない。

このページ公開時には10日間の放浪にかかる総額は7万円としていたが、今は燃油高騰時よりはましになったとはいえ、ページ公開時よりはやや高くはなりそう。2009年6月成田発トルコ航空のカイロ往復68,500円のチケットしていたが、燃油追加税その他諸税込みだと航空券だけで7~8万円… 2010年7月現在燃油税込のエジプト航空券に安いものは見当たらない。現状では10日間10万円以上にはなりそう。
ギザのピラミッド1
ギザのピラミッドまではバスで行ける。

ただエジプトの場合、航空券さえ安く手配できれば地元料金ホテルに泊まり、地元レストランで食事をして、移動もすべてバスか鉄道にすれば旅の出費は驚くほど少なくてすむ。ピラミッドを見るだけならエジプトについての出費は3日ほど滞在しても1万円かからない。私の記憶では連日ぼられまくって敗北感に打ちひしがれているのに、なぜか入国の時空港で替えた1万円分のエジプトポンドが6日たってもなくならず、不思議な気分を味わった。

つまりそれだけ地元の物価が安いということ。宿泊代に関して言えばカイロではドミで9E£(190円)、シングルでは20E£(415円)~と若干高いが、アスワンではシングルで10E£(160円2008年12月レート1£≒16.41円)~といった具合。コシャリというそば飯1.5£(25円)屋台で買って食べて過ごせば、1日の滞在費用は宿代込みでも1000円かからない。


エジプト放浪の見所     紅海/ペトラ/パルミラ     砂漠/アブシンベル

紅海リゾートハルガダ 1日ツアー食事付10US$
ギザのピラミッド、ルクソールの遺跡群、アブシンベル神殿等が有名であるが、西方砂漠や紅海リゾートなども見所としては落とせない。またイスラエルやヨルダン、シリア方面や地中海方面にも見所はある。

これらの観光スポットを1~2週間で周遊する場合の注意は「あまり欲張らないこと」か。1ヶ月以上滞在できるような場合を除いてエジプトのこれらの見所をすべて回ろうとするとどれも消化不良で移動ばかりがきつくなってしまう。もちろんお金をかけたり、厳しいスケジュールを立てることによって短期間で回ることも可能だ。

しかし睡眠不足と疲労がたまるばかりで、帰ってから移動の思い出しか残ってないような旅になってしまうことになりかねない。エジプトは個人で行けば10万円ちょっとで行ける手近な観光地なのだから欲張らずに自分の好みに合わせて上にあげたものの中からうまく行く場所を絞り込んで効率よく旅をするほうがいいような気はする。



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タージマハル インド格安情報

 
スフィンクスとピラミッド
ギザのピラミッドとスフィンクス ギザのピラミッド群は歩いて回れる。

エジプト2 紅海/ペトラ/パルミラ            エジプト3 砂漠/アブシンベル


スフィンクス口から見るピラミッド
 どうやって行くか

2008年1月にも短期限定でカイロまでの成田発49,800円という航空券が出ていたが、その後2008年8月23日には最安で72,000円。カイロ行の航空券は時期によってかなり変わるので安く行くためには要領がいる。私が2004年11月に行った時はアエロフロート、カイロIN~アテネOUT19日49000円。この頃まだ燃油追加税はなく、諸税含めて最終的に支払った額は56,040円(アドバンストラベル)。2006年2月カイロ往復12日で行った時には航空券代45,800円で燃油追加税12,000円含めて支払い総額は61,140円だった(CANツアー)。その後2007年の夏秋の最安料金は税抜き成田発85,000円だったりもした。そういう高い航空券しか出回っていない時期に格安でエジプト放浪は実質不可能。

2010年4月1日よりアエロフロートは燃油税引き上げ、モスクワ9,000円、欧州線10,000円。一時消えてなくなるかと期待させた燃油税もいつの間にか結構な高額になっている。長距離ほど高くなる燃油税はエジプト行き旅行者には当分重荷になりそう。

日本からの航空券の格安手配が難しいことを除けば、現地入り後何とか格安旅はできる。ピラミッドを見るだけなら現地では1万円かからないのだから。例年夏から秋にかけてなぜか航空券が高騰し、税込だと10万円越える状況が続くが、12月にはいると気まぐれに税抜4万円台が出現したりする。


アエロフロートでカイロへ行く場合の裏事情

格安でカイロ往復するためにはやはりいくつかの裏事情がある。アエロフロートというのはロシアの航空会社でヨーロッパや中東へ格安旅行する者にとって非常に縁の深い会社なのだが、ネット情報にはあまり肯定的な情報はない。サービスの悪さや空港での案内の悪さは昨今大分改善された気がするが、決定的なのはなんと言っても乗り継ぎの悪さとそれに対するアエロフロート側の対応だろう。ロシアの航空会社であるので、成田からモスクワを経由して各都市へ向かう。カイロ往復の場合、行きは3時間、帰りは13時間モスクワの空港でフライト待ちを余儀なくされる。もちろん空港ホテルもあり、そこに日本から予約を入れて宿泊することもできるが、その空港ホテルが一番安いもので1泊100US$。こういう場合の宿泊は航空会社持ちでタダで空港周辺ホテルに泊まれることもあるのだが、アエロフロートのモスクワ乗り継ぎの場合は別料金でこちらが払わなければならない。また宿泊した人に聞いた話ではホテルの部屋にほぼ監禁状態で、ホテル内でさえ自由に歩き回れず、ビザなしでの市内観光などとんでもないといった感じらしい。まあ1月この時期氷点下のモスクワ歩き回る気になる人も少ないとは思うが。

