漓江下り現地ツアー 桂林の町には中山南路を中心に数え切れないほど旅行会社がたくさんあり、そのどこでも漓江ツアーを扱っている。セレブ料金と庶民料金があるが、ツアーの内容は同じ。ガイドブックには外国人はセレブ料金でしか参加できないと書いてあるが、そういうことはないようだ。料金は240~245元(3600~3700円)。 私の実際のツアー中、欧米人ばかりを乗せたセレブツアーの船を見かけたが、特別デラックスな仕様は何もなかった。食事が若干違う程度らしい。宿泊の宿に頼めば次の日の朝8時宿発のツアーに参加できる。 |
夜明けの陽朔。こういう風景は陽朔に宿泊しないとお目にかかれない。 |
参加できなかった闇ツアー 余談だが160元(2400円)の闇ツアーなるものがあって、客引きのおばちゃんが扱っている。安いので参加しようとしたが2日続けて当日キャンセルされたのであきらめた。こちらはなぜか午前11時発。おばちゃんは必死で参加できるように奔走してくれてたが、どうやらツアー主催者が外国人を参加させて面倒を起こすのを避けてる感じだった。天気も悪かったのでちょうどいい晴れ待ち期間がとれた。桂林は雨の多い時期ではないのにとにかく天気が悪い。日本からツアーで来る場合は晴れ待ちなんかできないから、雨だろうが雪だろうがツアーは強行される。山水画のようなかっこよく雲のかかった曇りならいいが、残念ながら単なるテンションの低いドン曇の場合が多い。 テンションの低いドン曇の例 おばちゃんは前払いだったツアー代金はちゃんと返してくれた。持ち逃げされてもおかしくない状況だったのに、その辺は結構良心的だった。キャンセルの時もちゃんと時間には宿に現れて説明してくれた。こっちが聞き取れない時には何度でも繰り返し状況説明してくれるので、中国語会話の練習にはなる。おばちゃんは通常の245元ツアーも扱っている。 ツアー参加で陽朔に泊まるには 桂林宿泊は晴れ待ちで仕方なくという場合を除いて、あまり長居することはおすすめしない。あの独特の山の景観は桂林市内ではほとんど接することができないので、漓江下りの終点の町「陽朔」に滞在する方がいい。ツアーは通常、陽朔まで船で下って、帰りはバスでまた桂林まで戻ってくる。だから陽朔に宿泊するには事前に陽朔に泊まることをガイドに伝えて、帰りのバスをキャンセルする。夕暮れ時や夜明けの様子は陽朔に宿泊しなければ見ることはできない。陽朔は中国語の簡体字では「阳朔」と書く。読みは「ヤンシュオ」。 桂林を出る前に成都へのエアの手配を(九寨溝へ向かう場合) 陽朔に宿泊する前、桂林にいるうちに成都へのエアの手配をしておけば、出発日まで陽朔に滞在でき、陽朔から直接桂林の空港へ向かうことができる。桂林から成都まではバスや電車でも行けるがとても時間がかかる。ビザなし15日以内での放浪には現実的ではない。エアで安く行くには夜発の夜間割引料金の便を使う。桂林市内の無数にある旅行会社で購入できる。エア関係は結構英語が通じる。クレジットカードは使えない。料金詳細は以下の通り。 |
●桂林ー成都(片道) 正規料金 980元+諸税150元 夜間割引料金 590元+諸税150元 |
計 計 |
1130元 740元 |
(16,950円) (11,100円) |
夜間割引には段階的に何通りかの料金があり、流動的。一般的に夜遅いほど安い。740元のフライトは夜の9時20分発。成都には夜の11時過ぎに着くが、そんな時間でも簡単にバス(10元)で市内へ行けるので問題はない。 |
