ミャンマー国鉄には外国人料金設定があり、外国人はミャンマー人より3倍以上割高の料金を米ドルで払わねばならないといわれている。ここでは2016年1月11日、日本人の私が激安ミャンマー人料金で3等列車に乗る実録公開。またミャンマー国鉄には特等、1等、普通の3クラスがあるが、クラス分けがわかりにくいので、このページではこの3番目の普通(Ordinary)を勝手に3等列車としている。
後日追記:ミャンマー国鉄の外国人料金は2015年から撤廃されてすべてミャンマー人料金と同じに統一されている。
09:17 2016/01/11
ミャンマー時間
今ダウェイ発モーラミャイン行のミャンマー国鉄3等(普通)列車に乗っている。最終到着駅はヤンゴンで、イェー駅で別車両への乗り換えがある。昭和初期にタイムスリップしたような車内と揺れ。
ミャンマー鉄道には外国人料金があるはずなのになぜがミャンマー人料金で乗っている。結構な山の中をガタンガタン揺れながら、窓全開で快走中。単線で両側が森。草や葉っぱがわさわさ車内に入り込んでくる。
いくつもの山を越えて進むのにトンネルがない。「なんだ坂こんな坂」スタイルで列車がスロープ上り、頂上付近では徒歩くらいのスピードになりおる。外は強烈な日差しだが窓全開で車内は涼しい。ミャンマー国鉄には普通、1等、特等とあるが、1等にも特等にもエコアンはないそうだ。車両自体が5車両しかないのに。逆にどんな特等か興味がわく。現在南部線では特等はない。たぶんあっても誰も乗らないからだ。客車は座席のみでマレーシアやタイのような寝台車はない。
強烈パンチのインパクト。なんでこんな味のあるいい感じの列車に乗らないほうがいいというのかわけわからん。最初ダウェイ駅から朝焼け朝霞の中、列車が動き出した時には目がウルウル状態だった。
今日朝4時半に自然に目が覚める。荷物になるので私は旅先に目覚まし時計を持ち歩かない。いつも寝る前に起床時間を設定して体内時計で自然に起きる。4時50分にルージーミンゲストハウスチェックアウト。おじさんに頼んでバイタク呼んでもらう。 早朝でまだ真っ暗。バイタクが遠いので4000チャットだという。確かにこの朝早くから結構な距離なので1500じゃ悪い気はしていた。その時間に通りに車は皆無で他のバイタクやトゥンベイなど選択肢はない。仕方なく4000チャットでダウェイ駅へ。 |
パスポートで名前確認してチケットに書き込んでいた。3等(厳密には普通だが)なのに座席指定がある。請求額は2950チャット。250円。駅に表示してあるミャンマー人料金だ。外国人料金はたぶん7USD。9100チャットくらい。「やったぜ」と心の中でガッツポーズ。チケットに手書きでいろいろ書き込むので時間がかかる。対応してくれた方はチケット売り場の職員というより駅長さんという雰囲気。室内が駅長室って感じだし。 「ミャンマー鉄道は外国人料金があって高い。支払いは米ドルでしか受け付けない」という巷に流布する達人の定説はどうなっているんだ。 |
チケット確保して30分くらい時間あったので駅前でモヒンガー300チャットで食べる。タミンジョーは500チャットだった。ダウェイからダウェイポートに折り返し運転するのかと思ったら始発駅はダウェイポート駅で、そこからの列車到着を待つ感じだった。先日おじさんから聞いた情報と違う。前のページに戻って訂正する余裕なし。 列車は快適に揺れながらモーラミャインへと向かっている。鉄道ファンこそこういう列車に乗るべきだと思う。きっと感激する。ガッタンゴットン、鉄道ってそういえばそうだったと思い出させてくれる。250円でタイムマシンに乗れるなんて夢のようだ |
途中停車駅の売り子から買った春巻きの中身は甘いもち米だった。4個入り500チャットだった。
18:46 2016/01/11
ミャンマー時間
タンビュザヤをでたところ。真っ暗でどこの駅かわからん。今現地時間6時47分。モーラミャインは確かここから65kmだったはずなのであと1時間くらいなのではないか。イェーを出てからは打って変わって地平線まで続く一直線線路になる。
イェーでは列車乗り換えがあったが乗り継ぎ時間は10分ほどだった。真っ暗な中を大揺れに揺れながら列車は進む。何で一直線の線路なのにこんなに揺れるんだ?ミャンマー語の大声での会話が聞こえる。今日の夕日がきれいだった。
10050 MMK+10US$
1USD=118円 100チャット=9円で計算 2084.5 円
ジャングル激走中のミャンマー国鉄3等列車。400kmを250円。一般的に外国人料金が設定されているがなぜか私はミャンマー人料金で乗った。
後日追記:ミャンマー国鉄の外国人料金は2015年から撤廃されてすべてミャンマー人料金と同じに統一されている。
駅前で食べたモヒンガー300チャット(27円)。
ダウェイ駅前食堂でタミンジョー(チャーハン)は500チャット(45円)だった。
ロイヤルホワイトエレファント Royal White Elephant Hotel
1泊 4,200円~ 予約はこちら
M.G.M ホテル ヤンゴン
M.G.M Hotel 1泊 4,700円~
予約はこちら
ホテル ウィンザー ヤンゴン
Hotel Windsor 1泊 5,800円~
予約はこちら
クローバー シティー センター
Clover City Center Yangon
1泊 6,400円~ 予約はこちら
草がわさわさ車内に入り込む
味のある車両
途中駅で乗ってくる売り子
駅弁だお。300kyats(27円)
3等列車に激安ミャンマー人料金で乗車中。
途中駅停車中
線路にぽっとん式
車窓の夕日
途中駅で売り子がゆでトウモロコシを売っている。
春巻きの中身は甘いおもち。4個で500チャット。
行き止まりで隣の車両に行けない。この車両はイェーまで。
葉っぱを揺らしながら激走。
モーラミャイン、ブリーズゲストハウス1泊シングル7US$。