ミャンマー南部縦断道路

ミャンマー南部縦断道路 コータウンからミェイ、ヤンゴンへ

Myeik Tanintharyi

コータウンからミェイ、ヤンゴン

コータウン港

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ミャンマー南部縦断道路 Indian Ocean Travel

2019年現在ミェイから南へコータウンまでの道路の完全舗装が完成し、大型バスの運行が可能になった。かつて20時間以上かかると言われたミェイ~コータウン間の山道悪路が、所要10~12時間で行けるようになった。現在多数の現地バス会社がヤンゴンからモーラミャイン、ダウェイ、ミェイ経由コータウン行の大型バスの往復運行を始めている。これに伴いかつての地元民移動の主流だったコータウン発のミェイ方向行フェリーも運航停止した。

ただミェイ~コータウン間は舗装はされても急カーブとアップダウンの続く狭い2車線山道であることは変わりないので、平地のタイ側高速自動車道のようなスピードは出せない。




コータウン郊外からミェイへ向かう長距離バス。終点ヤンゴン。

コータウンからヤンゴン 南部道路完全舗装

コータウン~ミェイ間の山道道路移動は現在、小回りが利き、スピードの出せるミニバンバスと大型バスの2種類の方法がある。

料金はミニバンバス(ティンタン)25万チャット。大型バス15万チャット~。所要はどちらも10~12時間。

ただミニバンバスは宿泊のホテルまでピックアップしてくれ移動先でもターミナルでなく指定のホテル前まで行ってくれる。コータウン港でボートを降りた場所からでも乗ることができる。大型バスは各都市で郊外にあるバスターミナルまで自力で行かねばならない。



コータウンからミェイに向かう道 カーブが異様に多い


コータウンバスターミナル。コータウン港から4kmほど。

ミェイ

18:06 2019/12/27
ミャンマー時間
今ミェイ行のミャンマーローカルバスに乗ってジャングル山道を疾走中。もう外は真っ暗。舗装は完全にされているのだが延々といろは坂急カーブが続く山道でスピードが出せない。午後14時発の予定が2時間も遅れて16時出発になる。

理由はバイク5台ほど梱包してバスに積み込むのに時間がかかったため。12月27日なのでバスは満員だが3分の1後ろはバイクに占拠されている。バスにバイクが積めることを今日初めて知った。ミェイまでは8時間と聞いていたのに、乗る前に確認すると15時間かかるらしい(実際は12時間だった)。到着は明日の朝。5時に着くと言っていたが2時間遅れたので朝7時到着か。予想外の修行モード。乗客は私以外すべてミャンマー人。イヤホンには乃木坂。いつもの調子が出てきた。

このバスはなんとヤンゴンまで行くらしい。ミェイまで12時間ならたぶんヤンゴンまでは24時間くらいはかかる。運転手は2人態勢で今乳首丸見えのランニングシャツ着た真っ黒なお兄さんが運転している。私の黒さはタイ人には勝っていたがミャンマー人には負けてる。ミャンマーにはアフリカ黒人のような真っ黒な人達がいる。

対向車も追い越す車も追い抜く車も皆無。漆黒のジャングル山道をミェイに激走中。気合いの入った年末だぜ。



コータウン発のバスの料金。別の高いバスもある。たぶんここが最安。私はミェイまで上の表示と同じ15000ksで乗ったので、外国人料金はないようだ。外国人料金は消滅の方向へ。ボウピン1万ks、ペロー2万ks、ダウェイ22000ks、モーラミャイン3万ks、ヤンゴン32000ks。毎度おなじみ誰が必要としているんだ情報でした。





ミェイ 2019年12月27日(金) 晴 旅29日目

出費詳細
ミェイバス15万 コータウンバスターミナルバイタク1500 チップ500 バスターミナル食堂カレー1000 水300 ネスカフェ缶コーヒー800 ファンタグレープペット500 サービスエリア定食1500 コカコーラ350ml 500
宿泊代
車中泊 0チャット
合計

ks( 円)

1円= 13.5322ks /1ks =0.07390円 2019/12/27 21:02
1チャット=0.073 円で計算


ミェイまでの山道を行くヤンゴン行バス


11:06 2019/12/28 日本時間
コータウンからバスで12時間、ミェイに今朝早朝到着。夕方16時発未明4時着。予想外に夜行便になる。15000チャット。激動の1日でとても書くのが追い付かず。チャイピャンホテル満室でチェックインできず。混雑はミェイにまで及ぶ。ミャンマー人観光客が多い。安宿思うように確保できず3万チャットもする高級ホテルに宿泊中。2190円なんだけど。コータウンからヤンゴンまでのバスが複数運行しているなんて初めて知った。ミャンマー縦断道路だ。ネタの宝庫のミャンマー。今日は1日ゴロゴロして夜行バス移動の睡眠不足解消する。


