エアアジアコロナキャンセル
コロナショックの影響でエアアジアの成田バンコクフライトが2020年3月16日(月)から6月16日(火)まで全便運航停止になる。私はこの発表時タイに滞在。4カ月の長期旅行のバンコク発帰国便を待つ状態だった。一時日本に帰れなくなる危機に陥る。エアアジアのコロナキャンセルとその払戻し実録とやり方解説。
日本国内のCOVID-19 新規感染者数の推移と私の帰国日
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危機一髪の帰国だった。4カ月の海外長期旅行の最後の帰国便フライト直前3月11日にWHOによるコロナパンデミック発表。3月18日帰国便のエアアジアフライトに2度もフライトキャンセルされ、スクートでシンガポール経由便確保で帰国。3月18日深夜バンコク発翌19日朝成田着だった。直後日本国内でも世界各国でも感染急拡大。脱出があと1週間遅れていたら帰国できなくなる深刻な危機に追い込まれていた。同じ監禁生活でも目黒の自宅で自粛と、海外の旅先の宿で身動き取れなくなるのは雲泥の差だ。
2019年6月18日に予約した2020年3月18日バンコク→成田帰国便。
エアアジアコロナキャンセル
COVID-19 AirAsia Cancel
エアアジアから当初の帰国便3月18日10:45ドンムアン発XJ 606フライトキャンセルの連絡が来たのはバンコクにいた2月28日。インドからタイに帰ってきた翌日だった。その時にはコロナの影響で1日3便あったバンコク成田フライトが1便に減便されていた。フライト変更のためにわざわざバンコク市内からドンムアン空港のエアアジアカウンターまで行って同日3/18、23:45ドンムアン発の深夜便XJ
600に変更手続きをする。
当時の便の変更はネット上だと無料変更対応されておらず、新たな新規の有料予約となる。電話だと手持ちのスマホには現地SIM入っておらず、電話しても長時間待たされると予想して空港での対人手続きを選択。バンコクの宿から片道1時間かかるドンムアンに往復しカウンターでも長時間待たされ、変更にほぼ1日つぶされた。
その後、帰国便まではまだ時間があったのでタイ北部へ旅立つ。そしてなんとその変更したXJ 600までもがフライトキャンセルされたことを知る。しかも帰国3日前でバンコクの北650kmのパヤオ滞在時に。コロナ蔓延拡大でかろうじて1日1便飛んでいたバンコク成田便までもフライトキャンセル。エアアジアの成田バンコクフライトが3月16日(月)から6月16日(火)まで全便運航停止になる。
パヤオ湖 コロナショックでゆる旅台無し。
この2度目の全便欠航の知らせはエアアジアから一切連絡なし。知人のメールで知る。もしこのメールがなかったら何も知らずにドンムアンに向かって当日搭乗直前にキャンセルを知ることになり日本に帰れない状況になっていた。3月18日の帰国便の運航停止を3日前の15日にエアアジアからでなく知人から知らされるエアアジアの対応は反則だ。
ともあれこの知人のメールのおかげで事前にパヤオで帰国代替便を模索できた。代替便はクアラルンプール経由のエアアジアという手もあったが、空気的にエアアジアはやばいなと直感。スクートで帰国便をパヤオのホテルからネット予約する。このフライトはドンムアン→シンガポール→台北→成田の経由便で諸税税込み11,906
円だった。エアアジアの払い戻しで8,650円戻ってくるので変更にかかった金額は3,256円。
3月18日時点ではドンムアン発はエアアジアのほかタイライオンエアも日本便すべて運航停止。スクートのみがかろうじて飛んでいた。スクートは3月15日チェック時点で成田直行便も週3くらいであったが6万円台だった。たぶんスワンナプーム発の日系は飛んでいただろうが高いのわかっていたので相手にせず。
ドンムアン国際空港エアアジアチェックインカウンター
クアラルンプール発マレ行エアアジア klia2
エアアジアの払い戻しや変更ができるAVAというチャットにはエアアジア公式サイトのトップページ右下の女性アイコンクリックでも行ける。
エアアジアコロナキャンセル
帰国便確保
確保したスクートTR869、TR898はシンガポールで5時間待ち、台北で1時間待ちで17時間かかって3月19日, 08:00無事に成田に帰国した。3月の連休前の帰国だった。私の帰国時には何の検査もなく出口へ素通り。連休明けに日本でも感染者数が急増して帰国者にPCR検査必須になった。
今回の帰国便エアアジアフライトキャンセルは先方の都合のキャンセルなのでLCCであっても払い戻しができる。しかし帰国後しばらくは払い戻しができるAVAというチャットシステムでいくら待っても相手が出ない。4月6日にエアアジアのコールセンター
052-456-4420に電話もしたが自動音声システムに折り返し情報入れただけで、その後の折り返し電話はなし。ただ状況が状況なので無駄にあがかずしばらく待つことにする。
4月9日時点では1時間25分待ちの表示であきらめる。3月時点ではこの待機時間表示もなかった。
AVAによるエアアジア払い戻しチャットの例
