コロナインパクトが残していったもの
2021年6月29日(火)
ある時期を境に急に行けなくなる国がある。コロナ前までは内戦のシリアやエボラの西アフリカなどがその典型例だった。しかしコロナが状況を一変させた。すべての国に行くことができなくなった。集団免疫収束に向かう米国や一部欧州で状況は緩和されつつも、変異株が深刻なインドなどには当分渡航は不可能。コロナの上に軍事クーデターの重なるミャンマーも然り。
コロナが驕った人類に気づかせてくれたことは多い。自然界の摂理として増えすぎた生物は減るような仕組みができている。アフリカで大量発生したサバクトビバッタも制限なく増え続けることはなく、いずれ食料がなくなるなどしてその繁栄は収束する。人間も例外ではない。それは「栄華を誇る種よ。放埓に過ぎないか。少しわきまえよ」の神の言葉というより、もともとそうなるように自然界の仕組みができていると考える方が違和感はない。
コロナインパクトで気づかされたこと。わかってはいたけど強烈に沁みこんだ教訓。旅はできるときにしておいた方がいい …ということ。
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ガンジス川 バラナシ インド
行けなくなった遠い国
コロナインパクトで激変した世界
私は海外では飛びまわるアクティブ派だが、国内では全く逆のインドア引きこもり派。なので自粛で部屋にこもれと言われても、そのこもった生活がいつもと変わりない生活なので全く差しさわりない。酒も飲まないので飲み会なくても問題なく、もともと自炊派なので外食できなくなってもへでもない。ただその国内引きこもりマイナスのうっぷん分を海外へ行くことで発散していたので、出国できなくなったことの弊害が地味に効いてきている。
ハヴロック島 エレファントビーチ アンダマン諸島 インド
行けなくなった遠い国
旅どころか自分の家、部屋からさえ出ることがはばかられる気運。緊急事態宣言解除され蔓延防止になっても海外旅行どころか国内でさえとても旅行に出る雰囲気ではない。近所の公園に行く気分で行けてた海外が、コロナパンデミック以降、とても遠い国になってしまった。
インド株感染拡大が深刻なインドに自由に渡航できる日はいつになるのか。コロナ+クーデターで混乱状態のミャンマーもとても行ける状態ではない。右は2020年1月ミャンマーミェイ沖メルギー諸島スマート島。
コロナ前まで行けなくなった海外の国はシリア(内戦)やリベリアやコートジボワール(エボラ)くらい。行けたけど行くとハワイにエスタで簡単にいけなくなるイランなども行けない国と言えば行けない国だった。
しかし今はすべての国に渡航不可か制限がかかる。行けるとしてもよほどのことがない限り行く気にならない。コロナ+内戦のシリアなど、月や火星に行くのと同じくらい困難な行き先になってしまった。集団免疫収束に近づく一部欧州やハワイが日本人旅行者受け入れると宣言しても、現状ではこちらがとてもその気にならない。
デビルズティア レンボンガン島 インドネシア
行けなくなった遠い国
コロナ太りでメタボがすすむ
例年恒例だった冬の渡り旅も2020年冬~21年春はできず、日本で冬眠していた。私の日本でメタボになって海外旅でまともになって帰ってくるパターンが崩れ腹がやばいほど出て、コロナ前まではけてたズボンがはけなくなった。
コロナが教えてくれたことは「旅は行ける時に行っておくべきだ」ということ。そんなことわかっている。前から知ってた。しかし雑にあしらっている程度の認識でしかなかった。それを強い実感とともに再認識させられた。
パヤム島でサーフィン メタボから遠い生活
行けなくなった遠い国
月より遠いインドとミャンマー
18:23 2021/06/29
