ドーン島 Done Island ドーニャウンマイン Done Nyaung Mine。シージプシー、モーケン族の村 Morken Village。
本土との直線距離は70kmだが、ボートのルートは片道120km。ドーン島まではマングローブ泥海状態だった。
シージプシーとは Sea gypsy
シージプシーとはタイやミャンマー、バングラデシュといった国々ができる前からアンダマン海一帯を生活拠点としていた海洋少数民族でタイ・ミャンマー国境付近ではモーケン族のことを指す。国境関係なく漁業を営み海を移動しながら生活をするので彼らのことをシージプシーと呼ぶようになった。話す言語はモーケン語。「こんにちは」は「ミングラバー」でも「サワディーカップ」でもなく、「ブッダー」という。
現在はスリン島のモーケン族はタイ国籍、メルギー諸島の方々はミャンマー国籍となっている。同様の少数民族は海洋民族に限らず、タイやミャンマーにはたくさんいる。いずれも統治の面で複雑な問題を内包している。ミャンマーは多民族国家なのだ。
Smart Island, White Sand beach ストーンビーチの島の反対側にあり島のジャングルを徒歩で横断していく。
スマート島往復240kmの島巡り
20:09 2019/12/31
ミャンマー時間
ミェイ沖スピードボートツアーは多数ある沖の島をツアー各社5コースほどに分けて日替わりで運行している。今回私が参加したのはDone Waterfall-
Done Nyaung Mine Village - Smart Island というコース。
ミャンマー人10万ks(68US$)。外国人80US$。思ったほど地元民との差はなかった。往復240kmのツアーなので仕方ない。私は前日にクレジットカード払いした。カード手数料加算で82.5US$。3ポイントを回るとのことだったが、ドーン滝→ドーニャマイン(モーケン族の村)→スマート島ストーンビーチ→スマート島ホワイトサンドビーチ→スマート島のシュノーケルポイント→パテ島のスリーピングブッダと6ポイント回って所要10時間だった。
外洋のスマート島以外は海はきれいではなく、スマート島もスリン島に比べれば透明度はよくない。シュノーケルポイントにはサンゴ礁はあるが透明度は笑ってしまうほど低い。ただ沖に至るまでの島々を縫うコースが時間帯によってシュールになる。
私が昨日12月30日乗ったスピードボート。35人乗り。
YouTubeおとちゃんねる
ミェイ沖スピードボートツアー
注:動画の中でスマイル島と言っているがスマート島の間違い
完全プライベートビーチ Smart Island. White sand beach
朝のミェイ港 スピードボート船着場
ミェイ沖の島スピードボートツアー12月30日
宿のフロントに8時ピックアップとのことだが、10分遅れて8時10分にバイクでピックアップ。港のスピードボート発着港(右)へ。待ち時間10分ほどで8時20分にはボートは港出発。客30人とクルー5人計35
人乗りのボートは満員。
パヤム島やスリン島のように欧州組に混ざるのかと思ったら私以外全員ミャンマー人だった。12月30日というせいもある。
ミェイを出ると沖の島々の脇を縫って外洋方向に向かうが行っても行っても島がある。海も泥海。16年に漁船チャーターして外洋まで出ようとしたことが無理だったことを改めて知る。小型漁船チャーターでスマート島まで行くなら片道3日かかりそう。
2016年1月 ミェイ沖の島を漁船で回る ミェイ情報2016
ストーンビーチ スマート島
ミェイ 2019年12月30日(月) 快晴 旅32日目
- 出費詳細
- タミンマオ2000 ロティ500 コカコーラペット300
- 宿泊代
- ミェイホテル 15000チャット
- 合計
-
17,800 ks(1,299.4 円)
1円 = 13.5636 MMK /1 MMK = 0.07373円 2019/12/31 10:00
1チャット=0.073 円で計算
モーケン族の村の子供達 Morken Village, Done Nyaung Mine
ミェイスピードボートツアー Mergui Archipelago
カラ島やカダン島のあたりは海というより河口の川中島のような感じで延々続くマングローブの河口のような泥海をボートは快走する。
