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マナド サムラトゥランギ国際空港 スラウェシ島

びー旅ロード 122 マナド空港 インドネシア

マナド サムラトゥランギ国際空港から市内まで

マナド国際空港 Sam Ratulangi International AirportSam Ratulangi International Airport


マナド サムラトゥランギ国際空港 2013年6月撮影

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サムラトゥランギ国際空港 マナド

2013年9月17日(火)
マナド Manado はインドネシア、スラウェシ島北部のミナハサ半島最北端にある都市で、北スラウェシ州の州都。メナド(Menado)ともいう。そのマナドの空の玄関がマナド空港(MDC)。正式名称はサムラトゥランギ国際空港 Sam Ratulangi International Airport と呼ばれる。

サム・ラトゥランギとはインドネシア国家独立の英雄 Dr. Gerungan Saul Samuel Yacob Ratulangi(1890年~1949年)のこと。インドネシア独立宣言後のスラウェシの初代知事だった。彼の名にちなんだサムラトゥランギ大学も有名。

マナド空港へはジャカルタ(スカルノハッタ国際空港)、シンガポール、ダバオからの直行便がある。ジャカルタからの一部の便とスラバヤからの便はマカッサル(ハサヌディン国際空港)やバリクパパン(セピンガン国際空港)を経由する。日本から安く行くにはジャカルタ経由ライオンエアフライトが一般的。



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カリマス港の隣にあるブルセハティ市場 Pasar bersehati の馬車ベンディー bendi 乗場

シルクエア シンガポール~マナド往復予約画面 2013年9月15日検索


シンガポールからマナドへ直行便で行くと往復461シンガポールドル(36880円:80円計算)
シンガポール~マナド 所要3時間40分 シルクエアはシルク姉さんとは多分関係ない。

マナド概略

マナドはダイビングの拠点として知られる。マナド沖にはブナケン島と、マナドトゥア島、マンテハゲ島、シラデン島、ナエン島を含めたブナケン海洋国立公園がある。マナド湾の深さは1,566メートル。ブナケン島周辺のドロップオフには20箇所ものダイビングスポットがある。マナド周辺では漁師の網にシーラカンスがかかることでも有名。4月~10月が乾季。

マナドからフィリピンのミンダナオ島ダバオまでの距離(632km)は同じスラウェシ島のマカッサル(954km)までより近い距離にある。

スラウェシ島には2013年からエアアジアが飛ぶようになり、国内線LCCの価格競争も激化している。マカッサル~マナドフライト往復9,000円、それより距離の近いダバオ~マナドが、フィリピン航空でなんと往復12万900円。何で距離近いのに13倍すんねん。航空業界は競争がないとすぐこのあさましい状況になる。

また、日本人になじみのシンガポールなどの空港からマナドへ直行しようとすると上画像のシルクエアの例のように高くなる傾向あり。安く行くにはエアアジア利用でマカッサル経由すると若干ましになる。経由で行くと安くはなるが時間がかかるのが難。途中の経過を楽しめる旅人向き。写真右上はマナドのカリマス港。ブナケン島行ボートが出る。地元船は1日1便午前10時頃発。

エアアジア利用の場合クアラルンプール、シンガポール、ジャカルタ、スラバヤ、デンパサール、バリクパパンからマカッサルへの格安フライトがある。残念ながら2013年9月現在、エアアジアマナド便はマカッサルからしか飛んでいない。日本からエアアジアで行く場合、羽田→クアラルンプール→マカッサル→マナドが効率良さそう。またライオンエアはジャカルタからマナドへ直行便が出ている。


エアアジア マカッサル~マナド片道

エアアジア、マカッサルからマナド片道4500円ほど、週4便。2013年9月15日検索。

マナドへフェリーや長距離バスで行く場合

時間がかかるが他島からのペルニフェリーや民間フェリー、パル方向からの陸路長距離バスという選択もある。ちなみにスラウェシ島中部パルからマナドまでの赤道縦断バスは2013年6月時点で17万Rp(1700円)、所要26~30時間。バスの所要はその時々で気まぐれに変わる。下のようにグーグルマップの所要ではなぜか15時間47分となっているのだけれども。

2013年6月パル~マナド利用の私の場合、バス乗車時には所要24時間といわれたが、実際の所要は31時間だった。エアコンがないのに窓の開かない中古のエアコン仕様車バス(写真右上)で車内は蒸し風呂。窓が開かないのに車内喫煙自由で男性喫煙率90%の途上国喫煙環境。前でも隣でもおっさん連中はひっきりなしにスパスパやっておる。客ばかりか車掌までも。厳密には上の小さな窓は開くのだがそれでも非喫煙者の私には過酷な修行状態だった。



パルからマナドはグーグルマップでは948km、15時間47分と出るが、私はなぜか31時間かかった

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サム・ラトゥランギ国際空港ビル内

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マナド空港から市内へ65円で行く方法

サム・ラトゥランギ国際空港はマナド市内から13km。タクシーで市内に行くのが一般的。料金の相場は市内まで7万Rp(700円2013年9月現在)とのこと。お金持ちと判断されれば多分もう少し吹っかけられる。現地で「ブルーバード」と呼ばれるタクシーがまともらしい。空港前で行き先を告げれば市内に行けるので詳細省略。

