米1㎏ 23バーツは10㎏ 920円。48kg買えば1020バーツになって10㎏ 850円。日本の半額から1/4。タイの物価は高い? 2022年11月24日ナコーンラチャシーマー撮影
タイ物価の3層構造
2023年6月27日(火)
タイの物価は高いのか?真相解説。タイの物価は3つの物価結界からなる三層構造をなす。①庶民物価、②中間所得層物価、③富裕層物価。タイの人口の大多数を占める低所得層の庶民物価は円安物価高の今でも十分安いが、中間所得層以上の物価はさほど安くはない。そして日本人が何の対策もなく観光客としてタイを訪れれば、もれなく中間所得層以上の物価が適用される。
またタイで中間所得層以上の物価結界の定着するエリアは、日本人の集まるバンコクのトンロー周辺など都市部のほんの一部。タイ国土の面積比にすれば1%に満たない。「中間」と名づけられてはいるが、中間所得層以上はタイ全体の人口比で1~2割。そこをタイ全体の物価の基準にすることは若干無理がある。参考までに1人当たりGDP、日本2022年現在30位。タイ86位。
5バーツパン1個20円 2023年現在も健在 普通にうまい コンビニにはなく地元店にしかない。
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1個25B(100円)のお弁当 クラブリー 2023年2月20日撮影 市場で朝しか売っておらず。人気あり早くいかねばすぐなくなる。
タイ物価の3層構造
タイ語どころか英語すらまともにしゃべれない日本人観光客からの「タイの物価は上がってる」「タイの物価は日本より高い」情報は本質をとらえていない。ただ単に自分が旅行者物価結界から抜け出せずに庶民物価にたどりつけていないだけなのだ。その情報を受け取る方もたどり着けないなら、それはそれで都合よく完結はしている。ただそれを正しいとするのはあまりにもハッピーだ。
タイの物価が上がっていることも円安も事実だが、タイで格安滞在ができないかといえばそんなことはない。私がすでに2022年11月から2023年3月にかけて119日間の現地滞在で実証している通り、現地の激安物価の恩恵を受けた格安滞在はできるのだ。中間所得層物価は高いが、庶民物価はこのページに示す数々の画像の通り、2023年現在でも十分安い。ものによっては日本の価格の4分の1以下だ。タイで格安滞在を可能にするには、中間所得層物価結界を突破して庶民物価結界に到達すればいいだけなのだ。旅行者側にそれなりの態勢と耐性が要求されるけれど。
以下の解説は海外旅の費用をかけない「異次元深度の深い旅」を望む旅行者向け。1泊10万円スイート宿泊旅行者には珍しい生き物の生態ドキュメンタリーにしかならないので念のため。
2022年11月トマト1個10円。庶民物価にたどり着けるかどうかはこういう所で買物ができるかどうか。タイ語しか通じないけど。日本と変わらない普通のトマトで普通にうまい。バンコクの場合、観光客には見つけづらい場所にある傾向もあり。
コロナ明け旅 タイ物価2023現地報告
このマンゴは1㎏40バーツ(160円)、1㎏はだいたい3個なので1個54円。みかん1㎏30Bで1個8円、小さめパイナップル1個24円。タイの物価は高い?2023年2月15日パンガータウン撮影。
タイの3つの物価結界解説
タイ物価は三層構造に分かれている。①庶民物価、②中間所得層物価、③富裕層物価。それぞれの物価についての概略。よく「タイの物価はどのくらい?」の質問に「日本の約何割」と回答するパターン多いが、3つのうちのどの物価結界と比較しているか明確でないまま、自分の狭い経験の中で回答する意味がない。同レベルの旅行者同士の問答ならそれで問題はないのだろうけど。
①庶民物価
日本の貧困層と、新興国の中間所得層の可処分所得の逆転は10年以上前から起こっている。しかし、タイの中間所得層は昨今増えているとはいえまだまだ少数派。大多数の庶民は貧困層含む低所得庶民なのだ。都市部より地方のほうが数は圧倒的に多い。
そこの物価は、円安物価高が進もうと依然激安のまま。屋台の食事が40B(160円)から50B(200円)になってもその差40円。物価高が格安旅行ができないレベルに達していない。具体的にはこのページに画像と共に掲載しているとおり。タイでは鉄道移動で東京~大阪間の距離を300円で走る列車が2023年現在も健在なのだ。
庶民物価結界典型は地元市場。道端でトラック荷台販売する農家直売も安い。セブンイレブンやCJなどのコンビニ物価は庶民物価にしては高く中間所得層物価との境界にある。地方のビッグCやロータスなどはかろうじて庶民物価だが、地元市場よりは高い。
②中間所得層物価
