びー旅ロード 2010 No.053
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羽田国際空港 エアアジア就航

エアアジアで海外に安く行く

羽田からクアラルンプール経由・乗り継ぎで格安にモルディブやヨーロッパへ



  クアラルンプールLCCT コルカタから到着のエアアジア機 珍しい緑の機体

◆エアアジア羽田就航 2010年12月5日(日) 前へ 次へ
2010年12月9日(木)羽田にクアラルンプール行エアアジアが就航する。週3便(火・木・日)。これはジェットスターが成田からケアンズに就航するのとはかなり状況が違う。バージンブルーに対抗してカンタスの立ち上げたジェットスターのようなゆるゆる変化球LCC(ローコストキャリア)でなく、ど真ん中の剛速球LCCが羽田にやってくるのだ。

エアアジアの羽田乗り入れはただの「マレーシアに安くいける」で終わらない。既にクアラルンプール発の多数の国際路線を持つエアアジアはインドやモルディブ、欧州、豪州に格安でいける可能性を無数に提供してくれる。

通常フライト席で羽田~クアラルンプール燃油税、空港税込。往復38,000円程度なのでその状態でも十分安いのだが、エアアジアはプロモ(販売促進用)席なるものを気まぐれに放出する。飛行機なのに数千円、時として数百円かそれ以下という料金だ。プロモ席に限定する限り、タイやマレーシアでは「バスより安いエアアジア」という状況。

エアアジア 11年2月14日パリに就航


    クアラルンプール~パリ 片道燃油込 624リンギ16,800円のプロモ席

過去に実在したバンコク~チェンマイ27円フライトやKL~ニューデリー0円フライトなどその料金設定は強烈。またそれらのキワモノ格安席確保にはマニアックな小技を必要とするので格安放浪ファンにとっては垂涎の獲物がやってくるという状況だ。通常フライトでも安いのでマニアでなくとも格安フライトの選択肢が増えることだけは間違いがない。


シャモニーからゴンドラでイタリア国境へ
エアアジアの躍進は、発展するアジア地域で人々のフライトへの需要はとても多くあるのに、従来の大手航空会社はそれに応えられていなかった事を証明している。エアアジアはそれにどんぴしゃ応えた結果が今の成長につながった。

また大手や大手の子会社フライトで事故の話は聞くがエアアジアの事故の話は今のところ聞かない。安全な運行ができるなら無用なサービスは減らして安くして欲しいというのが多くの客の本音だったのではないか。

日ごろから手軽に利用できるフライトを長距離バスと同じようにとらえる旅行者も増えてきた。金持ちだけが飛行機に乗るという構図は途上国と言われる国ででも10年以上前にすたれている。そこで生まれた「金持ち向けサービスはそれを望む人にだけ」という発想はもっともなことだ。

次から次に路線を拡大するエアアジアの躍進はJALの倒産と対照的。日本家電が世界でLGやサムスンにボロ負けしている状況も根元は同じかもしれない。


  エアアジアでトリヴァンドラムまで行ってモルディブへ パラダイスリゾート

エアアジアの羽田就航で最も私が注目していることはクアラルンプール経由の各国行き。以前はバンコクのカオサン通りで店頭確保しかできなかった「そこから先」の格安放浪航空券が日本の自宅から手配可能になった。既に私自身2009年9月にクアラルンプールからバリ島に往復12,000円位で、2010年9月にクアラルンプールからインドに1万9000円位で往復している。この金額は燃油税、空港税込の料金。

びー旅蛇足情報
  • LCCとはローコストキャリアの略で格安航空会社のこと。
  • エアアジアの機内食、羽田線ではネット予約で700円?荷物預かりが15kgまで1,000円、20kgまで1,500円、25kgまで2,000円、30kgまで4,000円?強烈な日本人料金じゃん。マレーシア路線なら機内食270円なのに。でも複数のメニューから事前に選べるのはちょっと新鮮。
  • エアアジア、クアラルンプールからニュージーランドクライストチャーチへ就航。12月3日~5日にプロモ予約受付。片道5,510円~。旅行期間の指定は2011年4月1日~11月10日。



