タイ入国2022 隔離免除措置(Test & Go)
2021年11月26日(金)
2021年11月1日からタイの外国人観光客に対する入国制限が緩和された。日本を含めた限定国で、ワクチン2回接種済みなら、2週間の隔離免除でタイに入国できるようになった。
しかし、タイは今コロナの感染拡大が収まりきっていない状態。ワクチンパスポートあれば簡単に出入国できる体制にはなっておらず、数々の面倒な手続きが待ち受ける。その第一関門がタイランドパスだ。
タイランドパス Thailand Pass とは、タイに入国する前に入国者が取得せねばならないタイが発行した第一段階入国許可を証明するQRコードを指す。出国前にネットでワクチン接種証明などの書類をJPEG撮影してアップロードし確保する。申請後3日~1週間で申請したメールにPDF添付でQRコードが送られてくる。このQRコードがなければタイのイミグレで入国拒否される。それ以前に飛行機乗って現地行っても強制送還されるのでたぶん日本の空港で搭乗券が発行されない。右画像は私が実際に取得したタイランドパス。名前やQRコード部分は加工してあるのであしからず。
2022年2月にタイに渡航予定の私は先日このタイランドパスを申請確保した(11月11日水曜申請、11月21日日曜夜メール受取り)。実録交えて個人での申請方法解説する。タイランドパス申請は無料。
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22:17 2022/01/07追記
オミクロン株の急増でタイ政府は7日、ワクチン接種者の入国時の隔離を免除する制度を無期限で停止すると発表。タイランドパス(Test & Go)での入国不可に。免除なし指定ホテル7日隔離なら入国可能。
9:45 2021/11/28追記
2021年12月15日以降にタイに到着する旅行者の登録は、2021年12月1日以降に利用可能になるとのこと。私が申請した時と事情変わっている。オミクロン株の感染拡大状況の様子見の可能性ありそう。
2022年2月私が隔離免除で滞在した
CK2ホテル予約詳細
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タイランドパス申請トップページ
申請ページ
https://tp.consular.go.th/
コロナ明けの海外旅行に待つ難題
タイ渡航の現状の面倒はタイランドパスだけでなく、渡航72時間前のPCR検査などもある。しかし何といっても帰国後の日本側が、感染拡大が収まった今でも、いまだに帰国後14日間隔離をそのままにしていることだ。先方が隔離免除でも、日本側が14日間隔離を義務付けているなら、例えば3泊4日のバンコク旅行で帰国後、日本側で14日間拘束される展開が待つ。隔離待機場所には自宅も含まれるが、そこまで公共交通機関は使えない。14日間在宅勤務できる方もたぶん多くない。今後改善されていくとは思うがその時期不透明。これでは当然誰も海外にはいかない。「海外行くな。国内で旅行消費しろ」の暗示か。
●タイの1日あたり新規感染者数
一時期23000人以上だったが11月中旬には5000人台になっている。
●日本の1日あたり新規感染者数
11月22日44人。この状態でも日本人帰国者の14日間拘束は解除されない。関係ないがこれで見ると、東京五輪が見事に感染爆発のきっかけになっている。
日本のパスポートで隔離免除入国の場合、左の Exemption from Quarantine (TEST & GO) を選択。その後は支持された通りに必要事項を入力し、書類画像をアップロードしながら進めばいいだけ。画像準備あれば所用30分。
タイ入国2022 隔離免除措置(Test & Go)
タイランドパス Thailand Pass 申請は無料。ややこしいので今回は詳細を解説しない。状況ころころ変わるのでそれをやる意味もない。自分でやる場合の注意事項とコツをざっくりと述べる。
個人で取得する場合の最も重要なことは「自分に関係のない項目を無視すること」だ。ややこしいので「あの場合、この場合」とやっていると迷路にはまる。自分に必要なことだけをシンプルに一直線にやる。ここで私が解説するのも私の場合。実際に取得はできているので動作確認済み。
具体的には「個人で航空券を手配してビザなし30日以内の観光入国」。申請はパソコン(Windows、Edge)でやった。たぶんスマホではできない。タイランドパス申請システムに日本語版はない。長文の約款の類が出現するので別タブで
