レンジョパスから見るエベレストとヌプツェ 食欲が失せるインパクトのある光景が海外には無数にある。
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異次元体験で自然発生する断食
9:13 2024/06/17
海外旅には若返り効果がある。気分的に若返るのではなく、その効果が科学的にも立証されている。それはある種の長期の海外旅で訪れる自然な食欲減退、さらに一歩進んで断食状態になる現象。それを「オートファジー活性化旅」という。
マディバルフィノルー モルディブ
Madivaru Finolhu މަޑިވާރު ފިނޮޅު
オートファジーとは
オートファジー(Autophagy)とは、細胞の自食作用。細胞が細胞内のタンパク質や細胞小器官を細胞内で消化分解する現象。 人間の細胞のみならずほとんどの真核生物に見られる現象で、細胞が生きていくために不可欠な仕組み。人間がオートファジーを活性化させるためには、16時間以上食物を摂らないことが必要とされる。
飽食環境でメタボになった体では年を取ると細胞内に傷ついて機能しなくなった老廃物状態の細胞やその部品がたまっていく。飽食状態のままではそれがどんどんたまってゴミ屋敷状態になって老化が進む。オートファジーはそれらを分解して掃除する。「使わないので廃棄、放置」ではなく「眠るな。再生しろ」の情況を作る。
アクラ ジェームズタウンビーチ 左奥が旧奴隷船桟橋
定期的飢餓が生む若返り効果
人間が生きていくうえで健全な生命力を維持するには、定期的な飢餓状態が必要なのだ。特に飽食メタボ環境にある人間には。若返り効果が期待されるオートファジーを活性化させるには最低16時間以上もの断食環境が必要とされる。そしてそれが若返り効果を生む。
しかし意志の弱い私には無理だ。16時間以上の断食なんて。1日3食の腹八分目さえできない。断食なんてしようものならストレスのほうが勝って健康効果はマイナスになる。
エレファントビーチ ハヴロック島 アンダマンニコバル諸島
Havelock island : Swaraj Dweep : स्वराज द्वीप
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オートファジー活性化旅
日本にはうまいもんがありすぎる。食べることだけが唯一の楽しみ。1日4食食ってまだ足りない。間食もしまくる。その環境で断食なんてできるわけない。もし断食できる精神力あればメタボで腹が出るなんてことは最初からない。
しかしそんな意志薄弱で食べることに貪欲な私が海外の旅では簡単に断食ゾーンに入ることができる。熱帯地方の長期旅で1カ月ほど過ぎると、1日1食すら食べない情況が訪れる。なぜなのか。理由は単純で食欲がなくなるから。ただ単に食べたくないので食べない。現地の飯がまずいというのもある。そこに我慢やストレスは皆無。腹がひっこみ若者体型に変貌する。見かけのダイエット効果だけではなかった。オートファジー効果もあったのだ。そしてそこであらためて実感する。「人には定期的な飢餓状態が必要」なのだと。
ガーナ アクラで街歩き中
若返り海外旅行
9:47 2024/06/17
どんな海外旅行でも若返り効果があるわけではない。2泊3日定番ツアーで現地でおいしいものを腹いっぱい食べました。…ではオートファジー活性化はない。最近の私の場合の例でいえば、長期のびー旅スタイル個人旅行で熱帯地方の過酷なインパクト旅行で、1~2か月を過ぎたあたりから食欲減退が自然に訪れる。
連日の異次元体験。炎天下を10㎞以上歩き、46㎞サイクリング、6㎞サンゴ礁遠泳、強烈な日差し浴びて疲労困憊。その後の日本ではありえない8時間睡眠。最近はなくなったが、日本人に獲得免疫のない現地の常在細菌やウィルスとの格闘で数日寝込むことも。さらに連日コアな言語習得研修環境で脳もフル回転。遺跡や海や山の心が震えるような強烈インパクトも、食欲減退を加速。「食べる」という行為で幸福感を得る必要がなくなる。
ミャンマーミェイ沖 メルギー諸島バレー島の地元漁船
海外旅行若返り効果
ある程度年を取るとおぜん立てされた茶番に心動かされなくなる。日本の日常で何にも感動しなくなった私のようなひねたおっさんに頭をガツンと一発殴られたような衝撃が、海外のインパクト観光地にはある。残念ながらインバウンドに大人気の観光立国日本の観光地でその体験したことはまだない。