漓江下りツアー内容 朝の7時宿発ってことでスタンバってたのに迎えが来たのは8時過ぎ。ガイドのおばちゃんが宿まで迎えにきてくれる。その後ワゴン車で数件のホテルを回り、船着場へ。結構遠く小1時間かかった。ワゴン車の中は私以外すべて中国人。車内での早口の中国語ガイドはほとんどわからんかった。この手のツアーのお約束、わけのわからんおみやげやに強制連行。そこで30分無駄に時間を過ごす。庶民ツアーの船着場は、セレブツアーの船着場と違っていて、かなり桂林寄りにある。 出航は10時半。いろんなとこから集まってきたツアー客が船に乗り込み1隻に50人は乗っている感じだった。ほとんどが中国人。日本人は私一人。東南アジアのツアーでは大勢いる欧米人もこの船には2~3人。船は私たちの船以外にも10隻以上いて、次々に出航していた。他の船には結構欧米人の姿があり、安いツアーは外国人禁止ってのはどうやらガセっぽい。座席は指定で決まっている。ただ見所ではみんな屋上に上がってしまうので通路側でも特に支障はない。安いので食事は別料金かと思うも、しょぼいなり昼飯は無料ででる。陽朔到着は確か午後2時頃。桂林ー陽朔は直線距離で80kmある。 |
陽朔(ヤンシュオ)の宿 安宿の集中する「西街」という通りまでは船を降りて10分ほど歩く。バス通りの「蟠桃路(Pantaolu)」の山側にも30元くらいの宿がいくつかある。以下私が泊まった宿。 ●西街8号旅館(住所も名前と同じ) 電話:0773-8820118 トイレシャワー、TVエアコン付ツイン1泊 40元(600円) |
桂林と違って陽朔の宿はコストパフォーマンスがいい。 |
以下は名刺だけもらった宿情報。 ●Mokeyjane's Guest House 住所:蓮峰中巷(Lianfengzhonxian)28号 シングル40元 ドミ15元~ 電話:0773-8821603 携帯:13877372256 |
陽朔発福利(フーリー)往復いかだツアー 陽朔にもツアー会社がたくさんあり、いろいろなツアーを催行している。また宿から漓江まで歩いて2~3分で行ける。おすすめなのはその川べりに客待ちしてるいかだを使って、桂林とは反対方向の「福利」まで漓江をさらに下るツアー。船頭さんに直接か、川べりに出ると寄ってくる客引きおばちゃんと交渉する。福利まで往復2時間で1艘あたり100元。上と左の写真はその時に撮った画像。当日の天気を確認していかだを頼むので確実に晴れの画像が撮れる。また朝方など他に船も人も全くいないプライベート漓江を味わえる。福利に宿は無いそうだ。 陽朔から桂林まで 夜9時20分発の夜間飛行便なら午後5時頃陽朔を出れば間に合う。チェックアウトタイム12時なので宿とは要交渉。半日分払えばだいたいOK。桂林まではバスを使う。15元。所要1時間25分。陽朔のバスターミナルは西街通りを奥に進んでバス通りまで出て右へ300m。バスは連なっていたので次から次に出ている感じだった。 |
桂林から桂林の空港まで 陽朔からのバスは桂林駅前に着く。空港は桂林の南西30kmにある。市内からは民航大厦から30分おきに空港行きのミニバスが出ている。20元。所要30分ちょっと。桂林駅から民航大厦へは歩いて20分くらい。陽朔を5時に出れば桂林の地元食堂で晩飯食って空港行っても十分間に合う。空港ではミネラルウォーターとか高いので桂林で事前に買っておいた方がいい。市内で買うと600mlペットボトルが1元。 |
福利への往復ツアーはこのいかだで行く。 |
陽朔のおみやげ 荷物が増えるだけなので買い物は極力しない私だが、 ついつい買ってしまった中国緑茶と烏龍茶。陽朔はお茶の名産地で日本の静岡のようなところ。お茶専門店がいくつもあり、試飲ができる。左の缶入りが緑茶1缶100g35元(525円)。右の袋入りが烏龍茶500gで90元(1350円)。私の宿代より高いのだがめちゃめちゃうまい。そのほかには面相筆が安い。日本の10分の1の値段。 |