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旅ログ 2005-2 エンジェルフォール(ベネズエラ)
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2005年1月14日(金) PM 20:22
2泊3日のエンジェルフォールツアー終える。今カナイマのポサーダカイクセ。2泊のジャングルでのハンモック泊は思ったより寝れたが、朝方激寒で手持ちの防寒着すべて着込むも寒くて寝れず、じっとり湿った悪臭放つ毛布をかぶらざるをないのが辛かった。1日目のアナトリー島の滝の裏側を歩いて横断するというトレッキングが予想以上にテンション高く、期待してなかった分得した気分。

      
      カナイマ湖の対岸にあるアナトリー島には複数の滝がある。

     
     滝の裏側。エンジェルフォールのおまけとしてはテンション高かった。

     
               オスカルとモニカと僕

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明日サンタエレナに向かう。さっき250,000Bsでチケットを買う。空港ビルというよりはバスターミナルって風情の空港のしょぼい建物にある売店のおばちゃんに「サンタエレナ行きのチケットどこで買うのか」と聞いたら、なんとその売店のおばちゃんが領収書を書き始めるではないか。航空ビルの中でパソコンに向かってるおっさんはなんだったんだ。その売店のおばちゃんに両替もしてもらう。1$=2350Bs。チケットは106US$ってとこか。シウダーボリバルで手配してもらったら90US$だったんだが、ここまできてしまってはどうしようもない。

昨日も今日も雨多く降ったがなぜか僕らのツアーがエンジェルフォールの展望台にいた時は晴れていた。ツアー終わって帰るだけとなった昨日の晩は一晩中バケツをひっくり返したようなものすごい雨。ハンモック宿で目を覚ました時には宿の前の川の水は前日の3倍に増えていて、まるで別の川のようになっていた。エンジェルフォールの水量も全く違っていたが、雲が多く滝は雲に隠れて見えたり見えなかったり。水量があまり多い場合は滝の近くまでは行けなかったりするそうだ。ってことはエンジェルフォール目当てで高い金払ってここまで来ても、近くまでいけなかったり、雲しか見れなくなる可能性も秘めた恐怖のツアーであることを思い知る。逆に日照が続くと川も干上がり滝自体がなくなる場合もあるそうだ。

     
     2日目に泊まったラトン島のハンモック宿の前からエンジェルフォール

     
      一晩にまとまって降る雨の量が半端ではなく、水量は5倍になる。

     
             水量は増えるがこうなる可能性も高くなる。

土日はサンタエレナのブラジル領事館しまっているので月曜まで足止め。それでもこの陸の孤島から脱出できるので安いポジェリア(ローストチキン屋)で腹いっぱいポジョ(ローストチキン)が食える。カナイマで断食経験期待するも結構ツアーではうまいもん腹いっぱい食えた。ただ今晩はエアポート前の定食屋でポジョ定食25,000Bs(約1200円)とボリ価格だったので晩飯チョコレートのみとする。手持ちの現金がかなりごそっと減ってしまった。ツアー代やエア代が響いて今のとこ1日50US$平均で浪費している。エア代にクレジットカード使えんのがきつい。

まだ少し体調悪い。昨日の冷え込み、朝方は大雨のせいもあって半端じゃなかった。ツアーの基本はボートでの移動なのだが、部分的に歩き回らねばならない状況もあったりして結構くたびれた。暑かったり寒かったりのハンモック泊も微妙に体調に影響していると思われる。ツアーに参加せずに個人でカナイマに入ったせいで結果1週間近くの滞在になり、金も浪費してしまった。とはいっても1週間滞在し、2泊3日のツアーに参加して飛行機代入れても4万円といったところか。いずれにせよ紅茶の川でのスイミングはファンキーだった。

      
           アウヤンテプイのふもとの川はカナイマ湖より透明度高くゴーグルで見る水中は不思議ワールド全開。

2005年1月15日(土)AM7:37
まだ今朝も少し痰が出る。元気はあるんだが少し熱っぽい。ツアーの寒い朝が風邪をぶり返させたみたい。カナイマの宿では寝るときは暑くて扇風機つけて寝るも朝は効きすぎた天然エアコン状態で、扇風機つけていると寒い。
今回のエンジェルフォールツアーはガイドも他の参加客もそれなりに相性がよくて面白かった。ガイドはベネズエラ人。日本人は僕一人。他はベネズエラ人とスペイン人のカップル、コロンビア人親子、アメリカ人バックパッカー、オランダ人グループ等総勢8人。名前がちょっとうそっぽい。ホセ、ジェイク、オスカル、モニカ…ここは漫画のストーリーの中か?ツアールートもばらけていて、初日は3人のみのツアーでスタート。途中で合流して8人となる。そしてエンジェルフォールの天然展望台や滝の下の天然プールではグループが再びばらけて常に3〜4人。ほとんどプライベート状態。ホテルイタリアで紹介されたツアーは15人いるといっていたが、あそこにそんな人数でぞろぞろ行くのは出来れば避けたい。

