マイグラトリートラベル

カンボジア国道48号線 ココンからプノンペンへ

Cambodia NationalHighway48

インドシナ横断交易ルート

カンボジア国道48号線

2024年2月12日(月)
カンボジア国道48号線とは、ベトナムのハーティエンからカンボジアを横断し、タイのハートレックに抜ける国際交易ハイウェイの主要道路でココンから4号線につながるまでの山道部分。ココンSEZ の陸路側メイン輸送ルートにもなる。すでに開通はしているが現状では道幅狭く、物資輸送の核となる大型トレーラーの往来はできない。今中国の支援のもと猛烈な勢いで道幅拡張工事が進んでいる。新興国はそれだけ物資ルートインフラを切望している。

今回ココンからプノンペンにバス移動するにあたって、工事の進捗体感したので記録しておく。


私の乗ったココン発プノンペン行バス 2024/2/12



←ココンSEZ  マイグラTop  プノンペン→


ココンバスターミナル なぜがバスは1台もいない。時間になってもバスは来ず、待つ乗客も私ひとり。結局私のほうが、売り場のおじさんの車で市内のバス会社前まで引き返してバスに乗った。

なぜかプノンペン2024

9:14 2024/02/12
自分でも先の読めない旅の展開。昨夜寝る前はもうしばらくココンにいるつもりだった。しかし朝起きて断水。水が出ない。トイレも流れない。停電は昨日の朝1回のみだったが、断水は結構何度もなる。なので水道がちゃんと使える宿に移動しよう。とシアヌークビル行を決める。早速荷造りして朝8時ころ宿出る。

郊外2㎞にバスターミナルがあるので歩いて向かう。途中の通りにいくつもバス会社あってシアヌークビル料金チェックする。13.5US$、15US$。前回7US$で移動している。バスターミナルに行けばその値段になると信じて2㎞歩く。バスはない。

乗合タクシーたくさん待機していてシアヌークビルまで15$という。奥のチケット売り場に行くもシアヌークビル今日はもう満席。料金も12$。2018年7$だった大型バスも強烈に値上げしていた。明日まで待つか、また2㎞戻って13.5$のミニバンバスに乗るか。15$出せばターミナル前で客待ちしている乗り合いタクシーでもシアヌークビルには行ける。

しかし聞くとプノンペンまで10$という。シアヌークビルより安いの?プノンペンのほうが遠いんじゃなかった?

後日追記:ココン→シアヌークビル216㎞で4~5時間。ココン→プノンペン298㎞で8時間。乗車時間が長いので休憩が2回ある。またプノンペン手前で渋滞あるなど距離の差のわりに時間がかかる。


中国のサポートなければこういう工事は難しい。

で急遽行き先変更。プノンペン行を決める。バスターミナルにバスが来るのかと思ったら、10分ほど待って市内の乗場に連れて行くといって乗場のおじさんの車で今来た道を戻る。さっきチェックしたバス会社のひとつに行ってそこに泊まっているプノンペン行バスに乗り込む。乗り込んで10分でバスは出発。しかし乗り込んでからバスはガソリンスタンドなど市内でかなりあちこちでのろのろ時間つぶして今やっと出発。9:25 2024/02/12 予想外のプノンペン行。神様がそこへ行けと言っているのだ。また途中停車でタイヤの空気入れしている。なんで客のせてからやんのじゃと毎回思う。9:32 2024/02/12 今やっと出発。プノンペンへ。


バスターミナルでなく街中のバス会社事務所前で乗り込む。ターミナルからここまでは窓口のおじさんが車で送ってくれた。


Booking.com


私の乗ったココン発プノンペン行10US$のバスの車内

神さまの言うとおりの旅 プロビデンストレイル

10:44 2024/02/12
快適にプノンペン行のローカル長距離バスは山の中の悪路を驀進中。宿の予約があればそこに行かねばならない。しかしそんなものないので行き先は自由に変更できる。シアヌークビルはパタヤをましにした程度の泥海だし。バンブー島ツアーもテンション低いし。先日のキラキラビーチ帰りでさほど行く気分でもない。この時期春節明けでそこそこ混雑もしているだろうし。13.5US$出せば簡単にシアヌークビルには行けるが、金額の問題じゃない。ぼったくりバトルに勝つか負けるかなのだ。

その時の状況で自由に行き先変更。プノンペンはプノンペンで味のあるネタの宝庫でビーチとは違うテンションがある。こういう旅のスタイルをプロビデンストレイルという。

予定調和のガイドブック確認旅の対極。神さまの言うとおりの旅。何が起こるか自分でもわからない。旅人側にそれなりの素養がいるので、それがないと犯罪や事故や病気など、ひどい目に合う旅になる。海外旅行は英語が喋れれば問題ない。と思って思っている時点でこのスタイルの旅は向かない。


