安ければ必ず楽しいってわけではないけど、安い方が楽しい海外旅行ってあるのだ。実行している本人が言ってるので間違いない。
お金をかけない方が楽しい海外旅って?
2021年12月24日(金)
管理者がアミューズメントを設定する世界の中にいる限り安い方が楽しいということはありえない。管理者が設定する世界のわかりやすい例はディズニーランドやUSJ。海外旅行でいえば典型的日本人向けツアーやホテル予約サイトなど。その世界(魔の結界ともいう)にいる限り金を使うほど楽しくなり、そうでない場合楽しくなくみすぼらしくなる。そういう構造でないと高額払っている客から管理者はクレームを受けることになるので当然のことだ。
なので海外旅で高額払う利用客と結界管理者は「安くていいもの」を許容しない。不快に思い敵視する。安い方は「それなり」であることを望む。日本国内線の大手傘下の利用者を見下したような名前のLCCが「それなり」のいい例だ。ただ残念ながらその望みがかなうのは、管理者の力が及ぶ狭い世界(航空業界でいえば一昔前の日本国内線)でのみなのだ。その外側には「安くていいもの」を通り越して「安い方が楽しい」という逆転世界が広がる。
日本国内旅行の場合その管理が徹底していて魔の結界の外に出ることが難しい。「それなり」具現化典型例が青春18きっぷだ。ハッピーな名前のついている割に実態には闇があり、旅行者から自由を奪い、煩雑で面倒な手間かけて結局そんなに安くない。要は「楽しみたかったらもっと金出そう」という仕組みが万全に用意され、そこから逃れられないようになっている。行きつく先は東京・大阪間14,000円料金設定。インドなら同じ距離206円。しかも日本では決して味わえない強烈な異次元体験というおまけまでつく。
珊瑚すけすけスリン島 安い方が楽しい旅の例
海外旅に格安を求める理由 びー旅スタイル
金がないから格安旅行をするのか。しかし国内ならともかく、行き先がハワイやモルディブだった場合格安旅行自体が難しい。南米やアフリカだったらほぼ不可能。エンジェルフォールやウユニ塩湖、リオのカーニバル、セレンゲティ、西アフリカ周遊、カラパタール、ラジャアンパットに金かけずに行くことはできない。
そもそも本当に金がなければ海外になど行かない。というよりたとえ国内でも旅行に行かない。なら何で海外旅で金を使わないのか。理由は簡単でその方が楽しいからなのだ。金をかければかけるほどつまらなくなり、自由を奪われ、レールに沿った陳腐でありきたりの平凡な旅に成り下がってしまう。せっかくの海外旅なのに。
ワイキキ コロナ明けのジップエア成田発に期待 物価は強烈に上がっているが、ホステルやコンドでの格安生活はそれなり楽しい。米国本土からの気合の入った旅行者は3日で32USDのキャンプサイトや、レンタカーでの駐車場泊(アラモアナやノースなど郊外の駐車場は無料)やっているが私はまだその域まで達していない。
安い方が楽しい理由って何?
なぜ安い方が楽しいのか?理由は簡単。新興国や途上国の場合、金をかければかけるほど環境は日本に近づく。その地でしか体験できないコアな世界は高額かければかけるほど遠ざかってしまう。
せっかく海外に行ってそこでしか体験できない異次元世界があるのに、わざわざ高額かけて日本と同じようなホテルや移動手段にするのはもったいない。旅行者側にそれを実行できる態勢があるなら、日本で決して体験できない異次元世界に突入すべきだと思う。結果そういう旅は、地元庶民に混ざって地元物価で移動滞在するスタイルなので、そちらの方が旅の費用は劇的にかからないのだ。
ガイドブック片手のバックパッカーのよくある格安旅行には、インド鉄道に乗って1等2等さけてSL(一番安い寝台車)に乗るのが一般的。しかしさらにその上(下?)には2S
(2等座席)があり、その上の最上級にはGN(3等列車でSLの1/3の料金)がある。そして安くなればなるほど異次元世界インパクトは強烈になっていく。
高額出して定番観光地に行って、ガイドブックの中身を確認するだけの旅がつまらなくなった時が再考のタイミングか。日本人料金という魔の結界の外側には、全く異質の異次元世界突入旅があるのだ。そしてその旅にかかる費用は定番ツアーの1/4。
インド3等列車の旅。車内でのデフォ言語はタミル語でなくマライアラム語。混雑時(17時間乗っていて3時間程だったが)は日本の通勤電車並の押しくら饅頭状態でとても撮影できる状況でなかった。ちなみに3等(Ordinary)は全席自由席。
トリバンドラムからチェンナイ972kmを3等(Ordinary)だと運賃275Rs、412円。所要17時間6分。東京~大阪間約500kmなので、東京~大阪間が206円ってこと。列車内はインド人のみ。欧州組すらいない。2020年1月28日乗車。
パンタナール農場ステイ
金をかけない海外旅 実行の前に
ここまで書いていうのもなんだが、金をかけないハイテンション海外旅は万人向けの旅行法ではない。旅人側にある程度の適性が求められる。個人旅行をしても人によっては、「日本語料金>英語料金>現地語料金」の鉄則通り、そこそこ費用がかかったりする。現地語しゃべれないのに現地語料金で通そうとするとトラブルになる場合もなくもない。なので安易に「さあ、みんなで格安海外旅行をしよう」と言えないことも確かだ。
