2024年3月19日(火)21:02 タイ時間
私はタイの鉄道に移動効率は求めていない。効率悪くていいので日本で遭遇できない異次元深度の深い体験をさせてほしい。その意味で3等列車はまさに最適。東京~大阪間走って310円というような激安でハイテンションの刺激ある旅を実現させてくれる。
ただ3等列車利用は旅人側にある程度の旅の身のこなしが求められる。格安旅行耐性というか、快適さより味を求める旅人向きなのだ。快適さを求めるなら列車の選択などせずにエアアジア使えば1万円以下で1時間でタイ国内どこでも行けるのだから。
東北線終着駅のウボンラチャタニ鉄道駅
ノンエアコン車で窓全開で風びゅんびゅん受けて走る体験は、日本ではなかなかできない。特急や急行はエアコン車で窓が開かず。車窓も汚く曇りガラス状態。また夜行の場合が多く真っ暗で、地平まで続くたんぼのシュールな車窓を体験することができない。安いほうがテンション高い不可思議な構造になっているのだ。
3等列車乗車で知っておいたほうがいい点はざっくりと3つ。①終着駅まで行かない。②1日1本しかない。③英語が通じない。
付随情報として、乗車券は事前予約できず当日出発時間1時間前より駅の窓口でしか買えない。バンコク側始発駅はラピッド以上の始発駅のアピワット駅でなく、ホアランポーン駅(タイ国鉄SRTサイトの表示はバンコク、南線はトンブリ駅)。なのでネットでSRTサイトで時刻表見る時には、始発駅をデフォルトのままアピワットにしていると3等列車は出てこない。
バンコクからスリンまで420㎞を73バーツ(310円)8時間30分
タイ国鉄公式サイト タイ国鉄時刻表検索ページ
対応策は簡単で①②の場合、途中駅で降りてそこで宿泊する。例えば東北線のバンコク~ウボンラチャタニの場合、3等列車は1日1便しかも途中のスリンまでしか行かない、なのでナコーンラチャシーマーやスリンで途中下車してそこで宿泊する。特急でバンコク~ウボンラチャタニで行っても通しだと600㎞で8~10時間はかかるので寝台車でもそれなりきつい。北線チェンマイも南線スンガイコロクも同様。東北線の場合、ナコーンラチャシーマーとスリンで途中下車して宿泊すれば、6時間、3時間、3時間ですむ。3等列車体験のみならず、途中イーサーンでのローカル体験もテンションあり。
③も解決は簡単。意思疎通できる程度のタイ語を習得すればいいだけ。声調あって面倒ではあるが、タイ語を少しでもしゃべる日本人は現地でとても歓迎される。ただタイ語も英語もしゃべれなくとも旅している日本人はたくさんいるので、しゃべれなくとも何とかなるとも思う。若干必要な小銭とトラブルは増えると思うけど。あと「現地で日本人から最もぼったくるのは日本人」ということも覚えておいたほうがいいかもしれない。
工事中の中国製高速鉄道高架と並走する3等列車 コラート高速鉄道完成しても普通列車はそのまま運行されると思われる。
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タイ鉄道3等列車旅2024 当日日記
10:53 2024/03/17
今ナコーンラチャシーマー行の3等列車に乗って移動中。今朝9時5分発のローカル列車で150㎞移動。32バーツ。朝から天気よく列車が止まって窓からの風が途切れると強烈に暑い。スリンのホテルでネット環境が悪くなったので移動。とりあえず朝から動画1本だけ編集してアップしたけど。Wi-Fi途切れたり時間かかったりでストレス多い。部屋の風通しも悪く明け方以外強烈に暑い。1泊230
バーツは地元宿にしては微妙に高いし。バンコクにまた少し近づく。ナコーンラチャシーマーでは確かナイトマーケットでカツカレーが食えたはず。日本食飢餓状態の身には天国の味だ。今ヒンダットに到着。窓全開風びゅんびゅんだが車内は暑い。あと1時間ほどでナコーンラチャシーマー到着。タイは微妙に暑期に入って連日暑い。雲一つない快晴なのだが空は霞がかかったようで白っぽい。
タイに入って連日ゆるゆるできてだいぶ回復してきた。ただ暑さに辟易。車窓がファンキー。窓の開く列車はいい。昨日スリンの市場で買ったマンゴ8個、2個しか食えず。6個持歩きで荷物が重い。
・ウボンラチャタニ発ナコーンラチャシーマー行428列車情報
Train No 428 スリンから途中乗車 ナコーンラチャシーマーまで156km、32THB
Local Ubon Ratchathani - Nakhon Ratchasima
Surin Dep 9:05 / Nakhon Ratchasima Arr 11:45
バンコクへ向かう234番普通列車。こういう危険な画像撮れるのもタイの3等列車ならでは。車掌さんも見て見ぬふり。
20:10 2024/03/17
