投稿情報6 大阪発韓国釜山 3泊4日船の旅
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大阪港から出発 釜山格安船旅に参加して

韓国格安情報 大阪発瀬戸内海クルーズ 釜山船旅 3泊4日 19,800円


 大阪発のフェリーの船上にて  2012年釜山7人旅へ

2008年3月17日~20日
 「瀬戸内海クルーズ釜山格安の旅、3泊4日19,800円」の新聞広告が目に飛び込んできた。釜山のホテル1泊の旅、大阪港を午後3時過ぎに出発して、翌日の朝10時に着き、昼過ぎまでの観光で、その後はフリー、翌日も午後3時過ぎまでフリーなら大体2日ある。飛行機では、あの訳の分らないガソリン税が「馬鹿高い」のに比べて、往復で2000円とは、無茶安く感じる。10年ほど前に見た釜山の町だけなら、十分楽しめると思った。すぐさま電話、まず部屋を確保しておこうと一人分の予約をした。「リリーん」となってすぐ予約OKとなる。

一人ならホテル代として、5000円の追加料金がいるが、同行者がいないなら一人で楽しもうと思っていた。後日、三重県志摩市の友人に話すと、即一緒する事に賛同、計3人の旅となった。

昨年宮崎県の志布志港から、一人で大阪港までサンフラワー号に乗って以来のフェリー。そのときも船上の風呂に3度も入ってゆっくりしたのは忘れられない。1月や2月では、まだ海上は寒いので、3月17日まで待って、晴れたなら甲板で瀬戸内海からの島々の風景を楽しもうとワクワクする気持ちが涌いてきた。船上からの瀬戸内海の夜景を何十年かぶりに見られるのがたまらない。想像しただけでも楽しい。

さて、当日車で大阪港咲洲トンネルを通って、「大阪港国際フェリーターミナル」に到着。そして出国、「PanStar Cruise Ferry」の16時間の船旅がスタートした。出国については、飛行機で旅立つのと大きな違いはなかったが、待合室は、何か同じ顔をしている人ばかりなのに、言葉は日本語が聞こえてこなくてザワザワしていた。

韓国の人たちの大グループで681名の乗客定員で、360名ほどの客が乗り込むと係りの人の説明であった。別に慌てることもなく、ゆっくりとした乗船風景が、これからの16時間の船上の余裕を示していた。出国手続きをしてすぐバスに乗り込み、300メートルほどの突堤を進んで、直接21535トンの「Panstar Dream 号」に乗り込んだ。

   




釜山への船旅
 時間ジャストに船は静かに出航、快晴である。船内に入ってすぐ洋室のスタンダード2段ベッド4人部屋で、まずベッド作りや荷物をまとめる。我々3人のグループの参加であったが、もう一人の同年代の男性一人が合い部屋となったが、我々が、タイのカオサンの話をしていたら、彼もタイ通で、即意気投合、たのしい4人組みとなって、行動を共にすることとなった。

 天候は快晴。荷物のまとめが終わると、甲板に出る。甲板も広くて、ゴルフのパターの練習が十分出来るほどだとはしゃいでいる(言っている彼のゴルフの腕は、実質のシングル)。それほど広々として、大阪港に見える観覧車などのコントラストも格別、いい雰囲気の出航。17時ごろ、つい先日、船の追突事故が遭った明石海峡大橋の下を通過、ここは、実際恐ろしいくらい船の往来が激しい。聞いてはいたが、すぐ前を大型船や小型船がひっきりなしに通過するのを見ていると恐ろしいくらいだった。Dream号が警笛をならしているではないか。甲板で見ていた乗客は口々に怖いなぁーの連発である。

午後6時から、韓国の人たちのグループの食事が、大食堂で始まった。我々一般客はそれが、終わって7時からとなっていた。グループが終わり、食堂に行き石焼ビビンバ10000ウオンと書かれてあるのを注文、日本円で1000円ジャスト、キムチなどが付いていて結構美味しく納得できた。

また自動販売機で売られているアサヒビール500CCが300円で売られ、350cc入りが250円、これには、今晩皆で楽しく呑めると上機嫌でいた。

8時から、大食堂で手品などのショーがあるとのことで、食後そのままテーブルについていると、韓国の人たちも集まり賑やかになったところで、舞台では司会者らしき人が現われ、何か分からないハングルでどんどん話し始めた。すると観客から、拍手や手拍子が出だす。どうやらカラオケ大会らしき雰囲気になってきたのか、すごく楽しい雰囲気。