「金かけないハイテンション海外旅」に必要なものは、言葉(非英語圏の場合英語でなく現地語)、小学生の遠足リュック並みの荷物(荷物を少なくすること)、現地の常在細菌やウィルスに立ち向かえる健康な体、ハエ、蚊、ゴキブリ、ネズミと共存できるおおらかさ、ノーリード野良わんこ対処法などいろいろある。しかし最も重要なのは、自分がどの立ち位置で旅をしているか、そしてできるのか「自身での自分に対する客観的で的確な判断」なのだ。この部分は治安の悪い地域では危機管理にも直結する。
非英語圏で現地語どころか英語すらまともにしゃべれない状態で、「ネットに書いてあった激安地元料金」でぼったくりマンと交渉してもトラブルになるだけだ。庶民物価に到達するには現地語習得は必須なのだ。特に非英語圏の場合、取得必須言語は英語でないので注意が必要。海外では英語がしゃべれれば問題ないと誤解されている方が多いが、非英語圏での英語はぼられ言語なのだ。ただこれは逆に言えば、ある程度ぼられてあげれば(小銭の場合が多い)現地語そんなにしゃべれなくても旅ができるということでもある。
なので自分の立ち位置さえしっかり把握していれば、多少言葉に不安があったとしても「安い方が楽しい海外旅」のフレイバーは十分感じ取れると個人的には思う。
金をかけないハイテンション旅はモルディブでも可能。ちなみにモルディブの場合、ディベヒ語でなく英語で格安滞在できる。日本語ではたぶん無理。海外定番観光地で日本人から最もぼったくるのは日本人なのだ。…とケアンズの現地ツアーでお友達になったオージーのおじさんが言っていた。
セレンゲティ国立公園 アルーシャ発ロッジツアー、マニヤラ湖やンゴロンゴロも回って4泊5日で450US$。2003年6月9日現地ツアー会社で支払い。ツアー参加者は私以外すべて欧州組。英国人一人だけだったがツアー中の会話は英語だった。ちなみに日本発セレンゲティツアーは、自由の全くないがんじがらめの束縛ツアーで1人60万円~(ケニヤ側のマサイマラなら半額で行ける)。ヌーの移動時期への配慮(移動しているので時期によっていない)もない。
びー旅つぶやき 日々の日記
8:49 2021/12/25
年明け出発の成田~バンコクフライトの話。先日12月21日にエアアジアから3度目のフライトキャンセルメール。往路はすでにジップエアに変更確保済み。3月上旬の帰路便は2度目の変更のままエアアジアにしていたのだが、それもまたキャンセルされた。やつらの復活は4月以降らしい。フライト日程変更して、タイランドパスも保険もそれに合わせて変更するとえれえ面倒。で、復路も同日でジップエアで再予約。結局往復ともにジップエアでのバンコク行になってしまった。乗ったことのないJAL系新LCCなので搭乗実録ネタにはなるか。エアアジアに払った分はすべてクレジットアカウントに貯める。有効期限2年(730日)なので次回出国の時に使うことにする。
新バージョンのHTML編集ソフトの CSSフォント設定が編集ソフト表示やExplorer では文字大きく出るのに、Chrome や Edge
で小さくなってしまう。CSS の font指定がブラウザで無視される。対応に苦慮してようやく大きくする。またGoogleアナリティクスタグを最新バージョンにすると編集ソフトでページが開けなくなるので旧コード貼る。新環境右往左往でやっと新バージョン態勢で落ち着いた。古いページレスポンシブにしたいけど時間ない。根本からの作り直しになるので手間が半端ない。新ページとYouTube
制作でいっぱいいっぱいだ。昨日アベノマスク200枚送付申し込む。
最近腰が痛いので年かな?と思っていたが、ジムで200kgウェイトでレッグプレス30回やるのをやめたら治った。こういう筋トレやるので痩せない?
エアアジアのクレジット口座にキャンセルされたバンコク1往復半分たまる。10%割増での入金らしい。コロナ前のプロモ料金ならバンコクに3往復できる。期限は730日。今回はAVAでの申請翌日に入金されていた。なんか金欠エアアジアに献金させられてる気分。
21:16 2021/12/21
予想はしていたが笑ってしまう展開。エアアジアから3月帰国便キャンセルのメールくる。3度目のフライトキャンセル。しかも3度とも先方都合の一方的な。いちいちじたばたして気をもむのも無駄。諦念姿勢。出国はまだ先なので様子見。日本側が入国人数制限していてその分をジップエア他日系が独占しているのでエアアジアが運行できない状況だとも聞く。ただタイがコロナ鎖国を緩めてすぐに出国しなくて正解だったとは思う。今出入国強行すると顰蹙買いそう。また帰国後の2週間隔離もきつそう。2月になればオミクロン騒動も一段落つくだろうし。五輪開催時の8月にはタイの1日の感染者数は2万人超えていたのに12月になってからは2000人台。今回のエアアジアキャンセル分はクレジットアカウントに貯めて、今回で使えなくとも最悪22年の11月には使えるだろうとゆるく構える。
HTML編集ソフトバージョンアップしてびー旅ロード2022制作中。水中撮影できるデジカメも購入。一応出国態勢ではいるのだ。ジムで運動しているのに痩せない。飯がうまくてたくさん食ってしまう。海外旅では腹いっぱい食ってるのに痩せていくのはなぜなんだろう。痩せるにはたぶん毎日のきらきらが必要なのだ。今の毎日はまさにどんより。