チェンナイ市バス。エグモア駅前からマリーナビーチまで6km乗って7Rp(10.5円)。市バスに外国人料金はない。ここでいう「庶民」の定義は、市バスや3等列車に乗る。地元食堂で60Rpの食事をするインド人口の8割を占める人々を指す。
朝のチェンナイセントラル駅前
インド庶民物価の本当のところ
現地ぼったくりマンは野犬の嗅覚以上のカモを嗅ぎ分ける能力を持つ。なので中途半端に格安を求める(逆に言うと中途半端に金を使う)自称達人がターゲットになりやすい。ぼったくりマンは地元民と同じ庶民料金で旅する旅人を相手にしても徒労に終わることを知っているので相手にしない。簡単に大金稼げるカモを見極めそれに向かって全力突入する。
ならどうすればカモと判断されないのか。簡単に一言でいうと地元庶民の世界に溶け込み彼らと同じ生活をすることだ。具体的には、①予約をしない。②ガイドブックを持たない。③現地語習得。
エグモア駅
インド個人旅行と予約
インドのような外国人割高料金が徹底している国に、個人で航空券だけ手配して行く場合、現地ツアーやホテルを日本から予約していく方法だと、外国人料金適用が予約の段階で決定する。いったんそのレールに乗ってしまうと「ここだけ部分的に庶民物価」という展開が難しくなる。庶民物価旅行の入り口となるコスパのいい現地宿は外国人を泊める気がないので予約サイトにはまず登場しない。現地へ行って自力確保が原則だ。日本から予約するという行為はその入り口を自ら閉ざすことに等しい。
どんな状況でも予約をするなということではない。私も予約サイトは利用する。そうした方がいい場合もあるからだ。予約する、しないの双方の選択肢を常に持つということなのだ。「不安なので予約は必ずする」だと一番庶民物価への近道である入口が閉ざされる。「予約は基本しない。状況に応じてした方がいい場合だけする」そういう幅を持つことができる旅人は、たとえ予約をしたとしても外国人料金のレールからそれて庶民物価にたどりつきやすい。
Marina Beach Chennai インド洋渡り鳥が対岸にやってきた
インド物価実録2020
16:32 2020/02/01
インド時間
今地元食堂で大盛のカレーセットを食べてきた。激うまじゃ。しかも量が異様に多く腹いっぱい。これで50Rp。75円。連日スプーンなし、手で食べている。地元食堂なので私以外すべてインド人で皆さん手で食べているのでその方が自然。食べた後のカレーだらけの手は水で洗う。
インド本格大盛カレーを手できれいに完食して50Rpを支払いするとき勝った気分になるのはなぜだ。今日も快適インド生活。宿がシングル個室トイレシャワー付きで350Rp(532円)なので1日の出費は800円前後。タイではビーチリゾート巡っていたせいもあるが1日1000円切る日は1日もなかったのに。2020年、150Rpの宿はなくなったけどそれでもインドの物価は激安。
マリーナビーチ。日曜で混雑していた。ビーチを埋め尽くす人を見てインドって本当に人がいっぱいいるんだなと実感した。
Wi-Fi探してエグモア駅周辺当たるも見つからず。駅の無料Wi-Fiもスマホの番号がないと使えないし。無料Wi-Fi接続するのに現地SIM買うなんざ本末転倒だ。そこに引っかかるかぼけえ。びー旅転送できない日々が続く。1泊600Rp(900円)の宿にすればWi-Fiはあるのだが。そっちへ行くと負けた気がするのでそこにもひっかからない。モルディブの宿に1泊4200円は抵抗ないがインドで900円はアウトだ。恥だ。インド初日トリバンドラムで1200円だったけど。恥もそのまま公開するのがびー旅流。
宿に蚊が多い。夜中蚊に起こされる。この部屋、窓閉め切っても小窓のような隙間から蚊が自由に出入りできる構造。蚊取り線香の煙の中を普通に飛び回るピレスロイド耐性蚊。かいいぜ、こんちくしょう。もうもうと炊いてふらついているところを夕べ深夜10匹はパッチンしてやった。ふっふっふ、深夜の大量虐殺じゃ。
