パッカード国境 2011年4月7日                  びー旅ドットコム    前へ   次へ

  2011年4月放浪実録 現地からの当日情報公開中
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パッカード国境

パイリン タイ・カンボジア国境 バンパッカードへ

国境通過後のパイリン、バッタンバンへの交通 国境やパイリンの宿


 トラートのナイトマーケット マンゴ1kg35B~ 1個30円

2011年4月7日(木)21:54  前頁「トラート」へ  次頁「チャン島」へ
トラートの居心地がいいので長居をしている。涼しい夏の夜の感じ。この時間も部屋でネットにつながった状態。日本時間ではもう4月8日の深夜0時になる。今日は朝から曇っていたので部屋でゴロゴロしようと思う。しかし昨日宿のおばちゃんが「パッカード国境は外国人には解放されてない」のようなことを言うので気になっていた。そこで「そうだ。パッカード国境に行こう」と思いつきで確認しに行く。

パッカード国境はパイリン国境と呼ばれる2つのカンボジア国境のひとつ。もうひとつがおととし実録公開しているバンレム国境。両方とも拠点はトラートではなくチャンタブリになるので、ここから行くには昨日来た道を戻ることになる。無計画に思いつきで放浪しているんだからしょうがない。確認の結果おばちゃん情報はガセだった。

パッカード国境のカンボジアビザ申請は1300B

パッカード国境は外国人にも普通に解放されていてビザも国境で取れる。おばちゃんも知らないならいい加減なこと言わずに「知らない」といってくれればいいのに…。

たぶん今日もし乾期の雲ひとつない状態の快晴だったらチャン島に行ってたかも。でも実際今日は1日ドン曇で薄日はさすが雨も降る雨季の天気。ソンクラーン前に雨季が来てしまった感じ。思い立って宿を出たのが10時半。ソンテウで長距離バスターミナルまで20B。ただバスターミナルまでは歩ける距離で帰りは歩いた。トラートの長距離バスターミナルからはカンボジア国境ココンまでのバスもあり120B。


チャンタブリのパッカード行ロットゥ
トラートバスターミナル11時発のチャンタブリ行バスに滑り込み待ち時間ほとんどなく出発。トラート‐チャンタブリ間は60km、所要1時間20分。チャンタブリ‐パッカードは40km所要1時間。

今回のパッカード国境訪問は荷物はオーキッドゲストハウスにおいたままで、日帰りで様子を見に行くほとんど手ぶらの冷やかし訪問。実際に国境を越えるつもりははなからない。ただ20$でビザが取れるならとっておこうとも思いパスポートと写真は持参した。いかんせん所持金が800Bない状態だったので、お約束の手数料上乗せ料金だったら取りたくても取れない状態だった。

パッカードまでは写真左のロットゥーアというミニバンバスで向かう。看板には200Bと書いてあるが、なぜか往復150Bだった。

チャンタブリのロットトゥーア乗場はバスターミナルからバイタクで20Bだったが、歩いていける距離。しかし行きはどこから出るか全くわからなかったのでバイタクに頼むしかなかった。キングタクシン公園脇の乗場から待ち時間15分ほどでパッカードへのロットトゥーアが出る。始発乗車は私以外地元客2人だけ。途中で数人客拾ったがバンレムの時には満員だったのとは対照的。帰りもガラガラ状態。バンレム国境より人通りの少ない国境のようだ。


 バンレム国境とパッカード国境とパイリン。黄色い道は317号線

国境到着後、一通り情報確認。カンボジアビザは国境でも取れるが1300B。正規料金の20$は600Bくらいなのでかなり強烈。ポイペトで1000B、バンレム国境で1200B。カオサンで3営業日かければ850Bで取れるので事前取得が安くすむ。この国境でeビザは使えない。

さらに越境後のカンボジア側での移動料金の設定が輪をかけて強烈。通行する地元民や旅行者が少ないのでピックアップトラックはなく、乗りあいタクシーしかないという。1台あたりの料金だがバッタンバンまで所要2時間半1500B。パイリンまで所要30分500B。1台あたりの料金なので人数いれば割った数になる。ただガラガラの国境なのでポイペトのように同乗者は簡単に見つかりそうにない。

パッカード国境、タイ側イミグレ窓口

安く済ますには1日1本朝の7時半にバスが出るのでそれに乗ればバッタンバンまで300Bとのこと。しかしカンボジア側で1泊必要にはなる。バンレム国境のカンボジア側コムリエンからバッタンバンまで乗りあいタクシーで200Bで行けたことを思うとかなりぼったくり設定。何で「この国境は他の国境より金かかりますよ」的な重要な情報は出回ってないのだろう。


