ダウェイ港

ダウェイ港

Dawei Port ダウェイ港

ダウェイ港2016 新物流拠点の現在

ダウェイ港 新ミャンマー庶民派政権下で日本に期待される開発援助とは


ダウェイ港2016 Dawei Port Myanmar


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ダウェイ港2016 タイが切望する新物流拠点

2016年1月3日(日)
インドシナハイウェイの拠点港となる大型タンカーが接岸できるような深海港のダウェイ港は2016年現在存在しない。現在ダウェイ港はダウェイの町南2kmのテヴォイ川沿いにあるが、このページの画像にある通りヤンゴンからの物資輸送の中型貨物船の桟橋といった感じ。

現在大型船はテヴォイ川河川港のダウェイ港までは入ってこれず、48km川下にある河口のシンピューピン港 Sin phyu pyin port の沖にまでしか来ることができない。大型船利用の場合は人も貨物も河口港から小型船でピストン輸送をして沖の大型船に乗せるのだという。つまり各国に注目されている「深海港ダウェイ港」は現状はまだ存在せず、ダウェイの町の南50㎞のテヴォイ川河口にほぼゼロから作り上げるような段階なのだ。

今も河口港のシンピューピン港はあるが大型船が接岸できる港ではない。関空スタイルで湾の沖に人工島でも作り上げるような大規模工事が必要なのだ。



テボイ川 Tevoy river 各船会社がそれぞれ桟橋を持っているような感じ



ダウェイ港の荷揚げの様子


現在のダウェイ港は河川にある貨物港

急激な開発が地元の利益にならない理由

13:59 2016/01/03 ミャンマー時間
先日のインドネシア新幹線のような開発援助であってはならない。あの敗北は明らかに日本のやり方に現地が拒否をした典型例だと私は思う。庶民派政権が長期的に見て本当に地元の利益にならないと判断をしたのだ。途上国の金持ちクラブだけを相手にすると、開発援助はする方の自己満足に終わる。トップが行って金額だけを提示して帰ってくる援助スタイルはもう時代遅れなのではないか。

なぜ金額だけ決めた援助が地元の本当の利益にならないのか。それは「現地ぼったくりマン」と交渉して開発を進めることになるからだ。

間に入って料金つり上げ中間搾取でぼろ儲けをする現地のぼったくりマンが、外国の自社利益最優先の商社と話を進め強引に開発を進めるからなのだ。ぼったくりマンは別名「途上国の既得権益金持ちクラブ」ともいう。一部のぼったくりマンだけが潤い、現地の一般の方々は恩恵を受けることなく苦しめられるだけ。それでは全く援助になってない。



ダウェイ港のヤンゴンからの貨物船の積み下ろし風景


14:30 2016/01/03 ミャンマー時間
ぼったくりマンは外国人だけでなく同じミャンマー人からもぼったくる。そして自分の利益にならない金を持っていない連中を異様に見下す習性があるので、彼らの生活などお構いなしに開発を進める。そのほうが手っ取り早く儲かるからだ。結果、人口の大半を占める貧しい一般市民が苦しめられる。それがこれまでの失敗例開発援助だった。

ダウェイは先日選挙で圧勝したアウンサンスーチー氏の地元選挙地盤でもある。庶民派政権になって既得権益大企業が儲かるだけの仕組みを「それではだめなんだ」と変える地盤は整ったのではないか。

ミャンマーのインフラ開発は鉄道や港湾、高速道路はじめ無数にある。援助というよりインフラ受注は巨額の資金が動くので日本にとっても大きな価値がある。しかし、当たり前のことだが開発援助は大企業の向こう側にいる地元の一般の人々が笑顔になるものでなければならない。


ダウェイ港以外にもそれぞれの会社の桟橋が複数ある。






タイが切望する新物流拠点

マレー半島を迂回せずにタイ、カンボジアを通ってベトナムのブンタウ(南シナ海)にぬけるインドシナハイウェイは日本をはじめ各国の注目する新物流ルートだ。

その中でもダウェイまで300kmの距離に首都バンコクが位置するタイにとって、特に長年切望する念願の新ルートといわれている。300km という距離は山越えはするもののプーケットまでの半分以下の距離だ。

