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バンテアイチュマール行き方 カンボジアホームステイ

びー旅ロード151バンテアイチュマール遺跡

バンテアイチュマールアクセス カンボジア

バンテアイチュマール行き方 カンボジアホームステイ

バンテアイチュマール行き方 カンボジアホームステイ


バンテアイチュマールとは12世紀末から13世紀初めころのクメール王朝仏教寺院遺跡。シェムリアップから片道163km、所要3時間~、片道11US$で行ける。遺跡から2kmほど離れた場所にはバンテアイチュマールトボン村があり地元宿1泊7US$、そこから歩いて遺跡に訪問できる。バンコクから358km、国境出入国手続き入れて所要8時間~、地元料金で行けば15US$で行ける。

バンテアイチュマール訪問実録 2015     バンテアイトープ 2015



A. バンコクカオサン通りから B. バンテアイチュマール村まで358km 所要約8時間

150. カオサンとドンムアン空港  びー旅.com  ロード2015  152. カンボジア5大遺跡
このページは びー旅ロード 151. バンテアイチュマール

バンテアイチュマール個人旅行

2015年3月24日(火)
アンコールワット周辺遺跡群を一通り巡って、カンボジア訪問3回目くらいで「他に遺跡はないのか?」という状態になった時にあげられるいくつかの遺跡の一つがバンテアイチュマール遺跡だ。シェムリアップから片道163kmあり日帰りするには若干ためらわれる距離。遺跡の規模も大きく、まだ修復がされておらず、訪れる観光客も少ないのでアンコール遺跡群にはない雰囲気がある。

シェムリアップ発のバンテアイチュマール遺跡ツアーはあるが高額で、移動時間は往復で6時間。日帰りすると遺跡滞在1時間という効率の悪い催行者都合の完全束縛ツアー。

しかしバンテアイチュマール遺跡は個人で訪問すると1泊800円で地元宿にホームステイできたり、徒歩で遺跡に行けたりなど、思いもかけず貴重なカンボジアローカル体験のできる味のある遺跡だ。ここでいうホームステイとは英語の通じる現地コミュニティー運営の外国人専用の地元宿で、バンテアイチュマール独自の仕組みの宿泊施設。ホテルともゲストハウスとも違う。英語の通じる地元宿という感じ。


バンテアイチュマール(バンテアイチシュマー)と他の遺跡群、都市の位置関係

サンボープレイクックに8ドルで行く方法   プレアヴィヒア寺院に15ドルで行く方法
コーケー遺跡に7ドルで行く方法    カンボジア5大遺跡    遺跡の鬼への道

 プノンペン公共バス2018    カンボジア鉄道2018    イオンモールプノンペン


バンテアイチュマールのいいところ

バンテアイチュマール遺跡の利点をあげる前に最大の難点をあげておくと「すべて個人手配の自力ツアー」になること。ある程度の途上国での格安旅行耐性が求められる。たとえば土ぼこりやハエや蚊を厭わない、ぼったくりマンとの攻防を楽しめるなど。快適な旅が望めないと言い換えることもできる。

バンテアイチュマールを個人で訪問する場合の最大の利点はシェムリアップでは決して体験できないコアなカンボジア体験ができるところ。遺跡自体の規模も大きくテンションも高い。他利点は次の3点。

1. バンコクから近い
2. カンボジアホームステイ体験
3. 遺跡まで徒歩で行ける

利点その1. バンコクから近い 
バンテアイチュマールはカンボジア西部のタイ国境近くにありタイ方向からのアクセスがしやすい。2015年3月現在、日本からカンボジアへのフライト直行便はないので、バンコクから陸路で行けるメリットは大きい。バンテアイチュマール最寄りの国境は約30km離れたバントロクンだが、そこにはまだ外国人用のイミグレはないようなので、ポイペト国境からの入国してシソポン経由が一般的。

カオサン通りからの片道の道のり358km。国境での出入国手続き時間入れて所要は約8~9時間なので早朝出れば夕方にはバンテアイチュマール村に着く。位置的にはシェムリアップに行く途中にあるのでシェムリアップ行カオサンバス利用して途中のシソポン下車でも行ける。



シソポンの56号線沿いバンテアイチュマール方面行乗り合いタクシー乗り場。シソポン~バンテアイチュマール所要1時間35分、5US$。この乗り場はプサートメイ(中央市場、正確にはプサーチャムカーコー)前にあり、ポイペト~シェムリアップルートのバスターミナルから3kmほど離れている。



バンテアイチュマールは仏教ヒンズー教混合遺跡といわれ千手観音のレリーフがある。

 