最初クレジットアカウント(エアアジアのポイント)へ誘導されたが、最終的にはクレカ経由での返金になる。返金の振り込みまで2~3か月かかるとのこと。
エアアジアコロナキャンセル
AVA エアアジアのチャットシステム
4月17日、チャットシステムに入って待機画面まで行くと、待ち時間が40分ほどとのことなので画面開いたまま待つ。自宅なので画面ほっぽっておいて時間が来たらパソコンに向かう。34分後にオペレーターにつながり5分ほどのやり取りで無事払い戻し申請完了。受け付け済むと8ケタの受付番号が発行されその番号でAVA内の「ケース状況の確認」で進行状況確認できるとのこと。
最初はエアアジア内のクレジットポイントへ誘われたが、クレジット有効期限までコロナが終息するかわからないので払い戻しを指定。クレカ経由での払い戻しになるらしいが3カ月かかるとのこと。といってももともと激安プロモなので戻ってくるのは8650円。エアアジアの日本バンコク線の運航再開は6月17日(水)予定とのことだが、それまでコロナが終息するかはかなり微妙。
実は私はコロナが話題になり始めた2月中旬ころからインドでインターネット接続できない状態が続いていた。アンダマン諸島のポートブレアやハヴロック島でもネット環境悪く、びー旅転送で手いっぱいでコロナの詳細状況を知る余裕がなかった。2月28日にインドチェンナイからバンコクに移動してやっとまともなネット環境になったとたんにエアアジアからフライトキャンセルの知らせが来てコロナの深刻な状況にはじめて気づかされた。その後タイ発エアアジア日本便が全便欠航になるとは思ってもいなかった。
ハヴロック島 ラダナガルビーチ
エアアジアキャンセル払い戻し申請方法
コロナのようなエアアジア都合のフライトキャンセルの場合は無料でフライトの変更、または払い戻しができる。コロナの場合は電話もメールも対応しておらず、エアアジア公式サイト内のAVAというチャットシステム(右)からの申請になる。ただ利用の案内が不十分で使いづらい。AIの対応は即されるが、対人オペレーター対応になるまではかなり待たされる。
またチャット応答のタイムリミットあり、所定時間内に何か文字うち込まないと自動的にチャットが終了する。そうするとまた最初からやり直しでつながるまで長時間待たされる味のある仕様。なんでもいいのでうちこめば時間は延長される。エアアジアのチャットシステムAVAはエアアジアのヘルプやFAQのページから入れる。最初はAIによる案内がされる。払い戻し希望の場合、案内に従って「COVID-19によるフライト変更」→「エアアジアによるフライト欠航」→「返金リクエスト」と進むと名前の入力を要求される。名前の入力は漢字入力でなく予約時の名前をローマ字半角英数字で入力する。
これを名前、登録メルアド、予約番号入力と3度繰り返すと上右のように「担当者に問い合わせるには…」のリンクが現れるのでそこをクリックするとチャットオペレーター呼び出し待機画面(下)になる。
上の待機時間表示は固定でカウントダウン表示にはならない。F5で更新すると電話待機列の最後尾に並びなおしになり、逆に時間が増える場合あるので注意。
チャット画面でのやり取りの例
私の場合、上の文章は事前にメモ帳に準備していた。相手が出たらコピペで詳細を送信。受け付け済むと8ケタの受付番号が発行されその番号でAVA内の「ケース状況の確認」で進行状況確認できる。
びー旅つぶやき
15:11 2020/04/17
今日やっとエアアジアのキャンセル払い戻しの申請ができた。電話でもメールでもなく、本家サイトのAVAというチャットシステムから申請。1週間前から定期的にチャットにアクセスしていたのだが一向に相手が出ず。今日アクセスしたら待ち時間30分くらいと表示されていたので画面開いたまま待つ。自宅なので画面ほっぽっておいて時間が来たらパソコンに向かう。34分後にオペレーターにつながり5分ほどのやり取りで無事払い戻し申請完了。最初はエアアジア内のクレジットポイントへ誘われたが、クレジット有効期限までコロナが終息するかわからないので払い戻しを指定。クレカ経由での払い戻しになるらしいが3カ月かかるとのこと。といってももともと激安プロモなので戻ってくるのは8000円くらいなんだけど。
低所得者に30万円が一律10万円支給に。裏に感じるのは当初の生活困窮者救済スタンスが集票マシン対策に路線変更された感。公明党がこの案提示に胸を張るが、自ら集票マシンを喧伝していることにならないか。一律10万なら救済でなくただ株の損失にあてるだけというのも少なくなさそう。
コロナがいろいろな闇を表面化させている。財源ありきを改め、無駄を削る小さな政府構想を真剣に考えるべきだ。その筆頭が議員定数削減。政治家が自分で自分の身を切る行為なので一向に進まない。しかし歌舞伎町セクキャバ議員に似たようなのが無駄にたくさんいることはみんなうすうす気づいているのではないか。彼らの高給や多額の退職金を公費で賄う価値はあるのか。削るというと政治家はすぐに社会保障の話にすり替え正義の味方ぶるが、削る必要があるのは社会保障費でなくたぶんそこなのだ。