ダウェイ ミャンマー 宿1泊600円 予約なし当日確保
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海外旅行と危険
2023年11月18日(土)
海外個人旅行で安いローカル宿に泊まることは危険なのか。
答えは人による。経験が浅く何もできない旅行者には危険な場合もあるかもしれないが、全く危険でない旅行者は多数いる。実際私には何の問題もない平和で快適な滞在を提供してくれている。
「海外個人旅行での安いホテルは危険だ。選択すべきではない」…ネット上にはいまだにそういうふた世代前の「旗の後ぞろぞろ旅行者」への金言が散見する。だがそれは対象旅行者を何もできない無能として扱っていることの裏返しでもある。現地空港に着いたとたん「ここはどこ?私は誰?」とカモフラグが立つ。そういう何もできない旅行者には確かにありがたいアドバイスになる。しかしある程度行動力のある旅行者には全くピント外れな戯言になる。要はその自己満足金言を誰に向けて発信しているかによるのだ。
モルディブ上空 日本からのフライトは夜便多く、ツアーで1人60万円出しているのにこの絶景は見られない。マレ発トリバンドラム行スパイスジェット機内から撮影。2020年1月。
海外旅行と危険
典型的日本人ツアーで海外に行くような旧世代のカモフラグ旅行者には危険なのかもしれないが、個人で海外をある程度自由に動ける旅行者に現地物価反映ローカルホテル宿泊は何の問題も危険もない。実行している本人が言うのだから間違いない。実行できていない未熟な自称達人発信の想像金言より説得力はある。ネット上のカモフラグ旅行者の被害をまとめて論評しても意味はない。
トーゴ ロメ 現地の宿は当日確保
定番ツアーとカモフラグ旅行者
ちなみに「旗の後ぞろぞろ」は実際に旗の後について回るわけでなく、それに象徴されるすべておぜん立てされた自由のない完全束縛ツアーを指す。そこにあるのは初心者用ガイドブックの中身を確認するだけの旅。「危険だから」を定番フレーズに旅行者を「何もできない無能」として扱うのも特徴。
またカモフラグ旅行者は割高日系フライトで高額ホテルに泊まって金使いまくってもトラブルだらけの旅になるので、地元宿宿泊云々でなく別な要因で危険な目にあっているだけなのだ。それをわかりやすく言い訳するために「格安にしたためにひどい目にあった」としている傾向がある。
パルミラ遺跡シリア 広い遺跡を独占 いろいろ事情あったので
中途半端な格安がトラブルを呼ぶ
海外旅のトラブルは中途半端な格安を求めると遭遇しやすい傾向がある。特に途上国新興国の場合、旅行者物価結界での中途半端な格安(たとえば比較サイト内での最安ホテル)はコスパの悪いみすぼらしい旅になりがち。面倒にも多く遭遇する。旅行者物価結界の外に出て、現地物価結界に入ってしまうとトラブルは激減し、安いほうが楽しいという異次元世界が展開する。
たとえばタイやカンボジアの場合、1泊3,000円のホテルより、1泊600円の地元宿(外国人用のドミではない。トイレシャワーつきの地元民用の個室宿)のほうがトラブルもないし、不快な思いはしなくてすむ。犯罪者もぼったくりマンも1泊600円の客層は相手にしない。ただそういうホテルは外国人を泊める気がないので英語が通じない。なのである程度の現地語習得は必須。ローカル宿は予約サイトにも相手にされないのでネット予約もできず、当日確保も必要になる。ハードルはあるが、現地庶民に溶け込むと旅行者トラブルは自然消滅することは知っておいたほうがいい。
インド鉄道の3等列車の旅 東京大阪間走って300円
Booking.com
危険だからやめよう金言の背景
「安いと危険」は典型的日本人ツアーを扱う旅行業者には願ってもない展開。「なので高額ツアーを」と営業トークに持っていけるので。だが残念ながら彼らの望む「安いほうがそれなり」が成り立つ旅行者物価結界は、個人旅行で日本の外に出ると成り立たない。安いほうが楽しく快適という状況がまぎれもなく生じる。「危険だから格安やめよう」の自己満金言は、できないことの正当化理由付け。角度を変えるとただの負け惜しみになっているともいえる。