ここでは毎度おなじみ地元民の足ミクロレット Mikrolet で市内に行く方法を紹介する。「ミクロレット」とは地元の方の利用するミニバンバス。「アンコット」ともいう。さらにややこしいがバリ島で「ベモ」、マカッサルで「ペテペテ」と呼ばれる。写真右は空港前の通りのミクロレット。地元の方はミクロと呼ぶ。

空港から市内までの直行便ミクロレットはなく、パルーアという中継地点での乗換えが必要。ただ空港ビル出口からアンコットの流れる空港前の道路までは徒歩3分ほどで行けるのでマカッサル、ハサヌディン空港やアンボン、パティムラ空港よりずっとミクロレット(アンコット)は利用しやすい。



マナド サム・ラトゥランギ国際空港入口 この前の通りにミクロレット(アンコット)が通る

サム・ラトゥランギ国際空港の空港ビルを出てビルを背にして左方向に空港出口のゲート(写真左端)がある。上の写真の空港の看板の前が三叉路になっていて市内行きのミクロが往来している。そこまで空港出口から徒歩3分。ミクロは写真のような空色のバンなのですぐわかる。乗場はなく手を振って止めて乗り込む。ミクロの運転手にはインドネシア語しか通じないが、「パルーア」を連呼すれば多分乗せてくれる。空港からパルーアまで所要15分、2,500Rp(25円、13年9月)。

パルーアは下のようなミクロの乗り換え地点。ターミナルというよりただの道端にミクロが大量に駐車している。ここから市内の各方面にミクロで行ける。


空港乗り換え地点パルーアのアンコット



馬車ベンディー bendi マナドではバリ島と違い観光客用ではなく地元の方用の乗り物

サムラトゥランギ空港からミクロでマナド市内へ

宿泊するホテルの住所がわかっているならそれを空港前で拾ったミクロのドライバーに車中で見せておけば乗り換え地点のパルーアについて該当乗換えミクロを見つけ近くまで行って「あれに乗り換えろ」と教えてくれる。

ドライバーの指示なくともパルーアには案内係のような方がいるのでその方に自分に行き先を言えば該当ミクロを教えてくれる。英語不可、要インドネシア語。市内の行き先によってはパルーアからさらに複数回の乗換えが必要な場合もある。途中迷ったら近くにいる現地の方に聞くのがもっとも手っ取り早い。

なのでこの方法で市内に行くには簡単なインドネシア語は話せたほうがスムーズにことが済むかもしれない。少なくとも「英語が話せれば世界中で不自由しない」というよく耳にする迷言がいかにいい加減なガセかということをリアルに体感できる。

パルーアから市内までは2500~4000Rp。たまにぼったくり料金提示するドライバーもなくはないがパルーアから市内なら13年9月現在4000Rp(40円)も払えば十分。またミクロは空港から乗っても5万~7万Rp払えばタクシーと同じように貸切で使えて目的地のホテルまで行ってくれる。交渉は英語不可だけど。空港からパルーアまでミクロ所要15分、パルーアから市内までの所要は15分程度。


マナド市内にはこのページの左の欄で紹介のような一般旅行者向けのホテルも、1泊1,000円以下の地元系ホテルも複数ある。

ブナケン島にはカリマス港から地元船が1日1便午前中に出ている。スローボート代片道14,000Rp(140円:2013年9月)。この船は1日1便のみなので地元船スローボートでのブナケン島日帰りはできない。カリマス港の入口には外国人と見るとよってきて高めの外国人用ボートに乗せようと盛んに営業される。彼らの提示する外国人用のツアー船で行けばブナケン島に1日ツアーで日帰りできるが70万Rp(7,000円)と料金は跳ね上がる。タイのように外国人旅行者が多くないので独占チャーターになるので高くなる。


中央やや左奥の青いのがブナケン島行ローカル便スローボート14,000Rp 貨物船も兼ねる。


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カリマス港をブルセハティ市場をはさんで反対側にある川からもブナケン島行きスピードボートが出ていてブナケン島まで片道50,000Rp(500円)。


市内から空港まで

上で紹介の方法の反対をたどればいいだけ。市内各地点からミクロでパルーアを目指す。場所によっては乗換えが数回必要な場合もある。

市内のミクロは右の写真のように大量にいて行き先もそれぞれ違うのでわかり辛いが、周りの人に聞けば親切に教えてくれる。空港に行きたいというと乗換えが多い場合ややこしくなるのでとりあえず「パルーア」連呼でなんとかなる。パルーアから空港方面のミクロは頻発している。終点ではないので空港で降りる旨をドライバーに言っておく。パルーアから空港までは所要15分。空港前の通りで下車。そこから空港ビルの入口までは徒歩3分。



