2024年4月9日(木)13:27 マレーシア時間
コロナ明け早々ラオス中国鉄道が完成し、現在多くの現地庶民をのせて運行中。バンコク~ナコーンラチャシーマーの高速鉄道の高架工事、タイ南部の複線化や駅舎工事も着々と進む。それ以上に目を引くのは静かに進むマレーシア国内の中国製鉄道の成長ぶりだ。そしてこれらの先にあるのは上海、昆明、バンコク、クアラルンプール経由してシンガポールに至る高速鉄道構想だ。
時速200㎞定義とか標準軌であるかどうかなどは関係ない。実際に運行して現地の庶民に支持されているかどうかなのだ。昨日乗車のパダンブサール~バターワースの混雑ぶりを実際に体感して中国の鉄道技術は現地にしっかりと受けとめられ信頼を得ていると感じた。タイのイーサーン高速鉄道ばかりでなく、マレーシア側でも中国製鉄道の躍進が現在進行中なのだ。自然消滅した日本製チェンマイ新幹線とは対照的に。
日本製高速鉄道が各国から拒否される理由は単純だ。工費や維持費が高すぎる。そんな運賃じゃ誰も乗らない。庶民に無縁の鉄道インフラ作る意味がない。ということなのだ。上から目線のほどこしスタイルも今の時代にそぐわない。先方は対等なビジネス関係を求めている。それらの国はもう施しを受けるような立場にない。インドネシアの中古車両輸入禁止を国レベルで決める背景も同じなのだ。
パダンブサール駅のクアラルンプール行ETS 4/10KLセントラル駅窓口チェックのKL→パダンブサール特急は110リンギ:3,520円 ネット上の予約サイト経由だと倍額取られる。
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ハジャイからパダンブサールへ
11:57 2024/04/08
今パダンブサール発のKTMコミューターでバターワースに向かっている。国境ではリミット1日前、オーバーステイすることなくタイ出国。マレーシア入国で90日滞在リミットもらう。2日後に日本に帰国するのだけれど。明後日4月10日クアラルンプール発フライトで日本に帰国。長かった133日間の渡り鳥旅がやっと終わる。
この列車パダンブサールではガラガラだったのにアラウあたりから急に混みだす。今立ち客がいる状態。地元民に支持されている鉄道と実感する。パダンブサールからバターワースまで166㎞。運賃は11リンギ40セン(365円)だった。コミューターだが時速100km
くらいは出ているのではないか。窓の開かない冷房車。車窓はファンキーだが窓が汚いので撮れる画像はいまいち。
パダンブサールでは約1時間半の待ち時間でバターワースへの列車に乗り込めた。国境に両替屋がなく、前回旅のあまりのリンギで支払う。KLへ行くETSもあるが13時半発で待たされる。さらに到着が夜の22時ころになるので宿探しが面倒そうなのでバターワース行選択。KLまで行くつもりでいたが、ジョージタウン泊で明日のKL行でもいいかな。まだわからない。
バターワース乗り継ぎよければそのままKLにいく。いずれにせよ明後日帰国。ラマダン明けに重なる。ちなみに今日はタイの建国記念日にあたる日の振り替え休日の日。13日からはソンクラーンが始まるややこしい時期。タイとマレーシアには時差1時間あるし。10日出国はいいタイミングでの脱出か。
朝ハジャイで国境行列車チケット買ってから時間あったので市内の食堂でカウカームー食う。セブンイレブンのアイスエスプレッソ中20とカットメロン20Bも買う。マレーシア入国したら、もうこれらは来年までありつけない。食って駅に戻って1時間待って出発。腹いっぱいで国境でまずい飯高額で食わずにすんだ。今快適にKTMコミューターはバターワースに激走中。
ハジャイ駅前通り
バターワース駅で衝撃
16:46 2024/04/08 マレーシア時間
自分でも予想できない旅の展開。今なんとバスでKLセントラルに向かっている。鉄道乗り継ぎでクアラルンプールに行こうか、今日はペナン島で宿泊かと思っていたのに、予想外に長距離バスで一気にクアラルンプールまで行くことに。
国境パダンブサールからの列車は2時間ほどでバターワース駅に着く。このまま乗り継ぐとKL着は夜になるので、ジョージタウンあたりで1泊して明日列車でKLに向かうかと思っていた。念のために改札出口で明日の列車のチェックをしてみた。すると「明日の列車はすべて満席で朝の5時の列車しかない。料金は82リンギだ」…という。予想外。もし寝過ごしてその列車逃したら帰路便に間に合わない。というより本当に朝5時しか空いてないのか?特急だけでなくコミューターもあるはず。早朝便を売りつけたいだけなのでは?