バンテアイチュマール村ホームステイ宿1泊7US$ バンテアイチュマール遺跡徒歩15分

バンテアイチュマール カンボジアホームステイ

利点その2.
カンボジアホームステイ

バンテアイチュマール遺跡には徒歩圏内にホームステイを掲げる1泊7$の地元宿が9軒あり、そこに宿泊すると宿から歩いて遺跡を回ることができる。

写真右はバンテアイチュマール遺跡の周りのお濠。ホームステイ宿から徒歩5分。蓮の花が開くのは午前中の日の光が弱い時間帯なので、この光景はバンテアイチュマール村に宿泊しないと見られない。

ここを拠点にバンテアイトーブやターモアン、タークロバイなどの遺跡もまわれる。宿では英語が通じ、英語ガイドもバイクタクシーも車もホームステイの宿で手配可。ネット環境はないが電気は24時間通電している。レンタル自転車1日1US$。トゥクトゥクはない。


私が2015年2月宿泊したバンテアイチュマールホームステイ、コクーンスレイママ1泊7US$の玄関口

ホームステイとは地元コミュニティーが経営する外国人用の宿でカンボジア人は宿泊できない。バンテアイチュマール村にはホームステイのみでまだホテルはない。地元仕様でトイレシャワー共同のファン部屋。宿に頼めば食事も用意してくれる。予約は以下からできるが現地までは自力で行かねばならない。ただ帰りのシソポンまでの乗り合いタクシー(5US$)は毎朝1本あり宿で手配できる。

Banteay Chhmar Community Based Tourism
Tel: (+855) 97 516 5533
Mr. Sopheng Khlout(コクーンスレイママ 宿のご主人の携帯電話。英語可日本語不可)
Mail: sophengcbt@gmail.com ・ info@visitbanteaychhmar.org
ウェブサイト www.visitbanteaychhmar.org


バンテアイチュマール遺跡地図 下部分がバンテアイチュマールトボン(南)村。ホームステイは遺跡の東西南北にあるが南側に集中している。乗り合いタクシーは宿を指定すれば宿前まで行ってくれる。


利点その3.
遺跡まで徒歩で行ける

バンテアイチュマール遺跡はすぐ脇にローカル村があり、その村にあるホームステイ宿から徒歩20分ほどで行ける。遺跡内部は瓦礫状態だがそこも徒歩で回ることができる。

アンコールワットもプレアヴィヒア寺院もほとんどのカンボジアの遺跡は宿泊のホテルからは遠くとても徒歩では回れない。通常それらへはバイタクか車をチャーターして行く。そこそこ規模が大きくて宿から歩いて行けるカンボジアの遺跡はたぶんバンテアイチュマールだけ。

歩いて行けるのでいつでも自分の気が向いた時に何度でも遺跡に行けるのだ。お菓子片手にピクニック気分で朝昼夕と複数回訪問できる。入場料は初回5US$払えば日をまたいでマルチで何度でも入場できる。

右上のバンテアイトープ遺跡までは12kmあるのでバイタクチャーター往復5$で行く。こちらの入場料は無料。人数が多い場合はクーヨンという耕耘機の後ろに10人乗りの座席をつけた地元交通機関(写真左)でも行ける。レンタル自転車もあるがバンテアイトープまでの途中の道はまだ若干悪い。


ベンメリアのような気の利いたルートはなく瓦礫の中を好きなように進むジャングルジム仕様


遺跡内は瓦礫の中を進む。複数回訪問していると内部構造はだんだんわかってくる。

バンコクからバンテアイチュマールに行く方法

バンコクからバンテアイチュマールに行くには何通りかの方法がある。大まかなルートはバンコク →アランヤプラテート →ポイペト →シソポン →バンテアイチュマール。効率のいい移動手段として大まかに次の2つ。

1. カオサンバス
2. 国際バス

いずれの行き方をしてもシソポンからは乗り合いタクシー利用になる。シソポン~バンテアイチュマール間にはバスやラーントーリス(ミニバンバス)はない。ただ近い将来道が完全舗装されたら大手バス会社が運行することにたぶんなる。2015年3月道路工事進行中で舗装約7割。ジャンピングロードはないが煙幕ロードは健在。またバンテアイチュマール~オスマック方向はさらに道が悪く乗り合いタクシーもほとんどない。この区間の移動はタクシーチャターになりそれなりの値段になる。