これら異次元インパクトに圧倒されることは、変な言い方だが幸福感で満たされて食欲がなくなるということか。それは食べることが幸福感の上位にくる日本、もしくは日本国内旅行では決して訪れない。少なくとも私の場合には。
レンジョパスたった一人の山歩き 標高4500m空は宇宙色
老化と若返りの分岐点
老化は「使わないので眠る。そして捨てる」現象。若返りは「眠るな。捨てるな。再生しろ」現象。びー旅スタイル海外旅では息つく間もない好奇心ときらきらで生命機能が眠っている暇のない異次元環境満載。これは細胞レベルのオートファジー効果のみならず、脳機能的にも若返り効果絶大なのだと勝手に思っている。
スリン島 เกาะสุรินทร์ タイ南部ミャンマー国境近くの島
オートファジーを活性化する成分
・ウロリチンA
前駆体はエラグ酸、エラジタンニン。
ザクロ、イチゴ、ラズベリー、クルミなどに含まれている。
・レスベラトロール
赤ワインやブドウなどに多く含まれる。
・アスタキサンチン
鮭やいくら、エビなどに含まれる。抗酸化作用も絶大。
・カテキン
緑茶や抹茶に含まれる。
モルディブ マディバルサンドバンク 離島ホテルは1泊30US$と高い。モルディブなので仕方ない。私の泊まった2020年1月当時レートでは3000円台だった。
モルディブ1泊3000円台ホテル動画
YouTubeおとちゃんねる
海外旅行ダイエット2024
びー旅スタイル海外旅行にはダイエット効果も若返り効果もある?少なくとも見かけは若者体型になっている。
オートファジー活性化旅の適性
断食によるオートファジー活性化には年齢制限がある。元気に海外を飛び回り、ストレスを跳ね返す生命力がある年齢に限られる。その具体的な年齢リミットは人による。
少なくとも加齢で食欲が失せ、筋力が落ちてフレイル一歩手前状態のサルコペニア高齢者の断食など論外。そういう意味でも若返り旅はできるうちにやったほうがいい。海外旅インパクトによる脳の若返り効果もボケが進行してからでは享受できなくなる。実行の可否の分岐点は海外旅を「大変な旅行」とせず、「近所の公園への散歩」として気軽に簡単に実行できるかどうか。
ガーナ アクラ ジェームズタウンビーチ散歩中
びー旅つぶやき
9:57 2024/06/20
自作のカツカレーがうめえ。帰国して2ヵ月たって連日めしがうまい。長期旅の断食効果のコラム書いていて思ったのだが、現地で自然に訪れる食欲減退断食モードは帰国後の食事を激うまにする。飯がうまいと生命力の復活を実感する。日本食が食えない状態が4カ月も続くので、帰国して何食っても日本食という状況がまじ泣ける。こういう状況も海外長期旅をしなければ知ることができない。日本にずっといれば連日日本食というのは当たり前でありがたみを知ることはない。
現地で断食と言っても、続くのはせいぜい2~3日で、その後は食べる量は減るが食欲は回復する。もしそれ以上断食続けばあの体型にはならない。
そして日本に戻れば「食うことが幸せ」というメタボ環境に戻る。帰国してのカツカレーが特にしみる。タイは日本食ブームで現地の日本食レストランにカツカレーはあるのだけれど、富士レストランでカウカームー5回食える値段出して食う気がしない。
インドから帰ってもカツカレーはしみる。日本のカレーはインドのとは全く別物だ。カツカレーも連日延々と食うわけではなく、ほかの日本食とローテーション。かつ丼も、刺身も、もつ煮込みも、牛ステーキや豚肉ソテーもだいたい2週間ローテーション。すべて自作。クックドゥの青椒肉絲や、ルーミックのミートソースパスタも、ちよだ鮨持帰りも混ざる。断食とまでは行かずとも、たまにみそ汁と海苔と梅干しと納豆の「粗食」も必要なのだと思う。同じもの連続してずっとがよくないのだ。牛ステーキやうなぎなど連日食えば絶対に健康に良くないというのは言われなくともわかる。海外長期旅でメタボ解消を続けていると最近さほどメタボに戻らなくなってきている。
ちなみに私はビタミン剤やアスタキサンチン、オメガ3などサプリは飲むが、プロテインは飲んだことはない。そこそこ健康であればいい。アナボリックステロイド系のムキムキになりたいとも思わないので。