「旗の後ぞろぞろ旅行」は最近中国人旅行者でもしなくなっている。欧州組には鼻で笑われる。LCCが格安に海外に飛んで誰でも気軽に海外に行ける時代に、その何もできないをデフォルトとする底辺旅行にしがみつく意味はなくなっている。
アマゾン ネグロ川 ピラニアも電気ウナギもいるので泳ぐなと言われたがやっぱ泳いでしまった。電気ウナギは牛をも殺す。
ミニマム海外旅行
ネット上で「安宿に泊まるのは危険なのでやめよう」といっている本人は、自身が格安旅行を実行できない何もできない旅行者であることはたぶん間違いない。
アンダマンニコバル諸島ハヴロック島のジャングル宿1泊600円 予約サイトに出てくる危険な?最安ホテルは1泊2,400円~。
ロブチェの宿1泊50Rp 約55円。「安い宿は危険」を完全否定する地元宿。ネット予約不可。奥の山はヌプツェ 標高7,861m。
1円 = 0.8912NPR /1NPR = 1.1221円 2023/11/18 0:55 UTC
危機回避能力
人間には元来、危機回避能力が備わっている。危険な状態になる前にそれを察知して回避する能力だ。程度の差はあれそれが鋭敏にはたらく旅行者はトラブルにあいにくい。
危険とわかっている所には最初から行かない。自分の適性や耐性をわきまえた上で、そこが危険なら行かないという選択が最善なのだ。なのでもし危険と思うなら、高額ツアー代出して保険かけまくって海外へ無理に行くのでなく、行かないことが最善策なのだ。
カモフラグの立った旅行者のトラブル被害報告読んで対策立ててもトラブル回避方法にはならない。類は友を呼ぶ方式で逆にトラブルを引き寄せる。トラブルを避けたいなら、トラブルにあいながら旅をする旅行者でなく、トラブルなく快適に旅をしている旅行者からしか回避のヒントは得られないような気はする。
ラスドゥ船着き場 モルディブ
びー旅つぶやき 日々の日記
13:27 2023/11/12
2023年9月17日、カンボジアのコーケー遺跡群が、ユネスコ世界遺産に登録された。アンコールワットと周辺遺跡群(1992年)、プレアヴィヒア寺院(2008年)、サンボープレイクック(2017年)に続いてカンボジアの第4目の世界遺産となる。遺跡の南10㎞にあるスラヤン村にぎやかになりそう。
タイのプレーの地元宿 1泊500円 無料Wi-Fiあり。予約サイトで予約できるプレーの宿はドミで1泊1,500円。
ジェームズタウンビーチを案内してくれた兄貴 写真撮るというと急にしかめっ面になる。さっきまでの笑顔が欲しいのに。ガーナ
びー旅つぶやき 日々の日記
9:07 2023/11/11
日本で旅行することがあまりないので、私はまだカプセルホテルなるものに泊まったことがない。いくらするのかネットで調べたら1泊4,000円前後の料金に驚く。そんなにするのか。今年の正月明けに泊まった快適なカンボジアのシティーホテルは640円。ヒマラヤの山奥なら個室1泊50円。スイスとかモルディブでやむなく4,000~5,000円の快適個室ホテルに泊まったことはあるけど、カプセルホテルとは程遠い普通のまともなホテルだった。私にとって国内旅行はアフリカより遠い。年いったら「日本国内旅行もいいもんだ」となるかと思っていたが全然ならない。なぜだろう?
ファーストクラス機内食や高級ホテル朝食バイキング自慢もあるけど、海外旅に出て筆頭ネタが機内食等々って、そんなにつまらない旅行だったのかなとも思う。小銭あれば誰でもできるその自慢思ったほどマウント効果ないし。その辺総じてSDGsに反しているし。それをうらやましがる旅行者は昨今そんなに多くない。鼻で笑う方は多いと思うけど。めしネタはメタボネタ(不健康なデブネタともいう)と表裏一体なのもマイナス要因。食べ物でしか幸福感が得られない生活は日本でだけで十分だ。びー旅に出てくるような海外超ハイテンション観光地なら機内食ネタ触れる余地はたぶんない。
ハヴロック島のローカルバス30円
ハヴロック島フェリー乗場 ラダナガルビーチまで10㎞