1. カオサンバス
カオサン通り発のシェムリアップ行ツーリストバスが200バーツくらいからある。これに乗ってシソポンで途中下車する。カオサンバスはタイ側とカンボジア側でバスは別。タイ側はミニバンバスの場合もある。激安だが利用後の追加の支払いが発生することがある。たとえば事前にカンボジアビザを取っていないとビザ代でぼられる、国境の両替や提携レストランでぼられるなど。シェムリアップの提携宿に強制連行することを前提に安くなっているので、利用の際、最初のうちはシソポンで途中下車することは伏せておいて、国境を越えたあたりでそれとなく伝える方がいい。カオサンバスはシソポンバスターミナルには寄らずシェムリアップへ直行するので、降りる場所はターミナルでなく道端。56号線交差点付近(地図左参照)。シソポンからは乗り合いタクシーでバンテアイチュマールまで行く。

  カオサンバス解説     カオサンバス2012利用実録

乗り合いタクシーの乗り場は56号線プサートメイ(プサーチャムカーコー)前。AH1~6号線沿いではないので注意。シェムリアップへの道端で降ろされたところからは2.5kmほどでバイタクで2000リエルで行ける。午前中に頻発するので午後の場合ある程度高くなるのは覚悟したほうがいい。シソポン~バンテアイチュマール道のりで片道65km。乗り合いで乗った場合の外国人料金5US$、1人独占で乗った場合25US$が相場。交渉制なのでもう少し高くなる場合もある。現地ぼったくりマンが外国人を乗り合いタクシーやラーントーリスに地元料金で乗せるかどうかの判断は「クメール語を話すかどうか」でする。


カンボジア側カオサンバスはキャピトルバスの場合も バンテアイチュマール行き乗合いタクシー

2. 国際バス(写真左)
バンコクのモーチットバスターミナル発の国際バスでタイ側もカンボジア側も同じバスでシェムリアップまで直行する。タイトランスポート社のバスで750THB(シェムリアップで買うと28US$)と料金は若干高い。ただカオサンバスのように「いらぬ追加料金」でバトルすることはなくスムーズにシソポンまで行ける。こちらの方が国境でのもたつきロスも少ない。この場合もシソポンで途中下車してそこから乗り合いタクシーという流れになる。国際バスは途中下車しても料金は同じ。国際バス乗車実録はこちら

これ以外にもモーチット発の通常長距離バスや鉄道でアランヤプラテートまで行って自力で国境を超える方法もある。シソポンにもポイペトにもアランヤプラテートにも宿はあるので途中宿泊しながらゆるゆる行くのも手。ポイペト→シソポン、シソポン→バンテアイチュマールは午前中の方が乗り合いタクシーの人は集まりやすく頻発する。なので足元はみられない傾向あり。タイ国鉄利用実録はこちら


ポイペト国境 バンテアイチュマールからバンコクへ15US$、所要8時間で行く実録はこちら

Booking.com

シェムリアップからバンテアイチュマールへ行く方法

シェムリアップからバンテアイチュマールに行く場合のルートはシェムリアップ→シソポン→バンテアイチュマール。途中の乗り合いタクシーの待ち時間入れて所要4~5時間。朝8時ころのバス乗れば昼頃にはバンテアイチュマールに到着する。

行き方はシソポンまでカンボジアの長距離バスで行ってそこから乗り合いタクシーに乗り換える。その方法だと片道10.5US$でシェムリアップからバンテアイチュマールに行ける。シェムリアップからシソポンへは各社のバスが頻発しているのでそれを利用する。シェムリアップにたくさんあるツアー会社で各社のバスは手配可。片道5~10US$。キャピトルバスで5US$(2015年3月3.75US$から5US$に値上げした)。

このバスはカオサンバスのような提携宿強制連行の仕組みないので最初からシソポン下車と車掌に言って問題はない。到着場所はポイペト行きバスターミナル付近。そこにも乗り合いタクシーはいるが外国人がバンテアイチュマールに行くというとふっかけてくる。地元の方の集まる正規の乗り場は3km離れた56号線沿いのプサートメイ(プサーチャムカーコー)前。バスターミナルからバイタクで2000リエル。

シェムリアップ→バンテアイチュマール片道料金10.5US$の内訳は、シェムリアップ→シソポン(キャピトルバス)5US$、シソポンバイタク2000リエル(0.5US$)、シソポン→バンテアイチュマール(乗り合いタクシー)5US$。2015年3月25日の料金。

