2022年5月9日(月)
ダウェイには2つの鉄道駅がある。なぜか両駅とも町の中心部から遠く離れた何もないのっぱらにポツンとある。それがダウェイ駅(写真右)とダウェイポート駅(写真上)だ。
ダウェイ駅はダウェイの町の中心部から4kmほど東にあり、ダウェイ空港の滑走路の向こう側に位置する。ダウェイ駅の一つ南の駅のダウェイポート駅は町の中心部から南へ4kmにあり、2016年1月現在ミャンマー国鉄南部線の終着駅となってる。
運行列車は1日1本早朝5時40分ダウェイポート駅発ヤンゴン行のみ。厳密には始発点はダウェイ駅で、いったん南方向のダウェイポート駅まで往復折り返し運転して北に向かう。メンテ車庫がダウェイ駅のためらしい。ルートにカーブやアップダウンが多く、線路自体にもメンテナンスが行き届いてないのでスピードが出せず道路輸送に比べて時間がかかる。
料金が安いのが唯一のメリットだが、安いのはミャンマー人料金だけで、外国人には外国人料金が設定されていて安く乗れない仕組みになっている。ミャンマーではフライトにも船にも外国人料金が設定されていて、外国人料金がないのはバスとティンタン(ミニバンバス)だけ。ミャンマー鉄道乗車実録はこちら。 ダウェイ発のミャンマー人列車料金はイェーまで普通1900、1等2350、特等3750。ヤンゴンまで普通5100、1等6350、特等10150。単位チャット。ダウェイからヤンゴンまでミャンマー人料金で普通だと5100チャット(460円)。 |
ダウェイポート駅が列車の運行のある南線の終着駅だが、線路はそのさらに南17マイル先のデアチョッ駅まで続いている。その先の南方向に2016年現在線路はない。ダウェイポート駅南方向の次の駅はシェモーティーでダウェイポート駅からの距離は5マイル。運航休止されていた南部線のイェーからダウェイポートまで列車運行が再開したのは1995年ころとのこと。
日本側は培ってきた最先端の技術を輸出したい。しかし多くの途上国にはそれを受け入れられるインフラと資金がない。出来上がった後のランニングコストも負担になる。それなり金持ち国の台湾でさえ新幹線の破たんがニュースになっている。 現地の要望は最先端の技術でなく、最先端のコストパフォーマンスなのだ。560kmの距離を460円で移動する国で日本の新幹線の料金を払える利用客はいない。時速300kmでなく、時速80kmでいいので今とあまり変わらない運賃で安全運行できるノウハウと技術がほしい。途上国、新興国が日本に求めているものはそこなのだ。 |
ミャンマー鉄道は車体にも線路にも老朽化が進み、メンテナンスも追いつかない現状で現場は行き詰っている。そこを救える日本の技術やノウハウはあるのではないか。鉄道インフラは一度発注すると途中で他国に乗り換えることはほぼできない。その後のメンテナンスや延伸工事、さらに先の高速鉄道化など継続的に発注が続く。インドネシア新幹線で中国が多少無理な条件をのんででも強引に受注にもっていった背景はその辺にあるのだと思う。
20:58 2016/01/04
ミャンマー時間
今日も丸一日雲一つない快晴。ただ涼しかった。昼間でも扇風機が必要ないくらいの気温。今日の最高気温はたぶん30度ない。乾燥しているので爽やか。この時間は初夏の夜といった気温で過ごしやすい。扇風機は一応回っている。
朝からまたおじさんが市内周遊ツアーに連れて行ってくれた。おじさん行きつけの地元のうまい店風の食堂に連れて行ってくれた。今日は財布持って行ったので自分の分は出そうとしたが「いいから、いいから」という感じで受け取ろうとせず。今日もごちそうになってしまった。
ヤンゴンモヒンガーという麺料理だったが、濃厚スープがほかにない独特の味でうまかった。全体的に飯があまりうまくないミャンマーでは麺類とカレーで若干救われる。写真右上はダウェイ駅。
朝飯の後、ローカル市場やテボイ川に架かるカミューキン橋をバイクで案内してくれた。市場でトマト500g買ったら300チャット(27円)だった。おじさんの連日の市内周遊無料ツアーのおかげで公開するネタや画像がたくさんとれた。下痢はほぼ直ったがまだ若干食欲がない。ミャンマーの定食屋の惣菜飯はうまくないのでいまいち食欲が復活しない。昼は食わずに晩は宿近くの地元食堂でダウェイモヒンガーというミャンマー麺300チャットで済ます。 あとは買い置きのバナナとトマトで十分な感じ。下痢と食欲減退のおかげで腹は引っ込んだけど。ここ数日1日の宿代込みの出費が1000円切る日が続いている。今日は681円。 |
ヤンゴンやニャウンウーでは外国人料金から逃れにくく、1日の旅の出費はもう少しかかっていたのでこれは予想外。ワイキキで連日1万円超える出費してたのがもう1年くらい前のように感じる。実際はまだ1か月半前なんだけど。海外放浪のウラシマ効果か。明日ようやく正月連休からあけてATMで金が下せそう。今手持ちのミャンマーチャット2500チャット(225円)。いつものことなんだけど。でもこういう旅じゃないと見えてこないものは多分あると思う。
900MMK+5USD
1USD=120円 100チャット=9円で計算 681円
ワイルドな線路 目視ではっきりわかる程度に線路ぐにゃぐにゃ曲がっている。最初ここは廃止路線かと思って確認したら1日1往復運行しているとのことだった。
ダウェイ駅に残された車両
ダウェイ駅構内
ダウェイモヒンガー300チャット(27円)。モヒンガーがミャンマースープ麺で、コティユがタイ、カウスエが中華。麺自体には三者差がないように感じた。
ヤンゴンモヒンガー400Kyats 今日も朝飯は宿のおじさんのおごり。この地元麺は他にない独特の味で異様にうまかった。
トマト500g 300kyats 27円
バナナ16本800kyats 72円
カミューキン橋からテボイ川を見おろす。経済特区なのにテボイ川にかかる橋が一つしかない。場所によってはかなり迂回するので不便。新しい別の橋の需要は今後多分増す。
ロイヤルホワイトエレファント Royal White Elephant Hotel
1泊 4,200円~ 予約はこちら
M.G.M ホテル ヤンゴン
M.G.M Hotel 1泊 4,700円~
予約はこちら
ホテル ウィンザー ヤンゴン
Hotel Windsor 1泊 5,800円~
予約はこちら
クローバー シティー センター
Clover City Center Yangon
1泊 6,400円~ 予約はこちら
トマト ケアンチャンディ 500gで300チャット(27円)。
揚げパン イーチャ グィ 1個100チャット(9円)。奥の饅頭とウイロウも1個100チャット。