ラトン島のハンモック宿からエンジェルフォール天然展望台までは片道約1時間の山登り。ヒマラヤを彷彿とさせる山道。でも距離やきつさは100分の1だけどね。テンション高い反面、風邪のせいもあるのか結構疲労のたまるツアーだった。

カナイマは気候はいいがやっぱ1日の出費がかかる。ベネズエラにはどんな田舎町にもたいていある安いポジェリア(地元定食屋)とかがないのが致命的。やっぱりここはぼったくりシステム完備の陸の孤島だ。まあこのパターン、いつものことか。コスタリカでは国立公園内でも見れなかったハチドリ、ここではカナイマの宿の前で見れた。ツアーで川を上り下りする間にもあっちこっちにいた。ただ大型の動物、ワニやアナコンダの類は皆無。赤い川の中にもめだかみたいのがいるくらいだった。逆にいたほうがやばいんだけどさ。

これから空港へ行く。サンタエレナへのフライト。ぼったくり村カナイマ脱出だ。

     

2005年1月16日(日)PM7:20
サンタエレナのシュハステリア。サンタエレナ2泊目。今の宿は10,000Bs(4$ちょい)。国境越え待ちのブラジル人だらけの宿。ちょうど土日と重なってあちこちの宿がいっぱいで少しあせる。ただ4$の宿に泊まれ、3$以下でうまい飯が腹いっぱい食えるこの町は居心地よさめ。日記書いてると店の女の子が珍しそうに覗き込んできた。黒人だかブラジル人だかわからんのだがかなりの美人。こんな田舎町でもベネズエラはきれいなお姉さん密度が高い。
サンタエレナ発のロライマ登山5泊6日ツアー700,000Bs。闇レートで計算して大体3万円ってとこか。クレジットカードはここでも使えず。ここで1週間つぶすのも惜しいので今回は先へ行く。天気もいまいちだしね。

ポジョ?フランゴ?(鶏肉)のシュハスコ、キャッサバ芋がライス代わりってのが懐かしい。このブラジルスタイルの定食この旅初めてか。うまいぜ。腹いっぱい食って6,000Bs。コーラ入れても7,000Bs。昨日1$=2,450Bsで替えたので7,000Bsは3$いかない。これが本来のベネズエラの物価なのだ。風邪病み上がりのせいか生ジュースがうまい。1500Bs(約70円)と安いのでピーニャ、ナランハ、グァバと飲みまくる。こんな贅沢しても宿代込みで1日の出費は約12US$。ようやくびー旅らしくなってきた。

昨日のフライトは朝9時に空港に来いと言われたのだが、いつものパターンで「どうせ実際のフライトは11時頃でしょ」と思い、少し遅れて空港に行く。ところが実際は午後1時近くの出発となる。予想の通りわけのわからん理由で遅れた上、急に雨が降り出したためディレイが重なる。現れたパイロットはよぼよぼのおじいちゃん。セスナはカナイマにきたときと同様の6人乗り。サンタエレナへはプライベイトフライトしかないって言ってた意味がようやくわかる。このフライト、航空会社が飛ばしているんじゃなくて個人タクシーの感覚で飛んでるセスナフライトのようだ。だから空港ビルのパソコンに向かってるおっさんではなく売店のおばちゃんが領収書を書くわけだ。


     
        サンタエレナへのフライト。部分的なスコールが虹を作る。


エンジェルフォールが左手にわずかに見えるコースを飛ぶが当然近くまでには行かず。ギアナ高地の上空のファンキーフライトを期待するも思っていたほどでもなかった。ボロセスナの窓が汚いのでいまいち写真撮る気もうせる。フライト時間は1時間30分くらいか。午後3時頃にはサンタエレナの空港に着く。市内までは結構遠く約8km。小さな乗り合いバスで今セスナにのっていた5人がそのままバンに乗り一人5000Bs(2US$ちょい)。ガイドブックに出ていた「ルス」という宿へ行くが満室。その2件隣の「ヤリマ」というバー併設の1泊12000Bs(5.5US$)の宿に転がり込む。夜中バーからの騒音半端じゃなく次の朝早々宿変える。

ブラジル入国のためにはビザが必要でここでビザを取らねばブラジルには入れない。ビザ取得の窓口であるサンタエレナのブラジル領事館は土日は休み。明日月曜まで実質足止めくった形となる。今朝もそうだったがこのところ明け方寒くて目が覚める日が続く。今日はお昼寝したので風邪の症状少し快方へと向かう。