タイの中間所得層の方々はバンコクなど都市部に多く、昨今の経済急成長に合わせて年々急増している。典型的日本人旅行者が訪れるとデフォでこの物価結界内に誘導される。そしてこの物価結界にいる限り格安海外旅行を実感することは難しい。タイの中間所得層は日本の貧困層より可処分所得は多い。都市部高層コンドに住んで高級車を乗り回す。高級日本食レストランで日本より高い日本食をためらいなく注文する。可処分所得の額以上に物価が安い分裕福な生活を送っている。彼らの金銭感覚に同期する限り、円安物価高ひええとなるのは当然のこと。
③富裕層物価
日本の小金持ちとは桁の違う大金持ちがいるのが新興国の特徴。東京ドーム数個分の私有地内の豪邸に住み、高級外車10数台所有する。この物価結界に接する観光客はほぼいない。プライベートジェットで現地入りするような方は別だが。ちなみに2023年現在、世界で最も金持ちの王族は、名だたる中東産油国抑えてタイの現国王が1位になっている。資産額は4兆6千億円だそうな。
タイのお寿司1個5Bが10B(40円)に値上げした。まぐろはないがサーモンはある。醤油もワサビも普通にある。ワサビがタイ人仕様で異様に辛い。日本と同じ感覚でつけると呼吸困難に陥る。私はこれらを食べて下痢をしたことはまだない。2023年2月15日撮影。
お金持ちからは余分に金をとる風習
9:24 2023/06/27
1人当たりGDP、日本2022年現在30位。タイは86位。日本はここ数年順位を落とし続けているとはいえ、この数字からもタイの物価が高いとするには無理がある。ではなぜ一部の日本人旅行者がタイの物価を高いと感じるのか。それは単純なことで、彼らがタイの大多数庶民の物価結界にたどり着けないからなのだ。
さらにタイやその周辺新興国には、商品やサービスのコスパやクオリティ云々以前に、お金持ちから余分に金をとる風習がある。これはぼったくりというより長年根付いた習慣なのだ。
海外からやってくる旅行者は日本人に限らず、どんなに節約旅行を望んでいても基本お金持ち判定される。中間所得層以上の物価が適用されるのだ。受け入れ側も、訪問客には少しでも多くお金を落としていってもらった方がいいという背景もある。そして無垢な観光客が一旦その物価結界に入ってしまえば、意図してぬけ出そうとしない限り、その後延々その物価結界の中で過ごすことになる。その結果が「タイの物価は高い」に行きつくのだ。この傾向は日本発のツアー参加者や、それに近い個人旅行者に多い。
また「タイの物価は高い」の公言は、人によっては「私は夜の観光してます」の公言につながるので注意は必要かもしれない。
バナナひと房13本10バーツ 1本約3円 ひええ!現地物価はあがっているぅ!2023年2月18日実際に買っておいしくいただいた。
庶民物価結界にたどり着く方法
では実際にタイに旅行に行って、どうやったら現地の庶民物価に到達できるのか。推奨環境を3つに絞って解説する。
①旅行スタイル
既成ツアーでなく個人手配旅行。短期より長期。団体より少数もしくは一人旅が望ましく庶民物価には到達しやすい。タイのような庶民物価の安い国を選んでも、ツアー会社など他人に頼ると高額になってしまう。コロナ明けは特にその傾向が強い。また同行者が豪華旅や夜の観光希望の場合、庶民物価到達は難しい。
②言葉
地方の地元市場や、農家の方のトラック直売で英語は全く通じない。簡単な日常会話程度のタイ語の習得が望まれる。翻訳アプリは機動力にかけるのであまりお勧めではない。覚えた方が早いと個人的には思う。「タイ語<英語<日本語」と旅の費用はかかるので、自分のいる位置によってかかる旅の費用は違ってくる。言葉に難がある場合はそれなり小銭余分にかかることは知っておくべき。英語もタイ語もしゃべれない状態で「安くしてくれ」とごねてもトラブルになるだけだ。ちなみにタイでは英語はぼられ言語。中途半端に英語が通じるにわか達人ほどトラブルに巻き込まれやすい。
③バンコクを離れる
バンコクやチェンマイ、プーケットなどは外国人観光客受け入れ体制万全で、旅行者物価が徹底している。個人滞在は容易だが小銭はかかる傾向あり。庶民物価到達の手っ取り早い方法はバンコクを離れ、観光地でない地方滞在なのだ。特にタイの地方都市では宿のコスパが秀逸。バンコクよりずっと快適なローカル庶民生活ができる。ただ地方のローカル宿やマーケットほど英語は通じなくなる。
バンコクの独房宿で金をかけない生活すると若干みすぼらしい生活になりがちだが、地方だとコスパ全く違い、予想しない贅沢生活きらきら感に遭遇できるメリットあり。また地方庶民物価結界生活後でのバンコク生活はまた違った味が出てくるとも思う。
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タイのおいしい地方宿
カウカームーバンコクでは55Bでも地方では40B 2023年
マンゴヨーグルト 皿は宿のフロントで借りる ヨーグルトはナタデココヨーグルト15Bでコンビニで買う。タイのコンビニ物価は地元市場よりかなり高い。
導入計画は自分自身で
