第14回 ケアンズ・ゴールドコースト オーストラリア
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◆ケアンズに格安で行く                   次のページへ
オーストラリアの中でもグレートバリアリーフで有名なケアンズは日本から最も行きやすいオーストラリアの主要観光都市。南半球の冬に当たる8月9月に行ってもケアンズだけはその緯度からビーチを楽しめる。ただブリスベン以南は冬(こちらの夏)は寒い。私は8月下旬から9月にゴールドコーストに行ったが、晴れていて昼間なら水着で海に入れたが、曇っていたり、朝だったりするとウエットスーツがいる感じだった。

格安航空券の料金は現在下の表のような感じになっている。ただ燃油税他の追加料金がかなり高い。私が行った2004年にはエアニューギニ47,000円のチケットで、出入国税やビザ代(1,500円)含めた総額で60,640円だった。記録によるとそのフライトに燃油税はなかったようだ。ジェットスターなど一見格安?と思える便もあるが。よくみるとさほどでもないようだ。また物価は思っていたより高く、「何でこれがハワイより高いの?」と思うことが度々あった。

ケアンズ沖 グリーン島


スーパーの食料品などは安いのだが、観光客エリアの食事、宿代、Tシャツなどのお土産類などが高い。普通に一般観光客として行くとかなり出費してしまいそう。ただバックパッカー宿もあちこちにあるのでドミ泊、自炊の旅でバージンオーストラリア(格安航空会社)やバス利用など格安旅行への逃げ道はある。人気路線ではバスよりバージンオーストラリアの事前予約の方が安かったりもするようだ。また現地では同じ日本人でもバッパー(バックパッカー)、ワーキングホリデー組と一般観光客と人種が明確に分かれている。浪費組と節約組とも言う。

現地のおっさんの話では日本人から最もぼったくるのは日本人だと言っていた。「奴からぼったくる」を英語で「rip him off」と言うことを教えてもらった。

◆オーストラリア 何でこんなに物価が高いの?

ケアンズ エスプラネードから泥ビーチ展望。
現地で意外だったのはやはり物価の高さ。もともとそんなに物価の高い国と言う印象がなかっただけに最初は面食らった。何でもオーストラリアの人件費が高くオージー製の工業製品は高くなってしまうのだそうだ。ゴールドコーストのバーのウェイターの時給で1300円くらいとのこと。2004年のことなので今はもっと高いかも。衣料品などで安いのは中国製の輸入品とのこと。現地の人件費は高いわりに、ワーキングホリデーで働く日本人の時給は安いらしい。ケアンズのダイビングインストラクターの日本人の兄ちゃんも金欠で嘆いていた。現地では安い労働力確保にワーホリ制度が一役かっているみたい。

ゴールドコーストのホテルに宿泊したが、ワイキキでもこの値段ならもう少しコストパフォーマンスはいいかなと言う印象。

日本人もたくさんいたし、日本人相手のレストランやお土産屋もたくさんあった。ある意味いいカモ状態か。ただバックパッカー宿は安い。ケアンズにもゴールドコーストにも複数あった。ワーホリの方々は宿泊を安くするために複数名で一軒家を借りて共同生活などをしていると聞いた。


蛇足情報
  • 2011年5月バージンブルー Virgin Blue はバージンオーストラリア Virgin Australia に改称。2014年3月 ケアンズ~ブリスベン 片道139AU$~
  • 1 オーストラリア ドル = 92.5094 円 (2014/03/19)
  • 2009年2月27日シドニー・ブリスベンからロスアンジェルスにバージンブルー国際線(V Australia:VA)就航。ブリスベン~LA最安プロモ料金片道燃油税込796AU$、LA~シドニー716AU$。1AU$60円とすれば42,960円。燃油税込総額比較ならジェットスター成田ケアンズの半額?距離は倍なのに…。Vオーストラリアのホームページはこちらへ
  • 緑の地元スーパーのエコバッグは節約旅行者の証。

韓国ソウル格安ホテル

バリ島格安ホテル情報


地元スーパーのエコバッグ

エアアジア予約の方法
エアアジア予約の方法

   