このルートが完成すれば、マレー半島を迂回せず、いろいろ問題のあるマラッカ海峡を通らずに中東からの原油や欧州、アフリカからの物資がバンコクに直接供給される。ダウェイルートで節約される距離と時間と費用はタイにとっては計り知れない。

問題は抱えているものの可能性のあるダウェイが近未来のホットスポットであることは間違いがない。庶民派新政権の舵取りでの開発に期待がかかっている。ダウェイはスーチー氏ゆかりの町でもあるし。



ダウェイ港の積み下ろしの様子


この先48kmでアンダマン海に出る

宿のおじさんのバイクで市内周遊無料ツアー

19:39 2016/01/03 ミャンマー時間

今日の朝、宿のおじさんが港や駅など市内周遊ツアーにバイクで連れて行ってくれた。昨日おじさんにバイク1日5000チャットで借りて自分で駅に行こうとしたのだがたどり着けず。「教えてもらった通りに行ったのに行けなかった」といったら「ようし、そんなら明日朝わしが連れて行ってやろう」という話になった。もちろん無料ツアー。おじさんはATMで金降ろせなくて私が金持っていないことを知っている。

駅にだけ連れて行ってくれるのかと思ったら市内の食堂で朝飯までごちそうしてくれた。

そしてその後市内の南にあるダウェイ港まで連れて行ってくれた。結構わかりにくい場所にあって自力では見つけにくそう。港といっても各船会社の桟橋あちこちあってどれも港に見えなくもないし。とてもインドシナハイウェイの拠点港には見えず。ヤンゴンからの貨物船が荷卸しをやっていた。


ダウェイポート駅からダウェイ駅へ

ダウェイ駅とダウェイポート駅


港からの帰りにダウェイポート駅による。ダウェイには2つの駅がありダウェイ駅とさらにその南4kmにダウェイポート駅がある。

ダウェイポート駅はミャンマー国鉄南線終着駅。線路はその先に延びているも運行はされおらず。こういうところ日本の出番なんとちゃうんか。金になる高速鉄道売り込みだけが日本の鉄道技術輸出じゃ寂しくないか。1日1本だけのさびれた駅にド快晴の空はシュールなフレイバー。

続けてダウェイ駅にも行ってくれた。昨日は手前500mのところで道を間違えていたようだった。だってあんなわかりにくい道説明聞いただけで行くの無理だ。バイタク使えば簡単だけど。味のある駅の写真がだくさん撮れた。

ATMが使えず手持ちの現地通貨なく、加えて食中毒症状で食欲なく帰ってお昼寝して1日パソコンいじり。晩に宿の隣の地元食堂で地元麺食ったら300チャット(27円)。バナナ16本ついたのを一房買ったら800チャット(72円)だった。今日1日の出費宿代込みで699円。



ダウェイポート駅一つ南の駅はシェモーティー。線路はあるが運行していない。こういうのって日本の出番なんじゃないのか。

ダウェイ 2016年1月3日(日)快晴  炎天放浪 35日目

出費詳細
地元麺300 バナナ16本800
宿泊代
ルージーミンゲストハウス LU GYI MIN Guesthouse 5USD
合計

1100MMK+5USD

日本円合計

1USD=120円 100チャット=9円で計算    699 円

1 JPY = 10.8110 MMK / 1 MMK = 0.09250 JPY
1 USD = 1,306.83 MMK / 1 MMK = 0.0007652 USD
1 USD = 120.88 JPY / 1 JPY = 0.008273 USD     2016/01/02 6:59


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ダウェイ


ダウェイ港 ヤンゴンからの船



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宿のおじさんと私。今日朝バイクで市内をいろいろ回ってくれた。



朝おじさんがおごってくれたシャンカウスエ。



テボイ川沿いの馬車



ノーリードわんこいっぱい


テボイ川


ダウェイ港近くの船会社桟橋


ダウェイ港で


下痢で若干メタボ解消。ダウェイ駅で。


正月で金が下せないカンボーザ銀行ATM。現地通貨がない。米ドルもない。


ダウェイ郊外



ダウェイ郊外の踏切


ティーキーへの道


市内アスファルト工事で渋滞中


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