コータウンの坂道 2019年12月27日


12月28日ミェイで豪雨。30分のスコールだが別世界に急変。

激動のミャンマー南部縦断バス実録

19:39 2019/12/28 日本時間

いま強烈なスコールがあってやんだところ。停電中。スコールのせいでエアコン不要の涼しい風が吹く。エアコン部屋でも停電じゃ意味ないし。というかエアコン部屋には風がないので私は風のあるファン部屋のほうが居心地はいい。

何とか窮地脱出。ぼーっとしているうちにいつの間にかもう28日。年末混雑シーズンで宿確保に面倒が来襲し、1泊2000円以上の宿に追いやられるピンチに。ミェイなら混雑は関係ないかなと甘く見ていたら地元ミャンマー人観光客のなだれ込みでコスパのいい宿に空きがなくなる。昨日は土曜のせいもあり。今朝バスの到着がまだ暗い朝4時だったのも災いした。






ジャングルを疾走する韓国や日本製の中古バス。

今の宿に潜り込んでお昼寝してから明日以降の宿捜索。再度チャイピャンホテルに向かう。すると今朝は満室と断られたが、明日以降なら15000チャットの部屋に空きがあるらしい。今の宿の半額だ。また前回120US$と言われてあきらめたミェイ沖の島々のツアーが今は90$で毎日催行されているらしい。しかもクレカ払いができるとのこと。

後は現地通貨の確保だ。年末年始のミャンマーの銀行はATMが使えなくなる場合がある。ミャンマーのATMは年中無休24時間ではないのだ。もう12月28日なのでそっちもやばい。カンボーザ銀行ATMでやってみると取引できないの表示。CBバンクでもできず。年末のATM利用不可時期に入っちまったかと気をもむ。1月に入ると1月4日がミャンマーの休日で銀行休日になり現地通貨がないのに1月5日までおろせなかった過去の苦い記憶もある。なんでATMに休みがあるんじゃ。

地元デパートの入り口付近に先日問題なく金が降ろせたAYABANKのATMがあったのでそこでやると無事20万チャットの札束が出てくる。5000チャット札が40枚の札束で出てきてとたんに大金持ち。何とかミェイで平和に正月が迎えられそうだ。停電はまだ復旧しない。エアコン部屋に余分に払う意味ないじゃん。


コータウンバスターミナルのチケット売り場

激動のミャンマー南部縦断バス実録

17:36 2019/12/28
ミャンマー時間
昨日の激動のコータウンからミェイへの陸路北上についての悶絶報告。コータウンからミェイまでの陸路移動は大まかに2通り。ミニバンバス25000チャットか大型バス15000チャットか。ミニバンバスは宿泊ホテル前まで来てくれるが、大型バスはバスターミナルまで行かねばならない。もちろん私はバスの選択をする。所要は12時間だった。

コータウンのバスターミナルはペンギンホテルから3.6kmあり、歩くつもりでバスの出発の3時間前の11時にホテルをチェックアウトしバスターミナル方向へ歩き出す。

大通りに出るところに地元バイクタクシーがいたのでターミナルまでいくらか聞いたら1500チャット(110円)で行くという。拍子抜け。そのままそのバイタクに乗ってバスターミナルへ。坂とカーブが多いせいか3.6km以上あるように感じた。歩かずに済んだのはラッキーか。

ただ出発3時間前と早すぎる到着。チケットは朝にすでに地元ツアー会社で確保済み。バスターミナルで食事して近くを散歩して出発を待つが3時間は長すぎ。そしてさらに輪をかける災難が。14時発のバスが積み込みバイクの梱包の遅れで16時発に。安いローカルバスは地元宅急便も兼ね、その荷物はバイクのような大型のものもある。しかも5台。バスの後方の非常口から無理やりバスに積み込み座席後半3分の1は新車バイクに占拠される。3時間早くバスターミナルに来た私はバスターミナルで5時間待たされる羽目に。



コータウンバスターミナルは坂を下りたくぼ地にある。

ミャンマー南部縦断バス実録

16時発ということは実質夜行バスで車内泊になる。しかも所要12時間なのでミェイ到着はまだ暗い朝の4時。ミニバンバスにはバイク輸送を兼ねることないので安いローカルバスにはこういう難点がある。先を急ぐわけでなく地元の子供と語学研修兼ねて遊んでいたので別にいいけど。

しかしよく考えると時間通り14時発だったらミェイは深夜2時着。深夜の場合ミェイの地元ホテルは開いていないのでダウェイ(到着はミェイ+6時間後)以降でない場合はミニバンバス利用のほうがいいかも。所要12時間だが食事を含めた途中休憩が頻繁にあり、バスの修理で30分ほど停車もしていたのでそれらがなければバスの運行時間は実質10時間ない。私の乗ったバス内にトイレがないので休憩は仕方ない(あるものもある)。またエアコン車とポスターにはあったがエアコンなく窓を開けての夜風ビュンビュン走行だった。深夜は寒くて上着を着た。