結界という言葉が示すように、物価安の恩恵を部分的に取り入れるというのが難しい。中間所得層結界にいる限り、入り口格安でも終わってみたら結局総額でぼったくりという罠多数。恩恵受けるには自力での結界突破が最低条件。実行には向き不向きがあるので事前の判断も大切。判断は他人がするのでなく自己責任で自分がする。
タイの場合は、言葉しゃべれなくとも小銭余分払えば平和に個人旅行できるメリットあり。結界突破術は何回か訪問しているうちに自然に身についているという場合も少なくない。
ヤムウンセン80円 肉野菜スープがうめえ。
激うまトムヤムクン ごはん付で100B(400円)。場所によっては60Bのところもある。2023年2月21日クラブリー地元食堂で。
びー旅つぶやき 日々の日記
11:52 2023/06/24
次の旅の航空券の模索をゆるゆる始めてみる。コロナ明け初の夏休み前で航空券高騰中。エアアジアがプロモらしきものやっているので覗いてみる。しかし宣伝表示は安く感じるも、実際は全然安くはなっていない。私が探した範囲では、今予約して11月発の税込最安プロモでも成田発往復63,280円。受託荷物、座席指定、機内食なしの料金。去年確保したプロモ31500円の約倍だ。成田発のXJでなく、福岡発のFDにすれば往復税込33,960円になる。しかし成田から福岡をジェットスターの最安で往復しても、受託荷物なしで東京から追加12,160円かかる。成田までのバス代別。しかも往路は福岡早朝発なので福岡泊必須。帰路疲れた状態で成田直行できないのもつらい。
ZIPAIRバンコクは乾季になる11月以降の予約まだできず。10月後半に往路片道2万円以下のフライトあるも、復路が4万円台だったりする。ZIPAIRはコロナ真っ最中に利用して思いのほか快適だったので、エアアジアより安ければ迷うことなく利用する。
セブパシフィックも広告は激安表示されていても、実際に総額支払い直前まで行ってみるとバンコクより距離は近いのに割安感はない。マニラやセブで2万円しか違わないのならバンコクへ行った方がいい。フィリピンはタイより英語は通じやすいが、タガログやセブアノなどもう忘れている。
ベトジェットには燃油税があり最初のプロモ表示は12.9USDなのに、実際の税込総額支払いは片道109.44USDとなる。今の円安レート143円で、片道15,650円。往復で約3万円超。エアアジアの半額なのでいいかもと一瞬思う。しかしベトナムはビザなし滞在期限15日、入国前にコロナカバー保険加入(約1万円)必須。入国の際に15日以内の出国航空券提示必須(タイビザなし観光30日にもこのルールあるも実際はほぼチェックされない)。…など結構制限あり。私のベトナム語はタイ語よりずっと拙く幼児レベルなのも難点。ホーチミンから陸路でカンボジア経由で途中の旅を楽しみながらバンコクならまだしも、エアでまた金かけてバンコク直行は微妙。
今はどうあがいても茨の道。コロナ明け、夏休み前で先方が強気に出る時期なのでしょうがない。航空券高くても向こうに行って庶民物価結界に入れば格安滞在は今でも可能なのだが、11月までは雨季というのも大きなマイナス要因。ここはしばらくおとなしくしておく方がよさそうだ。
農家直売の激安野菜 2023年現在日本の4分の1以下の値段 朝しかいない。当然だがおばちゃんに英語は通じない。
13:56 2023/06/22
梅雨を迎え日本で平穏な日々。寒くないので今一つ南国に行く気分にならず。タイ今雨季だし。航空券とか高騰しているし。「今年こそは海外旅行」と色めき立っている方々の混雑が落ち着くまでしばらくおとなしくしている。そうなる前に海外行っててよかったと今さらながら実感。
自作のレバニラ炒めやモツの煮込みがうめえ。日本でまたメタボが進む。最近ひじきの煮物にはまる。含有ヒ素問題あるので作るのは2週間に1度。でもあれ煮物?つくり方炒め物だよね。私は乾燥でなく生ひじきでフライパンで人参千切りと油揚げとで炒める方法で作る。1回作ると脇役でちょびちょび食うので冷蔵庫で5日はもつ。ひじきは唐揚げや焼き魚の脇にちょっとだけあるのがいい。とにかくうまいのでヒ素気にせず食べる。やはり毎日はやばいと思うので、きんぴらごぼうとローテーション。今年は玉ねぎやトマトが安い。去年玉ねぎやジャガイモ高くて人参と鶏肉だけのカレーになっていたのに、今年は玉ねぎもジャガイモも入れ放題。牛肉ステーキもひと月に1回ほど食う。生肉買って自分で焼くとさほど高くない。牛ステーキは毎日食うとげんなりで健康にも悪そうだけど、たまに食うと激うまだ。うまいということは体が欲しているのだと勝手に解釈。ひじきもそのパターン。
動画制作。部屋撮りで自由気ままに作っていたら出来上がりの時間が長い。人の動画だと5分でも長いと感じるのに、自分の動画は気が付くと10分以上になっている。何そんなにしゃべってんだ?と自分でも思う。