2015年12月13日(日) カンタン Kantang とはタイ南部、トラン県カンタン郡にあるトラン川沿いの港町。トランの南西25kmにある 。タイ国鉄カンタン駅はトゥンソンよりハジャイ方面行の本線から分岐するカンタン支線の終着駅。 カンタン支線の駅はトゥンソン、 ティワーン、フワイヨート、トラン、カンタン。現在運行している旅客列車はホアランポーン駅発着夜行快速(Rapid)1日1往復167、168のみ。同支線に入るもう1本の急行(Express) 83、84はトラン止まりで折り返す。バンコク駅からカンタン駅の距離866.13km、定時運行の場合、所要16時間50分。 |
またカンタンには鉄道駅から500mの河岸に貨物専用のカンタン港がある。河口港というには海まで若干遠く12km。カンタン駅はかつてカンタン港からの海運物資の輸送拠点駅だったが、現在陸運部分は鉄道からトラック輸送に取って代わった。
昨今注目されるマレー半島避迂回ルートはスラタニ(ドンサク港)やナコーンシータマラート~カンタンでもいいのではないか。このルートなら陸路輸送部分の距離が短く、4か国を通過するブンタウ~ダウェイより、煩雑な利権の絡む諸々手続きはタイ1国で済む。
欲張ってダウェイもカンタンも両方ともいう選択もありか。競争させたほうが現地の利権をむさぼる方々が天狗になってあぐらをかかない。「インドシナハイウェイ」ならぬ「マレー半島横断ハイウェイ」構想。新興国のインフラ開発可能性は無数だ。中国が南沙諸島で頑張るのは地下資源のほかにこの辺の権益もあるのかも。
19:09 2015/12/13 タイ時間
トランの南25kmのカンタンに移動。今カンタン駅から150mほど離れたシリチャイホテルに宿泊中。1泊250THB。晩飯にポークソテーと肉野菜炒め定食同時に注文、いつになく贅沢して満腹。
さらにセブンイレブンで買った甘々ネスカフェ缶コーヒーとポテチを食べて天井ファンの風に当たる。追い打ちをかけるように気温28度。こりゃあたまらん至福のひととき。
今日はカンタンについて宿確保してからまたお昼寝爆睡。まだクラダン島サバイバルの疲れが完全に抜け切れていない。昼寝すれば夕方には元気戻るんだけど。
カンタン行を決めたのは昨日の夜。10時36分発のカンタン行列車でたった5バーツでカンタンまで行ける。距離は25kmで所要30分ほど。トランからカンタンにはソンテウもロットゥーもない。かつてロットゥーあったが、利用者が少く、ロットゥー定員の14人の人数が集まらないので廃止された。今は5人集まれば採算とれる乗り合いタクシーが1人35THBでバスターミナルから出ている。
朝起きて朝の転送がてら駅で5バーツチケット買う。バンコク赤バス 6.5 THBより安い鉄道3等チケット。しかも1日1本だけ。カンタンは南支線の終着駅。一般観光客には見向きもされない何もないタイの田舎町。これだけ私的旅情をそそるコアな要素そろえば乗らないわけにはいかんだろ。 列車番号167指定して「チケットくれ」というと、窓口のおじさんがスマホで何やらチェックしている。運航状況を確認しているようだ。「1時間ほど遅れてくるけどいいか」という。その事情よくわかっているので「構わないのでチケットくれ」と返す。しかし遅延の確認は自社のシステムでなくてスマホで確認とは香ばしいぞタイ国鉄。 |
5Bチケット確保してコーテンホテルに戻る。バンコク発なので1~2時間は遅れてくるだろうと予想しパソコンいじり。宿のチェックアウトは列車出発時間の5分前。しかし宿を出て駅に近づくと構内アナウンスが聞こえてくる。なんと私の乗る列車がほぼ定刻通りに到着してやがる。あわてて駅までダッシュ。さっきの「1時間遅れてくる」の案内は何だったんだ。私が駅に着くとほぼ同時に列車到着。実際はトランでの停車時間が5分ほどあるので余裕はあったんだけど。
出発もほぼ定刻通り。「どうせ遅延1時間だ」とホテルでごろごろしてなくてよかった。出発後は結構なスピードで単線レールを快走。線路間際の木の葉や草が開けた窓からバサバサ入ってくるほど接近して生い茂っている。列車は所要30分ほどでカンタン駅に到着。 ホテルは駅前にあると聞いていたが駅前には食堂だけ。少し港方向へ歩いたところにホテル見つける。せっかくここまで来たのでほかにないかと歩き回るが見つけられず。結局最初に見つけたそのホテルにチェックイン。思ったより清潔でそこそこ快適。ネット環境はないので今日の日記は公開できず。 |
514 THB
1THB=3.4円で計算 1,748 円
13:35 2015/12/14
今南支線終着駅のカンタン駅でバンコク行の列車の到着を待っている。駅に付属のちょっとおしゃれなコーヒーショップにWi-Fiあるので45THBのアイスモカ頼んでびー旅転送。宿は完全地元宿でネット環境なし。周辺にもネット屋なかったのでトランに帰って転送しようと駅でチケット買ったら駅のコーヒーショップでWi-Fiの看板みつけ転送。
折り返し列車はバンコク発なので多分遅れてくる可能性が高い。店内はエアコン効きすぎ状態。アイスモカは豆引いたコーヒーでうめえ。だって40Bって野菜炒め定食より高いコーヒーなのだから。しかし地元のタイ人がこの高いコーヒーを結構次から次に買っていく。みなさん今の私よりずっとお金持ち。
408 THB
1THB=3.4円で計算 1,388 円
カンタン Kantang 駅 ここでレールは途切れている。機関車時代の転車台は脇にあるが、廃墟を期待してきたのに遊園地みたいで期待はずれた。
カンタン港は貨物中心の港。海につながる河口港。
トラン~カンタン5THB(17円)
カンタンまでの3等列車車内
びー旅ロード2015
投稿情報2013~2015
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カンタンの現在宿泊中の宿。シリチャイホテル1泊250THB。
健康に悪そうなビッグコーラストロベリー505ml、13THB。今は亡きストロベリーミリンダの味
ビッグコーラには1L、505ml、360mlとある。それぞれ20B、13B、10B。コカコーラやペプシより若干安い。ローカロリー版ないのでメタボにはよくない。
12月13日の晩は豪華だった。
カンタンでも5B寿司。トラン~カンタン3等はこのちっこい寿司1個の値段で行ける。
14日カンタンでの朝飯30THB
カンタンのコーヒーショップのWi-Fiでびー旅転送
いい感じにノスタルジック
トランへ
おーいお茶25THB。味は普通の日本のペットボトルのお茶の味。もちろん砂糖なし。伊藤園のバッタもんではたぶんない。
カンタン駅はラブステーションなんだそうだ。
今日14日の晩飯フライドチキン。トランは夕方早い時間に安い地元食堂がみな閉まってしまう。夜営業している食堂はみな高い。