コロナに加えて軍事クーデターまで起こってとても渡航できる状況でなくなったミャンマー。私は2020年の正月はミャンマーで迎えた。当時まだコロナが騒がれる前。最南端のコートーンから入国して、バスで北上しミェイ沖のメルギー諸島というミャンマーのビーチリゾートを訪問した。その後ダウェイ経由でプーナムロン・ティーキー国境からタイへ出国という味のあるルート。
感染力の強いインドデルタ株で深刻な状況のインドも行くことのできない遠い国になった。私はそのインドには2020年2月にひと月ほど滞在していた。インドはパンデミック初期のころは感染者も少なく、米国欧州とは対照的にコロナは対岸の火事状態だった。なのでインド→タイ→日本の順に帰国した私は感染者の少ない国から多い国への移動だったので検疫ではあまり問題なくすんなり移動できた。成田でのPCR検査必須になったのは私の帰国翌週からだった。
アンダマンニコバル諸島 ポートブレア
スターウォーズのミレニアムファルコンが敵の基地大爆発のなかすれすれに脱出した状態に等しい帰国だったのだ。それでも帰国便のエアアジアに2度もキャンセルされての悶絶帰国だったけど。私の日本への帰国は2020年3月19日。同じ時期の帰国者には、帰れなくなったり、足元見られた高額帰国便での帰国だったりしていたようだった。
月よりも遠い国?になってしまったミャンマーやインドにぎりぎりまでいられたのはある意味幸運だったのかもしれない。
ワクチン予約ファイザー製
2回接種後抗体できるまで約2か月
今私はおとなしくコロナの爆風吹き荒れるので収まるのを頭を低くしてじっと待っている。今年の冬には出国できるかなとの淡い期待あるも行き先は不透明。フライト飛んでいても先方が入国後2週間待機を解かない限り実質渡航は無理だ。政府指定の感染対策ホテルは1泊5000円以上と高いし、そんな状態で無理やり行っても楽しくない。1918年のスペイン風邪の時にはワクチンなしでも約2年で収束しているので今年末頃には2週間待機解けてエアアジアバンコク便が復活すると希望的予測を立てている。
おととい私のところにもワクチンの予約番号の書いた書類(予約券)が送られてきた。予約開始はまだだが、今後1回目接種のあと2回目までファイザー製ワクチンで3週間、モデルナ製で4週間あけないとならないらしい。2回目接種後、抗体ができるまで2週間。2回ともすぐに予約しすぐに接種できるとは思えないので予約待ちの余白入れれば2カ月はかかりそう。
インド チェンナイのビーチ この沖1360kmにアンダマンニコバル諸島
渡航先の何もない日常がただ幸福だった
コロナで気づかされたゆる旅のありがたさ
きらきらビーチや衝撃テンションの山や遺跡のみでなく、何もない地方都市でのゆるい滞在をよくする。1泊500円の地方宿に泊って現地の屋台でめしを食う。市場には1個30円の激うまマンゴが売っている。それがどんなにありがたい環境だったか。メタボのやばい体形が健康的に痩せていく。年を取ってなくなっていく睡眠力が復活する。日によって9時間10時間とぐっすり寝る。日本だと寝たくてもそんな時間眠れない。肉体的にも精神的にも失った何かが復活していくような感覚だ。
何もないのにハッピーになれる環境はかの地にしかない。いやよく考えると日本にもあった。はるか昔の子供の頃だ。しかし大人になるにつれなくなっていった。なぜそれを異国の地でしか見つけ出せなくなってしまったのだろう。理由は不明だ。ただ理由なんか不要だとも思うけど。
ラノーン コートーン行船着場
びー旅つぶやき
8:11 2021/07/04
先日つぶやいたタイ、プーケットのコロナワクチン接種済みの外国人旅行者を14日の隔離無しで受け入れるサンドボックス。当初のタイの発表の対象国は日本が入っていない66か国だったのに、いつの間にか日本を入れた67か国となっていた。不自然なのはほかの66か国は一般観光客入国者含めた全員が対象だが、日本1か国だけビジネス渡航限定。たぶん人数は一般観光旅行者の100分の1?
