2024年2月11日(日)19:52 タイ時間
●中国の新興国国際プロジェクトの方向性
カンボジア、ラオスは親中国で、中国と深いつながりを持つことで発展をする方向を選んだ新興国だ。それは中国に巨額の負債を負うリスクと一体となっている。ただそれと引き換えに、豊かな生活と発展が得られるならその選択は当然かもしれない。最貧国の位置に居続けるより、負債あっても発展できるほうがずっといい。
現地スタイルの発展を象徴する画像。危険云々の日本の常識は意味がない。2002年竣工のココン大橋はココンSEZの伏線だった?
←ハートレック国境 マイグラTop 国道48号線→
その背景は十分に理解はしている。それにしても、中国の東南アジア諸国への経済的な関与は目を見張る。それが現実となって今現在猛烈な勢いで新興国を席巻している。そしてその中国の関与を新興国側が好意的に受け入れている。日本と対極なのだ。施しや援助や友情ではない。ビジネスとして形ある結果が現地に築かれつつある。インドネシア高速鉄道、ラオス中国鉄道、タイイーサーン高速鉄道。ビエンチャンでもプノンペンでも中国資本での発展は凄まじい。新興国が望んでいるのは中古を回す上から目線の援助や施しでなく、対等なビジネスパートナーなのだ。今の日本にはその視点がない。なのですべて中国に持っていかれる。先方のひっ迫した需要を把握し、相手の要望を真摯に聞き入れる姿勢がないので、インドネシアでもタイでも日本製高速鉄道が拒否されるのだ。
ココン経済特区衛星画像
中国資本で激変するカンボジア
中国の新興国への深い経済的なかかわり。それらの中国主導による開発の一つが今私のいるココン経済特区の開発だ。
何もない漁村にわずか数年で経済特区が出現。ココン国境カンボジア側は中国企業が約360万平方kmの土地を99年間租借して38億ドルの巨額の費用投じて開発を進めている。現在ココン経済特区として中国の後押しを受けて急速に発展中。
国道48号線が完成し、ベトナムからカンボジアを抜けてタイへ接続する国際幹線ルートの経由地点としても注目される。そしてその裏には中国の南シナ海軍事プレゼンスの意図も見え隠れする。新興国の信頼が背景ならきな臭さも薄れる。
中国租借エリアの経済特区
一番の問題はこれらの社会基盤となるインフラ国際プロジェクトに日本が全くかかわっていないことだ。中国が作ったインフラの上に日本企業が誘致されるだけ。枝葉でしか関与できていない。バンコクの郊外鉄道にも同じ匂いを感じる。少なくともココンの中国企業進出は確実に地元を豊かにしている。たぶんこれからもこの流れは続くと思う。コラート高速鉄道の工事の遅れを取り上げて騒ぐこと以外に、日本がすることはないのだろうか。
ココンの町はココンSEZからは8㎞ほど離れている
ココンの正式名称はケマラプーミン市 Krong Khemara Phoumin インド製バジャイがカンボジアでは大活躍。
ココンで快適ローカル生活中
7:10 2024/02/10
朝日を浴びながらベッドに寝転がってパソコンに向かう。扇風機の風が涼しい。今ココンの1泊3万リエル(1,100円)の個室宿。昨日タイ滞在期限30日ぎりぎりでハートレック・ココン国境超えてカンボジアに入国。アライバルビザ30US$で5分で取得。昨日昼春節前日で1日爆竹やクメールポップスうるさかったが、寝る頃には静寂戻り、今も静か。ホッとする。ここ数年で激変のココンに驚く。そういや去年のポイペトでも同じだった。カンボジアやラオスの中国への巨額負債問題、外野が勝手に騒ぐが、この発展あるなら当事者がその方向の選択するのは当然だ。
インドネシア高速鉄道の工事の遅れや、工費増額取り上げてざまあみろと騒ぐのも、今日本がやると完全な負け惜しみになる。ただ醜悪だ。それをやってもネットイナゴの歯ぎしりと一緒で建設的な方向には何も進まない。「こちらに非はない。最高の技術だ。向こうが100%間違っている」だとタイでも西インドでも同じになる。謙虚になぜ日本の高速鉄道が海外で拒否され続けているかを考えるべきだ。根幹の方向性が明らかに違っている。コラート高速鉄道動画のアンチコメントとのやり取りで、こんな考え方の奴らが一部にでもいるなら拒否されて当然だなと痛感した。
豚肉揚げごはん8,000リエル(296円)
ココン 2024年2月10日(土)曇時々晴夜雨 旅73日目
- 出費詳細
- 豚肉揚げのせ定食0.8 330ml缶コーラ0.2 肉野菜煮込み定食0.6 肉まん0.3 アイスコーヒー2杯0.6
- 宿泊代
- ペンチェットゲストハウス 3万
- 合計
-
5.5万R 37円計算(2,035 円)
1円 = 27.284R/ 1R = 0.03665円 2024/02/09 4:20
ココンの地元マーケット
快晴の乾期の空戻る
9:19 2024/02/11
昨日の夜ものすごい雨音の豪雨だったのに今日は一転雲一つない乾期の快晴が戻ってきた。豪雨はスコールで1時間でやんだんだけど。チャーン島から戻ってきてから一応晴れてはいるものの数日雨期のような天気が続いていた。やっと快晴に戻る。昨日が春節。爆竹騒音もなくなった。日曜なのでカンボジア人観光客がココンに押し寄せている感じ。
さっきまで朝から停電。ネットも水道も止まる。その間屋台でバーイサッチュルーク(豚焼肉)弁当買ってココン橋たもとの公園で朝飯とする。ついでに動画も撮った。昨日も撮ったのだがドン曇りで快晴の今日撮り直し。
3人乗り出発準備中
ハートレック・ココン国境2018 ココン2011
ココンローカル船着場 ゴミがいっぱい
ココンローカルマーケット
Booking.com
ココン 2024年2月11日(日)快晴 旅74日目
- 出費詳細
- バーイサッチュルーク0.4 ビッグコーラ0.1 カーフェーダッコータッコーク0.3 クイッテヤウサッチュルーク0.6 バナナ極小20本0.2 タックオンプー小0.2 肉野菜煮込み定食持ち帰り0.6 330ml缶コーラ0.2
- 宿泊代
- ペンチェットゲストハウス 3万
- 合計
-
5.6万R 0.037円計算(2,072 円)
1円 = 27.284R/ 1R = 0.03665円 2024/02/09 4:20