大阪の鶴橋で有名な,生野のおばさんという方が、踊りだしたりした。1時間程次から次に舞台に上がり楽しく歌っていたが、それが終わると、彼らの表彰。それから予定通りの手品のショーになり、一応10時で船上の韓国人会の宴会も終わった。



船内は、休憩できるソファーが少なく、自室でいるか、または食堂のテーブル席が自由に使えるようで,仲間でゆっくり寛いだ。 今回の往路は、快晴で波もなく、ベッドで寝ていても、エンジンの音も聞こえず、ゆっくり熟睡でき、朝6時に目覚め、甲板にあがり朝の海上の風景を楽しんだ。

時間通りに、10時に釜山港に到着。下船するまでは、税関などの検査などで、時間はかかったが、外に出ると現地添乗員が待機、これはどこに行っても同じで、要領よくテキパキと行動され、お客は6人乗りのワンボックスカーで、釜山市内の「龍頭山公園」や「国際市場」を回って例のごとく、免税店や「ロッテホテル」などのお土産屋さんを連れまわされ、思っていたより時間が掛かってしまった。

午後3時過ぎにホテルに着き、ゆっくりしてから、グループでホテルの近所のレストランに4人で夕食に出かけた。これまでの添乗員の案内の観光は、お決まりのコース、免税店などで、昼は、仕方なしに、添乗員嬢が連れて行く店で、「石焼ビビンバ」と「チジミ」を食べたが、普通で、特に「チジミ」は、値段も高くて、また冷えていて、美味しくなかったのには、戸惑った。彼女が、夕食も「焼肉」の美味しいところを連れて行くと粘っていたが、我々は、自分たちで探したいと断ったものだから、彼女の気分を害したのか、それから彼女の態度も変わってしまい困ったものであった。我々には、こうしたガイドは、ないほうがありがたい。




夕食は5時頃から、ホテル近辺を散歩がてらに探す事にした。ホテルより10分もしないところで、豚肉の料理の看板がやけに多くあり、そのうちの感じよさそうな店に入り、骨付き豚肉と十分な野菜で食べる鍋料理を注文した。

大瓶のビールを4人で6本、眞露(焼酎)も数本空けて堪能、一人1250円の代金には、安くてびっくり。食後この店で、明日の昼に「骨付きカルビ」を食べたいのだけれど、どこか美味しいお店はないかと尋ね、紹介してくれる事になり、地図では分りにくいからとわざわざ一人の店員さんが連れて行ってくれ、翌日の昼食を予約して帰ることにした。

ホテルまでの帰り道にあったスーパーに入って、ビールやその摘まみ、それに葡萄を買ったがどれもとても安く、ホテルでその後も寛ぐことができた。

翌日、今回の旅で知り合った人も増え5人で午前11時に昨日予約をした店に行くと、一人の女性が準備してくれていて、早速食べることにした。(写真)それが、また赤味ばかりのカルビで美味しかったこと。添え物のキムチもまた美味しく、これだけを食べに来てもいいぐらいだと、5人の口々の感想、費用もまたびっくり、ビールも飲んで一人1300円だった。




時間になって、添乗員さんがホテルに迎えに来て、釜山港まで送ってくれる。釜山港に着くや否や、掲示板には、低気圧の接近で、福岡行きの高速艇は、すべて欠航となっていた。海は相当荒れていた。インフォメーションに聞きに行くと、大阪行きのフェリーは欠航しないという。釜山から九州までの外洋は、相当荒れているので、船酔いの心配な人は大変だ。皆が船酔い防止の薬を買っていた。

往路はグループで大勢だったのが、復路は、韓国の男子中学生の関西地方の修学旅行の団体だ。これは行きより大変だ。まして、帰りの船室は、2段ベッドで4人部屋だが、カーテンだけでドアーがない。それが連なっている部屋だった。廊下をその中学生がひっきりなしに通るには閉口した。だが、九州に入るまでは、海の荒れが酷かったため、我々は、釜山で知り合った日本人グループ6人で、食堂で波を見ながら騒いでいたので、船酔いもせず、楽しく団欒の時間を過ごせたのが良かった。朝方、関門大橋から瀬戸内海に入るときの海峡の狭さにはびっくり、2万トン以上のフェリーが90度の角度で曲がるような雰囲気の狭さで見事に海峡をクリアーする技術には驚かされた。海峡内に入ってからは、全くと言っていいほど、海の荒れはなくなっていた。

以後は、しまなみ大橋、瀬戸大橋、そして明石海峡大橋と次々とその橋を眺めながら無事大阪港に帰り、楽しいゆっくりした初めてのクルーズを終えた。

おわり


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