パイリン国境とも呼ばれるパッカード国境は他の国境より金かかるぼったくり国境


トムヤムクン50B(170円)うまかった
ビザ代も移動代も完全なカモ料金。この国境は日本人もたくさん来ているらしい。国境ビザ手配のお兄さんはパスポートコピーの束を片手にそう言っていた。「パッカード国境は越えたけど料金は忘れた」じゃ一番肝心なぼったくり国境の情報が他の旅行者に伝わらないじゃん。ん~、ぼられながらだと達人イメージ傷つくから黙っているのかな。

パッカード国境のカンボジア側にはホテルもあって600B~。ゲストハウスは300B~とのこと。パイリンの宿は400B~。私は実際に越境していないのでそのお兄さんからのまた聞き情報。

ピックアップトラックはないとは言っていたが地元民がパッカード国境からバッタンバンまで1500Bも払うわけはないので早朝7時頃限定の地元民用ピックアップトラックか乗り合いタクシーは出ている可能性はある。人が少ないのは事実なので毎日ではない事はあるかも。

それらの車にカンボジア語でドライバー直接交渉すれば地元民料金になる気はする。少なくとも地元民用の乗りあいタクシーはあるのでそれに混じればそんな料金にはならない。バンレム(カンボジア側コムリエン)→バッタンバンの場合、地元の方と乗り合いで料金200Bという09年の記録が参考になる。パッカード→バッタンバンと距離はほとんどかわりない。またプレアヴィヒアの麓の宿のように宿泊者ほぼカンボジア人という外国人からは無視される地元宿はたいていどこにもある。宿泊にはクメール語が必要なのが難。


蛇足情報
  • 昨日てっきりコウモリと思っていた大量の鳥はツバメだった。空を覆いつくす勢いの大量のツバメなぞ初めて見た。
  • トラートからシェムリアップへのジョイントは600B。朝出て夜つく1日がかりでポイペト経由。
  • タイ側からパッカード国境を通過するには極力事前にビザを取得して、ぼられるのを覚悟の上で望む方がよさそう。
  • この宿のワイファイたまに途切れる。速度54Mbpsとさほど遅くはない。多少のことはただで使えている事で相殺される。
  • 2010年4月プレアヴィヒアからシェムリアップへ。ピックアップトラック荷台から撮影の動画。びー旅動画プレアヴィヒアはこちら


水鉄砲発売中。水掛祭近し




地元食堂無料のお冷 「ナムケンパオ」は氷入りカップ

パタヤホテル予約


朝クイッティヤウ25B


ここにもいたぜ メタボ犬


タンマチャート行ソンテウ50B


市場の肉屋
   


トラートの朝の市場


マーケットのお肉屋さんで どうやって食べるのだろう? マンゴー1kg35B~ 1kgは3つ

日付 出費詳細 宿代 合計
4月7日(木) 曇 朝クイッティヤウ25B ご飯5B アイスミルクコーヒー15B マンゴー3個40B ソンテウ20B トラート→チャンタブリバス67B チャンタブリバイタク20B、20B チャンタブリ→パッカード往復150B 水7B 鈴カステラ12B 缶コーヒー13B ポテトチップス20B チャンタブリ→トラート52B 肉野菜炒め定食30B トムヤムクン50B 缶コーヒー12B  オーキッドゲストハウス120B 668B
日本円合計 1871円

4月8日(金) 10時58分 
前日までの旅ログを訂正・編集しなおして一段落。気ままに書いて食い散らかした状態をまとめるのが大変じゃ。今日も朝からドン曇。それでも生暖かい扇風機の風に吹かれて海パン一丁でパソコンに向かうこのユルユル感は心地よい。上空には今日も大量のツバメが舞っている。バンコクの安宿にはないフレーバーだ。夜はバーの音楽などはないが、カエルの声がうるさい。

この天気でもともと期待していないチャン島に行く元気がいまひとつない。ここからパッカード国境に行く3分の1の労力で行けるのだが「チャン島に行こう」とならないのは何でだ?