だいたいアエロフロートを使ってカイロ入りするような人種は半日100US$払って監禁される選択はしない。で、どうなるかというと空港の中2階のようなところで難民と化して帰りの便待ち13時間浮浪者体験させられる。安い料金の裏にはこういう覚悟が必要なのであらかじめ知っておいた方がいい。冬、外は極寒だが、空港内は上着があれば快適に眠れる。コンクリートは若干冷たいが。空港内は食べ物も飲み物も高いので帰りはカイロでそれらの準備をしていった方がいい。空港内ではクレジットカード使えるが、現金での支払いはルーブルかユーロ。小額両替で無駄な小銭増やすことになってしまうのでなるべく買い物は避けた方がいい。

浮浪者体験なんてとんでもないって方には、裏技としてカイロIN~アテネOUTのオープンジョーで行けば帰りの便は3時間待ちくらいですむ。アテネまで自力で行かねばならないが。陸路、海路で周遊する場合は効率はいい。アエロフロートのフライトスケジュールころころ変わるので念のため最新フライトスケジュールを確認はしておいた方がいい。

2008年12月16日追記 アエロフロートでのエジプト乗り継ぎの状況が若干変わって帰路便も日によっては同日乗り継ぎで待ち時間1時間ちょっとで可能になっている。ただモスクワ~カイロ便が少ないので席はすぐに満席になりがち。乗り継ぎの日が悪いと翌日便の25時間後になる場合もあるとのこと。1時間で乗り継げればいいが25時間となると空港で時間つぶすのは少し難しそう。


エジプト2 紅海/ペトラ/パルミラ        エジプト3 砂漠/アブシンベル


スフィンクス ピラミッドとラクダ


 個人で行くか現地ツアーで行くか

カイロにはたくさんの旅行会社があってそこでエジプト各地のツアーを扱っている。ツアー代はピンきりだが日本人だとわかれば日本人料金で手配される。自力で行った場合に比べて比較にならないほど高いのでお勧めはしない。下手に現地のぼったくりツアーに参加するくらいなら日本からツアーで行った方が安く上がる。しかしピラミッドも砂漠ツアーも紅海リゾートへも比較的簡単に個人で行けるので、自分でバスや列車の手配をして行った方がいい。

カイロから個人でバスや列車を使っていった場合の費用は大まかに次のような感じ。ツアー代、宿代、食事代、移動代すべて込み。地元料金の宿や定食屋を利用した場合のだいたいの目安。行き方の詳細は後述する。

ギザのピラミッド 日帰り 1,000円
白砂漠黒砂漠ツアー 3泊4日 5,000円
ハルガダシュノーケル 2泊3日 4,000円
アブシンベル神殿 3泊4日 8,000円
ピラミッドで記念撮影
徒歩で回るピラミッド 入場料40£約800円


アラビア語はしゃべれないよりはしゃべれた方がいいが、エジプトの観光客の行くところではだいたい英語が通じるのでアラビア語がしゃべれないと困るということはさほどない。ただ片言でもしゃべれれば砂漠の奥地やヨルダン、シリアへの放浪等オプションは広がる。


ハルガダ沖の無人島
ハルガダからのシュノーケリングツアー(10US$昼食付)で訪れる無人島


 カイロの空港から市内まで

安い便でカイロへいく場合大体到着は深夜になることが多い。エジプト入国にはビザが必要だが事前に用意する必要はない。空港に着いてから切手のようなものを買って自分でパスポートに貼り付けるという作業をすればいいだけ。それが現地でのビザ取得方法。深夜であっても問題はない。入国審査に毛が生えたような手続きが若干増える程度だ。

空港から市内までは結構遠く約20kmとのことだがローカルバスで行った感じではもっと遠く感じた。空港ターミナルは2つある、アエロフロートで深夜のカイロに入った場合、空港出口を出てまっすぐ500mほど進むとやや左手にがらんとしたバスターミナルがある。深夜に駐車しているバスは1台もないがバスは一晩中走っているようなのでここで待っていればそのうちバスがやってくる。私が利用したときは1回目は20分ほど、2回目の訪問の時は40分ほど待った。地元系のおんぼろバス、タフリール広場行き400番、25pt(5円)。バスの前方に番号がアラビア語で書いてある。アラビア数字で400は「ε・・」なので覚えておくといい。
スフィンクス口への道
スフィンクス口までは石の道がある。