Google翻訳 を出して、コピペ翻訳すると面倒がない。約款は当たり前のことが当たり前に書いてあるだけなので、内容理解しての了承は必要だが、じっくり読み込む必要ない。また出発日の7営業日以上前の登録必須なので早めに取得した方がいい。私の場合申請から取得まで4日かかった。不備があって再申請などの展開になるともっと所要はかかりそう。
タイランドパスの利点は申請から受け取りまですべて自室のパソコンですむこと。受け取るQRコード添付メールもPCで完結。書類の撮影など、事前準備すんでいれば、申請自体はたぶん30分かからないくらいですむ。
BTSは韓国アイドルでなくバンコクの高架鉄道 こっちが先だし
タイ入国2022 隔離免除措置(Test & Go)
事前準備で必要なもの
タイランドパスは申請自体はさほど面倒ないが、事前準備が若干手間がかかる。「個人で航空券を手配、ビザなし30日以内観光入国」の場合、事前に必要なものは以下のJPEG画像4点。
①パスポート写真ページ
②ワクチンパスポート
③旅行保険証明書
④ホテル予約証明書
書類はすべて英文表記必須。スマホやデジカメで撮影して5㎆ 以下のサイズのJPEGで指定のページでアップロードする。航空券の予約確認書画像は不要。ただ出入国の日にちとフライト番号を入力する項目はある。
①パスポート写真ページ
自身のパスポートの写真ページをデジカメかスマホで撮影して5㎆以下で保存しておく。見開きでなく写真ページだけ。アップできるのはJPEGのみ。デジカメで高画質設定のままとるとファイルサイズが大きくなるので注意。その場合「フォト」で表示させて「サイズ変更」をしてサイズ縮小する。
②ワクチンパスポート
目黒区で発行されるワクチンパスポートはA4の紙
自治体の所定窓口で接種証明書とパスポートのコピー提出で無料で発行してもらえる。証明内容は英文併記してある。私の場合自宅徒歩圏内の目黒区役所で2回目のワクチン接種後に窓口でとった。窓口での待ち時間は10分だった。郵送でもできるが1週間くらいかかるらしい。
私はデジカメ撮影して横600ピクセル(70KB)に縮小してアップした。接種1回目と2回目の書類画像アップの欄が別々にあるが、同じワクチンパスポート画像を使った。ファイル形式はJPEGのみ。
またワクチンパスポートの下に接種のQRコードを任意でアップするようになっている。私は接種時に張ってもらったシールにあったQRコード(右上)を念のために撮影してアップした。任意なのでここはとばしても可。
タンフアセンデパート カオサン近くの地元デパート
③旅行保険証明書
治療費5万USDを補償する旅行保険。英文表記必須。私の場合、エイチ・エス損保(たびとも)保険に入って約30日で9000円。ネットでクレカ払い。支払い済むと自分のページから英文証明書をダウンロードできるようになっていた。医療補償1000万円を8万7000USDと表記してある。円表記のみだと拒否される場合もあるらしい。証明書ページをスニッピングツールで切り取ってJPEG保存してアップした。プリントスクリーン押してペイントにペーストしてJPEG保存でも可。別に画面スマホで撮影してもいいんだけど。
④ホテル予約証明書
到着日から1泊のみのSHA Extra Plus(SHA++)ホテルの予約確認書。私はアゴダでCK2 Hotelを1泊2000円ほどで予約。クレカ払い。送られてきた予約確認書(英文併記してある)をPDFからJPEGにしてアップした。ファイル変換ソフトなど使わずPDF表示させてスニッピングツールで切り取ればJPEG保存できる。最悪スマホで撮影。画像はデフォでJPEGになる。
後日追記
2022年2月私が隔離免除で滞在した
CK2ホテル予約詳細
Booking.com
タイランドパス 隔離免除入国2022
Thailand Pass QRcode
「個人ビザなし30日以内観光入国」の場合、事前準備する書類の画像は以上4点のみ。基本はページに書いてある通りに入力して、必要な書類のJPEG画像をドラッグアンドドロップでアップロードすればいいだけなので手間はいるが難しくはない。ネット上には簡単なことをわざわざ複雑にして「だから私にお金を払いましょう」のハッピーな誘導多数なので注意は必要。
タイランドパス取得後は出発前72時間以内の検査のPCR検査での陰性証明が必要にはなるが、タイランドパス取得解説なので省略。追って実録詳細公開。
タイ入国2022 隔離免除措置(Test & Go)
Overseas travel after corona
2019年にタイを訪れた国際観光客は3,992万人、国際観光収入は1兆 9,119億バーツ(約6兆5,000億円)と過去最高だった。国際観光収入はアジア第1位、世界第4位。2019年タイの旅行観光業のGDP貢献金額は1,070
