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中国ゼロコロナ政策の盲点

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中国ゼロコロナ政策の盲点

中国ゼロコロナ政策の盲点Blind spots in China's Zero-COVID strategy




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ゼロコロナ政策の盲点

2022年5月24日(火)
中国のゼロコロナ政策は根本的なところでボタンの掛け違いがある。大規模なPCR検査と隔離、地域封鎖、水際対策で市民生活と経済活動が大きく損なわれている。しかしこれら中国が今やっていることはすべて集団免疫収束を人為的に忌避する行為だ。ゼロコロナで短期的にコロナ封じ込めできても、おそらく半年、1年おいてまた感染拡大が繰り返される。

先のような都市封鎖は1回ならできても、繰り返しは不可能だ。もし強行すれば中国経済は破滅へと向かう。事実今回のゼロコロナで支払われた経済的な代償はすでに中国を襲い始めている。




成都のバス停

もともと日本含めた東アジアの人種の遺伝形質的な特性から、他人種よりコロナの重症化や死亡者数は少ない。感染拡大しても8割は軽症で回復する傾向がある。ゼロコロナのような完全封じ込めしなくとも全体的なダメージは欧米ほど深刻にはならない。それを政権上層部のメンツにかけて完全封じ込めを行うのはかえって代償を大きくする可能性を秘める。それがゼロコロナ政策の盲点だ。



桂林郊外 漓江

ゼロコロナ政策に潜む危険性

ゼロコロナによる集団免疫完全遮断はどういう結果に向かうのか。それは自然感染による集団免疫形成を遠ざけ遅らせる結果を招く。一時的な封じ込めできても、宿主側に自然形成された集団免疫がない宿主集団では、その後の外部からの感染が容易に起こり、感染拡大もしやすい。

ブレイクスルー感染が示す通り、ワクチンによる防疫効果は後発変異株に無力だ。

自然感染で軽症者が生き残る状態は、自然界では当たり前の「淘汰」と見ることができる。新型ウィルスに耐えうる免疫と生命力を持った集団が生き残り、そうでないものが淘汰される。そのうえで抗体を持つ集団が自然形成される。1918年のスペイン風邪がワクチンも防疫対策もほとんどしないで収束したのはその結果なのだ。





中国の屋台


スペイン風邪収束と集団免疫

ついでに言うとスペイン風邪が2年で収束したのに、コロナが3年も続いたのは我々がワクチン含めた防疫対策で抗ったためとも考えられる。ただし抗わないと死者が増えるデメリットはある。スペイン風邪死者数5000万~1億人以上(推計)。コロナ死者今のところ統計上628万人(22年5月)。WHOが実際の推計は1500万人といっているがそれでも何もしなかったスペイン風邪とは桁違い。

ゼロコロナ政策は集団免疫収束を4年5年と後ろへずらす可能性がある。今後、世界的に収束が始まっても中国エリアにだけ、感染拡大が再発する可能性が高い。集団免疫的に脆弱だからだ。そのたびに力でねじ伏せるゼロコロナやっていては、経済的大打撃が中国を見舞う結果になる。ゼロコロナは相手を見くびっている。コロナは力でねじ伏せられる相手ではないのだ。


九寨溝

ゼロコロナ政策の危うさ

もともと中国は欧米と違って感染者数に対して死者が少ない遺伝形質的な優位性があるのだから、ゼロコロナ政策やらなくても、それなりの被害は出るだろうが、深刻な状況にはたぶんならない。なので私はゼロコロナ政策は正しい選択とは思えない。

ただ日本でだからこういうことを言えるが、中国で言えば捕まって投獄されるかも。いずれにせよ。日本の行き過ぎたコロナ政策には反省点多々あるも、中国のゼロコロナはさらにそのはるか上を行く危うさを含んでいる。



びー旅つぶやき 日々の日記

11:23 2022/05/28
びー旅で「行き過ぎたコロナ政策が日本を弱くしている」と書いて久しい。やっと気づいたのか、ここへきてようやく日本もコロナ緩和へ方向修正で動き出す。岸田さんは5月26日、98カ国からの外国人観光客受け入れを6月10日から始めると発表。欧米より3歩遅れての感じはあるが。

エアアジアのバンコク線が延期続けていたのも、日本側の外国人入国制限枠のためだった。今後緩和につれて復活が望めそう。先のコロナキャンセルのせいでエアアジアのクレジットアカウントにかなりたまっているので、次回はただでバンコクへ行ける。タイの面倒な入国手続き消滅も時間の問題か。

じゃがいもと玉ねぎ高いので、ニンジンと鶏肉だけでカレーつくる。小銭だし、高騰の理由わかるもここで買うと負けた気がするので。便乗のにおいもするし。帰国してまた腹出てきたので今日からジム復活する。


子パンダ抱っこという話だったのにでかすぎて抱っこできず。

11:30 2022/05/24
2か月の旅後、帰国して1カ月半。海外にいたことが何年も前の遠い昔に感じる。状況から考えて次のタイの乾季の11月以降にはコロナ関係のややこしさはなくなっていると予想。周辺国への陸路国境も再開されると思われる。今から出国が待ち遠しい。乾季のバリ島やハワイ訪問は今は様子見状態。

先日テレビで「ZIPAIRハワイ片道28000円、うーん、安い」とやっていたが預け荷物なし、機内食なしで往復56000円は私には十分高い。2019年2月には関空発エアアジアでホノルル往復26000円(帰路の受託荷物なければ22000円)だったのでその時の倍以上。とはいうものの、先日バンコク線の搭乗率を知っているので今の状況は仕方ない。コロナ巨額赤字解消したらZIPAIRも気合の入ったプロモ出してくると思うのでそれを待つ。

先日訪問したピピ島。びー旅本編の情報が古くなったのでコロナ明け2023年版に更新したい。このサイトは2006年5月に個人の趣味サイトとして発足したが、その時の第1回情報がピピ島だった。その後2009年に更新してそのままなので相当古い。特に現在はコロナ前と後で全く状況異なっている。最新情報を公開する書籍もネット情報も少ない。なのでピピ島情報ゆるゆる更新するつもり。このサイトは現在も個人の趣味サイトの域は出ていないが、16年継続している。旅行情報なのでコロナでそれなり打撃受けたが何とか生き延びている。継続のコツは頑張らないこと。制作や維持に金をかけないこと。言い換えると私自身が楽しむこととゆるゆる最優先。「知之者不如好之者、好之者不如楽之者」 …要は「楽しむことが最強」と論語にもある。






漓江下り
漓江下り

九寨溝
九寨溝

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