びー旅ロード 2011 No.054
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ジョイントチケット カオサンバス タイ

バックパッカーにおなじみ格安ジョイントチケットって何?

カオサン長距離バスでバンコクからタイの離島やカンボジア、ラオスに行く方法


カオサンバス シェムリアップ行 タイ側バス
     シェムリアップ行カオサンバスのタイ側ロンクルア市場までのバス

◆ジョイントチケット カオサンバス 2011年1月9日(日)  前へ  次へ
このサイトの公開当初から紹介していて、当日公開の日記にも何度も登場しているタイのカオサン発の「ジョイントチケットツーリストバス」。ついでに触れる程度できちんとした解説がされていなかったので特集する。大分前にこのサイト内で使い出した「カオサンバス」という名前も定着してきている。

このバスはタイの「カオサン通り」という各国バックパッカーの集まるエリア発で、そのチケットはカオサン通りの旅行会社で扱っている。外国人用ツーリストバスでありながら地元民バスターミナル発のローカル長距離バスよりも安かったりする。ローカルバスは1年通して料金変わらないが、カオサンバスはオフシーズンに安くなる。プーケット行などではローカルバスの3分の1の値段になることも。特にサムイ島やピピ島などはボート代が高いのでジョイントチケットとして確保した方が確実に安くなる。ただ南部からカオサン行き帰りチケットは高くなる傾向有。シェム発カオサン行は逆に安い。
カンボジア アンコールワット
カオサンバスでアンコールワットへ350B

カオサンバスのチケットが何でジョイントチケットというかと言うと、国境があったり海があったりしてひとつの交通機関のみではたどりつけない目的地に、乗り継ぎ(ジョイント)して向かうためにそう呼ばれる。バスからバスということもあるし、バスからボートということもある。狭義にはピピ島などへのボートとバスを組み合わせたチケットを指す。このチケットで手配すると目的地までの移動を一括確保でき、途中で降りてチケットを買いなおす必要もない。出発地点はカオサン通りの周辺の道端。申し込んだツアー会社の前で待ち合わせて案内係について行けばそこが乗場。

タオ島 マンゴーベイ
高額ツアーで行こうとカオサンバスで
行こうと海は旅人を差別しない。
例えばピピ島などは島なので当然バスではいけない(サムイ島はフェリー利用でバスで行ける)。個人で地元長距離バスで行けばバス代と別途にボート代がかかってしまう。しかしカオサンジョイントチケットではピピ島行のチケットとしてしょぼい1枚のわら半紙チケットで一括確保できる。具体的にはカオサン→スラタニ→クラビ→ピピ島間のチケットが1枚になっていて別々に手配するより安くなる。わら半紙チケットは途中乗換時に取り上げられて、かわりに色のついたテープを胸に貼ったりする。

またカオサン発バスはパタヤやアユタヤなどの近場では高くつくのでその場合は個人で地元バスや列車で行った方が安い。チェンマイなどへは乗り継ぎなしのバスもある。

カオサンバス乗車希望の場合は予約をせずにカオサンへ行って前日に自分で店頭で確保する。カオサン到着後の当日確保は南方向のみ可。サムイ島やプーケット行など夕方発の夜行バスなら空きがあれば当日でももぐりこめる。早朝発のシェムリアップ行などは前日確保、カオサンで1泊で翌早朝発となる。

このジョイントチケットシステムはカオサンだけのものではなく、ラオスでもカンボジアでもマレーシアでも外国人旅行者が向かう定番観光地の地元旅行会社ではたいてい扱っている。シェムリアップからチャン島へのジョイントチケットなどがシバタ通りの旅行会社で扱っていて、そのバスに乗れば途中乗換で待たされはするがボート代込で無事チャン島へたどりつける。