当初の日本除外66か国発表に「この微妙な時期になんでやねん」と日本からクレームが入った感じか。本当は高リスク認定なのに東京五輪向けの大人の都合による朝令暮改?でもこういうの「ここに何らかの闇と裏があります」と逆に宣言してることにならないか?
22:40 2021/07/01
タイプーケットでコロナワクチン接種済みの旅行者を14日の隔離無しで受け入れる「サンドボックス」が、今日7月1日より始まっている。すべての国が対象ではなく、タイ保健省が定めるコロナの低リスク国と中リスク国の66か国限定。なんと日本はその66か国の中に含まれていない。つまりタイ保健省は日本を高リスク国認定しているということだ。そこで人流爆発するオリンピックを強行開催するというのだから、世界中の良識ある方々がその展開をどう見ているのかは考えるまでもない。
さらに五輪選手は14日拘束されない。理由が五輪のために人生かけて頑張ってきたからという小学生の言い訳レベル。開催推進派のいう完全な感染対策の安心安全が簡単に砕け散るのは誰の目にも明らかだ。開催3日前、もしくは始まって3日後に感染爆発で大混乱の中止という展開もあるかも。「なぜもっと早く中止宣言を出さなかった」と後世に言われ続けることになる。
9:05 2021/06/30
コロナワクチンの1回目予約する。予約開始日の朝、起きて早々LINE予約するも初日の電話予約始まる前の時間(LINEは0時からやってたみたい)なのに、すでに予約日はかなり埋まっていて最短予約日はなんと22日後。
2回目までの間隔は要3週間以上。たぶん2回目も直近日予約できない。有効な免疫獲得は2回目接種後1~2週間後とのことなので、現状だとワクチンによる免疫獲得が完了するのは予約した日から2カ月半から3カ月先という感じだ。6月末日予約で免疫獲得9月前後。話題の東京五輪をまたいでずっと先という味のある構造。東京五輪強行開催するのに。この他国とは異次元の遅さの背景には、先進国最悪の労働効率の日本の風土がちらつく。
LINEでの予約自体はさほど待たされることもなく、友達登録してある自治体LINE使って待ち時間1分、入力2分で簡単予約できた。私はコロナ明けに海外を移動しまくる事情なければワクチン接種はたぶんスルーしている。
びー旅つぶやき
13:18 2021/06/28
びー旅公式ツイッター開設。頑固にSNSから遠ざかっていたけどついにツイッターデビュー。最近スマホにSIM入れてLINE始めたり、ツイッター始めたり若返っていく感じ?ウェブ上でのつぶやきはこのページで15年前からしているけど。
インスタはまだ検討中。次回出国時、びー旅ページ制作、YouTube、Twitter と旅先でそこまでできるのかかなり不安。最優先はびー旅だけど。
コロナワクチンの接種の案内が来た。打ちたくないけど海外出るのにワクチンパスポートないと問題多そうなのでやむなく予約予定。
年会費無料というので三井住友のNLカード(クレカ)つくる。なんとこのカード、デフォで国内キャッシング分のリボ元金定額毎月5000円設定されてた。なのでカード到着後すぐに月15万円に変更。現状クレカは使ってせいぜい月5万円なのに、これじゃリボの意味ないじゃんの笑ける設定。NLカードは予備カードだし、もともと国内でキャッシングすることなんてないけど月5000円は延々元金減らずずっと金利払い続けるアリ地獄奴隷契約に等しい恐怖の設定なので念のため。海外キャッシング分はデフォで一括みたい。
最近メインのクレカを楽天カードに絞っている。やっぱ楽天はポイントの還元が半端ない。知らぬ間にプラチナ会員になってしまった。年会費かかって勝手にキャッシング分を0にされていたNicosは解約した。楽天ポイント使うので最近米20kgが無料で手に入る。