グレートバリアリーフ ポートモレスピーからケアンズへのエアニューギニ機内から

◆ケアンズのビーチは泥ビーチ       次のページへ

でかい魚がたくさんいる。グリーン島
ケアンズのホテルが立ち並ぶエリアのビーチはムツゴロウがいそうな泥ビーチ(写真下)。ゴールドコースト(南へ1,450km)のような砂浜ビーチはない。メインのホテルロード(エスプラネード)前にはしょぼい笑ってしまうような子供用プールがあるだけ。なのでワイキキのようにホテルの部屋から水着でビーチへと言うオプションはないのであらかじめ知っておいた方がいい。ツアー関係者なら口が裂けてもいわないケアンズのイメージダウン情報だが、新婚旅行などで知らずに来たら喧嘩になりそう。きれいな海に遭遇するにはボートで1時間以上沖に行かねばならない。右の写真がツアーでよるグリーン島。

ケアンズの町の泥ビーチのテンションは激低だが、アウターリーフの海底のテンションは強烈。ハルガダやモルディブ、シパダン島に負けない衝撃的光景に出会うことができる。アウターリーフへのツアーはケアンズで申し込めば、丸一日昼飯付で60AU$。シュノーケリングもダイビングも同じ船でミコマスケイ、ブレーキングパッチなどポイントを回る。シュノーケリングの場合はフィンも水中メガネも無料で借りることができるが、ダイビングの場合はもう少し追加料金かかる。またケアンズから数日かけて沖のポイントを回る本格的なダイビングツアーもあるようだ。グレートバリアリーフは距離2,000kmにわたってあり、総面積は35万k㎡。日本(38万k㎡)とほぼ同じ大きさとのこと。1週間かけてもたぶん回りきれない。

ケアンズのホテルエリアは徒歩で回れる範囲にツアー会社がたくさんある。バックパッカー宿に予約を入れておけばフライトに合わせて空港まで無料送迎してくれる。私は予約なしで行ったが、空港で日本から持ち込んだ国際携帯で下の「アシュラム」と言う宿に電話をかけて迎えに来てもらった。日本人バックパッカーも複数滞在していた。

トリヴァンドラムとモルディブ、ニカラグア湖とコーンアイランド、センポルナとシパダン島、プーケットとピピ島のように大陸部分のビーチはテンション激低なのに沖の島はびっくり状態のきれいな海と言うパターンはよくあることだが、グリーン島もその中のひとつ。そこまでのクルージングも味はある。そういえばサイパンとマニャガハ島というのもあった。

ケアンズのホテルエリアから車で20分ほど行けばビーチらしい感じのところはあるそうだが、そこでは吸血サンドフライと死亡例もある強烈な毒クラゲのお迎えと若干微妙なビーチとのこと。運がよければワニにも出会えるらしい。

 
ケアンズ エスプラネード(ホテルの立ち並ぶ海岸通)前の泥ビーチ 引き潮編

ケアンズ沖のグリーン島へのツアーは定番なので日本からでも申し込める。日本のツアー会社で申し込んで60AU$なのかどうかは不明。私の訪問時でも日本人ツアーは169AU$とのことだった。あまり詳細書くと営業妨害になるので控える。下のリンク先には予約ページもあるようだ。一般的にネット料金はじかに行って申し込むより高めの値段設定となる。私はアシュラムのフロントで直接申し込んだ。ケアンズの町にいても寝そべるビーチもないので2回、3回とツアーに参加してアウターリーフへ行った。コースは複数あった。

グリーン島に上の写真のような砂浜ビーチはあるが小さい。船着場反対側はビーチと呼べない微妙なテンション(写真下)。ビーチで寝そべる、あるいは遊ぶ選択をするならケアンズは不向き。ライフジャケット着用でもいいので、水中眼鏡をつけて沖の海に入るオプションがなければ旅の印象は薄いものになる気はする。周囲に島影のない沖でも、右の写真のようなポイントは水深1mなかったりするが足はつけない。珊瑚がびっしりで足をつける状況にない。珊瑚のない浅い岩場もほとんどない。