カンボジア ポイペト
            カオサンバス カンボジア側 ポイペト国境で

他にもプノンペンからパクセー、ホーチミンからシェムリアップ、ロンクルア市場からチェンマイといった具合。インドのバラナシからポカラやカトマンドゥ行の国境越えジョイントチケットもある。これらはすべて地元民ローカルバスとは別の外国人用ツーリストバス。カオサンからはジョイントチケットでクアラルンプールやシンガポールまで行ける。バンコクからシンガポールまでの最安移動方法はエアアジアでもマレー鉄道でもなくカオサンバスという味のある構造。ただバスでの数日かけての移動は修行、苦行に近い。マレー鉄道2等寝台車に比べれば快適さはかなり違う。

遠距離のカオサンバスは基本1日1便。距離によって出発時間が独自に設定されていて12時間以上かかるような場合は夜行バスとなっていて夕方1日1便発。12時間かからない距離の場合は早朝発で夕方現地到着となる。ローカルバスと違って深夜0時着のようにはならない。

びー旅蛇足情報
  • タイ格安個人旅行者なら必ず通る格安移動の道、カオサン発長距離ツーリストバス。地元の方々の利用するローカルバスやソンテウ程利用は難しくないので個人旅行の入り口的な移動方法。特にジョイントチケットはタイ南部の孤島へ行くには効率がいい。ただ利用にはタイ語は必要ないが英語は必要かも。
  • カオサンバスは安いということよりも自由度の高い旅なので想定外の味に遭遇できる。刺激を求める旅人向き。逆にバンコクの空港から市内へタクシー使うのが怖いと言うタイプにはむかない。

カオサンバス料金表
カオサンバスの値段

カオサンバス料金表その2
カオサンバス近場は高い。
アユタヤまで列車なら15B

韓国ソウル格安ホテル

エアアジア予約の方法
エアアジア予約の方法


   

ジョイントチケットのボート タオ島で
カオサンジョイントチケットにはチュンポーン〜タオ島間のボート代込。カオサンからタオ島まで10年9月500B 300Bになる時も。

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このジョイントチケット手配で注意することは「予約」にこだわらないこと。タイなどのぼったくり(日本人料金とも言う)が盛んな国では、数日前に予約をしようとするとお金持ちと判断される。そして当然その場合は日本人専用のお金持ち料金が適用される。特に「日本からメールで問い合わせて予約」などとなったら現地の方は「おいしいカモがやってくる」と営業熱で燃え上がる。その結果カオサンバス利用するつもりでも、ウソ情報交えたカオサンバスの悪口一通り並べ立てて、「どうなっても知らないよ」と高額な日本人ツアーに誘導される。シェムリアップ行カオサンジョイントバスがいい例。

「カオサンバスは安いけれど問題がある」という情報は私が利用した限りでは完全なガセ情報。このサイトでは小銭をめぐってのバトルは「問題」の中には入れない。びんぼっ旅君で紹介の旅を受け入れられるような旅行者には安くて快適な移動手段と断言できる。カオサンバスの乗車客はほぼ欧米人旅行者。安いので南部行にはタイ人も乗っているが1割程度。ただ移動中全財産とパスポートを盗まれるなどの被害が全くないわけではないのでそれなりの注意はいる。大まかには以下のようなこと。

  @荷物を少なく
  A貴重品は身につける
  B防寒対策
  C下痢対策

私は荷物はできるだけ少なくして自分の足元においている。足元に入らない荷物はバスの格納スペース行きとなるので、その場合は着替えのみなどなくなっても支障のない状態で預ける。パスポートや現金などは原則体から離さない。特に手荷物の外側の取り出しやすいファスナーポケットなどに財布を入れない。自分が取り出しやすいと言うことは盗人にも取り出しやすいということになる。

また冷房が強烈なので夜行バスなどで寒くて寝られない場合があるのでそれなりの対策を。私は薄くて軽い、かさばらない上着を常に持参している。タイやマレーシアではバス車内にトイレはあるが汚い。途中サービスエリア休憩あるのでそこでしたほうがややまし。またカンボジアやベトナム、インド、ネパールでは車内トイレはない事が多い。
スラタニのツアー会社
スラタニのツアー会社で出発待ち。TVに映るDVDは「ザ・ビーチ」