強烈に暑い。暑気に入ったタイの内陸部は特に暑くなる。今ナコーンラチャシーマーの1泊160バーツのなじみの宿。部屋までWi-Fi届かず。蚊に食われながら諸々アップせねばならない。さっきナイトマーケットまでカツカレー求めて行ったのに日曜のせいかやってなかった。前回泊まった時にはそこそこ快適だったがここまで暑いと連泊微妙。今日の最高気温は37℃だったが、夕方西日のあたる締め切った部屋ではたぶん40℃超える。水浴びで体冷やそうとするも夕方部屋のシャワーが45℃のあっちっちの熱湯?になる。
当初の予定だと3月20日に帰国予定だったので、3日後帰国のはずだった。思うように格安の帰国便確保できずに、予想外にこちらに長居してしまっている。1か月くらいまでなら暑さににやついていられるが、4か月30℃超の気温が続くとさすがにげんなりしてくる。こちらは時期に雨期になる。春が来るのを待って帰国する。正直もう早く帰りたい。カツカレーが食いたい。長期滞在とか在住とかいうが、雨期をまたぐような長期滞在なんてよくできるなと思う。
ネット環境も悪いし、1泊160Bは節約にはなるが今の状況じゃ微妙にキラキラがない。暑くてもサンゴ礁の海があるなら元気が出るが、何もないとただただげんなり。明日バンコクへ向かうとするか。前回1泊で移動しているので、少しは定番バンコクの情報公開しておくのもいいのかも。誰も必要としていない辺境の国境情報よりはましか。スリンから一気にバンコクに行くと約10時間の長時間移動になるし、1日1本の普通列車が朝の5時スリン発になるのでいろいろ面倒。ナコーンラチャシーマーで1泊すると朝の8時台の乗車になるのでちょうどいい時間。Train
No 234 Ordinary Surin-Bangkok Nakhon Ratchasima Dep 8:22 Bangkok Arr 14:25
距離264㎞ 所要6時間3分 …という具合。
久々のバンコク。結局ナコーンラチャシーマーは乗り継ぎのための1泊になった感じ。居心地よければ数泊するかなとも思ったけど。その辺は自由自在。前回数泊しているのでもういいかな感もあり。タイの南部ビーチにも早くいきたいし。氷入りの冷たいコーラがうめえ。やっぱ部屋でネット出来ないのはいたい。
海外旅行の最高の贅沢とは
21:26 2024/03/17
海外旅行の贅沢にはいろいろな種類がある。1泊300万円のスイートに泊まる。200万円のファーストクラスでふんぞり返って渡航する。そのたぐいの贅沢もあっていい。しかしそのほかに、もう海外旅行いい。もう十分楽しんだので早く日本に帰りたい。そう思うまで海外を旅する贅沢もある。
かなり前、私は4泊6日のハワイ旅行で、日本に帰りたくない。もっとここにいたい。と思いつつ帰りのフライトにのせられる。それで1年に5回6回とハワイに行っていた。どんな高級ホテルに泊まってもその残念さは解消できない。その意味では「もう海外旅行いい。早く日本に帰りたい」モードは海外旅行の最高級の贅沢なのかもしれない。たとえどんな格安旅行をしていたとしても。そして今私は4カ月の旅の終盤を迎え、「きれいなサンゴ礁も異次元体験遺跡ももういいので早く日本に帰りたい」モードになりつつある。コロナ明け円安物価高での格安贅沢海外旅行の核心部分かもしれない。日本に春が来る。タイに雨期が来るのと引き換えに。
コラート 2024年3月17日(日)曇後晴 109日目
- 出費詳細
- ツナサンド25 アイスエスプレッソ中20 ナコーンラチャシーマー428列車32 車内トウモロコシ2個20 ゼロコーラ19 肉野菜炒め定食50 ビッグコーラ小10 チョコアイス15 地元カステラ12 バーミーナーム45 ハムサンド14 氷8 ゼロコーラ19
- 宿泊代
- ファーサーンホテル 160
- 合計
-
452 B 4.2円計算(1,898.4 円)
1円= 0.2396 THB/ 1 THB = 4.1737円 2024/03/17 9:00
コラートの灼熱宿から脱出
7:04 2024/03/18
ナコーンラチャシーマーのファーサーンホテル1泊160THB(672円)のどすのきいた地元宿の部屋で朝を迎えている。夕べは強烈に暑かった。夜中に2度起きて水浴びする。幸い夜は水温は普通になる。昼間は熱湯?になるけど。ちなみに4か月前ここに泊まった時にはまだ暑期でなく、普通の快適な地元宿だった。
部屋があまりに暑いので予想外にここ1泊で移動となる。これから8:22発のTrain No 234 Ordinary でバンコクへ向かう。到着14:25、264㎞、所要6時間3分。ウボンラチャタニからバンコクへ直行すると長時間移動でストレスかかるが、途中スリンとコラートで2回寄り道するので移動ストレス軽減される。
