カラパタール個人ツアー

カラパタールから望むエベレスト Kala Patthar

カラパタールとはネパールのクーンブ地方にある標高5545mの山。その頂上はエベレストを望む絶景ポイント。
日本発ツアーは1人60万円だが個人で行けば15万円と1/4の費用で行ける。上はカラパタールから望むエベレスト

カラパタール 個人ツアー エベレスト街道トレッキング

カラパタールkalapatthar

カラパタール 行き方 エベレスト街道トレッキング

ゾンラパスから見るヌプツェ Kala Patthar

カラパタール個人ツアーKala Patthar Everest highway trekking

カラパタール個人ツアー 2024年版

カラパタールに個人で行くために必要な期間と費用とベストシーズン
所要日数:14日以上(日本からの往復で)
旅費総額:1人15万円~(日本からの往復航空券込)
ベストシーズン:10~11月

カラパタール頂上

行き方概略 Kala Patthar

カラパタールへは航空券、ホテル、ガイドが込みになったツアーもあるが日本発20日間60万円と高額。高額なのに中にはカラパタールまで行かず、ルクラ~ナムチェを往復するだけのツアーも散見。またツアーだとトレッキングを他人のペースにあわせなければならない面倒もある。個人手配で航空券確保しカトマンズまで行って、宿もガイドも現地に行ってから自力手配する個人旅行スタイルが最も安く効率よく行ける。それならツアーの4分の1の料金。写真右はカラパタール頂上。

カトマンズ発カラパタール13日間35万円という現地発日本人向けツアーもあるが、カトマンズ発なら個人で行けば総額8万円~とやはり1/4以下の費用で行ける。また日本人向けツアーは異様にペースが遅く、通常1日で行くルクラ~ナムチェを3日かけて行ったりする。しかし高度順化の必要のない方にまで無駄に途中宿泊させる意味はない。高度順化のタイミングも人それぞれなので団体ほど効率は悪い。

ナムチェからゴラクシェプに2泊3日で行きゴラクシェプに3泊、カラパタールにもエベレストベースキャンプにもゴーキョピークにも行き、ゾンラパスもレンジョパスも自分勝手に気まぐれに回る私のような変則トレッキングはツアーでは不可能。また高度順化以前に体力的な問題から、人によっては修行か罰ゲームやらされている状況になりかねないので自分に向いているかどうかの事前の判断も必要。

個人で行く場合、最も一般的なのは日本からネパールの首都カトマンズに航空券のみで行き、そこでルクラという飛行機でいけるぎりぎりの山の村まで現地でネパール国内線航空券を手配して行く。ルクラから先の山奥へはフライトもロープウェイも登山電車もなく、基本徒歩でしか行けない。ルクラからは往復7日~10日ほどかけてカラパタールへ往復する。カトマンズでも山の中でも宿の予約は必要ない。当日明るいうちに山の宿を自分で確保する。

ルクラ以降の山での宿泊費は1泊食事込で2000~3000円ほど。宿代食事代は上に行くほど高い。ゴラクシェプでは食事、充電、ネット代込だと1泊3000円以上になる。ただ山では他に出費することはない。他にかかるのはガイド代1日1500円~やポーター代1日800円~くらい。昨今ルクラへのフライトが高騰して往復320US$~(5年前の倍)となっている。なのでカトマンズのプラノバスパークからローカルバスでジリやバンダール、パプルまで行ってそこを拠点にする方法もある。ただしジリからカラパタールへ徒歩往復するには所要3週間以上は必要。ちなみにジリ~ルクラ間には1泊50Rp(50円)の地元宿がある。

1円 = 1.0051 NPR / 1 NPR = 0.99493円 2018/12/20 8:54


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YouTube 動画おとちゃんねる カラパタール



カラパタール Kala Patthar から望むエベレスト。カラパタールの意味は黒い岩。

関連リンク
2013年ヒマラヤ個人旅行 ヒマラヤインパクト
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レンジョパスから望むエベレスト

カトマンズのホテル予約  ルクラのホテル予約

エベレスト街道とスリーパス

ルクラ(もしくはジリ)からカラパタールへ向かうトレッキングルートを「エベレスト街道」と呼ぶ。人気のトレッキングルートで近年日本からのツアーも増えている。その中で一番人気のルートはルクラからゴラクシェプまでのルート。このエリアにはメインのエベレスト街道の他に、ルクラからもう一つのエベレスト展望スポットのゴーキョピークに向かうゴーキョルートがある。また周辺のハイテンショントレッキングルートとしてコンマラパス、ゾンラパス、レンジョパスの5000m超の峠越えスリーパスルートがある。






