●昆明~シンガポール高速鉄道第3フェーズ進行中
2020年10月28日タイ政府は中国政府とバンコク~ナコーンラチャシーマー(コラート)253kmのイーサン高速鉄道建設契約に署名。
復興号CR300AF、最高速度250km/h、軌間1435mm。バンコク~ノンカイ高速鉄道計画の序章。これはバンコクからノンカイの先24kmのラオスの首都ビエンチャンに接続することに等しい。さらにその先には上海から昆明経由しラオス、タイ、マレーシア縦断してシンガポールにいたる一対一路具現化鉄道計画が透けて見える。
このサイトではバンコク~ナコーンラチャシーマー高速鉄道を昆明~シンガポール高速鉄道実現の第3フェーズとしてとらえているが、参考までに、第1フェーズは2021年10月の昆明~景洪高速鉄道開通。第2フェーズは2021年12月のラオス縦断鉄道開通としている。
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イーサン高速鉄道工事中 シンガポール高速鉄道
ミンブリ郊外の中国製高速鉄道高架工事2022年11月23日撮影
ランシット方向のバンコク近郊駅も着々と工事進行中 この辺はたぶん高速鉄道ほかに近郊鉄道路線も兼ねる。
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ナコーンラチャシーマー行3等列車の旅
2022年11月23日 (水)
バンコクからタイ国鉄東北線を使ってナコーンラチャシーマーへ北上。距離は約250㎞。タイ国鉄の最安オーディナリーは1日1便しかなく、あえてその1便233番列車を狙ってホアランポーンに行く。急行や特急はもっと頻発しているが私の眼中にない。
250㎞は東京から浜松の距離。オーディナリーは全席自由の3等しかないローカル列車。バンコク~ナコーンラチャシーマー50THB。250㎞移動して2022年11月円安物価高の今でも195円。車内は終始ガラガラ。私はずっと4席独占して乗っていた。このルートはバンコクのバンスーグランド駅からナコーンラチャシーマー駅まで中国製の高速鉄道が開通する話題でも盛り上がっている路線だ。2023年開通とのことだが、もう少し後になりそうな感じは受けた。工事の車窓は異次元ワールド展開していて味があった。当面旅客輸送で赤字展開は免れそうにない。タイも中国も単独でのメリットなどは全く考えていないのだろうけど。ジャカルタ~バンドン開通より私はこっちのほうがずっと気になる。
関連リンク
東南アジア縦断高速鉄道 2020年10月28日
タイ東北部高速鉄道 バンコク延伸 2019/06/29
タイ南部高速鉄道 バンコクシンガポール
ラオス高速鉄道 バンコクビエンチャン国際列車 2018年1月3日
イーサーン高速鉄道コーンケンビエンチャン 2018年8月25日
1日1本の普通列車スリン行に乗ってナコーンラチャシーマーへ
タイ国鉄列車運行検索
2022年11月23日撮影。来年23年の竣工は無理なのでは?
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タイ国鉄3等列車旅
5:09 2022/11/23
夜10時に寝て朝5時に起きる。小学生夏休み状態。熱帯夜で夜中に寝苦しくて水浴びした。南国での水浴びはべとべと汗を流すのと同時に体を冷やす意味もある。今朝の水シャワー浴びる。近くのモスクの早朝アザーン前に目が覚める。今の気温東京12℃、バンコク28℃。
やっと乾季の快晴がやってきたので、バンコクから移動しようと思う。地方の地元宿のほうがコスパはずっといいし。バンコクに6泊7日。カオサン近くの安宿で短期沈没体験。真夏の気温で寝まくって元気取り戻した。天気が良ければパタヤにでも行こうかと思ったが、ずっと雨季の天気だったのでやめた。あの泥ビーチで天気悪ければ行く意味ない。宿も高めだし。ラン島いけば若干ましになるが、南部のハイテンション離島ビーチとは雲泥の差。
今日列車使ってイーサーン方向へ向かおうかと思う。今回タイはコロナ明け特別キャンペーンで観光ビザなし滞在が45日に延長(通常30日、2022年10月1日から23年3月末までの期間限定)されている。なので私はほぼ今年いっぱい12月30日までタイにいられる。ただ年末の移動はいろいろ面倒なのでそうなる前に出国せざるを得ないけど。