エアポートリンク

エアアジア予約の方法
エアアジア予約の方法



モルディブ トラギリ
   


エアアジアの機体のデザインはいろいろある クアラルンプール LCCTで


エアアジア予約の方法
           エアアジア27円フライト          エアアジアインド0円フライト


もともとタイ国内線や、カンボジア、ベトナム、中国の格安便が目立っていたが、さらに2011年2月14日にパリのオルリーに、4月1日にニュージーランドのクライストチャーチに就航する。その他インド各地やバングラデッシュ、イラン、スリランカにも路線を持つ。定期的にプロモキャンペーンをやるのでそれらを組み合わせればクアラルンプールよりはるか遠くの国々への激安渡航が可能になる。

当然エアアジア側もこの辺には目をつけているようで早速「フライトトランスファー」なる90分から6時間までの乗継時間でのトランジット便のシステムを作っているようだ。羽田からの場合、まだ週3便なのでバリ島デンパサールとジャカルタのみ。1回の予約で往復4フライト予約可能で、預け荷物も羽田チェックインでKLでは受け取ることなくデンパサールで受取りとなる。たぶんこの組み合わせは今後増えていく。

エアアジアの機内食 KL~ニューデリー線 270円  .


   機内食は事前予約しなくても機内でオーダーできるが割高
またタイやインド、オーストラリアへ出るとドラックエア(Druk Air ブータン)、GMG(バングラデッシュ)やバージンブルー(オーストラリア)などの地元産の格安航空券があるのでその後の選択は無数。中東・アフリカを目指す場合、エアアジアではイランまでしかいけないが、インドまで行けばジェットエアが南アフリカまで飛んでいる。中東からアフリカへはガルフエアも安い。アフリカには「危険なのでうちには来るな」とヨーロッパの空港から整備不良や年代物中古機材問題でお墨付きをもらっている航空会社が多数ある。

LCCはエアアジアだけでなく各国で雨後のタケノコ状態だが、問題のあるLCC(あまり安くなくて発着空港まで遠いなど)もあるようなので事前チェックは必要かも。ちなみにドラックエアは安いがフラッグキャリアでLCCではない。この「ドラック」には「薬」の意味はなく、ドラゴンが語源だと機内で知り合ったブータン人が言っていた。

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安くておいしい穴場的海外観光地にはなぜかヨーロッパ組に占拠されている。



           マレーシア上空のエアアジアX
個人的に注目しているのは羽田からクアラルンプール経由トリヴァンドラム行のエアアジアでモルディブへ安く行くオプション。トリヴァンドラムからマーレまでは地元フライト(往復2万円位)を利用する。これまでは成都経由など乗り継ぎの悪い高い便しかなかったインド南部に、エアアジア羽田就航後はKL経由で安くいける。さらにそこから近いモルディブへも安く行ける様になった。スリランカ経由でも安い。現段階で羽田週3便なので途中経由地で宿泊しながらの放浪タイプの旅になってしまいそうだが、十分味はありそう。

パリのオルリーまでプロモで行ってTGVでジュネーブ経由シャモニーも悪くない。西オーストラリアのパース方面にも安くいける。またプーケットなどにはクアラルンプールからマレー鉄道やバスで行くと言う選択も出来る。ペナン島まで行けばランカウイ島やランタ島、ピピ島経由でボートでもプーケットにはたどりつける。

エアアジアの激安プロモ席の欠点は、むこうが指定するいくつもの条件をクリアしなければたどりつけないということ。日にちを1日ずらすだけで料金がかなり変わったりする。この辺は格安航空券のFIXに似る。なので混雑時期の決まった短い休みの間に、行って帰ってこなければならない場合には格安確保が難しい。ただ正月やお盆、出張などでの利用だったとしても、他社と比較しての検討の余地は十分あるとも思うが。なんにしても自宅から自転車でいける空港にエアアジアがやってくるのはありがたいことだ。

エアアジアで行ける海外旅行情報
モルディブ      シャモニー     ピピ島     クアラルンプール    インド    オーストラリア


タイ南部 ランタ島バンブーハット 1棟1泊400B                  クラビ プラナンビーチ


エアアジア予約の方法
          エアアジア27円フライト         エアアジアインド0円フライト


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