   (注) 以下はおまけのベネズエラ-ブラジル国境情報   サイトマップへ


2005年 1月17日(月)PM7:54
午前中晴れてたのに午後になってものすごい豪雨。宿の隣の空き地がいつの間にか池になっていた。ここでは1日のうちに晴れ、曇り、雨とすべての天気がやってくる。今雨はやんで涼しい。蚊が多いのが少し難。

で、今日は早速午前中からブラジルビザ取り。日本のガイドブック情報だと朝8時受付開始のはずが9時開始。宿が領事館に近いので歩いて3往復。即日発行どころかたった2時間で発行される。去年町中かけずりまわり、数日がかりだったサンタクルス(ボリビアのブラジルビザが取れる町)での苦労は何だったのか。

ビザ代120,000Bsは表レートだと確かにガイドブックに書いてあるとおり75US$なのだが、国境の両替屋で替える実勢レート1$=2450Bsでだと約49$。サンタクルスの50$とほぼ同じ。今回もカラカスのバスターミナル情報からぼろぼろの某ガイドブック情報。それでも去年のサンタクルス情報よりも今回はまだましかも。

また事前に知らされていたようにイエローカード(黄熱病のワクチン接種証明書)がないとこの国境は今通れないらしい。何でも少し前ベネズエラで黄熱病が発生したらしく、それに伴っての処置らしい。知らずに来て追い返される旅行者多いのではないか。国境通過するつもりでここまで来て通れないとなると逃げ場がない。カラカスに戻って空路脱出って間抜けな選択か、この国境でワクチンを打って10日ほど何もないこの町で足止めを食らうかのどちらしかない。(黄熱病のワクチンは打ってから1週間だか経過しないと有効にならないらしい)アフリカ放浪の時には一度もありがたいと思わなかったイエローカード、今回初めてそのありがたみを感じた。


     
ブラジルからガイアナ入国にもその反対にもイエローカードが必要(2005年1月)。レセムの宿Takatu Hotel 1泊13US$と高め。


思いのほか簡単にビザが取れ、いざボアビスタへの国際バスへと思って市外2kmのとこにあるバスターミナルに歩いていく。チケット確保と出発時間調べるためだがどうも様子が変。人気がなくガラガラ。窓口でたずねるとボアビスタどころか国境へ行くバスすらないという。どうやらこれも黄熱病の影響らしい。ボアビスタに行くにはタクシーで国境まで行ってブラジルに入国し、その後ブラジル国内のターミナルからバスに乗るのだという。シウダーボリバルの情報ノートにはその手の情報は全くなかったぞ。両替自慢よりこういう重要な情報書いといてほしかった。単に情報ノート自体が古かっただけかも知らんが。ターミナル往復1時間弱のトレッキング後、宿に戻ったとたんに土砂降りの雨。歩いてる最中にあの雨に降られたらきつかった。

今日1US$=2.9R$で100US$替える。去年コルンバで銀行で両替できなくて苦労し、結局1US$=2.7R$とかで変えてた記憶あったので早めに対応しておく。(この年マナウスやリオデジャネイロでは一番いいレートでも1$=2.75R$。ここで大量に両替しておくべきだった)明日ベネズエラ出国。


2005年 1月18日(火)昼12:14
ボアビスタのホドビアリア(バスターミナル)。今朝サンタエレナ出たのは朝の7時くらい。国境は開いてるってんでタクシーにて国境へ。所要15分くらいか。国境は開いているのだが入国のイミグレが8時からなので8時までは越境できない。そんなら最初にそういう風に言ってくれよ。30分ほどコーヒースタンドって感じのとこでコーヒーとハムチーズあげパン食って時間つぶす。サンタエレナから国境までのタクシー10,000Bs。ボリバルからレアルへの両替レートは1,000Bs=1R$。ちょっと待て。1US$=2.9R$ってことは1US$=2,900Bsってことじゃねえか。逆のレートはそこまでいかないんだろうが。どちらにせよもうこのパターン怒る気もしない。

      

国境からボアビスタまではバス14R$(約500円)、乗り合いタクシー20R$(約700円)。次のバスは午後2時。200円のために6時間待つ気しないので乗り合いタクシーでボアビスタへ。地平線までまっすぐ続く道に前にも後ろにも車なし。速度メーターは130kmに固定されたまま。国境8時半発、ボアビスタ10時着といったとこか。

ポルトガル語かなり忘れている。スペイン語からスイッチがなかなか切り替わらない。アラベンターナがジャネイロ、ピーニャフーゴがスコアバカシ。全然違うぞポルトガル語。

             旅ログ エンジェルフォール おわり


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