シェムリアップからバンテアイチュマールへ行く実録2015はこちら


バンテアイチュマール遺跡 瓦礫の中落ち葉に埋もれた遺跡はシェムリアップ周辺にはない

●びー旅つぶやき

1:40 2015/03/20
帰国してようやくひと段落。しばらく野暮用に振り回されていたがカンボジアの遺跡情報の詳細ページを作れる態勢になる。プレアヴィヒア遺跡やサンボープレイクック、コーケー遺跡、バンテアイチュマールへの個人での訪問の仕方は先日公開した生中継情報だけでは若干わかりにくく、「じゃあ自分が実際にどうやって行くのか」となった時にあの日記情報だけで実行できる旅人はたぶん少ない。ラーントーリス使っての移動など実際の旅行者情報としては実用性皆無だし。

もっと間口広げて誰でもそれらのコアな遺跡に自力で行けるような解説ページを作る予定。具体的にシェムリアップやプノンペンから何をどうしたらいいのか、からの行き方解説。タイミング悪く4月下旬くらいからカンボジアは雨期に入るのだけれど。

先日TV制作会社からびー旅内の画像使いたいとの申し出ある。今後も需要あると見込んでサイト内の画像販売開始予定。「商用、私用利用無制限だが、著作権はびー旅のままで転売は不可」というよくある画像ライセンス販売とおなじ形式。サイト内画像販売案内ページは近日公開。

23:16 2015/03/16
セブパシフィックのプロモで成田~マニラ片道1000円(画像左)というのがあったので予約を進めてみる。5J 5055と5J 5054。デフォルトで往復総額12,730円になり「やっぱりな」と思うも、預け荷物なし、機内食なしで設定すると往復総額7,215円になる。

成田~マニラ往復燃油込7,215円。支払いまで進めていないのでたぶんカード手数料がもう少しかかると思うが結構鋭い金額だ。ただ雨期に入るので5月以降の渡航先にフィリピンは微妙。格安で行っても水浸しのマニラじゃ若干悲しい。どうせなら乾季のパラワン島のビーチがいい。その時期乾季のハワイ情報も若干古くなってきたので最新情報仕入れたい。

海外紛失で止めていたクレカ復活させた。ガスや水道、電気、NTTなどのクレカ経由の自動引き落としはカード止めても2~3か月は継続されると案内されたのに、今回の旅の47日間の間にすべて止まっていた。郵送で請求書が来る。再度ネットで新しいカードでの自動引き落とし申し込みし直し。いちいちコンビニ行くの面倒だしクレカのポイントもたまるし。カード止めるといろいろ面倒。



バンテアイチュマール郊外の道


ヒマラヤインパクト
パプアインパクト






バンテアイトープ。バンテアイチュマールトボン村から12km。バイクタクシーチャーターで往復5US$で行ける。シェムリアップからのバンテアイチュマールツアー350US$で行けばここに寄るのは15分くらい。


びー旅ロード目次


145. ツアーと個人旅行
146. 東京シャトルネット予約
147. ひこうき雲エピローグ
148. 遺跡の鬼への道エピローグ
149. ドンムアン空港格安食堂
150. カオサンからドンムアン
151. バンテアイチュマール
152. カンボジア5大遺跡
153. サンボープレイクック
154. プレアヴィヒア寺院遺跡
155. コーケー遺跡
156. 大プリアカン

びー旅ロード2013
びー旅ロード2015



バンテアイチュマールトボン村での地元食堂での焼肉定食バーイサッチュルーク4000リエル(120円)



バンテアイチュマール村


バンテアイチュマールは仏教遺跡とされているがヒンズー教の神々の彫刻もある。


私が実際に宿泊したバンテアイチュマールのホームステイ宿、コクーンスレイママ。


バンテアイチュマールホームステイ宿、1泊7US$。


バンテアイチュマールのホームステイ1泊7US$の部屋。トイレシャワー共同。Wi-Fiはないが電気は24時間通じている。


シェムリアップホテルネット予約

パークハイアットシェムリアップ
1泊1室33000円~ 予約はこちら


クーヨン Kuyon 後部座席が10人乗りの客席になったタクシー仕様のものもある。


遺跡内の芝生でおやつ。一袋500リエル。菓子パンも500リエル。ビッグコーラ2000リエル。遺跡内に売店はないので周辺の村で買っておく。



イオンカード(WAON一体型)
海外ATM利用にはVISA・Master提携カード必須。年会費無料。電子マネーWAON一体型カード



シソポン新バスターミナル(キャピトルバス乗り場脇)からバンテアイチュマール行乗り合いタクシー乗り場までは3kmほどある。カオサンバスはターミナルに寄らずにシェムリアップに直行するので注意。



バンコク、モーチットバスターミナル~シェムリアップへの国際バス



バンテアイチュマール遺跡内で


屋台で買ったチキンと雑穀米





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