到着時ミェイは真っ暗。バスターミナルでなく市内のデパート前で降ろされる。近くにバイタクいたので前回泊まったコスパのいい安宿チャイピャンホテルに1000ksで行くというので乗り込む。到着時バスの位置がわからなかったのでバイタク利用したが徒歩15分くらいの距離だった。

お約束で港経由遠回りでチャイピャンホテル到着。するとなんと鍵がかかっている。ミャンマー地元安宿のフロントはタイの地元ホテルのように24時間態勢ではないのだ。4時15分頃なので待ってもよかったが、ネタにもなるので違う安宿をバイタクに連れて行ってもらう。市内をまたいでかなり遠い地元宿へ。カギはかかっていたがおじさんがいて4人部屋を一人で使って15万チャット。独房でまだ前客のベッドがぐちゃぐちゃ状態の部屋。10万なら泊まる交渉するが拒否されたのでチャイピャンホテルまで戻ってフロントが開くのを待つことにする。



バジャイ疾走コータウン

1000ksといったバイタクは乗り回したからとごねて2000ksだと言い出し、小銭なく5000札渡したら2000しかおつりよこさず。気分悪いのでチャイピャンホテルまでは暗い中わんこバトルしながら歩いて行った。フロントあくまでどうせ時間あるわけだし。ちなみにバス降りた場所から徒歩1分にある40US$のホテルグランドジェイドは24時間フロントは開いているので格安地元宿にこだわらなければこういう面倒はない。というか予約サイト使えよとは思うけど。

再度行ったときにはホテルの鍵は開いていて明かりもついた。声を出して人呼ぶが反応なし。フロント前で蚊に刺されながら30分ほど待つと人が出てきたので部屋をチェック。なんと満室。12月27日。もう年末混雑シーズン。しかも土曜日。

その後徒歩でさっき1万5000ks提示したホテルの戻ろうとするも探し出せず。仕方ないのでバイタク使って安い地元宿へと言ってたどり着いたのが今のサンゲストハウス。エアコン部屋1泊3万チャット。ちなみにチャイピャンホテルファン部屋は1万5000チャット。バイタクはかなり乗り回したが2000ks。ただフロントで紹介料1000 ks もらっていた。激動のミャンマー南部縦断バス旅だった。



コータウンバスターミナルから歩いて行った海岸

バスの車内に荷物放置して飯食っていたらスマホ盗まれた。今まで欧州組に囲まれる環境にいたので荷物放置する癖が向けてなかった。10万円のiPhoneならへこむも9400円のスマホなのでまた買えばいいかとあきらめる。DoCoMoの1か月分の利用料だし。WIFIのみで毎月0円で使って6カ月。もう十分その金額分使ったとも思う。盗難被害はスマホだけ。荷物は常時携行すべきだったと反省。

ミェイ 2019年12月28日(土) 晴一時雨 旅30日目

出費詳細
ミェイ到着バイタク3000 2000 コカコーラペット600ml 600 アボカド1個1000 カットパイナップル3切れ500 タミンマオ2500 2000 チャイェ500
宿泊代
サンゲストハウス 3万チャット
合計

ks( 円)

1円= 13.5322ks /1ks =0.07390円 2019/12/27 21:02
1チャット=0.073 円で計算
AYABANK ATMで20万チャットおろす

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私の乗ったコータウン発ヤンゴン行のバス。ヤンゴンまで3万2000ks(2360円)。所要30時間の修行バス。私はミェイまで乗って15000ks、所要12時間だった。




インド洋トップ

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バイクの梱包とはこういうこと。おじさん一人で5台分やるので出発2時間遅れる。これをバスの座席の後ろ3分の1に詰め込む。


ペンギンホテル無料朝食


私はバスターミナルでなくコータウン市内のチケット売り場でチケット買った。


過積載ミャンマー版


 ミョーシュエダウェイ社の
 バスチケット



 ミャンマーのわんこは
 自由だ


 ミョーシュエダウェイ社
 私の乗ったファンキーバス



バスターミナル食堂でミャンマーカレー1000ks(74円)別皿にすると1500ks。


コータウンの道端で


コータウンの坂道


コータウンの宿近くからバスターミナルまで4kmを1500ks だったバイタク。500ks チップであげた。


少年が撮ってくれた


サービスエリア飯2000ks


ミェイ初日宿サンゲストハウス1泊3万ks:2190円


28日20万チャットおろす。札束で財布が折曲がらず





コータウンバスターミナル





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