トリブバン国際空港のエアアジアX A330-300 エアアジアX、週2便で運行していたクアラルンプール~カトマンズ線、2018年10月12日をもって一時撤退。

ネパール情報
シェルパガイド手配   ネパール基本情報    ネパール航空券
トリブヴァン国際空港   カトマンズの宿    エベレスト街道の宿



トリブバン空港 国内線フライト乗場

エベレスト街道 Everest highway trekking

2018年12月16日(日)
日本からネパールに行くにはエアアジアなどのLCCでクアラルンプール、バンコク経由する行き方が効率がいい。しかしエアアジアのクアラルンプール~カトマンズ線、2018年10月12日以降運行休止しているのでそこから以降は他社便になる。バンコク経由の場合、カオサン通りなどでビーマンバングラやドゥルックエア、ネパールエアなどの現地発航空券確保で行く。カオサン店頭に出現する激安航空券は日本からネット手配できない場合が多い。クアラルンプールからはマレーシア航空、マリンドエア、ネパール航空、ヒマラヤ航空が運行中。他に中国東方航空で昆明経由、中国南方航空で広州経由の選択もあり。




天気が悪いとテンションさがるだけでなく遭難の危険も高まる

カラパタール ベストシーズン

エベレスト街道と言われるヒマラヤ、カラパタール付近の天気は特徴的。1年に2ヶ月の間だけ快晴が続くチャンスが訪れる。そのベストシーズンが10月、11月。ガイドのシェルパの話によるとカラパタール付近の天気はそれ以外の季節には曇ってるらしい。山の天気のことなのでその2ヶ月の間にも曇ったり雨(雪)が降ったりする。それ以外の時期がすべて悪いわけでもない。11月がもっとも晴れる確率の高いということ。またカラパタールへのトレッキングコースは奄美大島と同じくらいの緯度にあるが、その大部分が標高4000m以上あるので12月以降の寒さも厳しい。


曇りのエベレスト街道 トゥクラ
10月上旬はまだベストシーズンには早くこんな天気もあったりする

山の風景はその天気によって大きく印象が変わる。雲の中に浮かぶエベレストも独特ではあるが、雲ひとつない快晴での景色の衝撃には及ばない。たまに山が顔出す程度の曇ならいいが、ずっと灰色の雲が立ちこめて山が全く見えない状態が何日も続くのであれば曇の日の高尾山や筑波山に行くのと同じで、高い金払ってヒマラヤまで足を運ぶ意味がない。



ルクラ テンジンヒラリー空港

ガイド、ポーターについて

山の中の道はだいたい一本道でそんなに複雑ではないのだが、微妙に分かれ道があったり、たまに道がなくなったりするので出来れば土地勘のあるガイドはいたほうがいい。ポーターとは荷物運び役のこと。上りの後半は10kg程度の荷物でも結構きついのでいたほうが楽ではある。でも欧州組のおばちゃんがたった一人でガイドもポーターもなしにカラパタールに登ってたりするので両方とも必須というわけでもない。

カトマンドゥやルクラでも頼めるがその辺で頼んでしまうと、高度順化や晴れ待ちでつぶす2~3日の間にもガイド代が発生するので効率はよくない。一番いいのはナムチェを過ぎたところあたりの宿でガイド兼ポーターを雇うことだ。現地で雇うガイドなら1日15US$、ポーターなら1日8US$といったところ。

私は2003年、2004年訪問時パンボチェでポーターということで1日8$で一人雇ったが実質道案内兼ねたガイドだった。安く雇って世話になったなと感じれば終了日にその分チップとして上乗せすればいい。カトマンズでも日本でもガイドは頼めるがそういう値段では頼めない。またカトマンズの日本人向旅行会社で頼むガイドはシェルパではなく、ネパール人であることが多いらしい。英語がしゃべれて良心的なシェルパはだいたいカトマンズの欧州組専門の旅行会社と契約結んでいるので11月の観光客ラッシュの頃は村にいないことが多い。

ちなみに2013年訪問時はジリからカラパタールまでガイドポーターなしのたった一人でトレッキングをした。メインのエベレスト街道とゴーキョピークはガイドなしでも問題なかったが、ゾンラパスやレンジョパスのガイドポーターなし峠越えトレッキングはきつかった。峠越えにはガイドはいたほうがいいと痛感した。

レンジョパス遭難の記録


ヒマラヤガイド自力手配方法   びー旅ロード エベレストを見に行こう



大きな荷物があってもポーター雇えば運んでくれる チョララ峠 ゾンラパス



トレッキング装備 カラパタール

パンボチェトレッキング

登山靴はカトマンズの安宿街のタメルの登山用品店でも安く手に入るが、登山靴は日本で早めに買って履き慣らしておいたほうがいい。

このルートで新品だと足にまめができて痛い思いをする可能性も。履き慣らした登山靴でも強烈な靴擦れができる場合もあり。靴擦れに絆創膏はってもすぐ取れ役に立たない。ただ一度も絆創膏はることなくトレッキングが終わる年もあった。

スニーカーやサンダルは雪のない季節のナムチェくらいまでならかろうじて可能。ちなみに右は標高4000m超のサンダルトレッキング。散歩のつもりで出歩ていたら意図せずこの状態に。下の村はパンボチェ上村3985m。