ほぼ無人島だがところどころにマサバビレッジなど水上コテージ仕様の漁村がある。右はドーン滝。
カダン島はミェイ沖最大の島で150もの村がある。ミェイからはローカルボートが出ていて片道2000ks とのこと。ちなみにミェイを出ると沖の島々に宿泊施設はない。以前カラ島にゲストハウスがあったが今は閉鎖されている。ミャンマーは外国人を宿泊させるには、宿にライセンスが必要なので他国のようにホームステイや民泊もできない。
沖の島にも水上コテージ仕様の集落がある。
もとより、海洋少数民族の生活圏なので、ロヒンギャ問題ほどもつれてはいないが、北部山岳地帯と同様にミャンマー政府自体が統治の面で複雑な問題を抱えている。リゾート開発が容易に進められない難題でもある。
ただモーケン族村ホームステイ。もしあったら私はぜひとも宿泊してみたい。外資による高級リゾート開発のような彼らを無視した強引な開発でなく、彼らの生活にプラスになる開発の仕方はたぶんある。そしてそれを模索する価値は十分にあるとも思う。
モーケン族の村でお昼ご飯。食後のココナッツジュース。タイのように甘くない。ぬるくてワイルドな新種のドリンク。沖にコンビニはないので漁師はこれを飲料水にする。
Smart Island. White sand beach
忘れ去られた旧日本軍の兵器工場 Wojo Island
メルギー諸島の沖合の島の中に旧日本軍の軍事工場跡のあるワジョー島 Wojo Island がある。約75年前第二次世界大戦当時、日本軍が極秘に建設した兵器工場だ。終戦とともに放棄され、極秘だったゆえ、日本人からさえも忘れ去られ廃墟となった工場がミェイ沖に存在する。今回は島影のみを横目で見て通過。上陸にはミャンマー政府のパーミッションがいるらしい。
旧日本軍の残した廃墟はワジョー島秘密工場以外にもパトゥーパテ島にもカダン島の手前のパイ島 Payi kyunにもあるとのこと。こちらはパーミッションなしで誰でも行ける。
ドーン島(上の地図ではダウン島)脇のワダンゲー島とあるのがワジョー島。この辺の島は名前が複数あってややこしい。発音の日本語表記でも違ってくるし。
Smart Island. White sand beach
ミェイ格安生活
17:42 2019/12/31
日本時間
お昼寝をしながら1日ごろごろ過ごす。気温は真夏だが乾燥していて爽やか。快適なミャンマー生活。昼寝から起きて食うマンゴー激うま。今日市場で2個1500チャットだった。1個55円。
気温30℃、大晦日に海外で激うまマンゴーなんて分限者やんけ。今の部屋は1泊15000チャット(1,095円)。こういう地元宿は年末でも正月でも値段が上がることはない。
20畳のファン部屋だが部屋から出ずにWi-Fiがつながる。格安なのにきらきらとはこういうことだ。ぼーっとしていて昨日のスピードボートツアーページができていない。ゆるゆるさがハッピーなので別にいいか。今年19年の正月は日本で寒い中、1日からインフルなのか寝こんで散々だった。
明日新年なのでしばらく移動は控える。混雑期と休日態勢のせいで移動先での宿確保が難航する可能性が高い。今の宿で頭を低くして年末年始の暴風雨が通り過ぎるのを待つ。そろそろ昨日のツアー情報ページでも作るとしよう。
宮古島の砂山ビーチの変則バージョン Smart Island
Smart Island. White sand beach
ミャンマー人観光客に混ざってモーケン族の村訪問
モーケン族の村 Morken Village, Done Nyaung Mine
シュールなマングローブ泥海航海 Mergui Archipelago
ミェイ 2019年12月31日(火) 快晴 旅33日目
- 出費詳細
- クイッティヤウ1500 トマト1kg1000 マンゴ2個1500 バックパック6000 タミンマオ2000 ロティ500 コカコーラペット300 菓子パン2個200 紙パック牛乳600
- 宿泊代
- ミェイホテル 15000チャット
- 合計
-
28,600 ks(2,087.8 円)
1円 = 13.5636 MMK /1 MMK = 0.07373円 2019/12/31 10:00
1チャット=0.073 円で計算
←前頁 インド洋トップ 次頁→