億USD。GDP全体の19.7%、雇用への貢献割合も 21.4%と高い。つまり、ざっくりとタイは国の経済の2割が観光産業でなりっている国なのだ。
参考までに前年2018年タイの国際観光客数は約3,828万人、国際観光収入は約630億4200万USD。2018年の観光収入は名目GDPの12.49%(日本は同年0.83%、411億1500万USD)だった。
私のような海外旅中毒者以上に、タイ自身がコロナ鎖国終息を待ち望んでいるのだ。この背景あっての隔離免除施策なのだ。あわせるように2022年3月よりエアアジア成田バンコク便が週3で復活。かの地が私を呼んでいる。この状況で行かないわけにはいかない。
お猿がいっぱいロッブリー。近くの農家の方が野菜を差し入れしている。コロナで差し入れがなくなり今お猿が飢餓状態らしい。
びー旅つぶやき 日々の日記
23:58 2021/11/25
勘弁してくれ。エアアジア。なんとキャンセル変更したバンコク往路フライトがまたキャンセルされた。2度目のフライトキャンセル。2月中のXJフライトが全キャンセルの様子。成田バンコクは3月から週3便で復活のようだ。
3月出国じゃ現地で滞在30日延長すると5月帰国で微妙に乾季が終わる。極寒脱出の越冬のありがたみもなくなる。さらにタイランドパスも旅行保険もSHA++ホテルも2月日程で予約済み。極寒脱出を切に希望する私自身の気持ち的にも2月中の出国は何とかしたい。で、やむなく往路のみ同じ日にちでZIPエアでバンコク予約。エアアジアの往路便のほうはクレジットシェルに変換するつもり。予想外にZIPエアの実録公開する羽目になってしまった。想定はしてたが出国前からファンキーな展開じゃ。びー旅らしいネタになるので別にいいけど。ZIPエアの機内食、カツどん1300円にぶっ飛ぶ。いやいや、わしゃあっち行ってカウカームー40THB(140円)で食うわい。
ただフライト代は空港税やクレカ手数料入れて16,344円と十分良心的だった。もちろん預け荷物なし、座席指定、機内食なしの値段。とはいえ、これはコロナ明けの成田~ホノルル期待できそうだ。
びー旅つぶやき
8:58 2021/11/22
タイランドパスQRコード確保。出国は来年の2月だが年末年始挟むので早めに取得。11月17日に出して21日の夜にメールくる。21日は日曜なのに。先方は土日もやっているのか?所要4日だった。申請無料、1年有効。これで出国の壁を一つ越えた。申請面倒だった。海外には人より行ってる方だと思うが今回初めて海外旅行保険に入った。それがないとタイパス取れないので。約1カ月間で9000円もした。まだ先だが出国前72hのPCR検査などもあり。英文証明書付5000円でやってくれるクリニック見つけているが、今後無料になる可能性もあり。英文証明書付けられるか微妙だが。詳細追って公開。
タイランドパス申請後の19日に「初日ホテルSHA Extra Plus認定必須」のネットニュース。SHA Plusで確保していたのであせるもチェックすると予約ホテルは
SHA Extra Plus になっていた。アゴダで予約1泊のみ2055円。無駄な小銭かかるぜ。なんにせよタイパスQRコードゲットして気が休まった。
Booking.com
びー旅つぶやき
8:21 2021/11/19
タイが11月1日に14日間の入国後の条件付隔離免除して2週間以上たつが、タイの観光地は閑古鳥。日本人観光客もほぼいない状態らしい。理由は単純で以前よりましになったとはいえ、入国前の手続きが煩雑で、行けるか行けないかわからない状態で結構な出費を求められる。
さらに日本人帰国者の帰国後の14日間拘束が、五輪で感染急拡大した8月頃と変わらず、いまだに健在のため。ちなみに1日のコロナ感染状況は8月11日2万5038人、11月1日84人。11月5日にビジネス渡航のみ面倒な条件つけて3日になったが、観光の場合いまだに14日。ほぼ嫌がらせ状態だ。
拘束監禁場所には自宅も含まれるが、そこまで公共交通機関使えず。例えば私の場合、成田から目黒の自宅までタクシーなら約2万5000円。空港近くの指定ホテルで14日過ごせば宿泊費は1泊5000円だったとしても7万円。一般の観光客の場合、仕事もあるのに3泊4日のタイ旅行に行って帰国後14日間成田のホテルで監禁じゃ誰も行かないのは当然だ。そもそもワクチン2回打ってるのにこの対応必要か?
この非人道的嫌がらせ状態は今後改善されていくことが予想されるが、いつになるかは不透明。私の帰国は3月。滞在延長が認められれば4月になるのでそのころまでに変更されていると勝手に楽観はしているのだが。今思うに出国タイミングを隔離解禁からワンクッションおいたのは正解だった。