ここで方向転換。帰国便逃してまで列車移動する意味ない。今日中のバス移動に切り替える。ペナン島宿泊の選択もやめる。駅から徒歩圏内に長距離バスターミナルあるのでそこでKL行き当たる。とにかく帰国便逃さないことだけ最優先させる。バスターミナルのチケット窓口でチェックすると1時間後の15時45分にKLセントラル行が出る。料金は46リンギ。所要は5時間でKL到着は夜の9時ころになってしまうが、帰国便フライト前日までにKL入りすることを最優先させた。
こんな帰国ぎりぎりまでハジャイにいること自体がありえない日程ではあるんだけれど。で、バスターミナルで1000バーツを121リンギに両替して、マレーシアカレー食う。8.5リンギ。久々のマレーシアが異様にうまかった。
ハジャイ駅の深南部行列車
マレーシア長距離バスでKLセントラルへ
飯食って乗場で待つこと30分でバスは出発。今快適にクアラルンプールへとバスは快走中。マレーシアに入った途端ドン曇りの雨期の天気。しかしこれで何とか帰国便エアアジア間に合うようにKL入りできそうだ。ホッとした。やっと帰れる。最後の最後まで味のある展開。今日中にクアラルンプールまで行けるなら若干余裕ある。夜の宿探しが若干面倒ではあるけれど。久々のクアラルンプール。コロナ明けは初。滞在90日もらっているのに2泊しかしない。雨期のドン曇りマレーシア旅行は私自身のテンションが上がらない。今日1日でマレーシア鉄道とマレーシア長距離バスを体験する。4カ月の旅終えて雨期の天気の泥海ペナン島に滞在する元気はもうない。
夜の羽田到着。たぶん蒲田まで行けるがその先終電終わっていたら自宅まで深夜の8㎞トレッキングになる。タクシー使うと4000円とかなる。最後の懸念。いや日本に帰れる、それだけで意味なく顔がにやける。もう寒くもないし。
パダンブサール駅
17:19 2024/04/08
なんと今快走中の列車の外は雨。空は鉛色。今朝までのハジャイでの雲一つない空がうそのよう。バンコクやプーケットより一足早くマレーシアは雨期に入るようだ。ベストタイミングでの帰国。このバス後ろのほうで誰かが煙草を吸っている。タイのように禁煙ではないようだ。インドネシアのように窓の開かないエアコン車で、隣で延々吸われるよりましだけど。
クアラルンプール 2024年4月8日(月)快晴 131日目
- 出費詳細
- パダンブサール列車50 カウカームー60 アイスエスプレッソ中20 カットメロン20 以下リンギ→バターワースコミューター11.4リンギ チキンカレー8.5 ペプシペット3 KLセントラルバス46 ラピッドKL1.3 1.6 コーラ2本7 チャーハン15
- 宿泊代
- パサールスニホテル 40
- 合計
-
150THB+133.8R(4,911.6 円)
1 MYR = 7.7134 THB/ 1 THB = 0.1296 MYR 2024/04/06 0:00
1 MYR = 31.934円/ 1円= 0.03131 MYR 2024/04/06 0:00
1000バーツ両替121リンギ
帰国便2日前にクアラルンプール到着
23:36 2024/04/08
クアラルンプール到着。激変KLに衝撃。かつて泊まっていた宿は全滅。安宿でもほとんど80リンギ前後。なんとか夜の宿探しで1泊40リンギのワイルドな宿に潜り込む。いろいろあって書ききれん。さらにこの宿Wi-Fiないので書いてもアップできない。もう帰国してからでいいかの気分。とにかく物価が高い。マレーシアでも快適生活はできる。しかしタイの倍払わねば快適にはならない。ぎりぎりまでタイにいたのは正解だった。詳細は明日以降書く。1日でハジャイからクアラルンプールまで列車とバス乗り継いできてへろへろ。でもこれで何とか平和に帰国便エアアジアには乗れそうだ。明日1日猶予あるので最後のゆるゆるしよう。
75リンギ(2,400円;580バーツ)払えばWi-Fiのある宿に泊まれるのだけれど。疲れた。もう寝る。晩に食ったチャーハン量多くてうまかった。15リンギ(480円)もしたのだけれど。雨降っているのに暑い。KLは雨期に入った。
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2024年4月8日パダンブサール
パダンブサール駅