インドの路上には素足で寝転がっている方がたくさんいるが、彼らは蚊取り線香も虫よけローションもなしで、夜通し路上で寝ていて蚊に刺されないのだろうか。
エグモア駅前の安宿エリア
チェンナイの市バスの車内
チェンナイ 2020年2月1日(土) 快晴 旅65日目
- 出費詳細
- コーヒー10 10 カレーチャパティセット35 カットパパイヤ20 ベジカレーセット大盛50 ペプシ200mlペット20 バナナ大4本25 水1Lペット20
- 宿泊代
- Hotel Masa 350Rp
- 合計
-
540Rp 1.52で計算(820.8 円)
1 INR = 0.43147 THB /1B = 2.3177R 2020/01/28 13:49
1 INR = 1.5276円 /1円= 0.65463 INR 2020/01/28 14:04
エグモアからマリーナビーチへ
21:07 2020/02/02
インド時間
今日エグモアからマリーナビーチに行ってきた。チェンナイは海岸近くの都市で今の宿からも直近の海は4kmほど。私の自宅から渋谷駅までの距離だ。15年前の訪問時は行きは歩いて帰りバスに乗った。今回は直近の海からやや南下した6kmほど離れたマリーナビーチに市バスで行く。
フロントでバスの番号を聞く。エグモア駅前からのバスは27B、40A、40、29Aがマリーナビーチにいくらしい。料金7Rp~。バスの種類や乗った距離による。高い赤いバスは15Rp。
マリーナビーチ チェンナイ 2020年2月2日
駅前のバス乗り場(右)までは宿から徒歩5分。乗り場で待つこと15分くらいで29Aの黄色いバスがやってくる。料金7Rp。10.5円。最短距離で行かず市内を巡回しながら行くので市内観光ツアーも兼ねる。所要は15分ほど。着いた海岸通りから波打ち際までが遠い。ビーチの幅が異様に広いのだ。800mくらいあるのではないか。
日曜なので地元のインドの方がたくさんいた。海は泥海コーヒー牛乳状態だがモルディブ帰りでさらにニコバル諸島行前なので特に問題は感じない。正直チェンナイから海に行けることすら忘れていた。乃木坂と日向坂聞きながら日焼け。1時間半ほどでビーチを後にする。帰りソフトクリーム15Rpあったので食べる。
マリーナビーチはビーチの幅が異様に広い。
いったん帰るも、ビーチ入り口の看板にビーチに無料Wi-Fiがあるとの表示。ここ数日びー旅転送してない。ネット環境も全くない状態で周辺情報も調べられない。Wi-Fiあるならと軽くお昼寝して3時前に今度はパソコンもって再度マリーナビーチへ。今度のバスは赤いバスで料金は15Rpだった。マリーナビーチついてWi-Fiマークの付いた看板の真下で接続試みるもつながらず。予期していた通りだったので早々断念し、入り口のおばちゃんからブリヤニ弁当20Rp
で買ってそのまま帰る。インドに入ってネット環境あったのは初日トリバンドラムの800Rpのホテルのみ。
ソフトクリーム食ってポテチ食って毎食本格インド料理食っているのに1日の出費が820円。快適なインド生活が続く。しいて不満いえばWi-Fiがないことと蚊取り線香たいても蚊に食われることか。
エグモアからマリーナビーチへ15Rpの高いバス
マリーナビーチ入り口
チェンナイ 2020年2月2日(日) 快晴 旅66日目
- 出費詳細
- マリーナビーチバス7 7 15 15 ベジブリヤニ35 200mlラムネ10 ソフトクリーム15 ポテチ20 ベジブリヤニ弁当20 500ml
ペットコカコーラ40 ミルクティー10
- 宿泊代
- Hotel Masa 350 Rp
- 合計
-
544 Rp 1.52で計算(826.88 円)
1 INR = 0.43147 THB /1B = 2.3177R 2020/01/28 13:49
1 INR = 1.5276円 /1円= 0.65463 INR 2020/01/28 14:04
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