バスターミナルに行くまで空港タクシーの運ちゃんが「市内までのバスは5時までない」とか行ってくるが、自分の車に乗せたいだけなのでうまくかわそう。終点がタフリール広場。安宿まで若干歩くが30分も歩けば宿は見つかる。「~はどこですか?」程度のアラビア語を暗記しておくと少し早めに宿にたどり着けるだろう。スルタン、サファリ(1泊9£の安宿)へ行くなら終点まで行かずに地下鉄ナセル駅前で降りたほうが歩く距離は少なくてすむ。首から札束提げて歩くようなことしない限り、深夜でもカイロはさほど危険ではない。


 カイロのホテル・安宿・宿泊

カイロの宿泊事情は供給過剰状態なので予約なしで行って問題は全くない。たとえ深夜の到着でも宿は簡単に見つかる。タフリール広場やラムセス2世駅から歩いていける距離に1000円以内で泊まれる安宿はたくさんある。1泊1200円払う覚悟があれば市内のいたるところにホテルは見つかる。私はカイロのすべての宿に泊まり歩いたわけじゃないので、実際に泊まってみてお勧めできる宿をあげておく。

●スルタン
4 Suuq it-tawfiqiiya
Tel(02)5771925
ドミ1泊9£(180円)ドミしかないが日本人がたくさんいる。
このビルの上の階には「サファリ」など他の安宿もある。周りには地元定食屋やパン屋、果物屋等あり。トルゴマーンバスターミナルへも歩いていける(約30分)。地下鉄ナセル駅から徒歩5分。タフリール広場から徒歩25分。

●セレクトホテル
19 Shaari Adli
Tel(02)3933707
シングル1泊20£(400円)わかりにくい場所にあるが静か。
時差ぼけ解消にぐっすり寝たいならここがお勧め。地下鉄ナセル駅から徒歩10分。タフリール広場から徒歩25分。

激安にこだわらない場合は日本からネットでそれなりのクラスのホテルを手配ができる。日本語可。以下にいくつか予約サイトにリンクを張っておく。これらのホテルは1人あたりではなく1部屋あたりで値段を設定しているのでファミリーやグループで行く場合、1部屋に2、3人で泊まれば一人当たりは安くなる。シングルもツインもさほど差額はない。またこれらのランクのホテルは予約なしでフロントへ行ったり、国際電話で直接ホテルに予約を入れるより、以下のようなサイトからネット予約したほうが安い場合が多い。


3連ピラミッド
ピラミッドのヴューポイントには徒歩で歩いて回れる。途中ラクダ使いにしつこく誘われるが。

ビューポイントから見るピラミッド 
こちらのビューポイントにも歩いていける。           スフィンクスのお尻



 ギザのピラミッドの行き方

エジプト観光の目玉とされているギザのピラミッドにはカイロの安宿から日帰りでいける。地元バスを使って行けば片道25pt(5円)、ワゴン車のミニバスだと片道1£(20円)。ワゴン車だと遺跡群の入り口まで行かないので地元バスのほうがいいかも。他に必要なものは入場料(40£)くらいなので、1.5£のコシャリでもお弁当で持って行けば、総額1,000円かからない。ちなみにスフィンクス出口のマクドナルドでセットで食べると20£(600円)くらいになってしまう。また遺跡内の穴倉に入ったりすると別料金取られるらしいが、高いだけでつまらないとのこと。
ラクダ使いのおっさん
らくだ使いのおっさん。写真はただ。

入場料払ってピラミッド遺跡群の中は徒歩で回る。ここはツアーのバスで行くより個人で気ままに歩き回るほうがおいしい気がする。上のように3つのピラミッドが重なるビューポイントなどにも歩いていける。途中らくだに観光客を乗せて稼いでいるらくだ使い(写真右)に盛んに付きまとわれるが不要な場合はうまくかわす。乗った事がないので料金等詳細不明だが、結構ぼったくられるような話は聞いた。

カイロの安宿からはタフリール広場まで歩いていってそこでギザのピラミッド行きのバスを探す。バスターミナルはでかくてわかりづらいがカイロには英語を話す人が結構いるので「ギザのピラミッドに行きたい」と英語なり、アラビア語なりで意思表示できれば親切に教えてくれる。「ギザ」と「ギザのピラミッド」は違うのでご注意を。「ギザ」という町から「ピラミッドのクフ王口」まではかなりの距離がある。しかしクフ王口まで行って遺跡群の中にいったん入場した後、それぞれのピラミッドや、ビューポイントへは徒歩で移動可能。

個人で行った場合は時間を気にすることなく飽きるまでピラミッドを堪能できる。クローズの時間はあるが、朝入場して徒歩で一通り回ると夕方を待たずに午後にはヘロヘロになるのでちょうどいい。

ピラミッドとラクダ2 真下から見上げるピラミッド
エジプト人入場者はみな徒歩で回る。        ピラミッドの真下からの迫力は想像以上
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ピラミッド全景

エジプト2 紅海/ペトラ/パルミラ  エジプト3 砂漠/アブシンベル

エジプト旅ログ1 バフレイヤ発砂漠   旅ログ2 アブシンベル神殿    旅ログ3 ギザのピラミッド 紅海


モデルガン?なはずないよね
場内の警官のらくだ。何気なく撮って後で気づいたが物騒なものがぶら下がっていた。


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