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びー旅ロード006 「ポネローヤ伝説」
旅に関するいろいろ びー旅ドットコムコラム
◆006ポネローヤ伝説 ニカラグア 2008年4月26日(土)    ロード001


ポネローヤ ニカラグア
中米ニカラグアの地元ビーチリゾートにポネローヤという町がある。ホンジュラス国境に近くリゾートというには観光客も少なく寂れた田舎町といった風情。2004年4月にメキシコのカンクンからベリーズ→グァテマラ→エルサルバドル→ホンジュラスと国境を越えてバスを乗り継いで放浪していた時のこと。ポネローヤの居心地はそんなに悪くないので何泊かしていた。
      
太平洋に面していて私の滞在中ずっと海は荒れていた。波乗りには手ごろなサイズだったのでレンタルボード探すもビーチには全くなし。ビーチや近くの海の家のような所をあたりまくって何とかサンディエゴから車でサーフトリップで下って来ていたサーファーのあんちゃん2人組み見つけだす。で、彼らと交渉してボード借りて波と格闘した。1日借りて100C$(6.4US$位)。3mはあろうかという台風の海状態でビーチは独占だった。ただ海のきれいさでいうとイスラムヘーレスなどのカリブ海のテンションはなく、きれいなことはきれいなのだが日本の海レベルでビーチとしてはいまひとつだった。

その時の宿はクレジットカード払いできるのに昼間ちょくちょく停電するボロ宿。15$は高いと感じた。出発前日にすぐ近くにシングル1泊70C$(5$位)のさらに気合の入ったボロ宿見つけて敗北感味わった。

周辺の情報を宿の親父からいろいろ聞いていた時のこと。「この辺にビーチ以外で何か面白いスポットないのか?」と言うような話になった時、「ブルース・リー、ブルース・リー」とその宿の親父が思い出したように唐突に連呼する。最初は何を言っているのかよく理解できなかった。ただかなりしつこく気合を入れて話をするのでファンなのかな?と勝手に推測。しばらく耳を傾けて聞き間違いか?と思う話の内容。「この町の近くにブルースリーがいる」「なんだそっくりさんか?」「いや本人だ」…「ははは」と受け流す。だが親父はふざけた様子はない。「ブルースリーは死んでいない」「おじいさんになってこの町の近くで余生を送っている」…「はあ?」… それを聞いた時にはまともに取り合う気もなく「くだらんジョークはいいからマナグア方向へのバスの情報を教えてくれ」となんとなくやり過ごした。

ところがポネローヤを後にして数日たってふと考えた。暗殺事件当時のブルースリーが深刻なトラブルに巻き込まれて、それを回避するためになんらかの方法で殺されたことにして中米に逃れ、そしてその後身を隠したまま今この時代に生きて余生を送っている。…つじつまはあわない訳ではない。「羊たちの沈黙」のラストシーンでレクター教授の身を隠す場所も中米っぽいとこだった。義経が北海道からモンゴルに渡ってジンギスカンになった伝説に通じるものがなくもない。ただ親父のまじめな顔をしてのきつめのジョークだった可能性も高い。今となっては確かめようもないが。「ブルースリーは生きていて、中米の田舎町で余生を送っている?」信じるか信じないかはあなた次第…

ニカラグア コーン島

ブルースリー:いわずと知れた世界的な有名アクション俳優。1940年11月27日生、1973年7月20日香港で死去ということになっている。暗殺されたとも、麻薬中毒死とも言われるが、その死の原因や真相は明らかにされていない。生きているすれば今年68歳。

 
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