パッカード国境からバッタンバン経由トンレサップ湖横断でシェムリアップ行も考えるもシートのかかったアンコールワット見るのもいまひとつ気が乗らない。今後もユルユル放浪の期待できるココン方向へ向かおうかと考えている。この国境を越えるのも8年ぶりくらい。まだシアヌークビルまでボートしかなかった頃に何回か越境している。

ポイペトに次ぐ有名国境で通過する旅行者も多い。トラートからココンの国境まではまだ結構距離がある。

11時57分。猛烈な土砂降り。窓から入り込む雨でベッドが半分濡れてしまった。吹き込んですぐに雨戸閉めたのだが雨量がすごいのであっという間にビショビショ。日本ではありえない量の豪雨。雷もなって空も暗くなる。こりゃあ今日チャン島行かなくて正解だったかも。この量が降り続ければ洪水にもなることがうなづける、ネット回線切断中。

チャン島。トラートには空港がある

朝起きてから部屋にこもってパソコンいじりだったのでまだ今日何も食べてない。これから飯食いに行こうと思っていたところなのにこの雨じゃあとても行けそうにない。



マンゴーよりもドリアンよりもパパイヤよりもみかんが高い。すべて1kgの値段。

 
日本の土砂降りでは雨粒を写真には撮れない  エカマイ行時刻表  モーチット行時刻表.


トラートのATM 現地通貨が引き出せる


150B手数料画面。
14時42分。強烈な雨は30分で止み空も明るくなった。びしょびしょだったベッドの半分もこの気温なので既に乾いてしまっている。雨は上がって明るくなっても窓空はドン曇。同じ宿の同じSSIDなのにさっきの豪雨の後、IPアドレスとプロバイダが変わっていて開いてもらったポートで転送できなくなってしまった。

みかん1kg50Bで買う。1kgは7個。1kg35Bからあるが見てくれがちょっとみすぼらしい。皮むけばあんまり変わりないのだが50Bのみかんを買って贅沢をする。みかん1個20円の計算。

豪雨の後は屋台群がみな店じまいするので食事に困った。ケンタッキー見つけてセット105B。入ろうか迷っていたらすぐ近くに地元系のフライトチキン屋台があってケンタッキーの倍の大きさのモモ肉のフライドが35Bだった。

現金がそこをついたのでATMでキャッシングをする。実はまだ日本円現金1万円あるのだが、観光地じゃない所の銀行で替えるとレートが悪いのでATMにする。この先1ヶ月以上の放浪するのに手持ちの現金1万円。我ながらあきれる。この状況じゃカモオーラ出そうにも出ない。ATMではクイックマネー選択で5000B下ろす。おなじみの150B手数料加算承諾画面出てくる。これまでは150Bは加算されたことなかったのだが今回はしっかりレシートに150B加算されていて5150Bにになっていやがった。インドのATMの200Rpでは加算されていなかったのに。ぼったくりシステムはタイが先行している。インドもこうなるのは時間の問題?

10年9月のバンコク訪問の時にはすぐにスンガイコロクに向かったのでタイで1回も両替もATM利用もしなかった。その前の訪タイであまったバーツで済ましてしまった。その後インド・ネパールで1ヶ月ちょっとの放浪に両替した現金1万円のみ。

それに比べれば1週間で1万円分のバーツがそこをつく今回は財布のひもユルユルじゃ。小額でおろすと効率悪いのでまとまった金額下ろす。急にお金持ちになった気分。バンコクまでのバスの料金もチェックする。バス会社によってまちまち。トラートエカマイは241B。モーチットは248Bだった。290kmあるので時間がかかるのが辛い所。

20時17分。夕方の涼しい扇風機の風に当たってパソコンに向かう。ネットは問題なく接続しているのだが、ファイルのアップが思うようにできず更新が滞っている。ま、更新はできる時にできるだけでいいかと切り替える。この宿に3泊したが転送が安定してできない状況になったので移動を考える。何でSSID同じなのに接続IPアドレスがコロコロ変わるんじゃ。ただこの辺の事情はネット見てメールを出す程度のパソコン利用なら何の問題なくネット環境維持できる。

蚊よけローション49B   ケンタッキーの半額で同じメニュー

そういや今回の旅ではまだ1回も下痢をしてない。屋台ソムタムも地元食堂のお冷も屋台フルーツも食いまくり飲みまくりなのに。現地人化が進行している?でもこういう感じで油断していると、立ちあがることもできない強烈な食中毒にぶち当たったりもするのが今までのパターン。米のとぎ汁水様便遭遇はこれまで何回もある。最近ないけど。今宵もカエルの鳴声強烈じゃ。


日付 出費詳細 宿代 合計
4月8日(金)
 曇時々豪雨
地元フライドチキン35B カーウニャーウ5B 缶コーヒー12B みかん1kg50B たこ焼き4個12B 肉まん4個20B 極太ラーメン25B チョコケーキ2個20B 缶コーラ13B オーキッドゲストハウス120B 312B
日本円合計 874円
ATMで5000Bおろす。実質5150B。




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