ココンバスターミナルからプノンペンまで298㎞ シアヌークビルへの分岐となる4号線に交わるまでの48号線は結構な山道。


国道48号線の道幅拡張工事は延々と続く。




言語モードの本格スイッチはいるまで

入国してすぐは無理だ。さっきバスが停車したとき、素早く降りて缶コーヒー買う。でも地元店でカンボジア人相手にタイ語しゃべっている。ああしまったとクメール語モードに変換するも、簡単なクメール語が出てこない。いかん、頭ぼけてる。というか、入国して1週間くらいたたないとその国の言語モードにならない。1週間くらいたつとああそういえばそうだったなと思いだしてくる。他言語での意思疎通に机上の勉強は無力。リズムや瞬発力がいる。クメール語本格モードになるには時間がいるのだ。

ラオ語と違ってクメール語はタイ語とは全く別言語なので、タイ語でごまかすことができない。ボケ防止にはもってこいの環境だ。今日の午後にはプノンペン。宿泊の宿はまだ決まっていない。





48号線の道幅拡張工事

12:22 2024/02/12
延々続く48号線の道幅拡張工事は強烈だ。現在のタイからカンボジア経由してベトナムに抜けるカンボジア国道48号線は普通乗用車がすれ違うのがやっとの片道一車線道路。それを大型トラックが往来できる道幅にする拡張工事が延々と続く。背景にはココン経済特区の存在が大きい。バンコクプノンペンの権益事情で待ったのかかる、ダウェイブンタウの国際ハイウェイよりこちらのほうが先に出来上がるのではないか。

15:45 2024/02/12
今プノンペン37㎞の表示。9時発5時着?プノンペンやっぱ遠いじゃん。シアヌークビルに行くつもりだったのでプノンペンの情報全くない。あと37㎞なのになんで休憩?2度目のサービスエリア。



プノンペン

18:35 2024/02/12
プノンペンの1泊8US$の宿。20畳部屋でトイレシャワー、テレビ、冷蔵庫付。今ネットにもつながった。朝から紆余曲折あって、しばらくココンにいるつもりだったのが、些細な理由でシアヌークビル行くことになり、またファンキーな成り行きで8時間かけてなぜかプノンペンにやってくる。自分でも自分の旅の行き先が読めないいつもの展開。さっきプノンペンに到着して激変プノンペンに目が点になる。ココンでも、プノンペンでも歩きまわって疲れた。プノンペン味のある情報の宝庫だ。神様がここへ行けと言ったから来ただけなのだ。動画もいっぱい撮ったが編集する気なし。


プノンペンのでかいフライドチキン5000リエル

プノンペン 2024年2月12日(月)快晴 旅75日目

出費詳細
プノンペンバス4万 330mlコカコーラ缶0.2 0.3 0.25 サービスエリア豚煮込み定食1万 スライ0.25 クリームパン2個0.1 でかいローストチキン0.5 ダイエットコーク0.22 水0.1
宿泊代
プノンペンゲストハウス 3.28万
合計

10.2万R 0.037円計算(3,774 円)

1円= 27.249 KHR/ 1 KHR = 0.03670円 2024/02/13 10:20
1円= 0.006687 USD/ 1 USD = 149.55円 2024/02/13 10:25


異次元世界体験中

長く寝る人早死説は間違い

20:42 2024/02/12 カンボジア時間
ネット上に定期的に上がってくる「長く寝る人ほど早死にする」に反論。私は日本で1日6時間以下しか眠れないが、今海外旅の真っ最中、ほぼ連日8時間熟睡。昼間へとへとになるまで運動して、連日コアな複数の他言語習得。動画とウェブページ制作と体も脳もフル回転。

何もせずに1日テレビ見てこたつでぼーっとして寝る虚弱高齢者の8時間睡眠と、気温33℃、炎天下の日差し浴びて真っ黒に日焼けして46㎞サイクリング、4.2㎞遠泳しての8時間睡眠は違う。睡眠時間短ければ睡眠深くなるというが、そんなことは全くない。私の日本での引きこもり運動不足6時間以下睡眠は常に浅い眠りで寝不足状態だった。寝たりない。もっと寝たいのに眠れない。本当に眠り深くて十分ならそんな感覚にはならない。今の8時間睡眠は日本にいる時よりずっとぐっすり眠っている。「寝たりない」という感覚が全くない。現地と日本の気温33℃と0℃の差も大きい。日焼けすると特によく寝る。個人差や環境差はあるのだ。個々の状況把握せず、ひとからげに「長く寝る人ほど早死にする」とするのは読みが浅すぎる。

刺激のある毎日を送って、脳や体を極限まで使って疲労して寝る8時間は人を若がえらせる。「使わないものは捨てられる」廃用現象を止めるからだ。その状況、若者というより子供に近い。小学生の夏休み状態。少なくとも今の私の体は若者体型になっている。極限疲労後のぐっすり8時間睡眠のおかげだと私は勝手に思っている。一つ確実に言えることは、若い頃のように眠れなくなることは老化なのだ。眠る力がなくなっていく。それでさらに心身衰えていく。いうまでもなく睡眠不足は健康に良くない。抵抗力弱め深刻な病を呼び寄せる。そしてそのほうが早死にする。「長く寝る人ほど早死にする」を真に受けて、睡眠不足状態なのにさらに睡眠時間短くして早死にしたら笑えない笑い話にしかならない。








ココンの昼下がり 2024年2月11日




カンボジア国道48号線の風景




←ココンSEZ  マイグラTop  プノンペン→