雪道や泥道を行く可能性がある場合、登山靴は必須。スニーカーやサンダル履きで滑りやすい岩を登るのは危険。またサンダル履きで岩に足をぶつけると非常に痛い。また年によって雪が多い年があり、そういう年のゾンラなどの峠越えルートなどには雪対策した登山靴とクランポン(アイゼン)必須になる。滑落したら死ぬような崖のアイスバーンは恐怖でしかない。10月のルクラ~ゴラクシェプのメインルートのみならクランポン不要。

またルクラからゴラクシェプに向かう一般的な小人数トレッキングの場合、寝袋も不要。テントも不要。まともな宿があるのにわざわざ寒空の中、野原にキャンプする意味はあまりない。Wi-Fiも携帯電話基地局もゴラクシェプやゴーキョに完備してある。充電もWi-Fiも有料で上に行くほど高くなる。



雪の多い年には滑落が怖いレンジョパス ここをサンダルではしもやけになる


◆トレッキングシューズ ヒマラヤスポーツ

 THE NORTH FACE 18,460円  salomon 9,990円   Caravan 14,385円
 
 雪道対策に履きならしたトレッキングシューズ必須
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ナムチェバザール Namche Bazaar

カトマンズのホテル予約  ルクラのホテル予約

高山病対策 カラパタールトレッキング

ナムチェでステーキ

高山病での深刻なトラブルを避けるために必要な点は次の2点。

1、ゆっくり登る。
動きという点でも、日数という点でも。気合や精神力で登らない。無理なスケジュールで先を急ぐようなトレッキングをしない。

2、気分が悪くなったらトレッキングを中断し、気分がよくなるまで上には進まない。高山病の不快感は2~3時間では回復しない。

近くに宿を取って回復を日単位で待つ姿勢が必要。だいたい2~3日ごろごろしていれば回復してくるのでそうなってからトレッキングを再開する。スケジュール的に帰国便に間に合わないなら迷わず途中断念して下山する。自力下山できなくなった場合の救護ヘリはとても高い。ヘリをカバーする登山保険がある。右上はナムチェのレストランのステーキ。

晴れ待ちと高山病対策の高度順応の日を含めて2~3日の余裕の日程を組む方がいい。要するに何もしないでボーっとする日を3日ほど予定に組み込んでおくということだ。ルクラからカラパタールへ往復するならボーっとする日を含めて10~12日あれば十分。ゾンラパス経由でゴーキョピークにも寄るなら2週間以上はあったほうがいい。





下の村はペリチェ標高4240m ガイド・ポーターなしたった一人で天空放浪

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コルドバ 35L 8,580円 ウスアイア50L 9,980円 フィッツロイ65L 11,000円

 海外旅行用のバックパックの機内へ持ち込めるのは55Lまで。
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カラパタールトレッキング

カラパタールから望むエベレスト

すべてお膳立てされた日本発カラパタールトレッキングツアーは、日本からトータル20日間60万円のような料金で高山病になることを前提にしたかなりのスローペース。びー旅サイト情報の日本発14日~、15万円~と数字が全く違う。これはどちらかがガセというのではなくそれだけ人によってペースが違うということなのだ。山歩きになれた元気な人が最底辺にあわせる意味はないと個人的には思う。


ゾンラパスのツォーラピーク

ゾンラパスでヘロヘロ

ガイド・ポーターなし
レンジョパスで遭難中

2003年初めてのカラパタールトレッキングはバンコク経由ビーマンバングラ利用だった。


ルクラのシタエアオフィス

  

タメル

  

トリブバン国際空港から市内へは上の市バス25Rp(25円)が走っている。空港内には乗り入れておらず、乗場は空港出口からは5分ほど歩く。到着のプラノバスパークからタメルも20分ほど歩く。途中下車したほうが歩く距離は少なくてすむ。車内では英語不可、ネパール語のみ。

ちなみにルクラ以降の山でのデフォルト言語はシェルパ語。ネパール語でも通じるけど。


ゴラクシェプの宿

ゴラクシェプの宿のレストラン

ジリからルクラへ

くもりのトレッキング

不思議な生き物に興味津々。ブプサで。シェルパ語で「こんにちは。元気?」は「タシデレ。タンボッ」。外国人がシェルパ語しゃべると現地ではうける。

タメル

ヤク

ナムチェ手前の坂

私を撮ってというので

ABCの袋でヒマラヤ放浪

ナムチェ


これが私の全荷物。エアアジアの機内持込みのみで済ます。ゾンラパスもレンジョパスもガイド・ポーターなしの天空放浪。

ベースキャンプ脇のクレバス


この道サンダルだと滑るかも。ゾンラパス。メインのエベレスト街道にはこういう道はない。


ゴーキョピーク頂上で


カラパタールから望むエベレスト
カラパタールから望むエベレスト

ゾンラパスから望むヌプツェ
ゾンラパスとヌプツェ

ゴーキョピークから望むエベレストとヌプツェ
ゴーキョピークから望むエベレストとヌプツェ
右手前がカラパタール。カラパタールの意味は「黒い岩」

レンジョパスから見るエベレストとヌプツェ、ローツェ
レンジョパスから見るエベレストとヌプツェ、ローツェ。左端カラパタール。



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