ケアンズ沖のポイント 持参したのが普通のデジカメなので海底の画像はない。

潮位によっては水深30cmのようにもなる場所もあるので、水着で入る場合はお腹怪我しそう。観光客による珊瑚の損傷も目立っていた。ウエットスーツやダイビング機材の場合は珊瑚のほうが傷つく。接触にはご注意を。

グリーン島半日 コンパスツアー 92AU$~


グリーン島ボート乗り場の反対側はこんな感じ ボート乗り場方向の海底のテンションはそこそこ。しかしやはり沖のポイントの方が高い。



◆キュランダ           次のページへ

潜水艦ツアーもある。黄色いのが潜水艦。
私が訪問していた時にはその存在すら知らなかったケアンズの陸地方向の観光地キュランダ。ホテルエリアの前のビーチのテンションが低いので、潜る目的のない人用に作られた観光スポット。丘の上の小さな村といった風情でお土産屋とかがある。この周辺は世界遺産にも登録されている熱帯雨林との触れ込みで、そういう肩書きに弱い日本人向けスポットともいえそう。ロープウェーや高原鉄道が走っているがバスでも行ける。バス利用の場合は片道2AU$とのこと。またレンタカーもコンパクトタイプならさほど高くはない。

ただ「グレートバリアリーフで世界的な有名なケアンズに来て、さほど知られてもいない森見てどうする?」という気分は少なからず感じてしまう。高原列車の始発駅までは市内から20km。始発駅からキュランダまでは1時間45分ほど。ツアーで行けば高原列車の駅まで送迎してくれるそうだが観光客料金請求される。熱帯雨林ツアーはキュランダ以外にも複数あってそちらの方がよいとの噂も耳にする。個人で行く場合は以下のリンクを参考に。スカイレールを運営している会社の日本語サイトで日本語で予約ができる。


◆バスより安いバージンオーストラリア    次のページへ
世界中で躍進中のLCC(格安航空会社)はオーストラリアでも活躍中。バージンオーストラリアという航空会社がその筆頭。2011年5月バージンブルー Virgin Blue はバージンオーストラリア Virgin Australia に改称。長距離バスよりも安く移動のできるオーストラリアの格安放浪には欠かせない存在。成長中で地元民人気路線中心に路線拡大中。ブリスベンからフィジー、バヌアツ、トンガなど南太平洋の島々へも飛んでいる。ニュージーランドへの国際線はさほど安くはない。

2009年1月現在ケアンズ~ブリスベンなら片道最安75AU$から。これは燃油税その他諸税込の総額料金。自力で早めのネット予約、クレジットカード決済が基本だが、現地の旅行代理店でもさほどたいしたことない手数料で手配してくれる。2008年8月23日に最安129$。それも1$=96円というレートで実質約12,400円だったフライトが半年で半額以下に。2009年1月13日1AU$=60.278円、75AU$は4,521円。東京~大阪間417km、バンコク~プーケット685kmと考えると1,385km飛んで4,521円は拍手喝采の料金設定だ。(距離はグーグルアース直線距離計測による)

私が訪問した時(2004年)はブリスベンからニューカレドニアやフィジー方向へ安いフライトがあったら、飛んでもいいかなと無計画に期待して行ったが、ゴールドコーストのツアー会社にさほど安いチケットはなく断念。フィジーまで往復4万円ほどだった。当事はまだバージンブルー(バージンオーストラリア)は南太平洋には飛んでいなかった。

昼間フライトならヘリコプターツアー不要の空撮ができる。

現在はそのバージンオーストラリアがフィジー他へ飛んでいて、片道プロモ料金でブリスベン~ナディ(フィジー)175AU$、トンガ285AU$というフライトもある。ただ「オーストラリアも南太平洋も」…という旅ならいいが、フィジー等のみが目的でブリスベン経由する価格的なメリットはない。日本から格安便で直行した方が時間的にも効率はよい。

現在ブリスベンからはヌーメア(ニューカレドニア)へバージンオーストラリアはなく、エアカランが週3便飛んでいる。余談だがシドニー、オークランド経由サンチャゴ(チリ)行きの南太平洋横断路線もラン航空が週7便運航している。ベネズエラのシウダーボリバルで知り合ったニュージーランド在住の韓国人がそのフライトで南米入りしていた。値段を聞いてびっくりした記憶がある。

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