ソンテウ
こやつをソンテウという。これに乗せられて乗換地点まで行く。

こういう事情から南の国でお約束の下痢症状が車内で発生すると地獄。残念ながら私にはまだその経験はない。バスではないが空港到着後訳のわからん乗り継ぎ手続きでなかなかトイレエリアにたどり着けないシェレメチェボでは危機一髪経験ある。その時は何とかギリギリセーフで伝説の日本人にならずに済んだ。対策としてはフルーツや生ものなどお腹を壊しそうなものをバスに乗る前には食べないこと。


カオサンバス途中休憩のサービスエリアの食事 40B          サービスエリア風景 プーケット行のバスで


カオサンバスの車内
カオサン発タオ島行のスラタニまでの夜行バスの車内 エアコンガンガンで寒い
また南方向行カオサンバスは途中まで各方面行混載バスなので、サムイ行もピピ島行もスラタニまでは同じバスで行く。途中それぞれのバスの迎え(ソンテウ)が来てその案内に従う。乗換で1時間くらい待たされることもある。そのソンテウでそれぞれのバス乗場まで行く。初めての場合この辺が何がどうなるのかさっぱりわからず不安になるが、待っていれば迎えが来る。同乗者メンバー、特に同じ目的地に行く同乗者に話しかけてその顔を覚えておくのも手。

さらにサービスエリアで降りて食事した後、同じようなバスがたくさんいて自分の乗ったバスがわからなくなる事もあるので降りる時車のナンバー覚えておくと安心。私はこの経験、タイではないがブラジルではある。車掌のようなバス会社側の同乗者がいて、出発前人数確認するのでおいていかれることはほとんどない。

カオサンバスの利用者は各国バックパッカーに占められている。バックパッカーが泊る安宿は予約が一般的でないので、目的地での宿の予約なしで向かう乗車客も多い。そこでどうせ泊るならうちのゲストハウスへ… との自然な流れとなる。目的地到着間際にバス会社と提携の現地ツアー会社やゲストハウスの営業がある。必要以上にこの部分が拡大されてカオサンバスの欠点のようにとらえられるが、あくまで「もしよかったら」の提案なので提携宿に宿泊する義務は全くない。仮に話にのっかったとしても、連れて行かれる宿はそんなに極悪宿ということもない。

注意が必要なのは宿泊後のツアー。移動も宿泊も安くあげたとしても現地のゲストハウスの割高ツアーに参加してしまえば意味がない。例えばカオサン〜シェムリアップを50B(135円)で移動しても、達人用のプレアヴィヒアツアー350US$(約3万円)に参加してしまえば格安移動だいなし。彼の地には定番のアンコールワットツアー以外にプレアヴィヒアほどではないが、ベンメリアやコーケーといった高額ツアーが格安移動の元を取り返そうと待ち構えている。これらの遺跡には個人で行けばツアーの10分の1以下の費用で行ける。

シェムリアップからプレアヴィヒアまでは個人で行けば片道5US$ .

2010年4月UDDデモで盛り上がるバンコクで財布盗難に遭い、財布もパスポートもない状態で、ノートパソコンと着替えだけ持ってカオサンバスに乗ってタオ島へ行くタイ放浪実録はこちらへ


カオサンバス ジョイントチケット利用実録
カオサンバスでクラビへ    カオサンバスでサムイ島へ     カオサンバスでタオ島へ    カオサンバスでシェムリアップへ

カンボジア‐タイ国境 ロンクルア市場のバンコク行きバス
タイ〜カンボジア国境、ロンクルア市場には地元民用ローカルバスも走っている。カオサンバスよりトータルでは高め。2010年4月


安宿の看板とカオサンバス料金表(最安ではない) 2009年9月4日
  
常に変動するカオサンバスの料金 雨季には安くなる傾向有


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