私が利用した13年6月当時、エアアジアにはこういう値段があった。



マナド 港近くのブルセハティ市場 Pasar bersehati

●びー旅つぶやき

23:24 2013/09/12
いつも投稿情報をいただいている上田さんのログハウスの宣伝の英語ページを作る。できあがったスマイルゲストハウス英語版はこちら

今回英語ページを作っていて思ったが今までびー旅情報の他言語での公開は全く考えてなかった。しかし今公開しているマカッサル空港情報などは、日本人旅行者より欧州組バックパッカーや他島から来るインドネシア人旅行者のほうが必要としている情報といえなくもない。ただ他言語ページ作ってる暇あったら新しいネタページ作ったほうがいいような気もするし。写真右はカンボジアの下校風景。

8:36 2013/09/10
中国LCC春秋航空の日本法人「春秋航空日本」が動き始める。成田空港を拠点空港として、14年5月より日本国内線(成田~高松、広島、佐賀の3路線)就航予定。


20:33 2013/09/09
いつも情報いただいている山田さんから現地情報いただく。
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13年9月現在、タイ、バンコク空港鉄道エアポートリンクのマッカサン駅から地下鉄駅までスカイウォークが完成してます。エアポートリンクの改札口、駅舎ビルを出るとスカイウォークに出られます。そしてアソーク通りを超えた地下鉄出入り口にエスカレーターで結ばれています。前より距離は少し歩きますが歩きやすいです。

次に、特に南方面へ行かれる方への情報ですが(ヤラー、ハジャイ、スガイコーロックなど、鉄道、バスで行かれる予定の方)。ゴム農園の人達が、ゴムの引き取り価格の値下げに抗議し暴動を起こして、国道41号線とタイ国鉄の線路を封鎖しました。現在は平穏みたいで道路と線路も封鎖は解かれているみたいですが、タイの日本大使館によると9月14日にまた大規模なデモがあるようです。先日の暴動では警官隊が拳銃の発砲もしています。

私も、行きは列車でスガイコーロックに行きましたが、封鎖の直前みたいだったらしく13時間遅れでスガイコーロックに到着。帰りはバターワースから鉄道乗車予定でしたが運休。ハジャイからバスでバンコクに戻ってきました。バスもかなり混んでいて、乗れない人がかなりいたみたいです。41号線が封鎖の影響で2時間程余計にかかりました。暴動がおきている場所はナコーンシータンマラート県です。もしHPをみている方で直近で旅行をされる方はご注意ください。

それと余談ですが、ミャンマー国際航空が年内にも茨城とヤンゴンの間を週3便就航予定です。当面は定期チャーターのようです。
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山田さんいつも貴重な情報ありがとうございます。



スンガイコロク・ランタウパンジャン国境

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サムラトゥランギ国際空港


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マナド カリマス港

インドネシア語OKの場合の宿

Hotel Teratai Indah
ホテルトラタイインダー
1泊1室 66,000Rp(660円)
Jln. Mogandi No.5 Malalayang
Manado, Sulawesi Utara
電話 (0431) 837104
地図はこのページ上のグーグルマップ拡大で確認を。フロントでは英語は全く通じないので予約電話はインドネシア語で。上の住所をタクシーに見せて連れて行ってもらって当日確保でもいいかも。ただ言葉が通じないと多分泊めてもらえない。



トラタイインダー1泊660円の部屋。トイレマンディ付の長屋スタイルバンガロー。部屋のドアには南京錠をつけるところはあるが南京錠がないので持参したほうがいい。



1泊660円の部屋のカマルマンディ kamar mandi 。桶で水をすくってシャワー代わりにする。この水浴びをマンディという。トイレは水を流しながらお尻を手で洗う手動ウォシュレットタイプ(別名水洗いの術)なのでトイレットペーパー不要。地元系の安宿は大体このスタイル。

トイレットペーパーは使ってもいいが、使用後の紙は詰まるのでトイレに流さずゴミ箱に捨てる。私はこれをばっちいと思う(現地の方もそう思っている)ので水洗いの術を体得して大を済ます。桶を使う「水洗いの術」はやったことのない人にはけっこう難易度が高い。腹が出てくるとブツのついたお尻に手が届きづらくなり、グキッ、イテテとなる。失敗するとうんこ水まみれになる恐怖が待ち受ける。



マナド国内線空港税4万Rp


マナドのタクシー


マナドのミクロレット 地元の方はミクロと呼ぶ。



マナド空港ゲート 奥が市内方向



マカッサルのミクロ車内



マナド カリマス港で


マナドのミーバクソ 10,000Rp



マナド地元ホテル



ブナケン島行地元民用スピードボート片道5万Rp(500円)。



高めツアー用のボート これを一人で独占して1日7,000円なら考えようによっては安いのか?



ブルセハティ市場



パルからの赤道縦断バスでよる途中休憩の地元レストランで




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ラブアンバジョ コモド空港


マナド カリマス港 左端がブナケン島行ローカルボート片道14,000Rp(140円:2013年9月)

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