1泊移動の理由は、部屋の構造もあって暑期の気温が強烈な事。部屋までWi-Fi届かないこと。ホテルが安いこと以外に何もないこと。バンコクに早くいきたい。というところ。前回バンコクには1泊で立ち寄ったという感じだったので。今回は少しゆるゆるしようかなとも思う。わからない。南部ビーチは魅力なので1泊もせずに南部へ移動もありうるのだけれど。
当初の予定だと明後日の3月20日が帰国予定だった。3日前チェックの直前予約のXJバンコク便だと予約できず。予想通り直前売れ残り投げ売り状態にはなっていない。日にちずらして片道10万円超のびっくり料金。エアアジアなのに。日によってはフルフラットのみ残で20万円超。今は微妙に春休みの混雑時期なのだ。2月にコンポントムから早めに帰国便確保していて正解だった。帰国が伸びたのは、おいしいおまけを神様がつけてくれたと解釈。片道航空券入国の予想外ラッキー。猛暑の連続で早く帰りたい気持ちも確かにあるが、最後のサンゴ礁ビーチ突入じゃ。これから市場でカウカームー食って駅に向かう。
3月16日チェックのバンコク発成田行エアアジア料金
クルンテープアピワット駅
バンコク到着 快適宿確保
19:04 2024/03/18
今バンコク。カオサン近くの1泊250THBのトイレシャワー付ゲストハウスに宿泊中。独房宿ではない。天井ファンの風にあたってパソコンに向かう。今日6時間かけて普通列車234でナコーンラチャシーマーから移動。昨日の強烈な暑さからは解放された。結局ナコーンラチャシーマーの160B宿は1泊したのみ。今日午後2時にはバンスージャンクション駅に着く。ただ6時間移動疲れた。ウボンラチャタニから一気に移動せずに正解だった。宿確保後しばしお昼寝。今の気温32℃だが、昨日のような救いようのない暑苦しさはない。今週末東京の最低気温1℃?3月も下旬なのになんで?4月帰国は正解だったかも。快適な宿環境なのでしばしバンコクでゆるゆるしようかと思う。
バンコク屋台禁止令が徹底されて一掃されている。今までの取り締まり当日だけ消えて翌日すぐ復活のいたちごっごの雰囲気でなく、徹底排除の感じで食い物屋台が全くない。目星つけていたカウカームー屋台も消えた。別に宿付属のレストランでトムヤムクン、ライス付で150Bで食えるんだけど。部屋から出ずにWi-Fiつながるのはありがたい。バンコク生活編突入。
ナコーンラチャシーマー サターニーロットファイ市場
バンコク 2024年3月18日(月)晴 110日目
- 出費詳細
- カウカームー40 バンコク234列車50 車内330mlペットコーラ2本40 ガパオライス弁当25 水10 65番赤バス8 肉野菜炒め定食50 ドーナツ20 5バーツパン4個20 宿缶コーラ25 コンビニハムサンド14 氷8 510mlゼロコーラ19
- 宿泊代
- カオサンホテル 250
- 合計
-
579 B 4.2円計算(2,431.8 円)
1円= 0.2396 THB/ 1 THB = 4.1737円 2024/03/17 9:00
バンコクゆるゆる
21:57 2024/03/19
バンコクで1日お昼寝しながら、ゆるゆる。やっと待ち望んでいた回復状況にたどり着く。カンボジア後半以降、ラオスもイーサーンもあまりゆるゆるできなかった。私にとってのバンコクは観光する場所でなく、旅の疲れをいやす場所。だってバンコクにテンション高いところなんてないし。心がウキウキするハイテンションのサンゴ礁や異次元深度の深い遺跡もない。
アフリカやヒマラヤ帰りでもバンコクはいつも寝て疲労を回復する場所。飯もうまいし、言葉もタイ語ですむし、マンゴやスイカやカウカームー食ってごろごろしてればいいので滞在が楽。
一掃されていた屋台が今日ぼちぼち復活し始めていた。タイらしい。絶滅したのかと気をもんだが今のところ3分の1くらい復活している。こういうところもタイのいいところなのだと思う。
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バンスージャンクション駅前に到着のカオサン行65番バス8B 左奥は地下鉄駅の入り口。
バンコク 2024年3月19日(火)曇時々晴 111日目
- 出費詳細
- チキンカツ弁当40 チキンナシクニン弁当40 550mlゼロペプシ20 市場トマト10 カットパパイヤ25 ポップコーン10 マンゴ2個30 氷8 肉野菜炒め定食50 アイスエスプレッソ中20 氷8 ポテチ22
- 宿泊代
- バンコクホテル 250
- 合計
-
533 B 4.2円計算(2,238.6 円)
1円= 0.2389 THB/ 1 THB = 4.1851円 2024/03/19 23:40