とりあえずは北上。ホアランポーン駅からナコーンラチャシーマーに向かう。普通3等の激安列車は1日1本しか出てない。233スリン行11時40分バンコク発。せっかくなのでそれに合わせる。南部ビーチはまだ天気悪そうなので後半に回しにする。イーサーン行は昨日晴れてから突如決めた。ああでもスリンもいいな。街中でクメール語通じるし。まだ行き先正式決定してない。自分でも自分の旅の行き先が読めない。神様の言う通りの旅。プロビデンストレイル&セレンディピティウォーク。宿の予約をする予定調和旅の対極。
何もない平原に延々高架 シュールだ
バンコクからナコーンラチャシーマー250㎞195円
16:38 2022/11/23
今スリン行のオーディナリー233に乗ってナコーンラチャシーマーに向かっている。50バーツ。切符もいつものと違うバーコードのついた厚紙で小さいものになっていた。やはりまだコロナ対策徹底されているようでホアランポーン駅は正面口閉ざされているなど通常営業には程遠い運営だった。
車窓から見る中国製高速鉄道の高架鉄道はさらに進んでインパクトあり。しかし今車内はガラガラ。搭乗率20%という感じ。一つの車両に15人くらいしか乗ってない。今話題のジャカルタ~バンドンと違ってイーサーン高速鉄道は単体で見れば完成後の採算性は厳しい。だがタイも中国も単独では考えていない。
昆明~シンガポール高速鉄道構想の第3フェーズと考えれば、将来は多大の可能性を秘める。第1フェーズは2021年10月の昆明~景洪高速鉄道開通、第2フェーズは2021年12月のラオス縦断筒道開通。景洪はラオス国境近くの辺境地で、この路線も独立した採算性はまず見込めない。ボーテンからビエンチャンのラオス縦断鉄道接続見据えての延伸は誰の目にも明らかだ。
車窓から見る限り、軌間標準軌の広さないように感じたが、あの軌間で250㎞/hなんて出るのか。発表では標準軌の1435mmとのこと。どのみち完成へ着々と工事が進んでいる。途中駅に貨車がたくさんあって、やはり貨物としての期待が大きい感じを受ける。途中の閑散とした村にも結構立派な駅ができていて、タイの本気度が伝わってくる。チェンマイ新幹線自然消滅がより痛々しい。
石油や液化天然ガス、その他の物資ルートとしての鉄道インフラ。そこには実際問題として時速320㎞はいらないのだ。
ドンムアンわきの高架 ドンムアン高架新駅もできつつあった。
車窓が味があって揺さぶられる。あと40分ほどでコラート到着。予測不能の味のある展開に眠っていた何かが呼び起こされる感じだ。朝晴れていたのにこの時間曇り、さっき一瞬雨も降っていた。バンコクと違ってタイの地方都市はよりコアな旅の内容になる。
在来線ルートは強烈なカーブの連続なのでトンネル工事で対応
ナコーンラチャシーマー到着
19:17 2022/11/23 タイ時間
ナコーンラチャシーマー地元宿ファーサーンホテル1泊160THBにチェックイン。今朝までいたグリンゲストハウス190THB独房の5倍の広さ。トイレシャワー付き。若干どすきいてるがそういうの好物なので逆ににやつく。今水シャワー浴びてベッドに寝ころび天井ファンで自然乾燥。こういう地元宿にはバスタオルついているが使わない。こりゃ極楽じゃ。部屋でネットにつながらないのが難。
今日動画死ぬほどとった。これ全部公開無理でしょ。列車の車窓が強烈インパクト。YOASOBIがいい感じにタイの車窓に合う。中国製高速鉄道の高架工事もファンキーだった。駅からここに来る途中屋台でカウカームー50B持ち帰りにして部屋で食う。疲れた。今日はもう寝る。
20:02 2022/11/23 タイ時間
寝る前、宿のフロントにネットしにいったらテレビでワールドカップ日本ドイツ戦やっている。寝られんくなった。
ロボに変形は… たぶんしない。
タイ国鉄オーディナリー バンコク~コラート50THB
バンコク出発は定刻通り。ナコーンラチャシーマー到着はなんと予定より10分早かった。予想外。到着時は暗くなっていて宿捜索不安だったが無事1泊160THBの15畳部屋確保。トイレシャワー付き。
160THBは円安の今でも624円。バンコク離れると物価も安い。
ガパオライス弁当30B、117円。円安物価高なので…
コラート 2022年11月23日(水)晴のち曇 旅7日目
- 出費詳細
- ソムタム30 ローストチキン20 カウニャウ5 ネスカフェ缶コーヒー15 赤バス53番8 コラート233普通列車50 水10 10 コーラ20 ガパオライス弁当30 カウカームー50 ゼロペプシ500mlペット20
- 宿泊代
- ファーサーンホテル 160THB
- 合計
-
428 THB 3.9円計算(1,669.2円)
1円 = 0.25654 THB/ 1 THB = 3.8980円 2022/11/21 14:25
コラートとはナコーンラチャシーマーの別名